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『スクール・オブ・ロック(原題:School of Rock)』は2003年公開のコメディ映画。ミュージシャンでもあるジャック・ブラックが破天荒なロッカー教師を演じるコメディで、2016年にはアメリカで映画を基にテレビドラマ化もされたヒット作品です。
『スクール・オブ・ロック』の作品情報
原題 | School of Rock |
監督 | リチャード・リンクレイター Richard Linklater |
脚本 | マイク・ホワイト Mike White |
公開 | 米:2003/10/3 日:2004/4/29 |
上映時間 | 109分 |
興行収入(世界) | 約1億3110万ドル |
『スクール・オブ・ロック』のキャスト
- デューイ・フィン Dewey Finn
- ジャック・ブラック Jack Black
落ちこぼれロッカーで、子どもたちとバンドを組む熱血教師 - ロザリー・マリンズ Rosalie “Roz” Mullins
- ジョーン・キューザック Joan Cusack
厳格だが心優しい名門小学校の女性校長 - ネッド・シュニーブリー Ned Schneebly
- マイク・ホワイト Mike White
デューイの親友で実直な学校教師 - パティ・ディ・マルコ Patty Di Marco
- サラ・シルバーマン Sarah Silverman
ネッドの恋人でデューイに厳しい現実主義者 - ケイティ Katie
- レベッカ・ブラウン Rebecca Brown
バンドでベースを担当する物静かな少女 - サマー・ハサウェイ Summer Hathaway
- ミランダ・コスグローヴ Miranda Cosgrove
優等生でバンドのマネージャーを務める - ザック・ムーニーハム Zack Mooneyham
- ジョーイ・ゲイドス・Jr Joey Gaydos Jr.
バンドのリードギター担当、才能ある少年 - フレディ・ジョーンズ Freddy Jones
- ケヴィン・クラーク Kevin Clark
ドラム担当のやんちゃな少年 - ローレンス Lawrence
- ロバート・ツァイ Robert Tsai
キーボード担当の内気な少年 - トミカ Tomika
- マリアム・ハッサン Maryam Hassan
驚異的な歌唱力を持つ少女、バックコーラス担当 - テオ Theo
- アダム・パスカル Adam Pascal
デューイをバンドから追い出したNo Vacancyのボーカル - アリシア Alicia
- アリーシャ・アレン Aleisha Allen
バンドでバックコーラスを務める明るい少女
『スクール・オブ・ロック』のあらすじ(ネタバレ)
主人公のデューイ・フィンは、ロックバンドの元ギタリストであり、現在は無職で生活に困っている。彼は親友のネッドとそのガールフレンドパトリシアの家に住んでいるが、生活費を稼ぐために、急遽、ネッドが働く小学校で臨時教師の職を得る。しかし、音楽に全く興味のない小学生たちにロック音楽を教えるという自分勝手な思惑を持ち、授業を始める。
最初は生徒たちに適当な授業を行うが、デューイは次第に子どもたちが持つ音楽の才能を見抜き、彼らをバンドのメンバーとして育てようと決心する。彼は、生徒たちをロックバンドのメンバーにし、音楽を通じて彼らに自信を与えようとする。生徒たちは最初は戸惑うものの、徐々にデューイの指導で才能を開花させ、結束していく。
学校側はデューイの行動を疑い、彼の授業が普通の教育から逸脱していると判断し、解雇を決定する。しかし、デューイはその決定を覆すため、バンドを結成し、地元のロックバンドコンテストに参加することを決意する。生徒たちはそのコンテストに向けて練習を始め、デューイの情熱に応えるべく、一丸となってバンドを完成させる。
最終的に、デューイとその生徒たちはコンテストでパフォーマンスを成功させるが、デューイは解雇され、教職を失う。しかし、彼の努力は実を結び、生徒たちは音楽に対する情熱と自信を深め、それぞれの人生において成長を遂げる。そして、デューイは自らの道を模索し続ける。
『スクール・オブ・ロック』の見どころ
ジャック・ブラック、魅力を最大限に発揮!
ロックのことにしか頭にないアツいダメ男デューイを演じたのはジャック・ブラックです。
『愛しのローズマリー (2001)』や『キングコング (2005)』、『ホリデイ (2006)』でも名を馳せていますが、代表作とも言えるのがこの作品。
得意のエネルギッシュさとコメディで観る人を笑顔にしてくれる素敵な俳優です。
バンド経験もある彼は演奏も実際にしているそうです。
ロック好きにはたまらない挿入曲
タイトル通り、ロックが満載のこの作品では、KISSやAC/DC、Led Zeppelinなどの名曲が映画を盛り上げます。
ちなみにLed Zeppelinが曲の使用を許可するのは非常に稀なことのようで、ジャック・ブラックがビデオレターでお願いしなければ実現しなかったとの逸話もあります。
また、ロック入門授業のような感覚で、ロック好きじゃなかった人でもみた後にはロックっていいかもと思えるようになっていて、気軽になおかつディープにロックの世界を楽しめてしまう類を見ないタイプの映画になっています。
個性的な子供達との掛け合いが楽しい
ロックンロールなデューイが先生を務めることとなったのは、おぼっちゃまお嬢さまだらけの名門小学校。みんなが聞くのはクラシックという対比的な存在として描かれています。
一人一人のキャラクターに合った役割をデューイが与えていくと、彼らはやりがいを見つけて成長し、それぞれの才能を開花させていく様子が見所です。
描かれている子どものキャラクターがしっかりしているので、何度見ても視点が変えることで楽しめます。
さらに驚くべきことに、撮影ではバンドメンバーの子供達は全員本物のミュージシャンで、実際に演奏もしているそうです。
アメリカを代表する監督
本作の監督リチャード・リンクレイターはいずれこれまた大ヒットとなる『6才のボクが、大人になるまで。(2014)』や『ビフォア』シリーズなども手がけています。
彼は本作でジャック・ブラックを一躍有名にし、興行的にもリチャード・リンクレイターの作品の中で一番の成功を収めた作品もであり、全米で約8,100万ドルを記録した大物監督です。
ジャック・ブラックと子役たちが再会!?
2003年に公開された本作。2013年には10周年を記念して再結集していますが、最近では2018年にジャック・ブラックが自身のバンドのライブにて成長した生徒たちと再会を実現しています。
バックステージで集合写真をとっている姿がSNSで話題になりました。
可愛い子役たちの成長を今となってみられること、そしてずっと交流があるキャストの仲の良さも、この映画の魅力です。
『スクール・オブ・ロック』のトリビア
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ローレンス役のロバート・ツァイは撮影の早い段階で役に相応しくないと感じたようで監督のリチャード・リンクレイターに出演しない方向の話をしたそうですが、リチャード・リンクレイターは彼の性格に正確に適合させたと答えて引き留めたそうです。
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作家のマイク・ホワイトは、実際にはクラシックロックのファンではなく、ジャック・ブラックが自分の好きな音楽を演奏できるようにしたそうです。
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すべての子供たちは本当に楽器を演奏し、バックアップシンガーは本当のボーカリストです。ジャック・ブラックも一部のシーンで映画で少しギターを弾いています。
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この映画のアイデアは、作家のマイク・ホワイトがジャック・ブラックの隣のアパートに引っ越したときに生まれました。マイク・ホワイトは、ジャック・ブラックがホールを裸で走ったり、映画に登場する音楽の多くをフルボリュームで爆破したりすることがよくありました。
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スタントマンは、ステージダイビングの最後にジャック・ブラックを捕まえるために使用されました(念のため)。
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デューイが彼とネッドの古いバンドを掲げている写真では、もう一人はディレクターのリチャード・リンクレイターです。
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ネッドがデューイに家賃を払うために彼のギターの1つを売るように頼むとき、デューイは「ピカソに彼のギターの1つを売るように頼みますか?」と答えます。そしてサラ・シルバーマンの性格は彼を馬鹿と呼んでいます。ギターは、ピカソの絵画の多くで重要な主題です。
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DVDの映像特典で、映画がもともとミュージカルになる予定だったことを明らかにしています。
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バンド練習のモンタージュの間に、夏は1964年以来出版されている音楽業界の法的および財政的問題へのガイドである「This Business of Music」を読んでいるのが見られます。
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リチャード・リンクレイターはミランダ・コスグローヴに、グルーピーが何であるかを知り、デューイと対峙した後、ねじ込まれた口の顔をする方法を教えました。
参考リンク
感想とまとめ
『スクール・オブ・ロック』は、音楽をただ楽しむというシンプルな喜びを全力で届けてくれる作品です。ロックを通して子どもたちが成長していく姿には笑いと感動があり、洋画ならではのテンポと空気感が心地よく響きます。ジャック・ブラックの圧倒的なパフォーマンスも最高で、音楽に情熱を注ぐ姿に自然と引き込まれました。気軽に観られるのに、終わった後には心がちょっと温かくなる、そんな映画でした。音楽の力ってやっぱりすごい!

4.0
です!
簡単ではありますが『スクール・オブ・ロック』について色々まとめてみました。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
コメント