【海外ドラマ】車が喋る!80年代の名作ナイトライダーのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説
- 2018.10.25
- 2020.10.15
- DRAMA

80年代に大ヒットした海外ドラマ「ナイトライダー」。
主演のデビッド・ハッセルホフが演じる私立探偵機関の調査員「マイケル・ナイト」が、喋る車でおなじみのドリーム・カーK.I.T.T.(キット)こと「ナイト2000」ともにさまざまな事件を解決するカーアクションドラマで、アメリカでは1982年から約4年間、シーズン4まで放送されました。
日本でもテレビ朝日系列放送されていましたので、40代以上の方はリアルタイムで見ていた方も多いと思います。
実際にK.I.T.T.(キット)のように車を改造されている方もいて、ネットでも画像が出てきたりしますよね。
そんなナイトライダーの魅力をお伝えするために、ナイトライダーのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューやおすすめポイントを徹底解説いたします。
まずはあらすじから。
- 1. 「ナイトライダー」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューを徹底解説
- 2. ナイトライダーのココがおもしろい!おすすめ10選を徹底解説
- 3. まとめと感想
「ナイトライダー」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューを徹底解説
「ナイトライダー」のあらすじ
敏腕刑事として知られていたマイケル・アーサー・ロングは、相棒のマンジーと共に産業スパイ事件の捜査をしていました。
ラスベガスにあるカジノで、首謀者と見られる州市長のフレッド・ウィルソンの行動を監視していました。そして他の場所でスパイグループによってマンジーは殺害され逃亡。そこで知り合ったタニヤ・ウォーカーという女性と共に車でウィルソンを追いかけ、銃を向けて追いつめますが、実はタニヤもスパイグループの一員で、マイケルは顔を撃たれ、瀕死の重傷を負ってしまいます。
そこにナイト財団を組織するウィルトン・ナイトが現れ、瀕死の重傷を負ったマイケルを自分の屋敷へ連れ帰り、彼に緊急手術を施します。
マイケルは、ベトナム戦争で負傷した際、額にプレートを埋め込む手術を受けていたため、銃弾がこの板に跳ね返され致命傷を免れていましたが、プレートが破壊され顔面は破壊されてしまっていました。
数か月後、マイケルは整形手術によって新しい顔になって完治します。その際にウィルトンが開発したドリーム・カー、ナイト2000の存在を知ることになります。
病に倒れてしまったウィルトン・ナイトに命を救われたマイケルは、ウィルトンの遺言でもある「巨大な悪と戦って欲しい」との言葉の通りその遺志を継ぎ、ウィルトンの養子としてナイト財団の最重要顧問となり、名前も新たに「マイケル・ナイト」として生きていくことを心に決めます。
まずはマイケルが追っていたスパイグループとタニヤを見つけ出すため、ナイト2000に乗ってシリコン・バレーに向かい、事件を解決します。
これによってマイケル・ナイトとナイト2000ことK.I.T.T.(キット)が活躍するストーリーが始まりました。
「ナイトライダー」の主要キャスト
役名 | 俳優 | 吹替 |
---|---|---|
マイケル・ナイト(マイケル・アーサー・ロング) Michael Knight (Michael Arthur Long) | デビッド・ハッセルホフ David Hasselhoff | 佐々木功 |
キット(声) K.I.T.T. (Voice) | ウィリアム・ダニエルズ William Daniels | 野島昭生 |
デボン・マイルズ Devon Miles | エドワード・マルヘアー Edward Mulhare | 中村正 |
ボニー・バーストウ Bonnie Barstow (Seasons 1, 3-4) | パトリシア・マクファーソン Patricia McPherson | 小山茉美 |
エイプリル・カーティス April Curtis (Season 2) | レベッカ・ホールデン Rebecca Holden | 潘恵子 |
レジナルド・コーネリアス・3世 Reginald Cornelius III aka RC3 (Season 4) | ピーター・パロス Peter Parros | 水島裕 |
ウィルトン・ナイト Wilton Knight | リチャード・ベイスハート Richard Basehart | 大久保正信 |
「ナイトライダー」の感想・評価・レビュー
「ナイトライダー」は80年代を代表する海外ドラマで、今尚人気のある作品です。おそらく日本でも後世に残る海外ドラマの代表作のひとつになるんじゃないでしょうか。
個人的な感想としては「エアーウルフ」や「フルハウス」に並ぶ名作で、歳をとっても見続けるだろうなと思えるほど面白く好きな作品なので、具体的な感想を書くのも難しいですね、記事の後半でおすすめポイントをご紹介してますので、それを込みで感想とさせて頂きます。
続いて海外での評価、日本での評価をそれぞれご紹介します。
海外での評価としては、古い作品なだけあって、レビューサイトでもあまり掲載されていませんでしたが、IMDbでは29,395件のレビューで、6.9/10の評価でした。
日本での評価は、映画レビューサイトFilmarksでシーズン1の評価が17件のレビューで3.8と平均よりも高い評価でした。
あらすじはシーズン1の第1話を見ればおおよそのストーリー軸がわかるかと思いますので、見たことがない方は是非1度ご覧になってみてください。
それでは続いて、ナイトライダーのおすすめ10選をネタバレ満載で徹底解説していきたいと思います。
ナイトライダーのココがおもしろい!おすすめ10選を徹底解説
おすすめ① 車が喋る!
少しややこしいのですが、厳密に言うと車の名前は「ナイト2000」で、ナイト2000に搭載されている人工知能の名前が「Knight Industries Two Thousand(略してK.I.T.T. キット)」なんですね。
ただ劇中でマイケルが「ナイト2000」と表現することはあまりなく、ほとんどの場面では「キット」と呼んでいます。
さて、ナイトライダーを見た時、知った時にまず「車が喋る」設定に驚いた記憶があります。
一番の魅力はそこじゃないでしょうか?
ちなみに「喋る車」でGoogle検索をしてみるとナイトライダーに関連したページばかりが表示されます。
今でこそ人工知能に関連する話題も豊富ですが、当時は斬新過ぎる設定で私を含め多くの方がハマるきっかけになったかと思います。
これは製作総指揮を務めたグレン・A・ラーソンが、ユニバーサルTVから、ハイテクパトロールカーの様な自動車が活躍する作品を書いてくれないかとの要望があり誕生したそう。
おすすめ② 車が飛ぶ!
「ナイト2000」の機能で最もわかりやすく驚いたのが、車がジャンプする機能「ターボブースト」。
「キット」の代名詞かのようにとにかく飛びまくっていました。
水平距離15m以上のジャンプが可能で、シーズン2でのバージョンアップ以降は最大角は60度まで調整できたらしいです。
しかしこのターボブースト機能の設定は少し曖昧で、走行中の急加速も可能。後に「ロケットブースト」が追加され、ジャンプする際にはこちらが使用される場合も。
更にややこしくさせるのが日本語吹き替えの「ターボジャンプ」という言葉。設定の曖昧さなどから作られた造語なのでしょうか。
おすすめ③ めっちゃ速い!
パワーブースター搭載で、完全に静止した状態から0.2秒で時速100km/hに達するらしく、普通に考えたら信号が青になったら次の信号までわずか数秒で辿り着いてしまう計算になります。
しかしシーズン4からはSuper Pursuit Mode(スーパー追跡モード)と呼ばれる機能が追加され、最高速度が40%向上されるようになりました。
このボタンを押すと車体が変形するので、子供ながらに「カッコイイ!」と見入っていた記憶があります。
おすすめ④ キットが時折見せる人間的な部分
「キット」は人工知能でありながらたまに異様にも人間的なセリフを発する場面も多々あり、吹き替えを担当された野島昭生さんの力も大きく、人工知能でありながらより人間味あふれるキャラクターになったんじゃないかと思います。
設定上においても、メカニック担当のボニー・バーストウがプログラミングしているため、ボニーが苦手なことはキットも苦手(例えば高所恐怖症であることなど)であると、少し強引とも思える設定もありましたが、こういった場面でも人間味を出すように脚本が書かれたのかなと考えたりするのもまたそれも楽しみ方のひとつだと思います。
一番印象にあるのは、K.A.R.R.(カール)の存在。
カールに対して欠陥品と吐き捨ているものの、存在が発覚するとあきらかに動揺したり、カールが自爆して、ガレージに戻ってきたラストシーン、一人になった時には偽らざる心情を吐露している場面では見ている側も感情移入しそうになったのではないでしょうか。
おすすめ⑤ 現代でも有り得ないレベルのメカニック担当者の技術
パトリシア・マクファーソンが演じたメカニック担当のボニー・バーストウはキットに何かあればほとんどの修理やバージョンアップを一人でこなす天才。
ボニー1人でもすごい事だと思うんですが、シーズン2は一時的に財団から離れサンフランシスコの大学に在籍していて、代わりにレベッカ・ホールデンが演じたエイプリル・カーティスがレギュラーで出演していました。
有り得ない天才が2人もいて、それぞれが1人でほとんどの修理やバージョンアップをサラッとやってのけていました。
2018年現在でもキットのような人工知能を持ち、様々な機能を備えた車はおそらくないと思います。
※公表されてないだけでひょっとしたらあるかも(笑)。
そんな車の整備ができる技術を1980年代に若い女性が持ち合わせている、さらにエイプリルはそれだけの知識を持ちながら、財団に所属する前は旅行代理店で働いてた経歴の持ち主、とんだ宝の持ち腐れです。
シーズン4から出演していたピーター・パロスが演じたレジナルド・コーネリアス(通称RC3)もなかなかの凄腕だと思いますし、この現実離れしまくった世界観も魅力のひとつでした。
ボニー・バーストウ
エイプリル・カーティス
レジナルド・コーネリアス・3世
おすすめ⑥ キットは現金を所持していてたまに貸してくれる
ナイト2000にはAuto Currency Dispenserという機能があって、カジノへ行くシーンなどでマイケルがお金を要する際に、キットは軽めの文句を言いながらお金をくれるんです。
嫁にお小遣いをせがむ夫のような軽めのコントを見せてくれるのもナイトライダーのおもしろさのひとつだと思います。
この機能は全シーズンで数回確認できました。
おすすめ⑦ 80年代海外ドラマで関連作品が多いのはあまり多くない
80年代海外ドラマは日本でも多くテレビ放映されましたが、リブートやリメイクが多い中純粋に続編と銘打った関連作品が多いのはめずらしいのではないでしょうか。
2008年には原題がKnight Rider(邦題はナイトライダーNEXT)のままで正当と言える続編が1シーズンのみ放映されました。
ナイトライダーNEXTは好きだったので1シーズンで終了したのは残念です。
そんなナイトライダーNEXTからもひとつ。
おすすめ⑧ ナイトライダーNEXTのカール変身しすぎ問題
まずはコチラをご覧ください。
そうです、ナイトライダーNEXTのカールはロボットに変身できちゃうんです(笑)。
車のままだから魅力的なのにロボットになっちゃったらもうトランスフォーマーを見てるようにしか思えません(笑)。
こういったツッコミどころがあったのも1シーズンで終了しちゃった原因なのでしょうか…。
おすすめ⑨ 強敵はいつもでかい
ナイトライダーで最大の強敵と言えばカールになってしまいますが、それ以外で個人的に何度も見返してしまうのは「ゴライアス」と「ジャガーノート」です。
ゴライアス
ジャガーノート
ゴライアスは分子結合殻を搭載したトレーラーで、ジャガーノートは装甲車。
どちらの対決でも1度大きく損壊されてしまいますが、そこからの復活劇がまたおもしろいんですよね。強敵がいてこそ主役が映えると言うか。
おすすめ⑩ オリジナルキャストでの続編?!
ジェームス・ガン監督でオリジナルキャストによるテレビドラマ化を計画していると報じられたのが2017年。
その後話は進んでいるようで、2020年には映画化の計画があると再び報じられました。
仮に実現しなかったとしても、これだけの続編やリブート作品もありますから、
今後も関連作品の誕生は期待できるかと思います。
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』『アクアマン』『ソウ』などのジェームズ・ワン監督が、1980年代に大ヒットしたテレビドラマ「ナイトライダー」の映画化企画を進めていることが明らかになった。Deadlineなどが報じた。
「ナイトライダー」は元刑事の主人公マイケル・ナイト(デヴィッド・ハッセルホフ)が人工知能KITTを搭載したスーパーカー「ナイト2000」を相棒に、さまざまな事件を解決する姿を描いたテレビシリーズ。スピンオフシリーズやテレビ映画、ビデオゲームも作られるなどカルト的な人気を博している。
まとめと感想
1980年代にフィクションの世界で存在し続け、今尚人気の高いナイトライダーですが、人工知能技術の発展で遂に本物のナイト2000誕生が間近に迫っていると考えると、それだけでもワクワクします。
もし現実に誕生するのであれば名前はおそらく「K.I.T.T.(キット)」と呼ばれるかもしませんね。
そしてロボットに変身するような大袈裟なリニューアルではなくカーアクションとしての今後の関連作品にも期待し続けたいです。
全4シーズン、もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
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建島 陽一
古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。