【映画】おすすめ「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

【映画】おすすめ「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

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鬼才ティム・バートン監督とジョニー・デップの再タッグも話題にとなり、2005年に公開された映画「チャーリーとチョコレート工場」

ロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」が原作で、同小説からの映画化は2度目。

今回は「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじやキャスト、おすすめしたいポイントやトリビア、感想・評価・レビューなど、その概要を掘り下げていきたいと思います。

「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

① 「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじ

チャーリーとチョコレート工場 予告編

家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年は失業中の父と母、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。

そのチャーリー少年の家の近くには世界中で大人気のウィリー・ウォンカ製のお菓子の工場がある。しかしその工場の中は完全非公開であり、謎に満ちていた。

② 「チャーリーとチョコレート工場」のキャスト

「チャーリーとチョコレート工場」のキャスト

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役名 俳優
ウィリー・ウォンカ
Willy Wonka
ジョニー・デップ
Johnny Depp
チャーリー・バケット
Charlie Bucket
フレディ・ハイモア
Freddie Highmore
ジョーおじいちゃん
Grandpa Joe
デイビッド・ケリー
David Kelly
バケット夫人
Mrs. Bucket
ヘレナ・ボナム=カーター
Helena Bonham Carter
バケット氏
Mr. Bucket
ノア・テイラー
Noah Taylor
ボーレガード夫人
Mrs. Beauregarde
ミッシー・パイル
Missi Pyle
ソルト氏
Mr. Salt
ジェームズ・フォックス
James Fox
ティービー氏
Mr. Teavee
アダム・ゴドリー
Adam Godley
グループ夫人
Mrs. Gloop
フランツィスカ・トローグナー
Franziska Troegner
ウンパ・ルンパ
Oompa-Loompas
ディープ・ロイ
Deep Roy
ウィルバー・ウォンカ
Dr. Wilbur Wonka
クリストファー・リー
Christopher Lee
バイオレット・ボーレガード
Violet Beauregarde
アナソフィア・ロブ
AnnaSophia Robb
ベルーカ・ソルト
Veruca Salt
ジュリア・ウィンター
Julia Winter
マイク・ティービー
Mike Teavee
ジョーダン・フライ
Jordan Fry
オーガスタス・グループ
Augustus Gloop
フィリップ・ウィーグラッツ
Philip Wiegratz
ジョージーナおばあちゃん
Grandma Georgina
リズ・スミス
Liz Smith
ジョゼフィーンおばあちゃん
Grandma Josephine
アイリーン・エッセル
Eileen Essell
ジョージおじいちゃん
Grandpa George
ディビット・モリス
David Morris
ポンディシェリ王子
Prince Pondicherry
ニティン・ガナトラ
Nitin Ganatra
小売店主
Shopkeeper
オスカー・ジェームズ
Oscar James
ナレーター
Narrator
ジェフリー・ホールダー
Geoffrey Holder

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③ ジョニー・テップとティム・バートンの最強タッグ

ジョニー・テップとティム・バートンの最強タッグ

「シザーハンズ(1990)」を皮切りに始まったこのコンピ、本作で5回目のタッグとなります。

仲の良さはいうまでもなく、この映画が完成してから最初に見せたのはジョニー・デップの娘だそうです。ジョニー・デップも「ティム・バートンの依頼ならやるべき」と絶大な信頼を寄せています。

また、「ジュラシック・パーク」シリーズなどにも出演しているサム・ニールがウィリー・ウォンカ役のオーディションにやってきたそうですが、ティム・バートン監督はジョニー・デップの主演を頑なに希望したそうです。二人の相性の良さが感じられるこの作品、どちらかのファンの方は特に必見です。

④ 不思議な登場人物ウンパ・ルンパ

不思議な登場人物ウンパ・ルンパ

一度見たら忘れられないウンパ・ルンパ。

ウィリー・ウォンカに従順で仕事熱心な性格ですが、見学に来た子供や親の欠点をシニカルに踊って歌う何とも奇妙な役柄です。

165人登場するのですが、顔も髪型も小さな身長もみんな一緒でまるで人間クローンのような気味悪さも…。

演じたのはインド人の両親を持ちケニア生まれのディープ・ロイ

彼は、「スターウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 (1983)」「ネバーエンディング・ストーリー(1984)」「スタートレック」シリーズではキーンサー役などなど、人気作品に多数出演しています。

ちなみにあの頭に残る声は、ダニー・エルフマンという有名音楽アーティストの声を何度も何度も重ね合わせて作られたそうです。

⑤ ウィリー・ウォンカのチョコレート

ウィリー・ウォンカのチョコレート

キットカットなどで有名なネスレが、撮影用にチョコレートバーを1850本提供したそうです。

実際にネスレからは映画に登場する板チョコレートを販売しており、お近くのスーパーや輸入食品販売店などで買うことができたのですが、2018年で生産終了とのこと。

稀に売られているのを見かけるので、買うことができたらラッキーです!

⑥ 原作者ロアルド・ダール

原作を書いたロアルド・ダールは第二次世界大戦を生きたイギリス出身の作家で、ファンタジックな作風からは想像のつかないような戦争経験をしています。

「チョコレート工場の秘密」は1964年に発表され、映画のみならず、ゲームやラジオドラマ、舞台など様々な形で派生作品が作られています。

宮崎駿もファンであると公言している彼。英語の教材に使われたりして、世界中で今も愛されている作家です。

⑦ 「夢のチョコレート工場」との差別化

同じ原作で1971年に映画「夢のチョコレート工場」が作られています。前作は、少年チャーリーが特にフォーカスされているのに対し、新しい本作はウィリー・ウォンカが主題とも言えます。

ウィリー・ウォンカ役にはジーン・ワイルダー、チャーリー・バケット役にはピーター・オストラムが起用されており、日本では1986年に公開されました。

ストーリーも少しづつ差異がありますが、ティム・バートンの作品の魅力は何と言ってもセンスの光るカラフルでワクワクするようなビジュアル。工場の世界観を存分に楽しめます。

どちらもそれぞれの特徴や描き方があって面白いので、ぜひ比べてご覧になってはいかがでしょうか?

⑧ 「チャーリーとチョコレート工場」海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は231件のレビューに基づく83%もの前向きなレビューで7.21/10と高評価。

ウェブサイトの批評家のコンセンサスは、「1971年の夢のチョコレート工場よりもソース資料に近い、チャーリーとチョコレート工場は、チョコレートが視覚的に魅力的で暗いのが好きな人のためのものです。」と評しています。

Metacriticでは40件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中72点とこちらはかなりの高評価。

第78回アカデミー賞では衣装デザイン賞にノミネートされ、視覚効果、コスチュームデザイン、メイクアップ&ヘア、およびプロダクションデザインなどで英国アカデミー賞にもノミネートされました。

⑨ 「チャーリーとチョコレート工場」日本での評価

Yahoo!映画での評価は3,330件のレビューで平均評価は3.6と高めの評価に。

映画.comも同様で74件中3.6とこちらも高評価。

映画レビューサイトFilmarksでは8,452件のレビューで3.6と、今のところ全部同じような評価になっています。

⑩ 「チャーリーとチョコレート工場」のトリビア

「チャーリーとチョコレート工場」のトリビア

ジョニー・デップは、「ファインディング・ネバーランド(2004)」でのフレディ・ハイモアのパフォーマンスに非常に感銘を受けたため、ティム・バートンにチャーリー・バケットの役割について彼を観察するよう勧めたそうです。

ロアルド・ダールは生前、貪欲な子供、甘やかされて育った子供、無知な子供、そしてテレビを憎むことでよく知られていました。これは彼にアウグストゥス、ヴェルカ、バイオレット、そしてマイクの基礎を提供しました。

・ウンパルンパの歌声は、何十回もオーバーダビングしたダニー・エルフマンの歌声に属しています。

・チャーリーの父親は、Smylexの歯磨き粉を製造する歯磨き粉工場で働いています。Smylexは、同じくティム・バートンが監督した「バットマン(1989)」のジョーカーが作った有毒ガスの名前でもありました。

ジョニー・デップはかつてインタビューで、ウィリー・ウォンカのパフォーマンスは、元米国大統領ジョージ・W・ブッシュが投石されている間に行動することをどのように想像したかに基づいていると述べました。

・脚本家のジョン・オーガストは、ティム・バートンから脚本を書くように頼まれたとき、「夢のチョコレート工場」を見たことがありませんでした。脚本を終えた後、彼はついに1971年版を見て、自分の脚本と比べてどれほど暗いかに驚いたそうです。

・ウィリー・ウォンカの子供時代についてのフラッシュバック、および彼が巨大な歯列矯正器を着用することを義務付けられていることは、原作からのものではなく、ティム・バートン自身の子供時代への言及です。

・チャーリーの寝室には、彼が今まで食べたすべてのウォンカバーのラッパーが壁に飾られています。

・映画の5つのミュージカル番号のうち4つへの歌詞は、ロアルド・ダールによって書かれました。

・ウィリーウォンカの声は、ジョニー・デップの娘に最初に試されました。彼女はそれが好きだったそうです。

まとめ

「チャーリーとチョコレート工場」について簡単ではありますがまとめてみました。

完璧とも言える世界観の中で自由な演技をするジョニー・デップ、というスタイルが確立されているスマートな作品だと言えると思います。完成度を楽しむ作品なのかもしれません。

Netflix、U-NEXTで視聴可能、Amazonプライムビデオではレンタルであれば見られるようなので、気になった方は是非観て頂きたいです。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

この記事を書いた人
映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。 古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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