【海外ドラマ】DCドラマ「TITANS/タイタンズ」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説

【海外ドラマ】DCドラマ「TITANS/タイタンズ」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

2019年注目とされていたDCドラマ「TITANS/タイタンズ」

「TITANS/タイタンズ」は、「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「SUPERGIRL/スーパーガール」を手掛けるグレッグ・バーランティが製作総指揮を務めるDCコミックスの若きヒーローたちの戦いを描く作品で、メインキャストはバットマンの相棒として有名なロビンです。

2019年1月11日よりNetflixにて独占配信され、もう見た方も多いと思いますが、海外では「TITANS/タイタンズ」の評価が非常に高く、今回はあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなど、その概要をご紹介していこうと思います。

今回はまだ観てない方へ【ネタバレ無し】の簡単なあらすじやキャスト、見どころなどを前半5項目に絞り、後半5項目では【完全ネタバレ】にて、「TITANS/タイタンズ」の感想などを振り返っていきたいと思います。

DCドラマ「TITANS/タイタンズ」のあらすじ・キャスト・見どころなどを徹底解説

TITANS/タイタンズのあらすじ

バットマンと別々の道を歩み出した初代ロビンことディック・グレイソン。

彼を待ち受けていたのは、テレキネティックな力が使える女の子レイチェル、レイチェルを探すということ以外の記憶を無くしてしまった女性コリー、そしてDNAを自在に操り緑色のトラに変身するガーフィールドなど、葛藤を抱え、仲間を必要としている若き未来のヒーローたちだった。

TITANS/タイタンズのキャスト

TITANS/タイタンズのキャスト

役名 俳優
ディック・グレイソン(ロビン)
Richard "Dick" Grayson (Robin)
ブレントン・スウェイツ
Brenton Thwaites
コリー・アンダース(スターファイヤー)
Koriand'r / Kory Anders (Starfire)
アンナ・ディオプ
Anna Diop
レイチェル・ロス(レイヴン)
Rachel Roth (Raven)
ティーガン・クロフト
Teagan Croft
ガーフィールド・ローガン(ビーストボーイ)
Garfield "Gar" Logan (Beast Boy)
ライアン・ポッター
Ryan Potter
ジェイソン・トッド(ロビン)
Jason Todd (Robin)
カラン・ウォルターズ
Curran Walters
ドナ・トロイ(ワンダーガール)
Donna Troy (Wonder Girl)
コナー・レスリー
Conor Leslie
ドーン・グランガー(ダブ)
Dawn Granger (Dove)
ミンカ・ケリー
Minka Kelly
ハンク・ホール(ホーク)
Hank Hall (Hawk)
アラン・リッチソン
Alan Ritchson
トライゴン
Trigon
シーマス・デヴァー
Seamus Dever
アンジェラ・アザラス(レイチェルの母)
Angela Azarath
レイチェル・ニコルズ
Rachel Nichols
リタ・ファー
Rita Farr
エイプリル・ボールビー
April Bowlby
ナイルス・コールダー(チーフ)
Niles Caulder (The Chief)
ブルーノ・ビチル
Bruno Bichir
シャリーン・ラオ
Shyleen Lao
ヒナ・アブドゥラ
Hina Adbulla
クリフ・スティール
Clifford "Cliff" Steele
ブレンダン・フレイザー
Brendan Fraser
ラリー・トレイナー
Larry Trainor
マット・ボマー
Matt Bomer

主要キャストの能力を解説

主要キャストの能力を解説

ディック・グレイソン(ロビン)

初代ロビンのディック・グレイソンはサーカスのアクロバット一家の末っ子。

なのでワールドクラスのアクロバットや曲芸師でもあります。

そしてバットマンの元で長年相棒として活動してきているので、ハイテク機器・兵器を使いこなせますし、エキスパートの探偵の能力もありますし、高度に熟練した武道家でもあります。

コリー・アンダース(スターファイヤー)

恒星のエネルギーを皮膚から吸収し、飛行や「スターボルト」という破壊光線(Blast Power)に転用する能力や、原作では異種族との皮膚接触によってその言語を瞬時に習得できる能力もあります。

レイチェル・ロス(レイヴン)

レイチェルは魔界の帝王トライゴンの娘で、自身の魂を覆う暗闇を周囲の空間に投影し、物理的な実体を持つ影として操ることができ、また幽体離脱、飛行、テレポーテーション、他者の感覚や精神を読み取るテレパスとしての能力を備え、これを応用し仲間のダメージを回復できるなど色々できます。

しかしシーズン1の時点では自らの能力を拒み続けるため、このうちのいくつかしか披露されていません。

ガーフィールド・ローガン(ビーストボーイ)

「THE FLASH/フラッシュ」のような言い方をすると、いわゆるメタヒューマン。

様々な動物に変身できる能力を持ち、小動物に化けての偵察任務や猛獣に化けての戦闘など、その用途は多彩ではありますが、すべて緑色なのも特長です。

シーズン1ではトラ以外の変身はしていません。

ロビン以外のキャラクターは自分の能力をうまく使いこなせていないので、今後シーズンが進むたびに進化していくと考えられますね。

その他の出てくるヒーロー

その他の出てくるヒーロー

主要キャスト4人以外にも出演しているヒーローをご紹介します。

ホーク&ダブとしても知られるダブ(ドーン・グレンジャー)とホーク(ハンク・ホール)。

この2人だけのスピンオフ作品も計画されているそうです。

そしてロボットマン、エラスティ・ウーマン、ネガティブ・マン。

こちらも新たにサイボーグ、クレイジー・ジェーンを加え「ドゥーム・パトロール」として配信されています。※日本での配信はまだ未定。

ドゥーム・パトロール

そして2代目ロビンのジェイソン・トッド、ワンダーガール、そして影のみ出演でバットマンも登場します。

シーズン1での共通の敵・ヴィランは?

トライゴン

シーズン1での共通の敵と言えるヴィランはレイチェルの父親でもあるトライゴンでしょう。

トライゴンは映像作品に出てくるのは実は初なので、その実力は未知数です。

原作では地球侵略を目論む悪魔として描かれているんですが、タイタンズやジャスティスリーグに阻止されても何度も復活しているので、恐ろしく強敵であることは間違いないと思います。

「TITANS/タイタンズ」ではシーマス・デヴァーが演じており、最終エピソードに出演します。

ドラマから予想できる背景

「TITANS/タイタンズ」では出演者の発言によりスーパーマンワンダーウーマンの存在が確認できます。

そして原作ではティーン・タイタンズ結成時、ジャスティス・リーグも存在していますので、今後ジャスティス・リーグのメンバーがどこまで名を連ねるかにも期待したいところです。

ヴィランについてもバットマンのヴィランとして有名なジョーカー、ペンギン、リドラーも存在していると考えられます。こういったヴィランも出演してくれると嬉しいですね。

ここまでが「TITANS/タイタンズ」【ネタバレ無し】のあらすじ、キャストや見どころなどのご紹介となります。ここから先は【完全ネタバレ】にて「TITANS/タイタンズ」の感想などを振り返っていきたいと思います。まだご覧になっていない方はうっかりスクロールしすぎないようにご注意ください。

【ネタバレあり】「TITANS/タイタンズ」のネタバレ・感想・評価・レビューなど徹底解説

原作との違いは?

「TITANS/タイタンズ」原作となっている作品はティーン・タイタンズです。

ティーン・タイタンズは、DCコミックスの出版するアメリカン・コミックスに登場する架空のスーパーヒーローチーム、及びコミックのタイトルで、主に10代のスーパーヒーローやサイドキックによって構成されているチームです。

12名で構成されていますが、既にDCドラマに出演してしまっているウォーリー・ウェストやロイ・ハーパーは今後出演する可能性があるのかどうか。

Warner Bros.は世界を分離しているので、ARROWバースと呼ばれる「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「SUPERGIRL/スーパーガール」などの世界とのクロスオーバーがあり得るのかどうかには海外でも話題になっていますね。

またティーン・タイタンズはアニメ化されており、非常に有名です。

ティーン・タイタンズ

概要は特殊能力を持つティーンエイジャーたちティーン・タイタンズが、様々な敵に立ち向かう物語なのでほぼ一緒なのですが、子供向けのアニメのため非常に可愛い描写ばかりの作品です。

しかもテーマソングがPUFFY。どれだけポップなのかわかると思います。

しかし今回のドラマ版「TITANS/タイタンズ」は真逆と言っていい程ダークな世界観で、闇が8割くらいあるんじゃないかと思うほど暗い作品です。

ホラー的な要素があるわけではないのですが、人としての闇の深さが掘り下げられるようなイメージで、「TITANS/タイタンズ」に比べると「ARROW/アロー」ははるかにポップです。

ディック・グレイソンがとにかく情緒不安定

謎のカルト集団からレイチェルを助け、逃げ回る過程でコリーやガーが加わっていきますが、その間のディックがとにかく情緒不安定。

最終的にディックが抱える闇はトライゴンによって闇を受け入れてしまう状態でシーズン1が終わってしまうという「これどう続くの?」という展開で終了しました。

過去何度も色んな媒体で作られているDCキャラクターですが、このドラマはヒーローの闇を特にピックアップしてる作品なのがよくわかります。

感想

ヒーローが誕生するまでのストーリーを描くような作品ではなくて、すでに作られた世界観の中で新たな道を模索していくようなストーリー構成がまず他の作品ではあまり観られないので、新鮮です。

アメコミに詳しくない方でもドラマとしての良さがあるので十分に楽しめる作品だと思いますが、アメコミに詳しい方だと矛盾が気になって楽しめない方がいるかもしれないですね。

海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)では、今のところ35のレビューに基づく10のうち6.7の平均評価で、83%と高評価。

他にもビデオゲームウェブサイト「Polygon」のブロガーは称賛していて、Comicbook.comではコリーを演じているアンナ・ディオプについて「彼女の微妙で本物の表現に非常に驚きと興味をそそるが、常に表面下に潜んでいる一貫した激しさと粘り強さがある」としていました。

Nerdistではキャストと共に脚本そのものにも称賛していますので、非常に評価の高い結果になっていると言えるでしょうね。

今後の展開予想

シーズン2以降でまず予想していきたいのが、ディック・グレイソンがナイトウィングとして出演するかどうかだと思います。

ナイトウィング

しかしまずは諸々解決すべき問題もあるでしょうし、ジェイソン・トッドやワンダーガール、ホーク&ダブなどのキャラクターも引き続き出てほしいですね。

そしてシーズン2では、ブルース・ウェイン役でイアン・グレンが、スーパーボーイ役のジョシュア・オルピン、アクアラッド役のドリュー・ヴァン・アッカー、そしてデスストローク役でイーサイ・モラレスが出演するようです。

※2019年9月6日よりアメリカ限定のサービス「DC Universe」で配信され、Netflixでもシーズン2が配信されました。

シーズン2についての記事はこちら↓

まとめ

「TITANS/タイタンズ」シーズン1についてあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどをご紹介してきましたが、作品としてまとめると決してポップではなく非常に残忍な描写も多く、血の気の多い作品です。

DCコミック原作の映像作品の中でも非常にダークな部類に入るのではないでしょうか。

ただ決して扱っているヒーローの設定もなかなかぶっ飛んでいるので決してリアル思考とも言えません。

フィクションとしては非常に完成度の高い作品だと思います。

全11話あっという間で、最後にはバットマンも出演します(スタントマン起用なので影のみですが)。

Netflixでのみ見る事ができるので、まだ契約されていないかたは是非。

この記事を書いた人
映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。 古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

関連記事