【映画】MCU「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のあらすじ・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説

【映画】MCU「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のあらすじ・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説

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2018年6月28日世界最速公開、MCUシリーズ23作目にしてフェイズ3(第3シーズン)」の最後を飾る作品として公開された「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

「スパイダーマン」実写化シリーズとしては最多を誇る5作品に出演した「トム・ホランド」が主演を務め「アベンジャーズ/エンドゲーム」からわずか数分後の話である事もあり公開前から大きな話題を呼んでいました。

ご存知の方も多いとは思いますが今回は「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のあらすじやキャスト、おすすめしたいポイントやトリビアなど、【完全ネタバレ】にてその概要をご紹介したいと思います。

MCU「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のあらすじ・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説

① 「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のあらすじ

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告(6.28世界最速公開)

ミッドタウン高校では「指パッチン」から帰還した者たちが、その時の姿のままで再び登校を再開していた。 スパイダーマンことピーター・パーカーは、学校が企画したヨーロッパへの二週間の研修旅行の中で、想いを寄せるMJことミシェル・ジョーンズに告白することを決意する。

夏休みを満喫したいピーターはニック・フューリーから何度も非通知で電話が来るもこれも無視し、更にスパイダーマン・スーツを置いて、いち学生としてヴェネツィアへ向かった。

② 「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のキャスト

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のキャスト

Dawn Michelle King

役名 俳優
ピーター・パーカー(スパイダーマン)
Peter Parker (Spider-Man)
トム・ホランド
Tom Holland
クエンティン・ベック(ミステリオ)
Quentin Beck (Mysterio)
ジェイク・ジレンホール
Jake Gyllenhaal
ニック・フューリー
Nick Fury
サミュエル・L・ジャクソン
Samuel L. Jackson
マリア・ヒル
Maria Hill
コビー・スマルダーズ
Cobie Smulders
ミシェル・“MJ”・ジョーンズ
Michelle Jones, MJ
ゼンデイヤ
Zendaya
ネッド・リーズ
Ned Leeds
ジェイコブ・バタロン
Jacob Batalon
メイ・パーカー
May Parker
マリサ・トメイ
Marisa Tomei
ハロルド・“ハッピー”・ホーガン
Harold "Happy" Hogan
ジョン・ファブロー
Jon Favreau
ベティ・ブラント
Betty Brant
アンガーリー・ライス
Angourie Rice
ブラッド・デイヴィス
Brad Davis
レミー・ハイ
Remy Hii
ユージーン・“フラッシュ”・トンプソン
Eugene "Flash" Thompson
トニー・レヴォロリ
Tony Revolori
ジェイソン・イオネッロ
Jason Ionello
ジョージ・レンデボーグ・Jr
Jorge Lendeborg Jr.
ロジャー・ハリントン
Roger Harrington
マーティン・スター
Martin Starr
ジュリアス・デル
Julius Dell
J・B・スムーヴ
J. B. Smoove
ディミトリ
Dimitri
ヌーマン・アジャル
Numan Acar
ウィリアム・ギンター・リヴァ ピーター・ビリングスリー
Peter Billingsley
グートマン
Guterman
ニコラス・グリーヴス
Nicholas Gleaves
ヴィクトリア
Victoria
クレア・ダン
Clare Dunne
ジャニス
Janice
クレア・ラッシュブルック
Claire Rushbrook
イーディス(声)
E.D.I.T.H. (Voice)
ドーン・ミッチェル・キング
Dawn Michelle King
J・ジョナ・ジェイムソン(カメオ出演)
J. Jonah Jameson (Cameo)
J・K・シモンズ
J.K. Simmons
タロス(カメオ出演)
Talos (Cameo)
ベン・メンデルソーン
Ben Mendelsohn
ソレン(カメオ出演)
Soren (Cameo)
シャロン・ブリン
Sharon Blynn

③ アベンジャーズ/エンドゲームの続編

アベンジャーズ/エンドゲームの続編

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、「アベンジャーズ/エンドゲーム」からわずか数分後の話とされており、「アベンジャーズ/エンドゲーム」によって一般市民にどのような影響があるのか、そしてトニー・スタークの死によってピーター・パーカーがどのように成長していくのか、が重要な要素となります。

ミッドタウン高校内で放送されている動画では、トニー・スタークを筆頭にキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、そしてヴィジョンの死が一般に公表されているようでホイットニー・ヒューストンの名曲「I Will Always Love You」にのせて彼らを讃える映像になったかと思えば、次には指パッチンによってどのような影響が出てるのかまでの説明も詳しく紹介されています。

指パッチンから5年、最後指パッチンによって人々が元の世界に戻ってこれたため、生き残った人と5歳差になってしまった世界。そのため復活した人たちのために再度同じ学期を送らなければならず、生き残った人たちは進学も卒業もできずに同じことを2回繰り返す事態になっているという設定のようでした。

④ アイアンマンの後継者

アイアンマンの後継者

トニー・スタークの死後、やはり意識してしまうのが「アイアンマンの後継者」。

ピーター・パーカーがどのように成長するのか、トニーの意思を継げるようになるのかなども大きな見どころになるでしょう。

⑤ ミステリオ

ミステリオ

原作のミステリオはヴィランとして有名なキャラクターです。しかし今回の予告編ではエレメンタルズに立ち向かう正義の味方のように見えます。

エレメンタルズ

そしてエレメンタルズも同様に、原作では4人組のヴィラン。ヘルファイア(炎)をリーダーとし、ハイドロン(水)、マグナム(土)、ゼファー(風)といった強敵で、仮にミステリオが見方であったとしてもスパイダーマンと2人だけで立ち向かうにはあまりにも無理のあるヴィラン集団です。本編ではあのような扱いになるとは…。

ミステリオ2

ミステリオはマルチバース「アース833」の出身者で、エレメンタルズ対策の専門家で、戦いの中で生き残った最後の一人。という話を持ちかけてニック・フューリーやピーター・パーカーと非常に仲良くなり、ピーター・パーカーと協力してエレメンタルズ最後の強敵「マグナム」を撃退します。

予告編でも登場した黒いスーツはここで登場します。旅行先でスパイダーマンが登場することでピーターだとバレない様にニック・フューリーが用意したスーツです。後にネッドが適当につけた「ナイト・モンキー」という名前さえ浸透します。

ナイト・モンキー

エレメンタルズを倒し、バーで祝杯をあげるミステリオとピーター。そこでピーターはニック・フューリーから受け取ったトニーのAIサングラス「イーヴィス」をミステリオに手渡してしまいます。

ミステリオを信じ切り、彼こそがアイアンマンの後継者だと考えたからですね。

しかしそこが大きな間違いでした。

ここからの急展開は非常にスピーディーでおもしろい。

ミステリオの目的は「イーヴィス」を受け取る事。そしてミステリオの正体は空気中に立体を投影する技術「BARF」を開発しながらも、トニーにその技術を奪われてしまったいわば被害者。

そしてミステリオと共にバーにいた者たちすべてがトニーの被害者。いわゆる反トニー派ですね。その中には「アイアンマン」パート1にてアイアンモンガー製作のためにオバディア・ステインによってアーク・リアクターの製作を行っていた博士の姿も。

マルチバースの話も予告では散々期待させておいてまったくのデタラメ、そしてエレメンタルズに至っては空気中に立体を投影する技術「BARF」によって作られた幻影にすぎなかったというオチでした。

この瞬間同じように思った方もいるかもしれませんがこの大どんでん返し、「アイアンマン3」におけるマンダリンの正体がわかった瞬間と同じような感覚に陥りました。さすがMCUですね。

そしてここから自体が大きく動いていきます。

⑥ エレメンタルズとの最終決戦

ニック・フューリーにミステリオの事実を伝えるため、旅行を抜け出しニック・フューリーの元へ向かうも、既に先回りされていたミステリオにボコボコにやられます。厳密には「イーヴィス」を用いて宇宙にあるトニーの衛星から攻撃型ドローンを次々と呼び出して「BARF」による幻影をによってやられたのでミステリオは何もしてませんが。

そして最後には列車に轢かれるもなんとかしがみつき列車の中で気を失ってしまい、辿り着いたのはオランダ。

ここでハッピーを呼び出し、飛行機でミステリオの元へ向かいます。

飛行機の中で最新のスーツを作り、ニック・フューリーには暗号のような電話をして、そこでようやくニック・フューリーも嘘を見抜きます。

そこに今までで最大の大きさとなった「BARF」による幻影ハイドロンが登場し、いよいよ最終決戦。

最終的にミステリオを倒し、「イーヴィス」を取り返してドローンを帰還させることに成功しますが、ここで覚醒するのがスパイダーセンスです。英語が聞き取れなかったのでどのように表現してるかいまいちわかりませんでしたが、翻訳上では「ムズムズ」と表現されていましたね。

スパイダーセンスの覚醒によってスーツに頼りがちだった実力も大きく成長したように思います。

⑦ 最後に怒涛のサプライズ

最後に怒涛のサプライズ

ニューヨークを正体を知ってたMJと共に飛び回るピーターは、デイリー・ビューグルの映像に目がいきます。そこでJ・ジョナ・ジェイムソン役で登場したのがJ・K・シモンズ。ここでまさかサム・ライミ版スパイダーマンとリンクするとは誰が考えたでしょうか笑

びっくりしましたね、驚きましたね、そしてMCUはこの驚いた感情を抱えたまま更なるサプライズをぶち込んでくるのが非常にうまいですね。世間にスパイダーマンの正体はピーター・パーカーだと知らしめて幕を閉じます。

ほとんどの方がエンドクレジットが流れている間、色んなことを考えてあっという間にエンドクレジット後のシーンを迎えたことでしょう。

そこで更なるサプライズ、ニック・フューリーが実はタロスだった。あれ?ニック・フューリーは?と思った瞬間タロスが電話をかけ、その相手がニック・フューリー。そしてニック・フューリーは巨大な宇宙船の中にいてどこかへ向かっているところで終わりました。

大きな驚きの後で更なるサプライズをぶち込んでくるのは心理的な効果でもあるのでしょうか。こういう作り方をしているMCU作品非常に多い気がします。

⑧ 個人的な感想

MCUにおけるスパイダーマンのヴィランが2作連続で反トニー派の人物だというのがひとつの特長になっていますね。

そして散々マルチバースなど今後のMCUを大きな世界観を見せるように括っておきながら実際は事実の延長線上でしかないというのも非常にMCUらしい展開でした。

個人的にはMCU作品の中でもトップクラスにおもしろい作品です。

しかし最後にタロスが出てきたとなると気になっちゃうのが、最初の旅行先で一瞬登場している「猫」。

一瞬だったので「ん、あれ?」と思いましたが、もしかしたら違うかもしれませんがあの瞬間「キャプテン・マーベル」に出てきた猫を思い出させたシーンでもありました。あれはただの伏線だったのでしょうか?

「アベンジャーズ/エンドゲーム」はある種総決算のような映画なので、「アベンジャーズ/エンドゲーム」よりおもしろかったと思う人結構いると思います。

⑨ 「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は427件のレビューに基づく91%もの前向きなレビューで7.45/10と非常に高評価。

Metacriticでは55件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中69点と割と平均的。

データベースサイト「IMDb」では270,990件のレビューで10段階中7.5とこちらは少し高い評価でした。

⑩ 「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」日本での評価

Yahoo!映画での評価は‎3,233件のレビューで平均評価は4.1と非常に高めの評価に。

映画.comも同様で424件中4とこちらも高評価。

映画レビューサイトFilmarksでは13,367件のレビューで4.1と、高評価な上にレビューが1万件以上あり、この映画を観た人のほとんどが高い評価をつけているのではないでしょうか。

まとめ

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」について色々まとめてみましたが、続編を期待させる展開でありながら、話題はマーベルとソニーの契約上の問題で今後どのような形で展開していくのかも話題の矛先になっています。

スパイダーマンがどのようにMCU上で活躍できるのかによって、フェイズ4がどのように展開していくのかも変わってくるかもしれませんね。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

この記事を書いた人
映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。 古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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