【映画】Amazonプライムビデオ「ムーンフォール」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

【映画】Amazonプライムビデオ「ムーンフォール」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

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今回ご紹介するのは、「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」などのパニックアクション大作で知られるローランド・エメリッヒ監督が、月と地球の衝突という危機に立ち向かう人類の姿を描いたAmazonプライムビデオオリジナル映画「ムーンフォール」

ハル・ベリーパトリック・ウィルソンジョン・ブラッドリーが中心となって物語が進んでいくSFアクション・ディザスター・スリラー映画です。

この映画、評価が分かれていまして、B級、C級などと揶揄する声もありますが、1本の映画としては前半と後半でまるで面白さが異なる点から今回取り上げてみました。

ご存知の方も多いとは思いますが「ムーンフォール」のあらすじやキャスト、トリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。

「ムーンフォール」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

① 「ムーンフォール」のあらすじ

日本初上陸!SFディザスターパニック映画『ムーンフォール』| ティザー予告編

原因不明の力によって月が本来の軌道から弾き出された2021年、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実がNASA(アメリカ航空宇宙局)にもたらされる。NASAは現地調査を試みようとするが、同時に組織内部で、とある情報が隠ぺいされていたことが発覚する。地球と月を救うため、黒い無数の物体の群れに襲われた経験を持つNASA副長官のジョー・ファウラーと一流の宇宙飛行士だったブライアン・ハーパー、そして天文学博士を自称するKC・ハウスマンの3人が立ち上がり、未曽有の危機に立ち向かう。

② 「ムーンフォール」のキャスト・作品情報

「ムーンフォール」のキャスト・作品情報
出典:Moonfall (2022) - IMDb

「ムーンフォール」のキャスト

役名 俳優
ジョー・ファウラー
Jocinda Fowler
ハル・ベリー
Halle Berry
ブライアン・ハーパー
Brian Harper
パトリック・ウィルソン
Patrick Wilson
K・C・ハウスマン
K.C. Houseman
ジョン・ブラッドリー
John Bradley
トム・ロペス
Tom Lopez
マイケル・ペーニャ
Michael Peña
ソニー・ハーパー
Sonny Harper
チャーリー・プラマー
Charlie Plummer
ミシェル
Michelle
ケリー・ユー
Kelly Yu
ホールデンフィールド
Holdenfield
ドナルド・サザーランド
Donald Sutherland
ダグ・デイビッドソン将軍
General Doug Davidson
エミ・イクワーカー
Eme Ikwuakor
ブレンダ・ロペス・ハーパー
Brenda Harper
カロリーナ・バルトチャック
Carolina Bartczak
ガブリエラ・オークレア
Gabriella Auclair
マキシム・ロイ
Maxim Roy
ジェンキンス将軍
General Jenkins
フランク・スコーピオン
Frank Schorpion
アルバート・ハッチングス
Albert Hutchings
スティーヴン・ボガート
Stephen Bogaert
リード中佐
Lieutenant Colonel Reed
アンドレアス・アペルギス
Andreas Apergis
ミセス・エレイン・ハウスマン
Mrs. Elaine Houseman
キャスリーン・フィー
Kathleen Fee

「ムーンフォール」の作品情報

原題
Original Title
Moonfall
監督
Directed by
ローランド・エメリッヒ
Roland Emmerich
脚本
Writing by
ローランド・エメリッヒ
Roland Emmerich
ハラルド・クローサー
Harald Kloser
スペンサー・コーエン
Spenser Cohen
音楽
Music
ハラルド・クローサー
Harald Kloser
トーマス・ワンダー
Thomas Wander
撮影
Cinematography
ロビー・バウムガートナー
Robby Baumgartner
編集
Edited by
ライアン・スティーヴンス・ハリス
Ryan Stevens Harris
アダム・ウルフ
Adam Wolfe
製作
Produced by
ローランド・エメリッヒ
Roland Emmerich
ハラルド・クローサー
Harald Kloser
製作会社
Production Company
セントロポリス・エンターテインメント
Street Entertainment
ファイ・ブラザーズ
AGCスタジオ
配給
Distributed by
米:ライオンズゲート
日:Amazon Prime Video
公開 米:2022/2/4
日:2022/7/29(配信)
上映時間 130分
制作費 1億5000万ドル
興行収入 5900万ドル

③ 前半だけで観るのをやめてしまいかねない展開

前半だけで観るのをやめてしまいかねない展開
出典:Moonfall (2022) - IMDb

残念ながら、前半は非常に予想のつくSFアクション・ディザスター・スリラーとなっており、月が軌道を変えて地球の様々な都市が沈んでいく様子を描くまでがあっという間です。ここまで観ておそらく多くの方が「なんだよよくある展開じゃないか」と思ってしまうかもしれません。

もしここで観るのをやめてしまった方は少しだけ我慢して後半まで観て頂きたい。

通常のディザスター・スリラーではあらゆる説から想定し、もしかしたら起こるかもしれない災害を描く作品が多いんですが、「ムーンフォール」はSFアクション・ディザスター・スリラーです。非現実でありながら現実のように描き、後半は一気に非現実のような世界観へシフトしていきます。

④ 基本設定がありがちすぎるのも悪い

基本設定がありがちすぎるのも悪い
出典:Moonfall (2022) - IMDb

元宇宙飛行士で現在はNASAの幹部のジョー・ファウラーは、未曾有の危機にあまりにあっさりと辞職してしまう長官の後を継ぎジョーは長官代理に。

そして宇宙飛行士でNASAを解雇されてしまったブライアン・ハーパーは離婚して一人暮らし。元嫁は再婚。

そして陰謀論者で月が巨大な建造物だと信じるハウスマン。

このありがちな基盤設定も前半をつまらなくしてる要因なんじゃないかと思います。はっきりつまらないと書いてしまいましたが後半で盛り返すので個人的には好きな作品になりました笑

⑤ 黒い無数の物体の群れの正体

黒い無数の物体の群れの正体
出典:Moonfall (2022) - IMDb

ジョーは黒い無数の物体の群れについてなぜか早い段階から「人工物」であると発言していました。生命体である可能性もあるのに。

そして結論としては黒い無数の物体の群れの正体は自我を持ったAI。群れが有機体と電力の組み合わせに反応することを知り、破壊するためにジョー、ブライアン、ハウスマンの3人はあらゆる手を尽くします。

⑥ 月の正体

月の正体
出典:Moonfall (2022) - IMDb

「ムーンフォール」では月は巨大建造物であるという設定にしており、その建造物を制御しているのがAI。数十億年前、別の星系で進化した人類の文明が、AIの反乱により絶滅しかけ、箱舟として月を建造して人類を地球に運んだと聞かされます。

つまり月はこの映画では「ノアの箱舟」として扱われているということになります。そして結局は自然災害を描く映画でありながらAI対AIのSFアクションである2足の草鞋になっているわけですね。

これまで月空洞説はオカルト、都市伝説の要素の大きな話でしたが、2017年にJAXA国際共同研究チームが、月の火山地域の地下、数10m〜数100mの深さに、複数の空洞の存在を確認しています。他にも月は人工の物体説もありますから、これらの話を設定に盛り込んだことで、こういった類の話が好きな方は一気に「おもしろい!」と感じるかもしれませんね。

⑦ ムーンフォール3部作計画

ローランド・エメリッヒはムーンフォールを3部作として取り扱うつまりであることが公表されており、今作の興行収入、視聴状況によっては続編の製作が決定される可能性もあります。実際「ムーンフォール」の結末が将来のある時点で続編が登場することを非常に強く示唆していることもあり、個人的にはかなり観たいです。

1作目が不評でも続編を作って高評価を得るパターンもありますので、1作目として話題性を得るために災害系も描いた可能性もあるので、ここから続編を作るとなれば崩壊しかけた地球の再建について、そしてAIの戦いについて新たなのフェーズ構想が用意されていると思うと観たいですよね。

⑧ 「ムーンフォール」海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は209件のレビューに基づく36%もの前向きなレビューで4.4/10と決していい評価とは言えない数字。

ラスベガスを拠点とする市場調査会社、CinemaScoreによって投票された視聴者は、この映画に A+ から F までのスケールで平均グレード「C+」を与えましたが、ポストトラックの視聴者は66%の肯定的なスコアを与え、そのうち49%が間違いなくこの映画をお勧めすると答えています。

海外の評価は災害を描くことに時間を割きすぎたのが全体の映画としてのクオリティを下げる要因のひとつになっているようで、しかもローランド・エメリッヒのディザスターストーリーを見飽きてしまっている人も多いようで、それが結果的に高評価が得られにくくなっている要因にもつながっているようです。もちろん一部の声ですが。

⑨ 「ムーンフォール」日本での評価

配信されたばかりですのでまだレビューも少ないですが、映画.comでは14件中3.2とあまりよくない。

映画レビューサイトFilmarksでは153件のレビューで3.3と、こちらもあまりよくない。。

おそらく評価が極端に分かれていて、好きな人にはかなり好きな映画で、ハマらない人にとってはB級、C級と感じてしまうかもしれません。

⑩ 「ムーンフォール」のトリビア

「ムーンフォール」のトリビア
出典:Moonfall (2022) - IMDb

・映画のアイデアはインデペンデンス デイ: リサージェンス (2016) で生まれ、脚本は4年間にわたって書かれました。

・共同脚本家のスペンサー・コーエンは映画に言葉をもたらしましたが、彼はToToのデビッド・ペイチの甥でもあり、「Africa」の権利をより簡単かつ安価に確保しました。バンドメンバーの1人は、パトリック・ウィルソン演じるブライアンが調子を狂わせて歌って曲をからかっていると思ったので、最初は反対したそうです。

・専門的な話になりますが核兵器で月を攻撃する計画に反対し、代わりにEMP装置を使用するという点には明確な根拠がなく、その効果については矛盾する点もあるようです。

・制作中に顧問として本物の宇宙飛行士を雇い、時々彼は「それは本当に不可能だ」とローランド・エメリッヒに言いますが、それに対してこれはただの映画だからと一緒にやるように言ったそう。

・スタンリー・トゥッチは、COVID-19パンデミックによって引き起こされた複雑な問題により、彼がカナダでのプロダクションに行くことができなくなったため、マイケル・ペーニャが急遽代わりにキャスティングされました。ドナルド・サザーランドは、わずか2分程度のひとつのシーンにしか登場していませんが、主要キャストのひとりに含まれています。またジョシュ・ギャッドも当初KCハウスマンとしてキャストされていましたが、スケジュールの競合のために映画から脱落しました。

まとめ

「ムーンフォール」について色々まとめてみました。

結局のところ、後半の脚本はすばらしく面白い映画だと思いますので、オカルトや都市伝説が好きな方は見ておいて損はない作品かもしれません。

また、ローランド・エメリッヒの作品が好きな方は前半も十分に楽しめると思いますので、少しの矛盾は気にせずにポップでわかりやすく作られたSFアクション・ディザスター・スリラー映画だと思えば楽しい作品だと思います。

「ムーンフォール」はAmazonプライムビデオのオリジナル映画のため、Amazonプライムビデオに加入していないと観ることはできませんが、もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

この作品はAmazon Prime Video(アマゾン プライムビデオ)で視聴可能です。

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この記事を書いた人
映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。 古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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