【映画】「きっと、うまくいく」のあらすじ・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説
- 2019.05.22
- 2020.09.09
- MOVIE

2009年の公開当時、インド映画歴代興行収入1位を記録した大ヒット映画「きっと、うまくいく」。
日本では2013年に公開され第37回日本アカデミー賞では優秀外国作品賞を受賞するほどの話題作で多くのレビューサイトで高評価を叩き出している作品です。
他にも「3バカに乾杯!」というタイトルでも公開されています。
ご存知の方も多いとは思いますが今回は「きっと、うまくいく」のあらすじやキャスト、おすすめしたいポイント、感想・評価・レビューなど、その概要をご紹介したいと思います。
※なるべくネタバレ回避していますが、あらすじや解説で少しだけ内容に触れている部分もあります。
「きっと、うまくいく」のあらすじ・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「きっと、うまくいく」のあらすじ
大学卒業以来消息を絶っていたランチョーが街に戻ってくると聞き、大学時代親友同士だったファルハーンとラージューは母校に向かう。10年前、3人はインド屈指の難関工科大学ICEの学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピアが接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。
② 「きっと、うまくいく」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
ランチョー Rancho | アーミル・カーン Aamir Khan |
ファラン・クレイシー Farhan Qureshi | R・マドハヴァン Madhavan |
ラージュー・ラストーギー Raju Rastogi | シャルマン・ジョシ Sharman Joshi |
ピア・サハスラブッデー Piya Sahastrabuddhe | カリーナ・カプール Kareena Kapoor |
ヴィールー・サハスラブッデー Dr. Viru Sahastrabuddhe | ボーマン・イラニ Boman Irani |
チャトル・ラーマリンガム Chatur Ramalingam | オミ・ヴァイディア Omi Vaidya |
モナ・サハスラブッデー Mona Sahastrabuddhe | モナ・シング Mona Singh |
スハース・タンドン Suhas Tandon | オリヴァー・サンジェイ・ラフォント Olivier Sanjay |
マンモーハン Manmohan | ラフル・クマール Rahul Kumar |
ジョイ・ロボ Joy Lobo | アリ・ファザル Ali Fazal |
③ インドの名優アーミル・カーン
トリオの中でも中心のランチョを演じるアーミル・カーンはインドを代表する国民的俳優です。
役作りにストイックな彼。当時44歳でありながら大学生を演じるにあたり、かなりダイエットをしたそうです。また最近の作品では日本で2018年に公開された「ダンガル きっと、強くなる」でも相当トレーニングで体を鍛えています。彼の独特の演技に注目です。
④ インド映画の魅力満点
なんと上映時間が3時間もあるこの作品。長いと思いきや、見始めてしまうとあっという間です。
ヘビロテしそうな音楽に、ダンスに、インドの魅力が詰まっていて、気づいたら終わっています。インド映画を見たことがない人に特におすすめです。
⑤ 日本アカデミー賞まで受賞したインド映画!
インドではなんと公開当時史上歴代1位の興行収入、インドアカデミー賞では史上最多16部門を受賞しました。(2019年5月時点でのインド歴代興行収入ランキングでは13位)
さらにインドにとどまらず、日本アカデミー賞でも優秀外国作品賞を受賞しています。また「E.T.」や「ジュラシック・パーク」のスティーブン・スピルバーグ監督も絶賛しており、世界的に評価の高い作品となっています。
⑥ バカトリオを取り巻く社会問題
超エリート理系学校に通うバカトリオが主人公で、コメディ満載な一方で、彼らを取り巻く、学歴社会・格差社会、そして自殺などシリアスな問題も描かれています。日本にも通じ、共感できるところがありかなり見応えがあります。
⑦ 爽快なエンディング
ストーリー展開が早く、とってもわかりやすいのもこの映画の魅力です。アンフェアなことばかりの社会の渦の中で、3人それぞれが自分の道を切り開いていく気持ちのいいエンディングが待っています。
⑧ アーミル・カーンのすごさ
アーミル・カーンは米『タイム』誌が「世界で最も影響力のある100人」にも選出されたことのあるトップスターです。
2008年には「ガジニ」、2009年には「きっと、うまくいく」、2013年には「チェイス!」、2014年には「PK」、そして2016年には先ほどもご紹介した「ダンガル きっと、強くなる」と5本の主演作品でインド映画の全世界歴代興行収入1位を5回達成するという驚異的な記録の持ち主です。
ボリウッド(ムンバイのインド映画産業全般につけられた俗称)では文句なしのトップスターの彼は常に完璧を求める俳優としても有名で、作品選びに妥協しないため出演する作品はおもしろいものばかり。そんな彼が主演を務めていると言うだけで見る価値のある作品なんです。
⑨ 「きっと、うまくいく」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は13件のレビューに基づく100%もの前向きなレビューで7.44/10と高評価。
インドでは圧倒的な高評価で、映画評論家のスバーシュ・K・ジャー氏は、「きっと、うまくいく」が完璧な芸術作品ではないが、活気に満ちた現代美術の作品だとしています。
⑩ 「きっと、うまくいく」日本での評価
Yahoo!映画での評価は4,161件のレビューで平均評価は4.27とかなり高い評価。
映画.comは246件中4.3と非常に高い評価。
映画レビューサイトFilmarksでは17,059件のレビューで4.3と、1万件以上のレビューで評価4以上と非常に高いのではないでしょうか。
まとめ
「きっと、うまくいく」について色々まとめてみました。Aal Izz Well(アール・イーズ・ウェル)…きっと、うまくいく。
インド映画の興収記録を塗り替えたという事実もあるため期待値の高い状態で観ましたが、期待通り、いや期待以上に抜群の面白さのある作品でした。171分もあるとは思えません。
残念ながらHuluでもNetflixでも見つけられませんでしたが、Amazonプライムビデオではレンタルで観られる様なので、気になった方は是非観て頂きたいです。
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建島 陽一
古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。