【映画】「スキャンダル」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

【映画】「スキャンダル」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

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2019年に公開されたアメリカのドラマ映画、「スキャンダル」

アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた話題作で、FOXニュース創立者で元CEOのロジャー・エイルズのセクシャル・ハラスメントに対する告発を題材とした実在のスキャンダルを題材に、シャーリーズ・セロンニコール・キッドマンマーゴット・ロビーの豪華キャスティングが実現した作品です。

ご存知の方も多いとは思いますが今回は「スキャンダル」のあらすじやキャスト、トリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。

「スキャンダル」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

① 「スキャンダル」のあらすじ

公式『スキャンダル』2.21公開/本予告

2016年、アメリカニュース放送局で視聴率NO.1を誇る「FOXニュース」のトークプログラム「フォックス・アンド・フレンド」のキャスティングから外されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、TV業界の帝王と崇められるCEOのロジャー・エイルズを告発。

騒然とする局内。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、自身の成功までの過程を振り返り心中穏やかではなくなっていた。

一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラは、ロジャーに直談判するための機会を得る。

② 「スキャンダル」のキャスト

「スキャンダル」のキャスト

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役名 俳優
メーガン・ケリー
Megyn Kelly
シャーリーズ・セロン
Charlize Theron
グレッチェン・カールソン
Gretchen Carlson
ニコール・キッドマン
Nicole Kidman
ロジャー・エイルズ
Roger Ailes
ジョン・リスゴー
John Lithgow
ジェス・カー
Jess Carr
ケイト・マッキノン
Kate McKinnon
ベス・エイルズ
Beth Ailes
コニー・ブリットン
Connie Britton
ルパート・マードック
Rupert Murdoch
マルコム・マクダウェル
Malcolm McDowell
スーザン・エストリッチ
Susan Estrich
アリソン・ジャネイ
Allison Janney
ケイラ・ポスピシル
Kayla Pospisil
マーゴット・ロビー
Margot Robbie
ギル・ノーマン
Gil Norman
ロブ・ディレイニー
Rob Delaney
ダグラス・ブラント
Douglas Brunt
マーク・デュプラス
Mark Duplass
リリー
Lily Balin
リヴ・ヒューソン
Liv Hewson
ジュリア・クラーク
Julia Clarke
ブリジット・ランディ=パイン
Brigette Lundy-Paine
アリシア
Alicia
ケイティ・アセルトン
Katie Aselton
ルディ・バフティアル
Rudi Bakhtiar
ナザニン・ボニアディ
Nazanin Boniadi
ゲルソン・ツヴァイファツハ
Gerson Zweifach
アンディ・バックリー
Andy Buckley
ブレット・バイアー
Bret Baier
マイケル・バイー
Michael Buie
ニール・キャヴュート
Neil Cavuto
P・J・バーン
P. J. Byrne
リベカ
Rebekah
ダーシー・カーデン
D'Arcy Carden
キンバリー・ギルフォイル
Kimberly Guilfoyle
ブリー・コンドン
Bree Condon
ビル・オライリー
Bill O'Reilly
ケビン・ドーフ
Kevin Dorff
エインズリー・イアハート
Ainsley Earhardt
アリス・イヴ
Alice Eve
ショーン・ハニティー
Sean Hannity
スペンサー・ギャレット
Spencer Garrett
アビー・ハンツマン
Abby Huntsman
アシュリー・グリーン
Ashley Greene
アリシン・キャメロタ
Alisyn Camerota
トリシア・エルファー
Tricia Helfer
クリス・ウォーレス
Chris Wallace
マーク・エヴァン・ジャクソン
Marc Evan Jackson
ブライアン・ウィルソン
Brian Wilson
ブライアン・ダーシー・ジェームズ
Brian d'Arcy James
ルドルフ・ジュリアーニ
Rudy Giuliani
リチャード・カインド
Richard Kind
ダイアン・ブランディ
Dianne Brandi
エイミー・ランデッカー
Amy Landecker
ラックラン・マードック
Lachlan Murdoch
ベン・ローソン
Ben Lawson
ジェームズ・マードック
James Murdoch
ジョシュ・ローソン
Josh Lawson
ジュリエット・ハディ
Juliet Huddy
ジェニファー・モリソン
Jennifer Morrison
ビル・シャイン
Bill Shine
マーク・モーゼス
Mark Moses
ジュリー・ロジンスキー
Julie Roginsky
アーナ・オライリー
Ahna O'Reilly
ジェラルド・リベラ
Geraldo Rivera
トニー・プラナ
Tony Plana
ハリス・フォークナー
Harris Faulkner
リサ・カンニング
Lisa Canning
マーサ・マッカラム
Martha MacCallum
エリザベス・ローム
Elisabeth Röhm
ニール・ミューレン
Neil Mullen
スティーヴン・ルート
Stephen Root
マーティン・ハイマン
Martin Hyman
ジョン・ロスマン
John Rothman
イレーナ・ブリガンテ
Irena Briganti
ブルック・スミス
Brooke Smith
フェイ
Faye
ホランド・テイラー
Holland Taylor
ジェニー・ピロ
Jeanine Pirro
アラナ・ユーバック
Alanna Ubach
ナンシー・スミス
Nancy Smith
ロビン・ワイガート
Robin Weigert
エディ
Edie
マデリーン・ジーマ
Madeline Zima
グレタ・ヴァン・サステレン
Greta Van Susteren
アン・ラムゼイ
Anne Ramsay
ベスの従業員
Beth’s Employee
レノン・パラム
Lennon Parham
サウンドマン
Sound Man
ジョン・ガブラス
Jon Gabrus

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③ オスカー女優の豪華すぎる共演

オスカー女優の豪華すぎる共演

オスカー女優シャーリーズ・セロンニコール・キッドマン、そして若手トップクラスの実力派女優マーゴット・ロビーの豪華すぎる共演です。

3人が一堂に会するエレベーターでのシーンは、張り詰めた雰囲気が最高潮に達します。

映画の予告としてテレビCMでも放送されていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

④ やりたい放題のロジャー・エイルズ

やりたい放題のロジャー・エイルズ

セクハラをするFOXニュースのCEOのお爺さんに、とにかく腹が立ちます。

CEOの立場を利用してのやりたい放題。

経験の浅いケイラが、セクハラおじさんと知らずにCEOの部屋の単身売り込みに行くシーンは、ハラハラしますが、案の定…の展開でした。

「またか…」という感じで部屋のドアを閉める秘書の表情も印象的です。

実話を基にしたフィクションなので、ケイラは架空のキャラクターなんですけどね。

⑤ 「#MeToo」運動の原点とは

「#MeToo」運動の原点とは

いまではよく知られるようになった「#MeToo」運動。

「スキャンダル」の原題は「Bombshell(爆弾、突発事件)」ですが、まさにこの作品自体が、Bombshellで、女性はセクハラにがまんする必要はないと全世界に知らしめてくれたのではないでしょうか。

少なくとも「#MeToo」運動については2017年、ハーヴェイ・ワインスタインへの告発がきっかけになっており、ワインスタイン効果という言葉もできましたが、今作でも描かれているグレッチェン・カールソンの行動が少なくともアメリカでは大きな影響を及ぼし、さらに映画化されたことで世界中に広まったと言えるかもしれません。

製作が始まった時はすでに「#MeToo」だけではなく「Time's Up」運動もムーブメントになっていました。

⑥ ドナルド・トランプ VS メーガン・ケリー

ドナルド・トランプ VS メーガン・ケリー

映画の中には、当時はまだ大統領候補であったドナルド・トランプもニュース映像として登場しています。

彼に鋭く質問するメーガン・ケリーへセクハラな内容の中傷攻撃をします。

大統領になっても変わっていませんが、日本の首相がこんなことをやったら大変ですよね。

2人の対立のきっかけは2016年の米大統領選。

FOX主催の討論会で、討論会の司会をしていたメーガン・ケリーとドナルド・トランプが衝突し、トランプは討論会からケリー氏を外すよう求めて威圧しようとしているとしてFOXから非難されました。

⑦ シャーリーズ・セロン脅威の再現度

シャーリーズ・セロン脅威の再現度

キャスターのメーガン・ケリーを演じた主演のシャーリーズ・セロン

彼女は特殊メイクの他言動を研究することによる脅威の再現度で全米を驚愕させましたが、役柄によって変幻自在に姿を変える女版ロバート・デニーロです。

アカデミー主演女優賞、第54回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した「モンスター」でも、美人女優とは思えない酷い役柄を熱演しています。

⑧ 「スキャンダル」海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は318件のレビューに基づく69%もの前向きなレビューで6.68/10とまずまずの評価。

ウェブサイトの批判的なコンセンサスは、「爆弾は素晴らしいキャストと価値のある主題から恩恵を受けていますが、その影響はセンセーショナルな表面よりも深く進むことができないというイライラによってこもっています。」と評しています。

せっかくの題材なのに特殊メイクや話題性ばかりが先走って、実態が掘り下げられていないと感じている方が多いようです。

Metacriticでは46件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中64点とこちらもまずまずの評価。

⑨ 「スキャンダル」日本での評価

Yahoo!映画での評価は787件のレビューで平均評価は3.5。

映画.comは205件中3.5。

映画レビューサイトFilmarksでは3,839件のレビューで3.6。

題材から見て、男性と女性で評価はだいぶ変わると思いますが、海外の出来事な分、日本での見方そのものが変わるように思えるので、高評価をつけている方は題材に対しての評価かもしれません。

⑩ 「スキャンダル」のトリビア

「スキャンダル」のトリビア

・ケイラのスカートを持ち上げるように頼むロジャーのシーンは、すべての角度を一度にキャプチャする複数のカメラで撮影されましたが、監督のジェイ・ローチは、マーゴット・ロビーが複数のテイクでそのシーンを実行する必要があることを望んでいなかったと語っています。

マーゴット・ロビーのキャラクターは、実在の人物に基づいていない映画の唯一の主人公です。彼女のキャラクターは、おそらく現実の人々や経験の組み合わせから映画のために発明され、ストーリーテリングを合理化するために1つのキャラクターにまとめられました。

・マードック兄弟を演じるジョシュ・ローソンベン・ローソンは実生活の兄弟です。

・このプロジェクトは元々、シャーリーズ・セロンの制作会社に持ち込まれ、彼女が制作し、おそらく映画に出演することを目的としていました。 彼女がメーガン・ケリーの実在のキャラクターとして主演することを決定すると、マーゴット・ロビーニコール・キッドマンは、それぞれ架空のケイラ・ポシュピシルと実在のグレッチェン・カールソンの役割の彼女のトップピックでした。

シャーリーズ・セロンは、この映画の制作で引退した特殊メイクアップアーティストのカズ・ヒロを説得し、その努力により第92回アカデミー賞で2度目のメーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。

ニコール・キッドマンが参加するにあたって、メリル・ストリープが彼女に参加するように説得したそうです。

・元のタイトルは「Fairand Balanced(公正で中立)」でしたが、プロデューサーはタイトルを破棄しました。これはFox Newsの番組でFox側が自ら称した言葉です。

シャーリーズ・セロンをメーガン・ケリーの現実のキャラクターに変えるメイクアップのために、多くのファンは、彼女をエリザベス・バンクスと間違えて演じている女優について混乱を表明しました。

・この映画はFox Newsを中心とし、ニューヨーク市を拠点としていますが、ロサンゼルスで撮影されました。

・実生活のキャラクターであるメーガン・ケリーの夫を演じるマーク・デュプラスと、映画でカメオ出演したケイティ・アセルトンは、実生活で結婚しています。

まとめ

「スキャンダル」について色々まとめてみました。

一度も観たことがないには是非観てほしい作品ですが、昨年の映画なんですけど日本では2020年公開なのでまだ新作なので、VODで配信はされていません。

「スキャンダル」は、レンタルならAmazonプライムビデオで視聴可能なので、是非観て頂きたい作品です。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

この記事を書いた人
映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。 古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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