【映画】MCU「アベンジャーズ/エンドゲーム」の完全ネタバレ有あらすじ・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説
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2019年4月26日にMCUシリーズ22作目として公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」。
全世界映画興行収入歴代4位にランクインしている前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」から約1年、公開から約3ヶ月(公開13週目)で累計興行収入額は27億9020万ドル(約3007億3000万円)に達し、10年歴代1位に君臨していた「アバター」を抜いて見事歴代1位となった名作。
この記事では今まで様々なリーク情報や考察などを行ってきた答え合わせとも言える完全ネタバレ記事として、「アベンジャーズ/エンドゲーム」について語りつくしたいと思います。
完全ネタバレ記事ですので、まだ「アベンジャーズ/エンドゲーム」、関連するMCU映画を観ていない方、完全ネタバレ記事を読みたくない方はここでページを閉じてください。
MCU「アベンジャーズ/エンドゲーム」の完全ネタバレ有あらすじ・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「アベンジャーズ/エンドゲーム」のあらすじ
アベンジャーズとガーディアンズのメンバーを含む全宇宙の生命の半分が一瞬で消滅。宇宙空間を漂っていたトニーとネビュラを、キャプテン・マーベルが発見し地球へ帰還し、サノスのスナップから生き残ったメンバーはアベンジャーズ基地に集結する。サノスからストーンを奪いすべてを元に戻すため、居場所を知っていると話すネビュラの話から、体力を消耗しきっているトニーを除きアベンジャーズはサノスがいるガーデンへ向かう。
② 「アベンジャーズ/エンドゲーム」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
トニー・スターク(アイアンマン) Tony Stark (Iron Man) | ロバート・ダウニー・Jr Robert Downey Jr. |
スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ) Steve Rogers (Captain America) | クリス・エヴァンス Chris Evans |
ソー Thor | クリス・ヘムズワース Chris Hemsworth |
ブルース・バナー(ハルク) Bruce Banner (Hulk) | マーク・ラファロ Mark Ruffalo |
ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ) Natasha Romanoff (Black Widow) | スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson |
クリント・バートン (ホークアイ / ローニン) Clint Barton (Hawkeye / Ronin) | ジェレミー・レナー Jeremy Renner |
ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ウォーマシン) James "Rhodey" Rhodes (War Machine) | ドン・チードル Don Cheadle |
スコット・ラング(アントマン) Scott Lang (Ant-Man) | ポール・ラッド Paul Rudd |
ホープ・ヴァン・ダイン(ワスプ) Hope van Dyne (Wasp) | エヴァンジェリン・リリー Evangeline Lilly |
キャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル) Carol Danvers (Captain Marvel) | ブリー・ラーソン Brie Larson |
スティーヴン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ) Dr. Stephen Strange | ベネディクト・カンバーバッチ Benedict Cumberbatch |
ウォン Wong | ベネディクト・ウォン Benedict Wong |
ピーター・パーカー(スパイダーマン) Peter Parker (Spider-Man) | トム・ホランド Tom Holland |
ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ) Wanda Maximoff (Scarlet Witch) | エリザベス・オルセン Elizabeth Olsen |
サム・ウィルソン(ファルコン) Sam Wilson (Falcon) | アンソニー・マッキー Anthony Mackie |
バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー) Bucky Barnes (Winter Soldier) | セバスチャン・スタン Sebastian Stan |
ペッパー・ポッツ(レスキュー) Pepper Potts (Rescue) | グウィネス・パルトロー Gwyneth Paltrow |
ヴァルキリー Valkyrie | テッサ・トンプソン Tessa Thompson |
ティ・チャラ(ブラックパンサー) T'Challa (Black Panther) | チャドウィック・ボーズマン Chadwick Boseman |
シュリ Shuri | レティーシャ・ライト Letitia Wright |
オコエ Okoye | ダナイ・グリラ Danai Gurira |
エムバク M'Baku | ウィンストン・デューク Winston Duke |
ピーター・クイル(スター・ロード) Peter Quill (Star-Lord) | クリス・プラット Chris Pratt |
ロケット Rocket | ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper |
ネビュラ Nebula | カレン・ギラン Karen Gillan |
ガモーラ Gamora | ゾーイ・サルダナ Zoe Saldana |
ドラックス Drax the Destroyer | デイヴ・バウティスタ Dave Bautista |
グルート Groot | ヴィン・ディーゼル Vin Diesel |
マンティス Mantis | ポム・クレメンティエフ Pom Klementieff |
ロキ Loki | トム・ヒドルストン Tom Hiddleston |
ハッピー・ホーガン Happy Hogan | ジョン・ファヴロー Jon Favreau |
ハーレー・キーナー Harley Keener | タイ・シンプキンス Ty Simpkins |
フライデー(声) F.R.I.D.A.Y. (Voice) | ケリー・コンドン Kerry Condon |
ハワード・スターク(トニーの父親) Howard Stark | ジョン・スラッテリー John Slattery |
エドウィン・ジャーヴィス Edwin Jarvis | ジェームズ・ダーシー James D'Arcy |
モーガン・スターク(幼少期) Morgan Stark | レクシー・レイブ Lexi Rabe |
モーガン・スターク(本編未公開) Morgan Stark | キャサリン・ラングフォード Katherine Langford |
マリア・ヒル Maria Hill | コビー・スマルダーズ Cobie Smulders |
ニック・フューリー Nick Fury | サミュエル・L・ジャクソン Samuel L. Jackson |
エンシェント・ワン Ancient One | ティルダ・スウィントン Tilda Swinton |
キャシー・ラング Cassie Lang | エマ・ファーマン Emma Fuhrmann |
ジャネット・ヴァン・ダイン(初代ワスプ) Janet van Dyne | ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer |
ハンク・ピム(初代アントマン) Hank Pym | マイケル・ダグラス Michael Douglas |
サディアス・ロス将軍 Thaddeus Ross | ウィリアム・ハート William Hurt |
フリッガ(ソーの母親) Frigga | レネ・ルッソ Rene Russo |
ジェーン・フォスター Jane Foster | ナタリー・ポートマン Natalie Portman |
コーグ Korg | タイカ・ワイティティ Taika Waititi |
クラグリン・オブフォンテリ Kraglin Obfonteri | ショーン・ガン Sean Gunn |
ペギー・カーター Peggy Carter | ヘイリー・アトウェル Hayley Atwell |
メイ・パーカー(ピーターの叔母) May Parker | マリサ・トメイ Marisa Tomei |
ネッド Ned | ジェイコブ・バタロン Jacob Batalon |
ラモンダ(ティ・チャラとシュリの母親) Ramonda | アンジェラ・バセット Angela Bassett |
ローラ・バートン(クリントの妻) Laura Barton | リンダ・カーデリーニ Linda Cardellini |
ライラ・バートン(クリントの娘) Lila Barton | アヴァ・ルッソ Ava Russo |
エボニー・マウ Ebony Maw | トム・ヴォーン=ローラー Tom Vaughan-Lawlor |
コーヴァス・グレイヴ Corvus Glaive | マイケル・ジェームズ・ショウ Michael James Shaw |
カル・オブシディアン Cull Obsidian | テリー・ノタリー Terry Notary |
プロキシマ・ミッドナイト Proxima Midnight | モニーク・ガンダートン Monique Ganderton |
アレクサンダー・ピアース Alexander Pierce | ロバート・レッドフォード Robert Redford |
ジャスパー・シットウェル Jasper Sitwell | マキシミリアーノ・ヘルナンデス Maximiliano Hernández |
ブロック・ラムロウ(クロスボーンズ) Brock Rumlow | フランク・グリロ Frank Grillo |
ジャック・ロリンズ Jack Rollins | カラン・マルヴェイ Callan Mulvey |
アキヒコ Akihiko | 真田広之 Hiroyuki Sanada |
レッド・スカル Red Skull (Stonekeeper) | ロス・マーカンド Ross Marquand |
カー・ドライバー(カメオ出演) Car driver (Cameo) | スタン・リー |
サノス Thanos | ジョシュ・ブローリン Josh Brolin |
③ デシメーション(指パッチン)で生き残った人と消滅した人
前作「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」の最後にデシメーション(指パッチン)で生き残った人と消滅してしまった人をまずおさらいします。
デシメーション(指パッチン)で生き残った人
役名 |
---|
トニー・スターク(アイアンマン) Tony Stark (Iron Man) |
スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ) Steve Rogers (Captain America) |
ソー Thor |
ブルース・バナー(ハルク) Bruce Banner (Hulk) |
ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ) Natasha Romanoff (Black Widow) |
クリント・バートン (ホークアイ / ローニン) Clint Barton (Hawkeye / Ronin) |
ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ウォーマシン) James "Rhodey" Rhodes (War Machine) |
スコット・ラング(アントマン) Scott Lang (Ant-Man) |
キャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル) Carol Danvers (Captain Marvel) |
ペッパー・ポッツ(レスキュー) Pepper Potts (Rescue) |
ヴァルキリー Valkyrie |
オコエ Okoye |
ロケット Rocket |
ネビュラ Nebula |
サノス Thanos |
デシメーション(指パッチン)で消滅した人
役名 |
---|
スティーヴン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ) Dr. Stephen Strange |
ピーター・パーカー(スパイダーマン) Peter Parker (Spider-Man) |
ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ) Wanda Maximoff (Scarlet Witch) |
サム・ウィルソン(ファルコン) Sam Wilson (Falcon) |
バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー) Bucky Barnes (Winter Soldier) |
ホープ・ヴァン・ダイン(ワスプ) Hope van Dyne (Wasp) |
ティ・チャラ(ブラックパンサー) T'Challa (Black Panther) |
シュリ Shuri |
ピーター・クイル(スター・ロード) Peter Quill (Star-Lord) |
ドラックス Drax the Destroyer |
グルート Groot |
マンティス Mantis |
マリア・ヒル Maria Hill |
ニック・フューリー Nick Fury |
ジャネット・ヴァン・ダイン(初代ワスプ) Janet van Dyne |
ハンク・ピム(初代アントマン) Hank Pym |
サディアス・ロス将軍 Thaddeus Ross |
メイ・パーカー(ピーターの叔母) May Parker |
ネッド Ned |
ラモンダ(ティ・チャラとシュリの母親) Ramonda |
ローラ・バートン(クリントの妻) Laura Barton |
ライラ・バートン(クリントの娘) Lila Barton |
④ 登場した人しない人
登場人物は前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」以上。そのため3時間2分の中に多くの場面がちりばめられ、事前に噂はされていたもののキャストとして公表されずに登場した人物ではナタリー・ポートマンが一番のサプライズだったと思います。実際には声のみ差し替えて「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の未公開映像を使用しているようですね。また同一のシーンで登場したフリッガ役のレネ・ルッソも事前に公表はされていなかったと思います。
また「アベンジャーズ/エンドゲーム」の中で特例に近いものとしては、海外ドラマ「エージェント・カーター」からエドウィン・ジャービス役のジェームズ・ダーシーも出演していました。これはドラマを観ていないと気づけないですね。
意外にも「エージェント・オブ・シールド」は参戦しなかったのは少し残念ですが、3時間2分にこれだけの出演者がいて、一切セリフのなかったキャラクターもいますので、これ以上は詰め込められないというのはよくわかります。
また登場しなかった人としては初期から貢献してきたヴィジョン役のポール・ベタニーは「インフィニティ・ウォー」でマインド・ストーンを奪われ死んでしまい、本作には登場しませんでした。
⑤ 考察合戦の結果は?
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の公開から約1年、様々な考察合戦が繰り広げられたのもこの映画の大きな特徴です。そんな中でほとんどの考察を覆したのが、
・サノスを早い段階で殺す
・インフィニティー・ストーンが破壊されてしまう
・デシメーション(指パッチン)から5年も経過する
この3つ。これらを考察した人はおそらくほとんどいなかったのではないでしょうか。
時系列が非常に混乱してしまいますが、サノスのスナップで消えた人たちが戻ってくるまで、5年も経過していました。その間、トニーとペッパーには娘が誕生し、ブルース・バナーはプロフェッサー・ハルクへと変貌を遂げ、5年経過しスコット・ラングが量子トンネルから出てきます。
ソーに至って飲んだくれの中年オヤジに。この長髪に長い髭の腹の出たオヤジ版ソーは予告動画でもポスターでも一切出てきませんでしたね。ある意味ハルクより考察できない流れでした。
そして、特に契約満了と言われている人たちがどのように幕引きをするのか。一番多かった「キャプテン・アメリカの死」は厳密にはありませんでしたが、ソウルストーンを得るためにナターシャが自ら犠牲となり、サノス軍を消すためトニーが自らガントレットを手にしスナップすることで死んでしまうというサプライズ。
この2名が死んでしまうことを考察した人はほとんどいないんじゃないでしょうか。
またサノスが2度死ぬっていう考察をした人もいないと思います。おそらくですが過去から来たサノスも死んだので、過去の時間軸で誰かがサノスを蘇らせるためにストーンを集めない限りは、過去の時間軸でインフィニティ・ウォーは起きないことになるっていうことも考えられます。
ただ過去に飛んだ年代がそれぞれバラバラなので、例えばニューヨーク決戦の2012年のサノスは存在してて、おそらくストーンを集めてスナップすると思うのですがそうした場合、2014年のサノスはエンドゲームの舞台で生き返るのかどうか。そこまで伏線が貼られていたら非常に恐ろしいですけどね。
また多くの考察の中でもありました通り、タイムトラベル自体は実際に行いましたが、従来のSF映画の法則に反し「過去を変えても現代に影響はない」という理論によって多くの考察をことごとく粉砕したように思います。
⑥ タイム泥棒作戦
「タイム泥棒」と名付けられた作戦で、量子トンネルを使って過去へ戻り、ストーンを奪って帰ってくるという「過去を変えても現代に影響はない」という理論でストーンを持ち帰って現代で指パッチンをする作戦にでます。
これは時間軸の問題で、例え過去を変えても、過去の時系列が変わるだけで元の時代に戻ってきても変化がない、というものです。そのためタイムトラベルをしたアベンジャーズたちはストーンを1から集め、現代に持って帰ってきます。
ほとんどのタイムトラベルはこのような流れになっているので、過去を変えると新たな時間軸(並行世界)が出来上がり、その延長線上の未来に戻るため未来も変わる。
という事だと思うんですよね。
ただ「アベンジャーズ/エンドゲーム」の場合は
このようにどれだけ時間軸ができても、出発地点に戻れる仕組みになっています。
これは量子世界における時間移動では、目的の時代へ行って元の場所に戻ってこれないという概念が少し複雑にさせていて、トニーが開発したGPSつきのもののおかげなのか、量子世界での時間移動における法則なのか、難しい話になるのでよくわかりませんが、こういった解釈でほぼ間違いないかと思います。
トニーは「EPRパラドックス、時を超えるはずが時が彼を超えた」と言って時空を超えるGPSを開発しました。
「EPRパラドックス」とはアインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックスのことで、量子力学の量子もつれ状態が局所性を(ある意味で)破るので、相対性理論と両立しないのではないかというパラドックスのこと。
「時を超えるはずが時が彼を超えた」とは、テストで1週間前に遡ろうとしたスコット・ラングが、過去へ行けずにスコット・ラング自体に時間が生じてしまって、赤ん坊になったりおじいちゃんになったりしたわけですね。
最後に、タイム泥棒作戦にて「だれがいつの時代・場所へどのストーンを回収しに行ったのか」をまとめてみました。
トニー・スターク(アイアンマン) スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ) ブルース・バナー(ハルク) スコット・ラング(アントマン) | 2012年 ニューヨーク | スペース・ストーン(回収失敗) マインド・ストーン タイム・ストーン |
トニー・スターク(アイアンマン) スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ) | 1970年 ニュージャージー州 | スペース・ストーン (ピム粒子) |
ソー ロケット | 2013年 アスガルド | リアリティ・ストーン (ムジョルニア) |
ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ウォーマシン) ネビュラ | 2014年 惑星モラグ | パワー・ストーン |
ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ) クリント・バートン (ホークアイ) | 2014年 惑星ヴォーミア | ソウル・ストーン |
⑦ アベンジャーズ・アッセンブルからラスト8分
かつてキャプテン・アメリカが、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のラストにて「アベンジャーズ!…」と叫ぶシーンがあり、そこでは勿体ぶって「アッセンブル!」と言わずに終わりました。
今作ではサノス軍との最後の対決で、デシメーション(指パッチン)から復活を遂げたヒーローも集まり、いざサノス軍との最終決戦、というタイミングで遂に出たセリフ「アベンジャーズ・アッセンブル」。
ここからテーマソングが流れるシーンが何度観ても最高ですね。キャプテン・アメリカがボソッと「アッセンブル」と言った直後にソーが発狂するもの味がありますね。
トニーのスナップによってサノス軍を消滅させることに成功しますが、ここで「アベンジャーズ/インフォニティ・ウォー」でサノスがスナップした時のような映像が未公開シーンとして存在しており、ここでずっと謎だったキャサリン・ラングフォードが成長した娘のモーガン役で登場するというサプライズ。
このシーンは本編でカットされてしまったため、キャサリン・ラングフォードが本編に登場することがなかったのですが、個人的に本編に出演できなくてギャラどうなるんだろう?ってそっちの心配をしちゃいましたが結局多くを語らずにトニーは死んでしまいましたね。
「ラスト8分の全キャラクター総出演のシーンがある」というのは公開前の事前情報であかされてましたが、まさかトニーの葬儀だとは思いもしませんでした。そして最後はキャプテン・アメリカとペギー・カーターのシーンで幕を閉じます。
アベンジャーズメンバーの中ではトニー、キャプテン、ナターシャの最後は本当の最後なんだなと感慨深い印象を受けましたが、ソー、バナー、バートンはまたいつでもどこかで出演できそうな終わり方でした。
⑧ 「アベンジャーズ/エンドゲーム」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)では505件のレビューに基づく94%もの前向きなレビューで8.24/10と前作を上回る高評価。ユーザースコアは69,214件のレビューで4.5とこちらも高い評価。
Metacriticでは57件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中78点とこちらも高評価。ユーザースコアは4680件で7.8/10。
⑨ 「アベンジャーズ/エンドゲーム」日本での評価
Yahoo!映画での評価は9,602件のレビューで平均評価は3.8と平均よりも少し数字。
映画.comは842件中4.3とこちらは高評価と言えるでしょう。
映画レビューサイトFilmarksでは18,387件のレビューで4.5と、1万件以上のレビューでこの評価は相当高いと言えます。
2019年の興行収入で見ると、61.3億円で邦画洋画含むすべての作品で年間8位の興行収入と高い数字ではありますが、市場規模1位のアメリカでは1位、市場規模2位の中国では3位と好成績となっているため、日本での人気は世界に比べると若干弱い印象もあります。
⑩ 今後の伏線と展開
ニューヨーク決戦直後、ストーンの回収に失敗し捕まっていたロキに奪われそのまま消えてしまっています。ここはロキを主人公にしたDisney+(ディズニープラス)にてオリジナルドラマの制作が決定しているため、その伏線としか思えない印象を受けます。
ナターシャことブラック・ウィドウの単独映画が2020年公開されますが、この時系列は「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」の直後のようです。
さらにソーの最後がまさかのガーディアンズと共に旅へ出るというもの。ソーは単体作品ではMCU最長の4作目となる「マイティ・ソー/ラブ&サンダー」の公開が決まっていますが、ジェームス・ガン監督も戻ってきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3に参加するのでしょうか。とつい考えてしまいます。
色々考えさせられる構成になっているのも「アベンジャーズ/エンドゲーム」の特長で、多くを語らないシーンが多すぎるとも思ったのが正直なところ。
その反面MCUではほぼ全てにあるエンドクレジット後でのシーンが一切ないというラストを感じさせる終わり方でした。
最後エンドクレジットまで見たのに「あれ?終わり?」と思った方も多いと思います。
その後「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」で「フェイズ3(第3シーズン)」および、2008年公開のMCU第1作『アイアンマン』から始まった「インフィニティ・サーガ」の最後を飾りました。
MCUの「フェイズ4」は「ブラック・ウィドウ」から始まり、「エターナルズ」「シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス」「スパイダーマンの3作目」「マイティ・ソー/ラブ&サンダー」「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」が予定されており、並行してDisney+(ディズニープラス)にてオリジナルドラマ「ロキ」「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の配信も決まっており、ドラマと映画の連動がフェイズ4からのひとつのポイントとなるようです。
他にも「キャプテン・マーベル」、「ブラック・パンサー」、「アントマン」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の続編も考えられているようですので期待大ですね。
そして全員集合のアベンジャーズのようなものが構成されるのかどうか、その辺りにも期待したいところです。
まとめ
「アベンジャーズ/エンドゲーム」について色々まとめてみましたが、多くの方がラストに相応しい最高傑作だと言っています。
個人的にも最高傑作だとは思うんですが、もう少し掘り下げてインフィニティ・ウォーから3部作構成にして欲しかったと思えてしまうほど、「アベンジャーズ/エンドゲーム」は濃い内容でした。
トニー・スタークにとってはアイアンマン誕生から死ぬまでの人生総括とも言えますし、ラストシーンはキャプテン・アメリカで締めくくるという2人にとって最高の終わり方かもしれません。
今後の展開も楽しみですが、トニーもナターシャもストーンが原因で死んでしまっているので復活できる策を講じて欲しいですね。戦闘でも事故でもない死に方なので今後もしかしたら…あり得るかもしれません。