【映画】おすすめ「シェイプ・オブ・ウォーター」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

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【映画】おすすめ「シェイプ・オブ・ウォーター」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

今回おすすめするのは、2017年に公開され第90回アカデミー賞では作品賞など4部門を受賞し、第75回ゴールデングローブ賞でも2部門を受賞した名作「シェイプ・オブ・ウォーター」

ギレルモ・デル・トロが監督を務め、ヴァネッサ・テイラーと共同で脚本も担当している作品で、サリー・ホーキンスの演技も絶賛されました。

ご存知の方も多いとは思いますが「シェイプ・オブ・ウォーター」のあらすじやキャスト、トリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。

おすすめ「シェイプ・オブ・ウォーター」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説

① 「シェイプ・オブ・ウォーター」のあらすじ

『シェイプ・オブ・ウォーター』日本版予告編

1962年、冷戦下のアメリカ。機密機関「航空宇宙研究センター」で清掃員として働く発話障害の女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。

イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという「彼」にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、「彼」とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。

② 「シェイプ・オブ・ウォーター」のキャスト

「シェイプ・オブ・ウォーター」のキャスト

役名俳優
イライザ・エスポジート
Elisa Esposito
サリー・ホーキンス
Sally Hawkins
リチャード・ストリックランド
Richard Strickland
マイケル・シャノン
Michael Shannon
ジャイルズ
Giles
リチャード・ジェンキンス
Richard Jenkins
不思議な生きもの(彼)
Amphibian Man
ダグ・ジョーンズ
Doug Jones
ロバート・ホフステトラー博士
Robert Hoffstetler
マイケル・スタールバーグ
Michael Stuhlbarg
ゼルダ・フラー
Zelda Delilah Fuller
オクタヴィア・スペンサー
Octavia Spencer
フレミング
Fleming
デヴィッド・ヒューレット
David Hewlett
ホイト元帥
Frank Hoyt
ニック・サーシー
Nick Searcy
バーナード
Bernard
スチュワート・アーノット
Stewart Arnott
エレイン・ストリックランド
Elaine Strickland
ローレン・リー・スミス
Lauren Lee Smith

③ 異色のキャラクター

異色のキャラクター

一目「彼」を見てどうしてこんな不気味なものに恋に落ちるのかと疑問に思うかと思いますが、徐々に不思議とカッコ良く見えてくるのです。

最後には可愛く見えてくるかも!?

④ ハラハラドキドキ

ラブストーリーではありますが、秘密研究所から抜け出すシーンを始め、様々な事件や出来事にハラハラドキドキさせられ、見応え満点です。

⑤ 恋するイライザ

恋するイライザ

物語が進んでいくにつれて、どんどん謎の生物に恋に落ちていくイライザ。

言葉ではなく心で繋がっていき信頼しあっていく2人に心が温まります。

恋をすると女は綺麗になるといいますが、まさに体現しているのが彼女です。

⑥ 涙を誘う劇中歌

言葉を声で出せない主人公の気持ちを代弁するかのような歌詞の劇中歌「You'll Never Know」

この曲は40年代にアリス・フェイというミュージカル映画スターが歌っているものです。何度か流れますが、そのシンプルな歌詞と素敵なメロディーは心にしみ、涙を誘います。

Alexandre Desplat - You'll Never Know (Official Video) ft. Renée Fleming

⑦ 愛に満ちたラスト

愛に満ちたラスト

この作品で最も印象的なのはポスターにもなっている美しいラストのシーンです。

海へと深く沈んでいく2人に暖かい愛を感じること間違いなし。

異生物間の恋愛だということも忘れてしまうほどです。

⑧ 「シェイプ・オブ・ウォーター」海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は404件のレビューに基づく92%もの前向きなレビューで8.4/10と非常に高評価。

Metacriticでは53件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中87点とこちらも高評価。

その多くがギレルモ・デル・トロ監督の最高傑作と評するものでした。

そして第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の4冠、第75回ゴールデングローブ賞では監督賞、作曲賞の2冠、第74回ヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞するなど多くの賞を受賞しています。

⑨ 「シェイプ・オブ・ウォーター」日本での評価

Yahoo!映画での評価は5,306件のレビューで平均評価は3.6とかなり平均的な数字。

映画.comは601件のレビューで3.6とこちらもほぼ平均的な評価。

映画レビューサイトFilmarksでは20,090件のレビューで3.8と、平均よりも少し高い評価になっています。

⑩ 「シェイプ・オブ・ウォーター」のトリビア

「シェイプ・オブ・ウォーター」のトリビア

・監督を務めたギレルモ・デル・トロは主要キャラクターのそれぞれについて長いバックストーリーを用意したそうで、そのうちの何人かは、40ページに渡って書かれたと伝えられています。役割を演じた後、監督は俳優にそれらを提供し、彼らは自分のキャラクターのために裏話を利用するか無視するかを選択してもらったそうです。マイケル・スタールバーグはバックストーリーを熱心に読んだことで演技に役立ったとインタビューで答えています。

・2017年のトロント国際映画祭で初演されたとき、上映はエルギン劇場で行われました。映画の中の劇場の内部シーンはエルギン劇場で撮影されたので、観客が映画を見ている間、彼らは彼らが座っていたのと同じ劇場を画面上で見ていました。

マイケル・シャノンは、映画が第90回アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した瞬間、シカゴのバー、オールドタウンエールハウスにいました。 バーのオーナーは、式典が終わるまで、頭上のテレビで放送を見ながら、ビールを片手にバーに一人でさりげなく座っているマイケル・シャノンの写真をツイッターに投稿するのを待っていました。

・生き物のデザインは、映画「大アマゾンの半魚人(1954)」に大きく影響を受けています。 マイケル・シャノンのキャラクターは、南アメリカのアマゾン川でそれを拾ったと言います。これは、映画のクリーチャーの舞台です。

・メキシコ国立大学のテレビチャンネルへのインタビューによると、監督のギレルモ・デル・トロは、この映画が失敗した場合、彼は完全に監督をやめたであろうと述べていました。またこれらのプロジェクトの深い個人的な性質は、「パンズ・ラビリンス(2006)」「デビルズ・バックボーン(2001)」にも当てはまると述べました。

・この映画の厳しい水中シーンを完成させた翌日、サリー・ホーキンスはロンドンに飛んで「パディントン2(2017)」の制作を開始しましたが、初日にその映画の水中シーンを撮影したそうです。

・今作は公開から5年間で最優秀作品賞を受賞し、約1,900万ドルの予算で、世界中で1億9,400万ドルを超えています。

オクタヴィア・スペンサーが脚本で気に入った点の1つは、メインのカップルを無言にすることで、会話のほとんどが黒人女性とクローゼットのゲイの男性からのものであるという事実でした。実生活では、彼らは両方とも1960年代の映画の設定中に抑圧を経験していると考えられます。

・予告編を見た後、映画監督のケヴィン・スミスは「これほど美しいものを見ると、自分を「監督」と呼ぶのはバカだ」とツイートした。

・監督のギレルモ・デル・トロは、2014年のゴールデングローブ賞でサリー・ホーキンスに初めて会い、酔っ払っている間に映画を彼女に売り込んだそうです。

まとめ

「シェイプ・オブ・ウォーター」について色々まとめてみました。

この映画は半魚人と女性の話だと思いきや、思っている以上に多くのテーマが含まれた作品だと思います。バックストーリーに深みがあるからこそこれだけの描写ができてるのかなと思いましたが、総合的に観ても非常におもしろい作品です。

HuluやdTVで視聴可能で、Amazonプライムビデオではレンタルで観られる様なので、気になった方は是非観て頂きたいです。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンやここに書いていない好きなシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

この記事を書いた人

映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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