【映画】おすすめ「アントマン」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
今回ご紹介するのは2015年にMCUシリーズ12作目として公開された「アントマン」。
ポール・ラッドが「アントマン」ことスコット・ラングを演じ、MCUにとって重要な位置づけとなっておりフェイズ2からフェイズ3へ進むための伏線が多く張られている作品でもあります。
ご存知の方も多いとは思いますが「アントマン」のあらすじやキャスト、おすすめしたいポイントやトリビア、感想・評価・レビューなど、その概要を掘り下げていきたいと思います。
「アントマン」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「アントマン」のあらすじ
ソコヴィアでの戦いから数ヶ月後。3年前に窃盗罪で服役していたスコット・ラングは、無事刑期を終えて出所し、更生を心に誓い再出発するが職に就いても、前科が知られた途端にクビにされたり、離婚した妻とその再婚相手を訪ねても、浴びせられるのは冷たい言葉ばかり。
娘のキャシーが慕ってくれることだけが唯一の救いだが、養育費の未払いを理由に、娘と会うことまで禁止される始末。どん底に追い込まれたスコットは、昔の泥棒仲間のルイス、デイヴ、カートらと合流して再び犯罪の道へと戻ってしまうのだった。
② 「アントマン」のキャスト
[nop]
役名 | 俳優 |
---|---|
スコット・ラング(アントマン) Scott Lang (Ant-Man) | ポール・ラッド Paul Rudd |
ホープ・ヴァン・ダイン(ピム博士の娘) Hope van Dyne | エヴァンジェリン・リリー Evangeline Lilly |
ハンク・ピム(初代アントマン) Hank Pym | マイケル・ダグラス Michael Douglas |
ダレン・クロス(イエロージャケット) Darren Cross (Yellowjacket) | コリー・ストール Corey Stoll |
ジム・パクストン Jim Paxton | ボビー・カナヴェイル Bobby Cannavale |
ルイス Luis | マイケル・ペーニャ Michael Peña |
カート Kurt | デヴィッド・ダストマルチャン David Dastmalchian |
デイヴ Dave | ティップ・“T.I”・ハリス Tip "T.I." Harris |
マギー・ラング Maggie Lang | ジュディ・グリア Judy Greer |
キャシー・ラング Cassie Lang | アビー・ライダー・フォートソン Abby Ryder Fortson |
サム・ウィルソン(ファルコン) Sam Wilson (Falcon) | アンソニー・マッキー Anthony Mackie |
[/nop]
③ アリとの友情
ポール・ラッド演じるアントマンのアリたちとのコメディチックなコミュニケーションがこの映画の特徴であり魅力でもあります。
虫が苦手だったり集合体恐怖症の人は見ていられないかもしれませんが、アリと意思疎通ができるアントマンと徐々に仲良くなっていくアリたちやその他昆虫との協力シーンは、迫力満点でオススメです。
④ ほんわか&ジワっとする親子愛
本作で描かれるのは親子愛。犯罪に手を染め、ムショ経験あり、バツイチのダメダメ人間で、世に言うヒーローとは正反対の背景のアントマンですが、そんなこと関係なしに全身でパパへの愛を表現してくれる愛娘のキャシーを守るべく世界まで救っちゃう!というお話です。
娘キャシーを演じるのは当時6歳のアビー・ライダー・フォートソン。
俳優でプロデューサーである父親のジョン・フォートソン、女優のクリスティー・リン・スミスを始め、家族みんながテレビドラマや映画関係だそう。
アメリカのコマーシャルにも数多く出演している有名子役です。滅多に会えないパパと会えた時のキャシーの笑顔には瞬殺です。
また、スーツの持ち主でありピム粒子を開発したハンク・ピム博士と、その娘のホープのじわっとくる親子愛も見どころです。
⑤ 魅入ること間違いなしのアクション
小さいながらに器用に敵を倒していくアクションシーンは激アツ。色々なものの大きさという概念がひっくり返り、独自のアクションを見せてくれます。
1.5cmだけではなく、様々なスケールとなって戦うので、その分演じるのも大変なようです。
ポール・ラッドは、「サイズが変わるから、目線をどこに置くかなどは注意して演じたよ。」とインタビューで語っています。
コメディに定評のある彼ですが、アクションシーンに臨むため1年をかけて筋肉トレーニングを重ねたそうで、80%のアクションシーンをみずから演じています。
またアクションシーンはゴジラを、スーツはウルトラマンを参考にしているそうで、特撮を彷彿させるところも満載です。
⑥ ミニサイズの世界観
1.5cm、世界最小ヒーローのアントマン。彼目線だと普段見ている世界が全く違って観え、新しい発見もありワクワクします。
羽アリに乗って移動したり、鍵穴を通ったり…。
特に終盤のキャシーの部屋でのおもちゃの機関車トーマスに襲われたりするアクションを始め、色々なスケールで、日常のものが描かれていて、まるでアトラクションに乗っているかのような新鮮で楽しい映像が楽しめます。
ぜひ、子供や家族と一緒に。
⑦ 意外と専門用語が多い
アントマンになるための技術として、ピム博士が開発したピム粒子という化学物質があります。物質を縮小・拡大させる機能を持つ液体状の化学物質で正確には「原子間の相対距離を操作することで、密度と強度を高める」粒子であるため、質量は変化せず、スーツに実装されています。
これは作品オリジナルのものですが、そこに深く関わってくるのが「量子力学」です。
「量子力学」の概念が強く影響を受けているため「専門的で難しい説明でもあるのかな」と思いきや難しく考えなくともわかりやすく話も進んでいきます。
⑧ 「アントマン」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は328件のレビューに基づく83%もの前向きなレビューで6.9/10と非常に高評価。
オーディエンス評価は166,847件のレビューで4.01/5と高い評価になっています。
Metacriticでは44件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中64点と割と平均的。
MCUにとって後に重要になってくる要素が含まれた作品のため、そこに注目しがちですが内容もしっかりおもしろいので一般的には良好な評価になっているようですね。
⑨ 「アントマン」日本での評価
Yahoo!映画での評価は4,734件のレビューで平均評価は3.9と平均よりも少し高い評価。
映画.comも同様で351件中3.7とこちらも平均よりも高い評価と言えます。
映画レビューサイトFilmarksでは11,010件のレビューで3.8と、こちらも少し高めな評価でした。
⑩ 「アントマン」のトリビア
・「アントマン」は当初、ハンク・ピム博士を主人公にする予定でしたが、脚本や構成を練っていくうちにピム博士のストーリーが家族向けではないと判断し、スコット・ラングを軸に練り直したそうです。
・1980年代のフラッシュバックシーンではハンク・ピム博士を演じたマイケル・ダグラスとマーティン・ドノヴァンはVFXという技術によって若返っています。マイケル・ダグラスは撮影中に70歳の誕生日を迎えたそうで、アントマンに因んでアリでアイシングで飾られた誕生日ケーキをプレゼントされたそうです。もう70歳なんですね。
・当初、この映画は元のアントマン、ハンク・ピムに焦点を当てることを目的としていましたが、プロデューサーは彼のストーリーが家族向けではないと判断し代わりに、焦点はスコット・ラングに移り、ピムがメンターと脇役になりました。
・ポール・ラッドはスーパーヒーローに適した筋肉のサイズを構築するために広範なトレーニングを行い、筋肉質になりすぎてしまったためアントマンの衣装を彼の筋肉のために変更されなければならなくなったそうです。
・エドガー・ライトが映画に取り組んでいる間、彼はマーベルに映画が終わるまでアントマンやワスプの使用を控えるように要求しました。それが「アベンジャーズ(2012)」に欠席した理由です。
・イエロージャケットのスーツから発射されるレーザー音は、スターウォーズの映画で発射されるAT-ATの主砲と同じ音です。 ディズニーはマーベルとスターウォーズを所有しています。
・スコット・ラングは、アベンジャーズに助けを求めることを提案しています。 コミックでは、アントマンはオリジナルのアベンジャーズでした。
・ダレン・クロスは、人間の縮小という概念は「驚かされる物語」のように聞こえると冗談を言っています。アントマンはコミック「テイルズ・トゥ・アストニッシュ」#27(1962年1月)でデビューしました。ダレン・クロスは、デモンストレーションの一環として椅子を縮小します。 これは、ハンク・ピムが最初に縮んだのが椅子だった同じ漫画から取られました。
・アントマンの大ファンであるエドガー・ライト監督は、2003年にこの映画をマーベルに提案し、「アクションアドベンチャーコメディ、ジャンルを超えたアクションと特殊効果の大当たり」と説明しました。それ以来、彼は映画を開発し、テストリールを撮影し、キャストを雇い、映画の撮影を開始する寸前でした。しかし、2014年に彼は5年前にマーベルスタジオを買収したディズニーとの「創造的な違い」のために中退しました。
・映画でタクシー運転手を描いたギャレット・モリスは、サタデー・ナイト・ライブ:マーゴット・キダー/チーフテンズ(1979)のスケッチにアントマンとして登場しました。これは主人公の最初の実写出演でした。
まとめ
スコット・ラングのようなキャラクターもなかなかいませんので、ヒーローものとしても楽しめますし、ホームコメディの要素も感じるのでほのぼのする作品なのでこの世界観の中でサノスのようなキャラクターが登場するとはとても思えない作品です。
エンドロールの最後に「アントマンは戻ってくる」とメッセージがある通り、彼は続編の「アントマン&ワスプ」やキャプテン・アメリカの3作目にあたる「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にも登場します。
さらなる活躍と新たな一面が見られる作品となってるので、本作でアントマンの世界観にハマってしまった方は必見です!
「アントマン」について色々まとめてみましたが、続編の「アントマン&ワスプ」についてはこちらも合わせてご覧ください。
残念ながらHuluでもNetflixでも見つけられませんでしたが、Amazonプライムビデオではレンタルで観られる様なので、気になった方は是非観て頂きたいです。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。