- 未来感あふれる人工知能搭載車・K.I.T.T.と共に悪を討つ!
- デイヴィッド・ハッセルホフ演じる孤高のヒーローが全国を駆け巡る!
- カーチェイスとガジェットアクション満載のスリリングな展開!
- 勇気・友情・正義──80年代の夢を詰め込んだ伝説のアクションドラマ!
『ナイトライダー(原題:Knight Rider)』は1982年から1986年まで全4シーズンにわたって放送された海外ドラマ。デビッド・ハッセルホフ演じるマイケル・ナイトが喋る車でおなじみのドリーム・カーK.I.T.T.(キット)ことナイト2000と共に様々な事件を解決するカーアクションドラマです。
日本でもテレビ朝日系列放送されていましたので、40代以上の方はリアルタイムで見ていた方も多いと思います。
『ナイトライダー』の作品情報
原題 | Knight Rider |
制作 | グレン・A・ラーソン Glen A. Larson |
シーズン1 | 1982/9/26 – 1983/5/6(全22話) |
シーズン2 | 1983/10/2 – 1984/5/27(全24話) |
シーズン3 | 1984/9/30 – 1985/5/5(全22話) |
シーズン4 | 1985/9/20 – 1986/4/4(全22話) |
ナレーション | リチャード・ベイスハート Richard Basehart 吹替:小林清志 |
『ナイトライダー』の主要キャスト
- マイケル・ナイト(マイケル・アーサー・ロング) Michael Knight (Michael Arthur Long)
- デビッド・ハッセルホフ David Hasselhoff
吹替:佐々木功
元刑事。瀕死の重傷から復活し、新たな顔と名で悪と戦う主人公 - キット(声) K.I.T.T. (Voice)
- ウィリアム・ダニエルズ William Daniels
吹替:野島昭生
人工知能を搭載したドリームカー「ナイト2000」の人格 - デボン・マイルズ Devon Miles
- エドワード・マルヘアー Edward Mulhare
吹替:中村正
ナイト財団の責任者でマイケルの任務を統括する指揮官 - ボニー・バーストウ Bonnie Barstow (Seasons 1, 3-4)
- パトリシア・マクファーソン Patricia McPherson
吹替:小山茉美
ナイト2000のメンテナンスと改良を担当する女性技術者 - エイプリル・カーティス April Curtis (Season 2)
- レベッカ・ホールデン Rebecca Holden
吹替:潘恵子
ボニーの後任として登場するナイト2000の技術者 - レジナルド・コーネリアス・3世 Reginald Cornelius III aka RC3 (Season 4)
- ピーター・パロス Peter Parros
吹替:水島裕
マイケルを助ける若き仲間でストリートに精通する協力者 - ウィルトン・ナイト Wilton Knight
- リチャード・ベイスハート Richard Basehart
吹替:大久保正信
ナイト財団の創設者でマイケルに使命を託す恩人
『ナイトライダー』のあらすじ(ネタバレ)
敏腕刑事として知られていたマイケル・アーサー・ロングは、相棒のマンジーと共に産業スパイ事件の捜査をしていた。
ラスベガスのカジノで、首謀者と見られる州市長フレッド・ウィルソンの行動を監視していたが、別の場所でスパイグループによってマンジーは殺害され、犯人は逃走。マイケルはそこで知り合ったタニヤ・ウォーカーという女性と共に車でウィルソンを追跡し、銃を向けて追いつめたが、実はタニヤもスパイグループの一員であり、マイケルは顔を撃たれ瀕死の重傷を負う。
そこにナイト財団を組織するウィルトン・ナイトが現れ、瀕死のマイケルを自らの屋敷へ連れ帰り、緊急手術を施す。マイケルはベトナム戦争で負傷した際、額にプレートを埋め込む手術を受けていたため、銃弾がプレートに跳ね返され致命傷は免れた。しかしプレートは破壊され、顔面は激しく損傷していた。
数か月後、マイケルは整形手術によって新しい顔を得て回復。その過程でウィルトンが開発したドリームカー「ナイト2000」の存在を知る。病に倒れたウィルトンに命を救われたマイケルは、「巨大な悪と戦ってほしい」という遺言を受け、その遺志を継ぐことを決意。ウィルトンの養子となり、名前も新たに「マイケル・ナイト」として生きていくことを心に誓う。
まずは追っていたスパイグループとタニヤを捕らえるため、ナイト2000に乗ってシリコンバレーへ向かい、事件を解決する。こうして、マイケル・ナイトとナイト2000ことK.I.T.T.(キット)の活躍が始まった。
『ナイトライダー』の見どころ
車が喋る!車が飛ぶ!常識外れのナイト2000の性能とは?
K.I.T.T. キットの愛称で知られるドリームカーの正式名称は「ナイト2000」。
ナイト2000に搭載されている人工知能の名前が「Knight Industries Two Thousand(略してK.I.T.T. キット)」。キットは車ではなく人工知能の名称をさしています。
人工知能と話すため劇中でマイケルがナイト2000と表現することはあまりなく、ほとんどの場面では「キット」と呼んでいます。
さて、ナイトライダーを見た時、知った時にまず「車が喋る」設定に驚いた記憶があります。
一番の魅力はそこじゃないでしょうか?
ちなみに「喋る車」でGoogle検索をしてみるとナイトライダーに関連したページばかりが表示されます。
今でこそ人工知能に関連する話題も豊富ですが、当時は斬新過ぎる設定で私を含め多くの方がハマるきっかけになったかと思います。
これは製作総指揮を務めたグレン・A・ラーソンが、ユニバーサルTVから、ハイテクパトロールカーの様な自動車が活躍する作品を書いてくれないかとの要望があり誕生したそう。
ナイト2000の機能で最もわかりやすく驚いたのが、車がジャンプする機能「ターボブースト」。
キットの代名詞かのようにとにかく飛びまくっていました。
水平距離15m以上のジャンプが可能で、シーズン2でのバージョンアップ以降は最大角は60度まで調整できたらしいです。
しかしこのターボブースト機能の設定は少し曖昧で、走行中の急加速も可能。後に「ロケットブースト」が追加され、ジャンプする際にはこちらが使用される場合も。
更にややこしくさせるのが日本語吹き替えの「ターボジャンプ」という言葉。設定の曖昧さなどから作られた造語なのでしょうか。
ナイト2000は他にも一般的な車とは大きく異なり、パワーブースター搭載で、完全に静止した状態から0.2秒で時速100km/hに達するらしく、普通に考えたら信号が青になったら次の信号までわずか数秒で辿り着いてしまう計算になります。
しかしシーズン4からはSuper Pursuit Mode(スーパー追跡モード)と呼ばれる機能が追加され、最高速度が40%向上されるようになりました。
このボタンを押すと車体が変形するので、子供ながらに「カッコイイ!」と見入っていた記憶があります。
他にも簡単なキットの性能をまとめてみました。
モデル | ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム(1982年型) |
製造番号 | AD-227529 |
加速 | 時速60マイル(約100km)まで2秒で加速 |
最高速度 | 通常:時速200マイル(約320km)以上 スーパー追跡モード:時速300マイル(約480km)以上 |
コーティング | 分子結合殻で覆われており、あらゆる物質より硬く強靭 |
キットは他にもちょっと変わった機能も備わっています。例えば「キットは現金を所持していてたまに貸してくれる」機能。
ナイト2000にはAuto Currency Dispenserという機能があって、カジノへ行くシーンなどでマイケルがお金を要する際に、キットは軽めの文句を言いながらお金をくれるんです。
嫁にお小遣いをせがむ夫のような軽めのコントを見せてくれるのもナイトライダーのおもしろさのひとつだと思います。
この機能は全シーズンで数回確認できました。
他にも冷静にみればありえない機能もいくつかありますが、中でも「どんな鍵を開けられる機能」は未だに謎。
何でもできるキットですが、大人になって冷静に考えると、インターネットがまだなかったあの時代に鍵を開けられる機能というのはどう考えても理にかなっていません。ただそんなこと気にせず楽しむこともナイトライダーの魅力と言えます。
そしてこの機能がないとマイケルの潜入のほとんどは失敗しちゃいますしね(笑)
キットが時折見せる人間的な部分
「キット」は人工知能でありながらたまに異様にも人間的なセリフを発する場面も多々あり、吹き替えを担当された野島昭生さんの力も大きく、人工知能でありながらより人間味あふれるキャラクターになったんじゃないかと思います。
設定上においても、メカニック担当のボニー・バーストウがプログラミングしているため、ボニーが苦手なことはキットも苦手(例えば高所恐怖症であることなど)であると、少し強引とも思える設定もありましたが、こういった場面でも人間味を出すように脚本が書かれたのかなと考えたりするのもまたそれも楽しみ方のひとつだと思います。
一番印象にあるのは、K.A.R.R.(カール)の存在。
カールに対して欠陥品と吐き捨ているものの、存在が発覚するとあきらかに動揺したり、カールが自爆して、ガレージに戻ってきたラストシーン、一人になった時には偽らざる心情を吐露している場面では見ている側も感情移入しそうになったのではないでしょうか。
現代でも有り得ないレベルのメカニック担当者の技術
パトリシア・マクファーソンが演じたメカニック担当のボニー・バーストウはキットに何かあればほとんどの修理やバージョンアップを一人でこなす天才。
ボニー1人でもすごい事だと思うんですが、シーズン2は一時的に財団から離れサンフランシスコの大学に在籍していて、代わりにレベッカ・ホールデンが演じたエイプリル・カーティスがレギュラーで出演していました。
有り得ない天才が2人もいて、それぞれが1人でほとんどの修理やバージョンアップをサラッとやってのけていました。
そんな車の整備ができる技術を1980年代に若い女性が持ち合わせている、さらにエイプリルはそれだけの知識を持ちながら、財団に所属する前は旅行代理店で働いてた経歴の持ち主、とんだ宝の持ち腐れです。
シーズン4から出演していたピーター・パロスが演じたレジナルド・コーネリアス(通称RC3)もなかなかの凄腕だと思いますし、この現実離れしまくった世界観も魅力のひとつでした。
ボニー・バーストウ
ボニーはナイト2000製作チームのうちの1人で、メカニック担当。シーズン2はプロデューサーの考えで出演せず降板扱いとなったもののシーズン3で復帰。一時的に財団から離れサンフランシスコの大学に在籍していた設定とされました。シーズン3で復帰できたのはデビッド・ハッセルホフがプロデューサーに直談判したからだそうです。
エイプリル・カーティス
エイプリルはボニーが財団を離れていた間のK.I.T.T.担当メカニック。ボニーがシーズン3に復帰したため、シーズン2のみに出演。エイプリルとボニーが同時に出演することはありませんでした。
レジナルド・コーネリアス・3世
レジナルド・コーネリアス・3世(RC3)はシーズン4のみに出演。シカゴのスラム街で活動する背景の見えにくいキャラクターでした。
80年代海外ドラマでは比較的、関連作品が多い
80年代海外ドラマは日本でも多くテレビ放映されましたが、リブートやリメイクが多い中純粋に続編と銘打った関連作品が多いのはめずらしいのではないでしょうか。
2008年には原題がKnight Rider(邦題はナイトライダーNEXT)のままで正当と言える続編が1シーズンのみ放映されました。
ナイトライダーNEXTは好きだったので1シーズンで終了したのは残念です。
そんなナイトライダーNEXTからもひとつ。
ナイトライダーNEXTのカールはロボットに変身できちゃうんです(笑)。
車のままだから魅力的なのにロボットになっちゃったらもうトランスフォーマーを見てるようにしか思えません(笑)。
こういったツッコミどころがあったのも1シーズンで終了しちゃった原因なのでしょうか…。
強敵はいつもでかい
ゴライアス
ジャガーノート
ゴライアスは分子結合殻を搭載したトレーラーで、ジャガーノートは装甲車。
どちらの対決でも1度大きく損壊されてしまいますが、そこからの復活劇がまたおもしろいんですよね。強敵がいてこそ主役が映えると言うか。
『ナイトライダー』エピソードリスト
シーズン1 1982年~1983年に放送(日本では1987年)
Ep | タイトル | 原題 |
---|---|---|
01 | 電子頭脳スーパーカー誕生 Part 1 | Knight of the Phoenix |
02 | 電子頭脳スーパーカー誕生 Part 2 | Knight of the Phoenix |
03 | 重戦車砲撃網大突破 | Deadly Maneuvers |
04 | 荒野の大戦争!地獄の暴走族スコーピオンズ対ナイト2000 | Good Day at White Rock |
05 | 爆裂サミーの壮絶スタントショー | Slammin’ Sammy’s Stunt Show Spectacular |
06 | 死の山荘脱出作戦!ナイト2000殺しのバリケード大突破!! | Just My Bill |
07 | 命をつなぐ水 渓谷の水を守りぬけ! | Not a Drop to Drink |
08 | デボン逮捕!決死の脱獄 迫る巨大トレーラー!橋上の対決 | No Big Thing |
09 | 激闘!善と悪2台のナイト2000 | Trust Doesn’t Rust |
10 | 決死の替え玉作戦!ナイト2000凶悪武装軍団マル秘計画を暴け!! | Inside Out |
11 | 消えた証人を探せ!ナイト2000波止場の大激突!! | The Final Verdict |
12 | 潜入!殺人アカデミー テロリストの野望を砕け | A Plush Ride |
13 | 大統領暗殺犯を追え!記憶喪失の美女の謎 | Forget Me Not |
14 | 闇の武器商人を追え!マイケル決死の潜入捜査! | Hearts of Stone |
15 | 爆殺!狙撃!事故続出!恐怖のサバイバルレースに勝て!! | Give Me Liberty… or Give Me Death |
16 | 殺しの暗号トパーズの謎!大追跡!ジェット機に飛び乗れ!! | The Topaz Connection |
17 | 偽札大量生産!平和な町にはびこる組織犯罪 | A Nice, Indecent Little Town |
18 | 激突!キット対マイケル 悪魔の洗脳!奪われたナイト2000 | Chariot of Gold |
19 | 危機一髪!ナイト2000 窮地の女性を救え! | White Bird |
20 | 陰謀を暴け!トラック乗りを狙う強盗 | Knight Moves |
21 | コンピューター泥棒を追え!ナイト2000大追跡ジャンプ!! | Nobody Does it Better |
22 | 死の銃撃戦!マイケル・ナイト2000 | Short Notice |
シーズン2 1983年~1984年に放送(日本では1987年)
Ep | タイトル | 原題 |
---|---|---|
01 | 無敵ゴライアスVSナイト2000 Part 1 | Goliath |
02 | 無敵ゴライアスVSナイト2000 Part 2 | Goliath |
03 | 刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!! | Brother’s Keeper |
04 | 殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦・超パワー全開 | Merchants of Death |
05 | 危うしナイト2000!スクラップ地獄・脱出!空中ターボ噴射!! | Blind Spot |
06 | ナイト2000水上爆進!黄金像の謎を暴け! | Return to Cadiz |
07 | 宝石強盗”黒猫゛の正体を暴け!怪盗キャットVSナイト2000 | K.I.T.T. the Cat |
08 | スペシャル・カーを取り戻せ!ナイト2000車ドロ壊滅作戦!! | Custom K.I.T.T. |
09 | 盗まれたナイト2000・知能戦!天才マイコン少年VSキット | Soul Survivor |
10 | 壮絶ジャングル戦!ナイト2000底なし沼脱出不能!! | Ring of Fire |
11 | 激闘!魔の巨大ダム捜査・ナイト2000決死のターボジャンプ!! | Knightmares |
12 | 危険なクリスマス! 強盗犯を目撃した少年を救え! | Silent Knight |
13 | ナイト2000地中大突入!地図に隠された秘宝の謎を追え!! | A Knight in Shining Armor |
14 | トップモデル殺人事件! 宝石に隠された陰謀をブッつぶせ!! | Diamonds Aren’t a Girl’s Best Friend |
15 | 電撃スクランブル!ナイト2000凶悪暴走強盗団を壊滅せよ! | White-Line Warriors |
16 | 死線48時間リミット寸前!決死のレール・ウェイ大走破!! | Race for Life |
17 | 激走!殺人レース・荒野に死を呼ぶマッド・ライダーを倒せ!! | Speed Demons |
18 | 替え玉博士略奪作戦 Part 1 | Goliath Returns |
19 | 替え玉博士略奪作戦 Part 2 | Goliath Returns |
20 | 復讐の罠!マイケルは2度死ぬ・シグナルGO!高層ビル激突 | A Good Knight’s Work |
21 | 殺人ミサイル壊滅作戦 Part 1 | Mouth of the Snake |
22 | 殺人ミサイル壊滅作戦 Part 2 | All That Glitters |
23 | ビデオテープは死のサイン!芸能界潜入!マイケル歌手に!! | Let It Be Me |
24 | 巨大ブルドーザーの罠!!体当たり!転落!恐怖の土砂生き埋め | Big Iron |
シーズン3 1984年~1985年に放送(日本では1987年~1988年)
Ep | タイトル | 原題 |
---|---|---|
01 | 強敵!赤い殺人カー 前編 | Knight of the Drones |
02 | 強敵!赤い殺人カー 後編 | Knight of the Drones |
03 | 凶悪バイク・ギャング!顔を消した男!! | The Ice Bandits |
04 | ひき逃げ!死のスピードレース!黄金のスーパーカーを追え!! | Knights of the Fast Lane |
05 | 幽霊殺人事件 謎のゴリラを追え! | Halloween Knight |
06 | 悪魔のナイト2000カールまたまた出現!復讐の空中大勝負!! | K.I.T.T. vs. K.A.R.R. |
07 | 爆走デビル・トラック!必殺クラッシュ!巨大タイヤの恐怖 | The Rotten Apples |
08 | 地獄におちたマイケル!裏切り!逃亡!死のバイオ兵器強奪!! | Knight in Disgrace |
09 | マイケル連続危機!殺人フリスビーが襲う!猛毒が狙う!! | Dead of Knight |
10 | 恐怖の高電圧 消えたナイト2000 | Lost Knight |
11 | 復讐のカメレオンマン 千の顔をもつ男! | Knight of the Chameleon |
12 | 恐怖の殺人改造車!激突!断崖の対決!! | Custom Made Killer |
13 | 狙われた名馬!転倒に秘められた陰謀!! | Knight by a Nose |
14 | ナイト2000魔の毒液に溶ける!決死の再生 立ち直れキット!! | Junk Yard Dog |
15 | 強敵!ミサイル装甲車VSナイト2000!! | Buy Out |
16 | 真夜中の転落死!高層ビルに隠された罠 | Knightlines |
17 | 謀略!デトロイト・マフィア!死の19番ホール | The Nineteenth Hole |
18 | 暗躍!謎の忍者軍団 超高温ビーム砲の恐怖!! | Knight & Knerd |
19 | 爆走コンボイ軍団!トラック野郎とナイト2000 | Ten Wheel Trouble |
20 | 女賊アマゾネス!狙われた最新鋭ミサイル!! | Knight in Retreat |
21 | トンネル爆破!ナイト2000暗黒からの大脱出!! | Knight Strike |
22 | 死の空中ブランコ!疑惑のサーカス団 | Circus Knights |
シーズン4 1985年~1986年に放送(日本では1988年~1990年)
Ep | タイトル | 原題 |
---|---|---|
01 | 無敵装甲車ジャガーノート 大激突“破壊編” | Knight of the Juggernaut |
02 | 無敵装甲車ジャガーノート 大勝負“再生編” | Knight of the Juggernaut |
03 | 美女とナイト2000を取り戻せ!! | K.I.T.T. Nap |
04 | ハイジャック!人質ボニーを救え!! | Sky Knight |
05 | 死を呼ぶ聖地・恐怖のガラガラ蛇 | Burial Ground |
06 | 凶悪の牙・襲われた財団司令室!! | The Wrong Crowd |
07 | 復活ナイト2000!大改造パワー全開!! | Knight Sting |
08 | 対決!恐怖のホーバークラフト | Many Happy Returns |
09 | 謀殺!サーキットに忍び寄る魔手 | Knight Racer |
10 | 疑惑・女子刑務所に消えた怪盗!! | Knight Behind Bars |
11 | 無法街!嵐のシカゴ・ブルース | Knight Song |
12 | 復讐の鎮魂歌・さらばナイト2000 | The Scent of Roses |
13 | 謀略!復讐の暗殺車ナイト2000 | Killer K.I.T.T. |
14 | 恐怖のチェインソー 死を呼ぶ森林 | Out of the Woods |
15 | 死の魔術・アリバイに隠された謎 | Deadly Knightshade |
16 | 死のリン!!仕掛けられた世界戦! | Redemption of a Champion |
17 | 大追跡!凶悪のオフロードレース | Knight of a Thousand Devils |
18 | 山火事!放火犯を新兵器で追え! | Hills of Fire |
19 | 恐怖の溶岩地獄・死の中米大冒険 | Knight Flight to Freedom |
20 | 死を呼ぶ映画・28番ステージの怪 | Fright Knight |
21 | 野望の血脈・奇襲ニンジャ軍団!! | Knight of the Rising Sun |
22 | 黒魔術ブードゥー!恐怖の脳支配 | Voo Doo Knight |
『ナイトライダー』のトリビア
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1980年代にNBCの番組編成責任者を務めていたブランドン・ターティコフによると、このシリーズの着想は、NBCの幹部たちがテレビシリーズにハンサムな主役を起用する難しさ、つまり彼らの多くが演技ができないことに不満を漏らし始めたことに端を発しています。ターティコフと彼のアシスタントはまず、「The Man of Six Words(6語の男)」というテレビ番組の構想を思いつきます。各番組は、主役が女性のベッドから出て「ありがとう」と言うシーンで始まる。番組中、時折、主役は上司から命令を受ける際に「オーケー」と答える。そして悪党を追い詰め、「動け!」と叫ぶ。そして、死から救った人々が感謝の言葉をかけると、「どういたしまして」と答える。番組の残りの部分では、車が全てを語る。ターティコフは当初この企画を冗談のつもりで企画しましたが、NBCの幹部たちは話す車に乗った男を描いたテレビ番組というアイデアを気に入り、制作を承認しました。
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デヴィッド・ハッセルホフとウィリアム・ダニエルズ(K.I.T.T.の声)は、シーズン1の撮影から6ヶ月後の制作会社のクリスマスパーティーで初めて出会いました。それまでハッセルホフは、車の声の裏に隠された素顔を見たことがありませんでした。
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このシリーズにトランザムを供給したポンティアックにはドラマと同じように、Tトップ、タン色の内装、フロントバンパーの赤いライトを備えた黒いファイヤーバードのトランザムを求める顧客からのリクエストが殺到しました。
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パトリシア・マクファーソンはシーズン1終了後に解雇され、番組にセクシーさを加えるためレベッカ・ホールデンが代わりに出演することになりました。デヴィッド・ハッセルホフはこの交代に不満を抱き、プロデューサー陣にマクファーソンの再起を働きかけました。マクファーソンはシーズン3で復帰しました。
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スーパー追跡モードに変形するロングショットは一度も撮影されていません。変形シーンの撮影には、K.I.T.T.のボディのシェルが使用されました。ボディパネルを連結するには大型の油圧シリンダーが必要であり、車内にエンジンや走行装置を搭載するスペースがなかったため、走行していない状態の各パーツを度アップで撮影しています。
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K.I.T.T.のジャンプシーンの多くでは、着地前に別のアングル(例えばマイケルが運転しているシーン)に切り替わります。これは、スタントカーのフロント部分が着地時に大きく損傷することが多いためです。
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シーズン2では、列車やヘリコプターを飛び越えたり、ゴリアテに激突したり、「水上歩行」といった、あり得ないシーンのほとんどに、ジャック・セッサムズ提供のミニチュアが多用されました。K.I.T.T.のミニチュアは1/8スケールで、市販されていたモノグラムの1982年式カマロZ-28キットを同スケールに改造したものです。
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K.I.T.T.のフードには搭載されている赤い可動センサーは『宇宙空母ギャラクティカ (1978)』に登場するサイロンの可動式アイをモデルにしており、サイロンのアイと同じ動きをする効果音も備えています。
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193cmもあるデヴィッド・ハッセルホフは、女性の共演者よりも背が高いことに抵抗があったため、ドラマ内でのマイケルの恋愛対象者の身長に関する条件を契約に加えていました。
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アメリカの検証テレビ番組『怪しい伝説(原題:Mythbusters)』で、K.I.T.T.が実際に移動式指令センター(いわゆるセミトレーラー)に劇中のように猛スピードで進入できるのか、あるいは後輪がランプに接触してトレーラーの前面に衝突してしまうのかを検証。大規模なテスト(同様のフルサイズの車とトラックを使用)に移り、再び再現に成功しました。これにより、キットが劇中のように猛スピードでセミトレーラーに進入できたことが確認されました。
参考リンク
- Knight Rider (TV Series 1982–1986) – IMDb
- Knight Rider (1982 TV series) – Wikipedia
- ナイトライダー – Wikipedia
感想とまとめ
『ナイトライダー』は80年代を代表する海外ドラマで、今尚人気のある作品です。おそらく日本でも後世に残る海外ドラマの代表作のひとつになるんじゃないでしょうか。
個人的な感想としては『エアーウルフ』や『フルハウス』に並ぶ名作で、歳をとっても見続けるだろうなと思えるほど面白く好きな作品なので、具体的な感想を書くのも難しいですが、あらすじはシーズン1の第1話を見ればおおよそのストーリー軸がわかるかと思いますので、観たことがないであろう若い世代の方にも楽しんでほしい作品のひとつです。
1980年代にフィクションの世界で存在し続け、今尚人気の高いナイトライダーですが、人工知能技術の発展で遂に本物のナイト2000誕生が間近に迫っていると考えると、それだけでもワクワクします。
もし現実に誕生するのであれば名前はおそらくK.I.T.T.(キット)と呼ばれるかもしませんね。
そしてロボットに変身するような大袈裟なリニューアルではなくカーアクションとしての今後の関連作品にも期待し続けたいです。

5.0
です!
簡単ではありますが『ナイトライダー』について色々まとめてみました。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
コメント
コメント一覧 (1件)
僕見ました!(11歳)