- ロンドンの街に突如現れる超能力者たち!日常から一変する衝撃の瞬間が始まる!
- 普通の人々が突然“力”を得たとき、彼らは英雄か、それとも脅威か!
- 予測不能なバトルと緊張感、リアルな社会問題が交錯するダーク・ヒーロードラマ!
- 愛、裏切り、暴力、運命…すべてが絡み合う中で浮かび上がる“本当の選択”とは?
『Supacell/スーパセル(原題:Supacell)』は、2024年にNetflixで配信されたスーパーヒーロードラマ。
イギリスのラッパー、レコードプロデューサー、脚本家、映画監督のラップマンが製作・脚本・監督を務めた作品で、現代の南ロンドンを舞台にしたこのシリーズは、鎌状赤血球症の家族歴を持つ5人の普通の黒人グループを描いています。
全6話構成でシーズン2の更新も決定しています。
『Supacell/スーパセル』の作品情報
原題 | Supacell |
監督 | ラップマン Rapman セバスティアン・ティール Sebastian Thiel |
製作 | ラップマン Rapman |
脚本 | ラップマン Rapman |
配信日 | 2024/6/27 |
シリーズ | 全1シーズン |
エピソード | 全6話 |
『Supacell/スーパセル』の主要キャスト
- マイケル・ラサキ Michael Lasaki
- トシン・コール Tosin Cole
未来を見通す力を持ち、仲間たちを導こうとする青年。 - ディオンヌ・オフォリ Dionne Ofori
- アデラヨ・アデダヨ Adelayo Adedayo
マイケルの婚約者。強い正義感を持ち、事件に深く関わっていく女性。 - テイザー Tayo “Tazer” Amusan
- ジョシュ・テデク Josh Tedeku
荒っぽいが仲間思いの青年。危険な環境で力を振るう。 - サブリナ・クラーク Sabrina Clarke
- ナディーン・ミルズ Nadine Mills
家族や自分の人生に翻弄されつつ、強大な力に目覚める女性。 - アンドレ・シンプソン Andre Simpson
- エリック・コフィ=アブレファ Eric Kofi-Abrefa
家族を支えようとするが、犯罪の世界に足を踏み入れていく男。 - ロドニー Rodney
- カルヴィン・デンバ Calvin Demba
軽薄だが憎めない性格。仲間との関わりで変化していく。 - シャーリーン・クラーク Sharleen Clarke
- レイシア・オジョ Rayxia Ojo
サブリナの妹であり、彼女の選択に影響を与える存在。 - レイ Ray
- エディ・マーサン Eddie Marsan
裏社会に通じる人物で、緊張感を生む役割を担う。 - スパッド Spud
- ジャコモ・マンシーニ Giacomo Mancini
友人を大切にするが、危険な状況に巻き込まれていく若者。 - ガブリエル Gabriel
- マイケル・サラミ Michael Salami
力の存在に翻弄される一人で、周囲と摩擦を生む。 - ジョン John
- トラヴィス・ジェイ Travis Jay
物語の裏で暗躍する存在として描かれるキャラクター。 - クレイグ・“クレイジー” Craig “Krazy”
- ゲッツ Ghetts
ギャングに属する危険な人物で、暴力的な存在感を放つ。 - チャッキー Chucky
- ディガ・D Digga D
裏社会に関わる若者。仲間内での存在感が際立つ。 - ミスター・ジョンソン Mr. Johnson
- ロビー・ジー Robbie Gee
地域社会に関わる人物で、若者たちに影響を与える。 - タイニー Tiny
- アカイ・コールマン Akai Coleman
ギャング仲間の一人で、暴力的な世界に身を置く。 - トゥージー Twosie
- アンディ・トンプソン Andy Thompson
ストリートに生きる人物で、危険な環境に身を置く。 - ドッツ Dotz
- ザビアン・ラッセル Xavien Russell
若者の一人で、ギャングの抗争に巻き込まれる。 - スクリーマー Skreamer
- ミキラ・オジ Mickira Oji
個性的な存在感を放つキャラクターで、裏社会に属する。 - ヴィクトリア・ケッシュ Victoria Kesh
- シアン・ブルック Sian Brooke
重要な陰謀や権力に関わる女性キャラクター。 - 警察官 Police Officer
- エイミー・ブラウン Amy Brown
物語の中で調査や事件に関与する警察官。
『Supacell/スーパセル』のあらすじ(ネタバレ)
ep 1. マイケル
- 原題
- Michael
- 配信日
- 2024/6/27
物語は医療施設から始まり、脱走した患者が目の発光と共に暴走し破壊行為に走るが、凄惨な結末を迎える。配達員のマイケルが婚約を決意し恋人ディオンと未来を語り合う日常が描かれるが、彼は突如“時間を巻き戻すテレポート能力”に目覚める。テイザーの襲撃を過去に戻って回避し、無意識に能力を使ってしまうマイケル。周囲では看護師のサブリナ、父親役のアンドレ、スピード能力のロドニー、そしてギャングのテイザーがそれぞれ力に目覚め始め、未来の自分自身が登場し「ディオンは死ぬ」と警告する。この異変が、平凡な日常を非凡な戦いへと導く導火線となる。
ep 2. テイザー
- 原題
- Tazer
- 配信日
- 2024/6/27
テイザーはギャング抗争の渦中で、敵との抗争のさなか目に光を宿し“透明化”の能力に目覚める。自身の暴力性と力の発現に困惑しつつも仲間への見せ場を作るが、その緊張が暴発し事件を招く。一方、マイケルはディオンを守るべく行動し、ロドニーは瞬間移動で移動距離の概念が崩れる。アンドレは想像以上の力に気付かぬまま、力の制御と個人的葛藤を抱える。各々が自分の力とどう向き合うか、葛藤と迷いが描かれるエピソード。
ep 3. サブリナ
- 原題
- Sabrina
- 配信日
- 2024/6/27
サブリナは恋人の浮気を目の当たりにし、感情の高まりから“念力”として暴走し相手を吹き飛ばす。自身の力を制御しようともがきつつ、他のメンバーとの関係も少しずつ形を成し始める。鎌状赤血球症という共通する遺伝的ルーツや、その病が物語の鍵となって再び浮かび上がるなど、シリーズのテーマ性が強まっていく。キャラクター同士の繋がりが濃密になることで、チームとしての一体感も芽生え始める回。
ep 4. アンドレ
- 原題
- Andre
- 配信日
- 2024/6/27
サブリナはオニキス殺人事件で自首しようと決意するが、警察は殺人事件の届け出はなかったと言い、サブリナは遺体がないことに気づく。アンドレは地元の執行官が訪ねてきた後、危険な決断をして地元のギャングのアジトを襲撃する。ロドニーの事業は停滞し、ディオンヌは行方不明の少女ジャスミンの母親と会う。ジャスミンの両親はディオンヌに、ジャスミンは連れ去られたもので治癒の力を持っていると告げる。ディオンヌは、捜査官が力を持つ黒人を誘拐していて、その全員の親が鎌状赤血球症を患っていることを突き止める。スパッドはマリファナを売った罪でシックスに連れ去られ、殴られる。マイケルは荷物の名前を頼りにサブリナを見つけ、サブリナとシャーと一緒に行くことを決意するが、彼の母親が鎌状赤血球症を発症しており、彼はテレポートして彼女を助ける。残りの4人はギャングのアジトに集結する。アンドレは金を盗むため、サブリナはマリファナを買うシャーを守るため、ロドニーは友人のスパッドを探すため、そしてテイザーはクレイジーとシックスを殺すためだ。4人は互いに遭遇し、それぞれの能力で戦った後、それぞれに逃げ出す。
ep 5. ロドニー
- 原題
- Rodney
- 配信日
- 2024/6/27
ロドニーは人種差別主義者の白人男性と結婚している母親を訪ねるが、母親は彼を家に泊めてくれない。親友が入院していることをきっかけに、ロドニーの心境は変化する。マイケルはディオンヌに全てを話そうと決意するが、ロドニーがマイケルの前に現れ、自分より先に他の仲間を見つけるのを手伝いたいと申し出る。アンドレは他の仲間との遭遇から回復しつつあり、マイケルとロドニーは彼の行方を追う。サブリナは昇進し、クレイジーはシャーを暴行する。サブリナはシャーが行方不明になっていることに気づく。テイザーと仲間たちはクレイジーの仲間を倒そうと決意し、シックスたちを紹介した少女を襲撃すると同時に、その少女の家族も尾行する。ディオンヌはジャスミンの両親から、フードをかぶった男たちが超人たちを連れ去っている場所を聞かされ、ジャスミンが連れ去られたこと、そして彼女の力で他人を癒すことができることを説明する。テイザーと仲間たちは警察に呼び止められるが、テイザーは透明人間になって逃走する。アンドレは、彼と匹敵するほどの力を持つフードをかぶった男の一人に襲われ、捕らえられる。サブリナ、マイケル、ロドニーは合流し、シャーとアンドレが同じ人物に連れ去られた可能性に気づく。テイザーもフードをかぶった男たちに襲われるが、サブリナ、マイケル、ロドニーの助けを借りて脱出する。
ep 6. スーパセルチーム集合
- 原題
- Supacell
- 配信日
- 2024/6/27
ディオンヌは、フード男たちが拠点とする廃墟となったアシントン・エステートを発見し、そこへ移動する。マイケルがテレポートで彼女の元へ。マイケルはついに未来で見たものをディオンヌに伝える。アンドレはフード男たちに連れ去られ、超能力は鎌状赤血球の変異体であり、彼らが「スーパーセル」と呼ぶ能力を持つ者を組織から連れてくる仕事だと説明される。マイケルは未来で見たものをサブリナ、ロドニー、テイザーに説明する。クレイジーがテイザーに電話をかけ、脅迫する。テイザーとサブリナはクレイジーを探し、その夜Aタウン(別名アシントン・エステート)で会うよう指示される。ロドニーとサブリナもAタウンに集結する。サブリナ、ロドニー、マイケルはクレイジーとシックスたちと対峙し、テイザーも到着する。クレイジーは自分もスーパーセルであり、他人の能力を複製する能力を持っていることを明かす。そして、さらに多くのフード男たちが到着する。アンドレを含め、フードをかぶった人物全員がスーパーセルの能力を持っていることが明らかになる。続く戦闘で、クレイジーは彼ら全員を殺そうとするが、マイケルが時間を巻き戻してそれを止める。流れ弾がディオンヌに当たり、彼女は死亡する。マイケルには時間を巻き戻す力が残っておらず、彼女が死ぬと泣き叫ぶ。しばらくして5人が集まり、マイケルは未来に行って詳細を調べ、組織に復讐したいという意向を彼らに伝える。シャーは、自分が能力を持っていると勘違いして組織に捕らえられていることが明らかになる。組織のボスは、マイケルの母親が治療を受けている鎌状赤血球治療センターのマネージャーであることが明らかになり、組織はこれからは彼女のやり方で物事を進めると述べてクレイジーを殺すよう命令する。
『Supacell/スーパセル』の見どころ
ヒーローとは「現実に根ざした普通の人」であるべき
『Supacell/スーパセル』はヒーローものですが、アメコミ原作ではなく、製作・脚本・監督を務めたラップマンが考案したもの。
ラップマンは既存のスーパーヒーロー像に見られる「スパンデックス姿で世界を救う」という型にはまった描写に疑問を抱いていました。彼が描きたかったのは、日常生活を送りながら突然、超人的な力を手にした“普通の人”たちの姿です。
そして力を手に入れた人々がどのようにそれに反応するのかにも重点を置いています。能力そのものよりも、能力に直面したときの「現実的な反応」が作品にリアリティをもたらすと考えました。『Supacell/スーパセル』のキャラクターたちは、それぞれ誰かを守りたいという愛から行動します。ラップマンはこの点を、作品の核として強調していおり、単なるエンタメでは終わらせず、リアルとヒーロー性を融合させることで、新しいヒーロー像を提示しています。
ドラマ誕生の経緯
ラップマンは能力が発現する理由にも意味を持たせるクリエイションを志向。「なぜ黒人に多い鎌状赤血球症がスーパーパワーになるのか?」という問いを本作の土台として考案。コロナ禍により当初企画していた映画『American Son』が頓挫した後、そのタイミングでこのドラマ企画をNetflixに直接提案。さらにNetflix側が組んだライター陣では進展が得られず、ラップマンが自身で全話の脚本を書くことを決意。これにより徹底したオーナーシップとクリエイティブの統制を確立したと語っています。
直接提案した時期には既にHBO、ABC、FXなど複数の米放送局に企画を持ち込みましたが難航。その後、2021年にNetflixとの会食の席で本作を含む複数企画が提案され、採用されました。2024年配信ですが、COVID-19の影響下で脚本が執筆され、撮影は2022年7月から2023年4月にかけて行われました。
キャラクターの能力
彼らのスーパーパワーの発現は、鎌状赤血球症という遺伝的疾患から派生しており、この病気に苦しむ人々が「見られ」「声をもつ」ことを目的に据えています。病を“弱さ”ではなく“強さ”として描くことで、登場人物たちに力強い象徴性を与えています。ラップマンは「鎌状赤血球症を持つ人たちが、見られて声を与えられたと感じてほしい」と述べ、自身もシリーズを通じて認知向上を願ったと語っています。
キャラクター | 能力 |
---|---|
マイケル | テレポート、時間操作 |
テイザー | 透明人間になれる |
サブリナ | テレキネシス |
アンドレ | 超人的な力 |
ロドニー | 超スピード |
クレイグ | 能力を吸収できる |
マイケル
南ロンドンで配達ドライバーとして漠然と日々をこなしていた男性。恋人ディオンヌとの未来を思い描きつつも、超能力に目覚めたことで日常が一変する。時空を操る能力を手にし、迫る未来の危機に挑もうとする決意がドラマ全体の軸となる。やがて能力の重圧や愛との間で葛藤しながらも、自らのあり方を探る姿に視聴者は引き込まれる。
テイザー
タワー・ボーイズと呼ばれるギャングのリーダー代行。不可視になる能力を得たことで、人知れず敵を排除する力を得る。家族や仲間への思いから暴力組織との対立を挑む姿勢に、複雑な倫理観が滲む。現実の犯罪と超能力の狭間で揺れるダークヒーロー像が興味深い。
サブリナ
ベルグレーブ病院で看護師として働く姉。妹シャーリーンを守るために、念動力と飛行能力を身につける。職場でも信頼される存在だが、妹や家族を巻き込む危険な状況に自ら飛び込み、ヒーローとしての覚醒を遂げる。職業柄の思いやりと家庭の絆が原動力になっている。
アンドレ
仕事に困窮しつつも息子や母親を支えようとする苦労する父親。超人的な怪力を得たことで、夢のような状況に戸惑いつつも、「家族を守る強さ」が行動の根幹となる。ギャングへの報復やバイトへの危機感などが、彼の葛藤と共にリアリティあるドラマ性を生む。
ロドニー
南ロンドンでマリファナ密売に従事する若者。突然得た超高速移動能力で、犯罪から身を守ろうとするが、友人スパッドへの思いが行動の原点にある。ユーモアを武器にしながらも、根底にあるトラウマや友情への情はドラマの重要なテーマに。
クレイグ
南ロンドンのギャングの中心人物で、かつてテイザーの師匠的存在として描かれる。彼の能力は他者のパワーを吸収するという特異なもので、物理的な暴力だけでなく超能力の絶対的な脅威として立ちはだかる。余裕のある振る舞いの裏には組織からの冷遇や、力の行使に対する複雑な欲望が透け、ダークヒーローというより“絶対的危険”そのものといっても過言ではない。視聴者間でも「他人の能力を吸収したのか?」といった議論を呼ぶ謎多きキャラでもある。
現実とフィクションの境界を揺るがす演出
『Supacell/スーパセル』は、リアルなサウス・ロンドンの風景や生活感をそのまま切り取った上で、超能力という非現実的な要素を重ね合わせています。日常の延長線上に「もし力が芽生えたら」という問いを投げかけ、観る者に自分の現実と地続きの物語だと錯覚させる演出が秀逸です。
過酷な選択を迫るヒーロー像
この作品のヒーローたちは華やかなマントを持たず、むしろ家族や仲間を守るためにギリギリの選択を迫られます。ヒーロー=救済者という単純な図式ではなく、葛藤し、時には道を踏み外しそうになる姿に人間らしい弱さが映し出され、深いドラマ性を生み出しています。
アクションと緊張感ある対立構造
能力の発現による肉体的な戦闘だけでなく、組織やギャングとの駆け引きもスリル満点です。アクションシーンは派手さよりも生々しさを重視し、観客を「次に何が起こるのか」という緊張感に引き込みます。力の衝突と人間関係のぶつかり合いが重層的に絡み合うことで、見応えある緊張感が持続します。
『Supacell/スーパセル』のトリビア
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マイケル役のトシン・コールは、「ロンドンの黒人の経験をSFの世界に持ち込むのは、まさにその時でした。もっと前からこういう作品があってもよかったのですが、今がまさにその時です。ですから、特にロンドンで、これほど大規模な、しかも前例のない作品に参加できることに興奮しています」と語っています。
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マイケルたちの目が黄色く光る演出について、力が発動したことを示唆しています。黄疸は鎌状赤血球症の患者によく見られる症状で、目が黄色くなります。登場人物たちも同じ病気を患っており、それが彼らの力の源となっています。
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ラップマンは今作で製作・脚本・監督を務めていますが、ラッパー、レコードプロデューサーでもあります。社会問題に関心の高いテーマを扱い、ラップという媒体を通して独特の鮮やかなストーリーテリングスタイルで知られています。
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マイケルことトシン・コールは、この役が舞い込むずっと前からラップマンと面識がありました。2人は試写会で初めて出会い、その後はサウスロンドンでしょっちゅう偶然会うようになり、いずれ何か一緒に何かをしたいとよく話していたそうで、当初はコールが『ブルー・ストーリー (2019)』に出演する予定でしたがタイミングが合わず、今作でようやく実現しました。
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既存のコミックやフランチャイズを原作としておらず、リメイク、リブート、翻案でもない今作ですが、ロッテン・トマトで100%の高評価を獲得し、近年では異例の成功となりました。
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撮影はロンドン、テムズミード、ペッカム、デプトフォードなどで行われました。マイケルとディオンヌが散歩に出かけるシーンで登場する公園は、デプトフォード・パークとフィンズベリー・パークで撮影されました。ピカデリー・サーカスでの戦闘シーンはハウンズローにある英国王立騎兵隊兵舎で、サブリナが襲撃を受けるシーンはエセックス州ガンツ・ヒルのオニキス・バーで撮影されました。
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ドラマの文化的豊かさをさらに高めてるため、ドリル・アーティストのディガ・Dやグライム・アーティストのゲッツといった著名なUKヒップホップアーティストがカメオ出演しています。
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世界有数の大都市ロンドンで撮影するという選択は、南部のギャング、犯罪、暴力といったイメージを覆すこのシリーズの礎を築きました。その代わりに、この作品はこの地域の豊かな文化と日常のヒロイズムを浮き彫りにしています。
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2025年3月、このドラマは王立テレビ協会番組賞と英国アカデミーテレビ賞の両方で最優秀ドラマシリーズにノミネートされました。また2025年の英国アカデミーテレビクラフト賞では最優秀脚本キャスティング賞を受賞しました。
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クリフハンガーのような結末は続編(シーズン2)への期待を持たせていましたが、更新が決定されており、2026年に配信される見込みです。
参考リンク
- Supacell (TV Series 2024 – IMDb
- Supacell – Wikipedia
- ‘Supacell’ creator Rapman thinks superheroes need to keep it real
- ‘Supacell’ creator Rapman thinks superheroes need to keep it real
- Here’s How Supacell Built Up to That Jaw-Dropping Finale
- Rapman On Creating, Writing & Directing Supacell
感想とまとめ
『Supacell/スーパセル』は、日常のサウス・ロンドンを舞台に、突然超能力を手に入れた人々の物語を描いた作品です。
登場するのは、平凡な生活を送っていたはずの男女5人。彼らが力を得た瞬間から、それぞれの人生は大きく揺さぶられていきます。
リアルな都市描写と人間関係の葛藤が絡み合い、緊張感に満ちた展開が続くのが大きな魅力です。力をどう使うのか、何を守るのかという問いが、彼らを時にぶつけ合い、時に結びつけていきます。
クールな演出やストリートの空気感が濃厚に漂い、スーパーヒーロー作品でありながらも等身大の人間ドラマを強く感じさせる仕上がりです。

3.5
です!
簡単ではありますが『Supacell/スーパセル』について色々まとめてみました。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
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