【海外ドラマ】おすすめ「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」80年代を代表するドラマのあらすじやキャストなどを徹底解説
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80年代の海外ドラマと言えば、日本ではゴールデンタイムに放送されていた「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」と「ナイトライダー」の2つが代表作と言えるでしょう。
2019年、主演を務めたジャン=マイケル・ヴィンセントが亡くなり、80年代ドラマの中でも比較的早い段階で主要キャストが亡くなってしまったドラマになってしまいました。
今回は古い作品でもあるので思いきりネタバレしながら感想込みで「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」のあらすじやキャスト、トリビアなどを解説していこうと思います。
特に40代より上の方は「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」を観たことがある方、非常に多いと思いますので、少しでも懐かしんでもらえればいいなと思います。
そして知らない世代の方や観たことがない方にはそのおもしろさが伝わればいいなと思います。
80年代を代表するおすすめドラマ「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」のあらすじやキャストなどを徹底解説
① 「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」のあらすじ
ステルス機能と強力な兵器を備えた先進のプロトタイプ超音速ヘリコプター「エアーウルフ」は、チャールズ・ヘンリー・モフェット博士によって設計された。
これは中央情報局(CIA)の秘密作戦遂行のために、10億ドルの費用と20年の歳月をかけ開発されたもの。
完成後、軍関係者や連邦議会議員を招いて行なわれた展示飛行の最中に、招待者の一人に働きを正当に評価されていないと思い込んだ、モフェット博士自身がエアーウルフで招待者たちを攻撃。合衆国上院議員を殺害し、CIA特別作戦部長マイケル・コールドスミス・ブリッグス3世(コードネーム:アークエンジェル)を重傷を負わせ、モフェット博士はエアーウルフと共にリビアへ逃亡した。
アークエンジェルは、敏腕パイロット、ストリングフェロー・ホークにエアーウルフの奪還を要請。ホークは友人のドミニク・サンティーニと共に潜入し、エアーウルフの奪還に成功。
しかし奪還に成功したホークは、エアーウルフをアークエンジェルに返さず、砂漠地帯の「神の谷」と呼ばれる地域に隠してしまう。
ホークは「エアーウルフを返してほしければ、ベトナム戦争で消息を絶った兄のセント・ジョンの生死を確認し回答せよ」と政府に要求。
アークエンジェルは「政府のホークへの逮捕に関する情報をホークに教えること」や「CIAの情報網でジョンを探す」、代わりに「CIAの作戦にエアーウルフを使わせ秘密要員として参加する」取引をホークに持ちかけ、ホークはこれを承諾。
そしてホークはエアーウルフを使い、世界の各地で様々な事件を解決していく。
② 「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」のキャスト
役名 | 俳優(吹替) |
---|---|
ストリングフェロー・ホーク Stringfellow "String" Hawke | ジャン=マイケル・ヴィンセント Jan-Michael Vincent (磯部勉) |
ドミニク・サンティーニ Dominic "Dom" Santini | アーネスト・ボーグナイン Ernest Borgnine (富田耕生) |
マイケル・コールドスミス・ブリッグス3世(アークエンジェル) Michael Coldsmith-Briggs III (Archangel) | アレックス・コード Alex Cord (家弓家正) |
マレラ Marella | デボラ・プラット Deborah Pratt (横尾まり) |
チャールズ・ヘンリー・モフェット Dr. Charles Henry Moffett | デヴィッド・ヘミングス David Hemmings (内海賢二) |
ケイトリン・オシャネシィ (シーズン2、3) Caitlin O'Shannessy | ジーン・ブルース・スコット Jean Bruce Scott (戸田恵子) |
セント・ジョン・ホーク (シーズン4、ホークの兄) St. John Hawke | バリー・ヴァン・ダイク Barry Van Dyke (津嘉山正種) |
マイク・リバース (シーズン4、空軍少佐) Major Mike Rivers | ジュレイン・ワイン・デービス Geraint Wyn Davies (石丸博也) |
ジョー・サンティーニ (シーズン4、ドミニクの姪) Jo Santini | ミシェル・スカラベリ Michele Scarabelli (潘恵子) |
ジェイソン・ロック (シーズン4、アークエンジェルの後任) Jason Locke | アンソニー・シャーウッド Anthony Sherwood (樋浦勉) |
③ シーズン1のエピソードリストと感想
シーズン1はエアーウルフの色んな活躍が見られる反面、エピソードは非常に重くシリアスに作られたものが多く、そのせいか何度観ても飽きないエピソードばかりです。
シーズン1のエピソードリストはこちら↓
④ シーズン2のエピソードリストと感想
新たにケイトリンが登場し、人気絶頂時のシーズンです。
シーズン2のエピソードリストはこちら↓
⑤ シーズン3のエピソードリストと感想
ジャン=マイケル・ヴィンセント主演での最終シーズン。
シーズン3のエピソードリストはこちら↓
※シーズン1,2,3のエピソードリストはページが重くなってしまうのでそれぞれ別ページを用意しました。
それぞれのリンクからご覧ください。
⑥ シーズン4の感想
色々な場面で設定が書き換えられ、ケイトリンはいなかったことになり、ドミニクは代役の後ろ姿のみで登場して爆発に巻き込まれ死んでしまい、アークエンジェルはどこかに左遷され、リーの存在もなかったことになって、ジョンが生還します。
率直な感想ですが、例え戦闘シーンが使いまわされていても内容的にはおもしろかったんですよ。
だからこそ引き継いでほしい設定は多数ありました。
ジョンが生還しただけでホークもドミニクも勝手に引退するはずなのにわざわざホーク以外を事実上抹消してしまったのは複雑な気分です。
シーズン4のエピソードリストは載せません。日本未放映のものなど見てないものもあるので。
※海外版DVDのためリージョンが違います。
⑦ エアーウルフに関するトリビア
1. エアーウルフ墜落していた
放送終了後、撮影で使用されていたヘリは救急輸送機として使用されていましたが、1992年に雷雨の影響で墜落し乗組員が亡くなる事故があったようです。
2. 連邦航空局から特別な許可を得ていた
エアーウルフの元となったヘリコプターは、エアーウルフのために改造され、武器を所有している想定のヘリコプターとして飛行するため、武器が実際に機能していなくても連邦航空局から特別な許可が必要だったようです。
3. 神の谷はモニュメントバレー
エアーウルフの秘密基地の場所は南カリフォルニアの砂漠地帯とされていますが、撮影された場所はアリゾナのモニュメントバレーでした。
4. ハックルベリー・ホーク?
エアーウルフと言えばホークの名字が変わってる(ストリングフェロー)ことも語るべき材料のひとつですが、ドイツの放送では、ハックルベリー・ホークという名前で放送されたそうです。
5. ギャラ
1983年当時のジャン=マイケル・ヴィンセントの1エピソード辺りのギャラは20万ドルで、当時の為替に換算し1ドル約240円だとすると、4800万円。
6. 放送中2度逮捕されていた
ジャン=マイケル・ヴィンセントは1977年、1978年、そして1979年にコカイン所持で逮捕された経験がありましたが、エアーウルフ放送中の1984年と1985年に2つのバーの乱闘で逮捕されていました。
1986年に重罪の罪で起訴されてましたがこれは後に無罪になっています。
7. シーズン4の予算は30万ドル
シーズン3までのエアーウルフはエピソードあたりの予算が100万ドル以上だったのに比べ、シーズン4はエピソード辺りの予算が30万ドルだったため、本物のヘリを買う余裕がなく結果映像の使いまわしになってしまったようです。
8. エアーウルフは実現不可能?
これはあらゆる場所でも話されていますが、そもそもヘリコプターの構造上、ローターからターボに切り替わるというのが無理なようですね。
9. シーズン3での打ち切りの理由
視聴率低迷とジャン=マイケル・ヴィンセントのアルコール依存の問題があったようです。
10. マレラの娘
アークエンジェルの腹心のエージェント、マレラを演じたデボラ・プラットの娘は女優のトローヤン・ベリサリオ。
⑧ エアーウルフの進化
初期のエアーウルフは、操縦席はほぼ原形のままで後部座席にコンピュータなどがぎっしり詰まっている印象でしたが、科学者の手に渡すようなこともあまりなかったにも関わらず、改良されたのかもともとあったのかわからないような場面がいくつか登場します。
例えば、本来は専用のヘルメットを装着するのに、シーズン3後半からヘッドセットのみのシーンが登場するようになり、シーズン4ではヘルメットなしでも戦闘シーンがこなせるようにまでなっています。
またシーズン4では後部座席のモニター両脇のボタンがカラーになり、さらにウィスパーモードという機能が追加されています。
※これはもともとあったけどホークが使わなかっただけなのか、その辺りは謎のままです。
さらにレーザーも利用可能になっていますが、レーザー発射の描写はレッドウルフの映像になっています。
⑨ シーズン4だけ日本でDVD化されない
これは何故なのでしょうか。
ほとんどの国ではシーズン1からシーズン4までがセットになってDVD化されているようですが、日本では単体はおろかそもそもシーズン4自体がDVD化されていません。
少なくともゴールデンタイムで放送され視聴率も取れていたと思うので、是非全シーズンをフルセットでDVD化してほしいです。
⑩ 個人的に好きなエピソードランキング
No. | Season | Ep No. | Title |
---|---|---|---|
1 | 1 | 6 | カリブ海空戦!!失われた1年間の記憶 |
2 | 2 | 2 | エアーウルフ高速突入!!核弾頭弾を撃破せよ |
3 | 2 | 21 | 火山大噴火!!3対1エアーウルフ集中砲火 |
4 | 3 | 1 | 99の顔を持つ大怪盗!!砂漠の秘密基地掃討戦 |
5 | 1 | 9 | 外人戦闘機隊!!アフリカに散った撃墜王 |
6 | 2 | 12 | 弧島の嵐!!巡航ミサイルを撃ち落とせ |
7 | 1 | 10 | コンピューター電子戦!!盗まれた設計機密 |
8 | 2 | 3 | 搭載コンピューターの反乱!!高度2万メートル逆落し |
9 | 2 | 7 | ミグ25を撃墜!!マグデンブルグ城攻防戦 |
10 | 2 | 15 | 戦うヘリコプター!!大富豪ドミニク奮戦す |
まとめ
「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」について色々まとめてみましたが、やはりリメイクやリブートがもし実現したら、少しだけでもジャン=マイケル・ヴィンセントに出演して欲しかった気持ちもあり、非常に残念でなりません。
日本では特に80年代を代表する海外ドラマとして今後も語り継がれる作品だと思っていますし、未だに何度観てもおもしろい作品ですので、少しでも懐かしんでもらえればいいなと思います。