【映画】MCU「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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2015年に公開されたアメコミヒーローのクロスオーバー映画、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の11作目、2012年公開「アベンジャーズ」の成功を受けてその年に公開日まで発表されていました。「アベンジャーズ」の今後を大きく左右するきっかけにもなった内容で、こちらも大ヒットしています。
ご存知の方も多いとは思いますが今回は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のあらすじやキャスト、トリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のあらすじ
S.H.I.E.L.D.の生き残りからの情報で、ヒドラ残党のリーダー、バロン・ストラッカーが極秘裏にロキの杖(セプター)を使い人体実験をおこなっていることを掴んだアベンジャーズは、東欧ソコヴィアにあるヒドラの研究施設を襲撃した。
ストラッカーは人体実験で特殊能力を得た双子:ワンダ・マキシモフとピエトロ・マキシモフを解放し抵抗するが、スティーブらはストラッカーを逮捕し、施設内のコンピュータに残っていたデータを収集する。
アベンジャーズ・タワーで杖を調査し、杖の先の宝石の中に人工知能らしきものを発見したトニーは、これを解析して自身が発案していたウルトロン計画に役立てることを提案、当初は難色を示したブルースも手伝うことになる。
ある夜、作戦成功とソーの送別を兼ねたパーティ中に、宝石の中の人工知能がウルトロンとして突如自我に目覚める。
地球を救うためには人類を根絶しなければならないと主張し、人工知能J.A.R.V.I.S.を破壊したウルトロンはアベンジャーズと交戦、自己意識をネットワーク上に逃がし、杖を奪って姿を隠す。
② 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のキャスト
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役名 | 俳優 |
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トニー・スターク(アイアンマン) Tony Stark (Iron Man) | ロバート・ダウニー・Jr Robert Downey Jr. |
スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ) Steve Rogers (Captain America) | クリス・エヴァンス Chris Evans |
ソー Thor | クリス・ヘムズワース Chris Hemsworth |
ブルース・バナー(ハルク) Bruce Banner (Hulk) | マーク・ラファロ Mark Ruffalo |
ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ) Natasha Romanoff (Black Widow) | スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson |
クリント・バートン (ホークアイ / ローニン) Clint Barton (Hawkeye / Ronin) | ジェレミー・レナー Jeremy Renner |
ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ウォーマシン) James "Rhodey" Rhodes (War Machine) | ドン・チードル Don Cheadle |
ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ) Wanda Maximoff (Scarlet Witch) | エリザベス・オルセン Elizabeth Olsen |
ピエトロ・マキシモフ(クイックシルバー) Pietro Maximoff (Quicksilver) | アーロン・テイラー=ジョンソン Aaron Taylor-Johnson |
J.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス・声) J.A.R.V.I.S. (Voice) ヴィジョン Vision | ポール・ベタニー Paul Bettany |
マリア・ヒル Maria Hill | コビー・スマルダーズ Cobie Smulders |
サム・ウィルソン(ファルコン) Sam Wilson (Falcon) | アンソニー・マッキー Anthony Mackie |
ペギー・カーター Peggy Carter | ヘイリー・アトウェル Hayley Atwell |
ヘイムダル Heimdall | イドリス・エルバ Idris Elba |
エリック・セルヴィグ Erik Selvig | ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgård |
ウルトロン Ultron | ジェームズ・スペイダー James Spader |
ニック・フューリー Nick Fury | サミュエル・L・ジャクソン Samuel L. Jackson |
ヴォルフ・ガング・フォン・ストラッカー(バロン・ストラッカー) Wolfgang von Strucker | トーマス・クレッチマン Thomas Kretschmann |
ドクター・リスト Dr. List | ヘンリー・グッドマン Henry Goodman |
ローラ・バートン Laura Barton | リンダ・カーデリーニ Linda Cardellini |
ヘレン・チョ Helen Cho | キム・スヒョン Claudia Kim |
ユリシーズ・クロウ Ulysses Klaue | アンディ・サーキス Andy Serkis |
マダム・B Madame B | ジュリー・デルピー Julie Delpy |
キャメロン・クライン Cameron Klein | アーロン・ヒムルスタイン Aaron Himelstein |
フライデー(声) F.R.I.D.A.Y. (Voice) | ケリー・コンドン Kerry Condon |
サノス Thanos | ジョシュ・ブローリン Josh Brolin |
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③ トニー・スタークがカギ
2012年に公開された「アベンジャーズ」から3年後、またアベンジャーズが再結集されたストーリーのこの映画は、新しいメンバーやインフィニティ・ストーンなどこれからのアベンジャーズシリーズに大きく影響します。
特に2013年に公開された「アイアンマン3」で単独作品が終了したトニー・スタークがその後何を考えてきたのかも理解できる重要な作品です。
④ ウルトロン計画とは
ウルトロン計画とは、アイアン・レギオンと呼ばれるアイアンマン・アーマーを模した量産型ドローンに人工知能を埋め込んで地球の平和を守るというもの。
ワンダからアベンジャーズが全滅する悪夢を見せられたトニーは、「ウルトロン計画」の必要性を感じ、セプターのストーンを使って「ウルトロン」を作り出します。
そして、自分の意思を持った人工知能が「自分が思い描く平和」を実現させるため、体を持ち行動します。
「自分が思い描く平和」を実現させるための手段は、まずアベンジャーズを崩壊させる事。
ウルトロンとアベンジャーズとの戦いは多くの市民を巻き込んだものになり、とても激しいアクションシーンです。
⑤ ワンダとピエトロ
この映画で欠かせないのはワンダとピエトロ姉弟の2人です。
2人の姉弟愛や能力は素晴らしくとても強い力があります。
ワンダは敵を倒し、ピエトロは戦いに巻き込まれた市民を助けにまわり、個人的にとても好きなヒーローです。
ピエトロがホークアイと子供を守るため代わりに自分が銃弾を受け死んでしまうあのシーンは何回見ても心が痛みます。
苦しい時もずっと姉弟一緒に生きてきたワンダの気持ちを考えるととても辛く、自分が好きなヒーローだったために何も考えれなくなるほど衝撃的な展開でした。
⑥ ハルクバスター
ワンダにマインドコントロールされ暴走したハルクとアイアンマンが戦うシーンが見どころです。
身内での戦いは「アベンジャーズ」でハルクとソー、ハルクとナターシャがありましたが、それよりも激しい攻防戦です。
お互い強いため長い戦いになり、アイアンマンの新たなスーツ、通称「ハルクバスター」が登場するなど注目度の高いシーンです。
⑦ 今後を左右する重要な作品
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は人工知能やAIがストーリーのもとになる今っぽい映画ですが、原作コミックでは1968年から登場していました。
映画ではトニーが生み出してしまったものですが、原作ではヘンリー・ピム(アントマン)によって作られています。
元々は人類の助けになるためにプログラムされていた人工知能のウルトロンは、その起動時に人類を助ける最も良い方法は絶滅させることだと考えるという部分では一緒ですが、MCUでは「アントマン」はまだアベンジャーズに参加していなかったため、原作とは異なる設定になっています。
ストーリーとしてはこれまでのマーベル作品を観ていないと難しい部分もありますし、さらに今作を観ていないとその後の作品、特に「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を観ても理解できない部分が多く、ついていけない、わからない、となりがちなので、実はかなり重要な作品なんです。
特に「ソコヴィア協定」という言葉は今作を観ないと意味が分からないかもしれません。
「アクションシーンを楽しみたい」方にはもちろん、その後のMCUを左右し兼ねない作品でもあるためかなり重要な作品です。
⑧ 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は367件のレビューに基づく76%もの前向きなレビューで6.76/10と、前作に比べかなり低い評価。
オーディエンスは288,700件もレビューがあり、83%もの前向きなレビューで4.03/5とこちらもかなり高い評価ではありますが、前作に比べると低い評価です。
ウェブサイトの批評家のコンセンサスは、「溢れんばかりで目を見張るような映画は詰め込み過ぎですが、ほとんど満足のいく続編として機能し、前任者の扱いにくいキャストをいくつかの新しい追加と価値のある敵と再会させます。」と評しています。
Metacriticでは49件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中66点とこちらは少し厳しめ。ユーザースコアは2,758件のレビューで7.0/10と高評価になっています。
⑨ 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」日本での評価
Yahoo!映画での評価は5,324件のレビューで平均評価は3.8と割と高い評価。
映画.comでは491件中3.8とこちらも高めな評価と言えます。
映画レビューサイトFilmarksでは8,964件のレビューで3.9と、こちらも平均よりも高い評価でした。
残念ながら入り組み過ぎた設定を受け入れられるかどうかで評価が2分する印象があり、今作からその後のMCU作品を観てる方と観ていない方で大きく分かれるきっかけにもなっているかと思います。
⑩ 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のトリビア
・スカーレット・ヨハンソンは撮影中に妊娠していたため、彼女のシーンの多くは、彼女が上映を開始する前に撮影の早い段階でスケジュールされていました。撮影の後半で彼女の妊娠を隠すのを助けるために、3つのスタントダブルが雇われており、彼らによると、すべてのスタント女性がスカーレット・ヨハンソンに非常に似ていたので、これは他の俳優の間で多くの混乱を引き起こしていたそうです。
・ジョス・ウェドンはウルトロン役のために、「非常に人間的でユーモラスでありながら、不気味に落ち着いて説得力のある催眠術のような声」としてジェームズ・スペイダーをしかいないと思っていたそうです。
・ウルトロンは高身長だったため、ジェームズ・スペイダーは太いワイヤーで作られたアンテナのような仕掛けを身に付けなければなりませんでした。これは、彼とシーンを共有したキャストメンバーが彼の目がどこにあるかについての基準点を持つようにするために行われましたが、上を見ながら演技をしなければいけないためキャストも苦労したようです。
・2012年の時点でサノスは次の悪役と見なされていましたが、ジョス・ウェドンはウルトロンを支持して彼に反対することを決定しました。
・クイックシルバー役のアーロン・テイラー=ジョンソンは、通常は体を整えているランナーを描写するには強すぎるように見えたため、体重(特に筋肉)を減らすように求められたそうです。元々マーベルの契約の激しさ、時間の制約、そしてそれがそのような大規模なキャストになるという事実を懸念していたため、ジョス・ウィードンはクイックシルバーの役割を受け入れるよう説得するのに1年かかったとしています。
・映画におけるクイックシルバーの役割は、MCUでの彼の位置について幅広い議論を引き起こしました。これは20世紀フォックス「X-MEN」のキャラクターでもあり、20世紀フォックスが権利を持っているためです。マーベルスタジオと20世紀フォックスはそのような問題の解決策を発表し、今作のみに登場しました。
・ジョス・ウェドンは映画のすべてのキャラクターをジャグリングすることは「悪夢」であると主張し、特に今作で疲れ果てていたため、次のアベンジャーズシリーズの監督を降りています。
・ジョス・ウェドンはスパイダーマンとキャプテン・マーベルを最終シーケンスに登場させたいと言っていましたが、タイミングと権利の問題のため、映画に含めることができませんでした。
・予告編は、リリースされてから最初の24時間でYouTubeで3,400万回視聴されました。 これは、以前にアイアンマン3(2013)によって保持されていた記録を破りました。
・アメリカの特殊効果及びVFXの制作会社「インダストリアル・ライト&マジック」は、映画の新しいモーションキャプチャシステム「ミューズ」を開発しました。これは、俳優の顔と体の動きをより適切にキャプチャし、ウルトロンとハルクに関して同じパフォーマンスのさまざまなテイクを組み合わせたものです。
・エリザベス・オルセンとアーロン・テイラー=ジョンソンは、スカーレットウィッチとクイックシルバーの役割を受け入れる前にお互いに相談しました。ゴジラ(2014)の撮影中に二人は友達になり、オファーがあることに気づいたらすぐに電話をかけて、契約する前にお互いにどうするかを確認したそうです。
まとめ
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」について色々まとめてみました。
一度も観たことがないには是非観てほしい作品ですし、特にその後の作品「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観たい方は是非観てもらいたい作品です。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は、ディズニープラスであれば無料で視聴可能、U-NEXTやAmazonプライムビデオならレンタルであれば視聴可能なので、是非観て頂きたい作品です。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。