【OVA】実写インスパイアも多数!バットマン:ダークナイト・リターンズのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説

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【OVA】実写インスパイアも多数!バットマン:ダークナイト・リターンズのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説

バットマン:ダークナイト・リターンズは、1986年に出版されたコミック「バットマン:ダークナイト・リターンズ」を原作とした2部作のオリジナルアニメ作品です。

(ブルース・ウェイン / バットマン)の声優をピーター・ウェラーが務め、バットマンを引退して10年が経ち、55歳になったブルース・ウェインが再びバットマンとして活動する話で、原作では続編も描かれていますが、アニメ作品になったのはバットマン:ダークナイト・リターンズだけ。

原作に忠実に描かれ、スーパーマングリーン・アロー、キャット・ウーマンも登場しますので、実写作品ばかりを見てきた方には非常に新鮮な作品だと思います。

バットマンが好きな方には是非見てほしい作品。

まだ見た事の無い方のために「バットマン:ダークナイト・リターンズ」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説していきたいと思います。

まずはあらすじから。

※記事中はネタバレを含んでいますので、もしまだ見たことがない方でネタバレを気にされる方は、是非映画を見終わってからご覧ください。

バットマン:ダークナイト・リターンズのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説

① 「バットマン:ダークナイト・リターンズ」のあらすじ

舞台はゴッサムシティ。ブルース・ウェインは2代目ロビンのジェイソン・トッドが10年前にジョーカーによって殺害されたことをきっかけにバットマンを引退していました。

しかし、ミュータント団と呼ばれているギャングが暴れまわるゴッサムシティの為にバットマンは必要だと、55歳になったウェインは衰弱していましたが復帰を考え始めます。

同じ頃、ウェインが資金を出し精神治療と整形手術を行っていたハービー・デントは、治療は完了したとして退院しますが、デントは身代金を目当てに爆弾で都市を占拠してしまいます。

復帰したバットマンはデントを倒しますが、顔は修復されたにもかかわらず、デントの心が完全にトゥーフェイスである事を理解し複雑な気持ちに。

そんな中バットマンの復帰は、アーカム・アサイラムで廃人になっていたジョーカーの意識を目覚めさせてしまい、同時にゴッサムシティ警察と政府から復帰を反対されるなど決していい状況とは言えません。

ホワイトハウスで大統領はスーパーマンにバットマンを逮捕する可能性を示唆し、遂にはスーパーマンとの対決を迎えます。

② 「バットマン:ダークナイト・リターンズ」のキャスト

役名俳優(voice)
ブルース・ウェイン(バットマン)
Bruce Wayne (Batman)
ピーター・ウェラー
Peter Weller
キャリー・ケリー(ロビン)
Carrie Kelley (Robin)
アリエル・ウィンター
Ariel Winter
ジェームズ・ゴードン
James Gordon
デヴィッド・セルビー
David Selby
アルフレッド・ペニーワース
Alfred Pennyworth
マイケル・ジャクソン
Michael Jackson
ハービー・デント(トゥーフェイス)
Harvey Dent (Two-Face)
ウェイド・ウィリアムズ
Wade Williams
ジョーカー
Joker
マイケル・エマーソン
Michael Emerson
トーマス・ウェイン
Thomas Wayne
ブルース・ティム
Bruce Timm
エレン・イン本部長
Ellen Yindel
マリア・キャナル・バレーラ
Maria Canals-Barrera
ラナ・ラング
Lana Lang
パジェット・ブリュースター
Paget Brewster
クラーク・ケント(スーパーマン)
Clark Kent (Superman)
マーク・バレー
Mark Valley
オリバー・クイーン(グリーン・アロー)
Oliver Queen (Green Arrow)
ロビン・アトキン・ダウンズ
Robin Atkin Downes
セリーナ・カイル
Selina Kyle
トレス・マクニール
Tress MacNeille
レーガン大統領
President
ジム・メスキメン
Jim Meskimen
デビッド・エンドクリン
David Endocrine
コナン・オブライエン
Conan O'Brien

③ 引退するまでの経緯を把握しておくべき

この物語では10年前にスーパーヒーローが非合法化され、米国政府のエージェントとなったスーパーマン(クラーク・ケント)と、非合法化に反対のグリーン・アロー(オリバー・クイーン)以外は引退しています。

バットマン(ブルース・ウェイン)も反対していましたが、2代目ロビンのジェイソン・トッドがジョーカーに殺されてしまい、引退していました。

ここは原作では説明がありますがアニメの方では細かい描写があまりないので、事前に知っておいた方がいいかと思います。

アルフレッドはめっちゃ長寿ですが健在。

アルフレッド

95歳でもバットケイブ内で活動できるほど元気です。

ブルース・ウェインがケガをした際には手術まで行っています。

④ ザ・トゥナイト・ショーにジョーカーが出ちゃう

ザ・トゥナイト・ショーにジョーカーが出ちゃう

具体的な明言はしていませんが、あきらかにザ・トゥナイト・ショーを意識した番組に出演しています。

実際に放送されているThe Tonight Show(ザ・トゥナイト・ショー)はこのような番組です。

ザ・トゥナイト・ショー

このようにほとんど一緒です。

⑤ バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生?

映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」ではバットマンスーパーマンが戦うシーンがあります。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

この時のバットマンは、スーパーマンと互角に戦うためパワードスーツを着用しています。このシーンからインスパイアされたのか、映画でもほぼ同様のシーンが。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

映画ではクリプトナイトを用いてバットマンは優勢になりますが、OVAではグリーン・アローがクリプトナイトを含んだ矢を放ち、スーパーマンにダメージを与えます。

⑥ それぞれのキャラクターの未来

この物語でのスーパーマンは、自身を道具として扱う政府を軽蔑しながらも政府の言いなりになっています。バットマンに説こうとする道理も見解が分かれるかもしれません。

なぜ2人が戦う羽目になってしまうのか。

この点もOVAを見る上でのポイントになります。

またセリーナ・カイルも歳をとってキャットウーマンを引退して、エスコートビジネスを経営しています。昔の面影は有りません。

そこにジョーカーがやってきて薬を盛られてしまうんですが、バットマンが見つけた頃にはなぜかワンダーウーマンの格好をさせられているというジョーク?があり、ここは意図がよく理解できませんでした。

セリーナ・カイル

そしてこちらも具体的な明言は有りませんが、グリーン・アロースーパーマンのせいで左腕を失っています。

グリーン・アロー

この未来は海外ドラマ「レジェンド・オブ・トゥモロー」で一部インスパイアされて描かれています。

レジェンド・オブ・トゥモロー

「レジェンド・オブ・トゥモロー」は2046年という設定ですが、グリーン・アローの未来は左腕を失っているという設定を継承しています。

⑦ ダークナイト・ライジングもインスパイアを受けてる?

核弾頭による電磁パルスの影響でアメリカ中が停電になります。その時バットマンロビンはミュータント団や「バットマンの息子」と呼ばれる集団と共にゴッサムシティの混乱を鎮圧するのですが、その様が映画「ダークナイト・ライジング」の最後のシーンと同じように見えるんですよね。

そしてラストも。

ダークナイト・ライジング

決して同じ内容ではありませんが、設定や流れを継承しつつ映画はオリジナルに成立しているので、その違いを見つけるのも楽しみ方のひとつだと思います。

⑧ ロビンになるには若すぎるキャリー・ケリー

キャリー・ケリーは13歳の普通の女の子。

キャリー・ケリー

ミュータント団と呼ばれているギャングからバットマンに救われ、模造品のロビンのコスチュームを買って、バットマンを助ける為に彼を探し出します。

具体的な設定がないため、その強さは未知数ですが、特に何もしていない女の子がいきなりロビンになって活躍するには少し設定が斬新。

OVA化されていない続編「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」では成長してキャットガールとして活躍しています。

⑨ 2部作両方見ると絶対続編が見たくなる!

どの映画でも描かれていないであろう原作の続編、「バットマン: ダークナイト・ストライクス・アゲイン」「バットマン: ダークナイト・マスター・レース」は現時点でOVA化の予定はないみたいで、原作を英語でも読める方は必ず続きが見たくなるはず。

私も読みたいのですが英語は読めないのでOVA化に期待しています。

⑩ 「バットマン:ダークナイト・リターンズ」海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は、パート1の方が5件のレビューに基づく100%もの前向きなレビューで7.9/10とまずまずの評価。オーディエンスでは8,540件のレビューで4.4/5とかなりの高評価。パート2は評論家によるレビューはありませんでしたが、オーディエンスの評価は5,877件の94%もの前向きなレビューがありました。

IMDbでは、パート1が51,405件のレビューで8.0/10とかなり高い評価。パート2も44,733件のレビューで8.4/10と高評価を記録しています。

まとめと感想

インスパイアされた作品を見た後でこの作品を知ったので、もう一度映画の方を見直してみたくなるし、やっぱり続きが見たくなります。

バットマン:ダークナイト・リターンズはAmazon Primeで見る事が出来たので、もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

この記事を書いた人

映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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