海外ドラマ『V』シリーズはどんなドラマ?ネタバレありのあらすじやキャスト・見どころを解説

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  • 人類を魅了する“友好の仮面”の裏に潜む侵略の牙!
    地球を覆う巨大宇宙船と訪問者たちの真の目的が暴かれるSFサスペンス!
  • レジスタンス対ビジター!
    人間と異星人、友情と裏切りが交錯する地球存亡の闘いがついに最終局面へ!
  • 魅惑と恐怖を併せ持つリーダー“ダイアナ”登場!
    冷酷な支配と巧妙な洗脳が全世界を包み込む!
  • テレビ史に残る衝撃のビジュアルと緊迫感!
    1980年代SFドラマの金字塔『V』&『V: The Final Battle』が描く人類VS訪問者の壮絶バトル!

1983年放送全2話構成の海外ドラマ・SFテレビミニシリーズ『V』、そして1984年放送全3話構成の続編『V: The Final Battle』。さらに同年から翌1985年まで全20話が放送されたドラマ『V2/ビジターの逆襲』。

Visitor(来訪者)Victory(勝利)Victim(犠牲者)の意味を持ち、その頭文字がタイトルとして使用されており、地球と大衆の反応を制御しようとする「Visitor(来訪者)」として知られるエイリアンに関するサイエンスフィクションです。

2009年にはアメリカのABCでリメイクされ全2シーズンが放送されるなど、衝撃的なインパクトを残した作品としても知られています。

目次

『V』シリーズの作品情報

『V (1983)』

原題 V
製作総指揮 ケネス・ジョンソン
Kenneth Johnson
ブランドン・タルティコフ
Brandon Tartikoff
監督 ケネス・ジョンソン
Kenneth Johnson
脚本 ケネス・ジョンソン
Kenneth Johnson
プロデューサー チャック・ボウマン
Chuck Bowman
エピソード 全2話(計190分)

『V: The Final Battle (1984)』

原題 V: The Final Battle
製作総指揮 ケネス・ジョンソン
Kenneth Johnson
ダニエル・H・ブラット
Daniel H. Blatt
ロバート・シンガー
Robert Singer
監督 リチャード・T・ヘフロン
Richard T. Heffron
原作 ケネス・ジョンソン
Kenneth Johnson
脚本 (Part 1-3)
ブライアン・タガート
Brian Taggert
(Part 1)
ペギー・ゴールドマン
Peggy Goldman
(Part 2)
ダイアン・フロロフ
Diane Frolov
(Part 3)
フォースタス・バック
Faustus Buck
プロデューサー パトリック・ボイリヴェン
Patrick Boyriven
ディーン・オブライエン
Dean O’Brien
エピソード 全3話(計270分)

『V2/ビジターの逆襲 (1984-1985)』

原題 V: The Series
製作総指揮 ダニエル・H・ブラット
Daniel H. Blatt
ロバート・シンガー
Robert Singer
原作 ケネス・ジョンソン
Kenneth Johnson
プロデューサー ディーン・オブライエン
Dean O’Brien
スキップ・ワード
Skip Ward
エピソード 全20話(各話47分)

『V』の主要キャスト

『V (1983)』レジスタンス

マイク・ドノバン Mike Donovan
マーク・シンガー Marc Singer
テレビ局の報道カメラマンで、訪問者(ビジター)の陰謀を暴こうとする主人公
ジュリー・パリッシュ Juliet Parrish
フェイ・グラント Faye Grant
レジスタンス組織のリーダーとして戦う医師
ベン・テイラー Ben Taylor
リチャード・ローソン Richard Lawson
ロサンゼルスのコミュニティで活動する若き反抗者
ケイレブ・テイラー Caleb Taylor
ジェイソン・バーナード Jason Bernard
ベンとエライアスの父で、地元の指導者的存在
エライアス・テイラー Elias Taylor
マイケル・ライト Michael Wright
ケイレブの息子で、訪問者との戦いに身を投じる青年
キャスリーン・マクスウェル Kathleen Maxwell
ペネロペ・ウィンダスト Penelope Windust
マクスウェル家の母で、家族を守るために行動する
ロバート・マクスウェル Robert Maxwell
マイケル・デュレル Michael Durrell
キャスリーンの夫で科学者、訪問者の真実に迫る
ロビン・マクスウェル Robin Maxwell
ブレア・テフキン Blair Tefkin
マクスウェル家の娘で、物語の重要な転機を担う
ポリー・マクスウェル Polly Maxwell
ヴィヴェカ・デイヴィス Viveka Davis
マクスウェル家の末娘
エイブラハム Abraham Bernstein
レオナルド・チミノ Leonardo Cimino
ホロコーストの経験を持つユダヤ人の老人
スタンリー・バーンスタイン Stanley Bernstein
ジョージ・モーフォゲン George Morfogen
エイブラハムの息子でロサンゼルス在住
リン・バーンスタイン Lynn Bernstein
ボニー・バートレット Bonnie Bartlett
スタンリーの妻で家族を支える
ダニエル・バーンスタイン Daniel Bernstein
デヴィッド・パッカー David Packer
バーンスタイン家の息子で、物語序盤で訪問者側に接近する
ルビー Ruby Engels
カミラ・アシュランド Camila Ashland
訪問者に抵抗する高齢の女性
クリスチン Kristine Walsh
ジェニー・サリヴァン Jenny Sullivan
訪問者の広報担当を務める地球人
アーサー・デュプレ Arthur Dupres
ハンスフォード・ロウ Hansford Rowe
エレノアの夫で裕福な実業家
ハーミー Harmony Moore
ダイアン・クレイ Diane Civita
陽気で情報通の女性
エレノア Eleanor Dupres
ネヴァ・パターソン Neva Patterson
ジュリーの母で社交的な性格
トニー Tony Wah Chong Leonetti
エヴァン・C・キム Evan C. Kim
科学者で訪問者の研究を行う
サンチョ Sancho Gomez
ラファエル・キャンポス Rafael Campos
メキシコ系アメリカ人の青年でレジスタンスの一員
ブラッド Brad
ウィリアム・ラス William Russ
訪問者に協力する人物
ショーン Sean Donovan
エリック・ジョンストン Eric Johnston
マイク・ドノバンの息子

『V: The Final Battle (1984)』レジスタンス

マイク・ドノバン Mike Donovan
マーク・シンガー Marc Singer
TVジャーナリストでレジスタンスの主要メンバー。訪問者の真実を暴こうとする
ジュリー・パリッシュ Juliet Parrish
フェイ・グラント Faye Grant
レジスタンスの指導者で科学者。訪問者の侵略を阻止する計画を立てる
ハム・タイラー Ham Tyler
マイケル・アイアンサイド Michael Ironside
冷酷だが有能な元傭兵でレジスタンスに協力する
クリス・ファーバー Chris Farber
ミッキー・ジョーンズ Mickey Jones
タイラーの相棒で戦闘経験豊富な仲間
アンドルー神父 Father Andrew Doyle
トーマス・ヒル Thomas Hill
レジスタンスを精神的に支える神父
ロバート・マクスウェル Robert Maxwell
マイケル・デュレル Michael Durrell
マクスウェル家の父で、家族と共にレジスタンスを支援する
ポリー・マクスウェル Polly Maxwell
ヴィヴェカ・デイヴィス Viveka Davis
マクスウェル家の末娘
ダニエル・バーンスタイン Daniel Bernstein
デヴィッド・パッカー David Packer
かつて訪問者側に協力したが、後にその選択に苦悩する青年
エレノア Eleanor Dupres
ネヴァ・パターソン Neva Patterson
金と権力に魅せられ訪問者側に取り入る女性
ロビン・マクスウェル Robin Maxwell
ブレア・テフキン Blair Tefkin
訪問者ブライアンとの間に特別な子を宿す少女
エライアス・テイラー Elias Taylor
マイケル・ライト Michael Wright
元ストリートギャングでレジスタンスの仲間
ケイレブ・テイラー Caleb Taylor
ジェイソン・バーナード Jason Bernard
エライアスの父で地域住民のまとめ役
アーサー・デュプレ Arthur Dupres
ハンスフォード・ロウ Hansford Rowe
エレノアの夫で政治的権力者
クリスチン Kristine Walsh
ジェニー・サリヴァン Jenny Sullivan
TVリポーターで訪問者のプロパガンダに関わる
ハーミー Harmony Moore
ダイアン・クレイ Diane Civita
訪問者の兵士と恋仲になる女性
マギー・ブロジェット Maggie Blodgett
デニース・ガリク Denise Galik
レジスタンスの女性メンバー
マーク Mark
サンディー・シンプソン Sandy Simpson
レジスタンスの戦闘員
ショーン Sean Donovan
エリック・ジョンストン Eric Johnston
マイク・ドノバンの息子で訪問者に捕らわれた過去を持つ
エリザベス Elizabeth Maxwell
ジェニファー・ベック Jenny Beck
訪問者と人間のハーフとして生まれた少女で物語の鍵を握る

『V (1983)』ビジター

ダイアナ Diana
ジェーン・バドラー Jane Badler
冷酷かつ野心的な訪問者の司令官で、地球侵略計画の中心人物
ジョン John
リチャード・ハード Richard Herd
訪問者の最高司令官で、表向きは友好的だが裏で地球支配を企む
スティーブン Steven
アンドリュー・プライン Andrew Prine
ダイアナの右腕として行動する軍司令官
マーチン Martin
フランク・アシュモア Frank Ashmore
訪問者の中で人類に同情し、秘密裏にレジスタンスを支援するスパイ
ウイリー Willie
ロバート・イングランド Robert Englund
心優しい訪問者で、人間たちに協力する
ブライアン Brian
ピーター・ネルソン Peter Nelson
訪問者の兵士で、ロビン・マクスウェルと関わる
バーバラ Barbara
ジェニー・ヌーマン Jenny Neumann
訪問者の女性兵士
ロレイン Lorraine
グレタ・ブラックバーン Greta Blackburn
訪問者の兵士で作戦に従事する
ビジター・キャプテン Visitor Captain
スタック・ピアス Stack Pierce
訪問者部隊の現場指揮官

『V: The Final Battle (1984)』ビジター

ダイアナ Diana
ジェーン・バドラー Jane Badler
訪問者の科学責任者で冷酷かつ狡猾な指揮官
パメラ Pamela
サラ・ダグラス Sarah Douglas
訪問者の高官でダイアナのライバル的存在
ジョン John
リチャード・ハード Richard Herd
訪問者の最高指導者で地球侵略の責任者
スティーブン Steven
アンドリュー・プライン Andrew Prine
訪問者の副司令官で地上部隊の指揮を担当
マーチン Martin
フランク・アシュモア Frank Ashmore
訪問者内部でレジスタンスに協力する諜報員
ウイリー Willie
ロバート・イングランド Robert Englund
おっとりした性格の訪問者兵士でレジスタンスの仲間になる
ブライアン Brian
ピーター・ネルソン Peter Nelson
ロビン・マクスウェルとの間にハーフの子をもうける訪問者
ロレイン Lorraine
グレタ・ブラックバーン Greta Blackburn
訪問者の女性兵士
ジェイク Jake
スタック・ピアス Stack Pierce
訪問者の兵士で地上任務を担当

『V2/ビジターの逆襲 (1984-1985)』

ダイアナ Diana
ジェーン・バドラー Jane Badler
ビジターの女幹部で冷酷かつ狡猾な指揮官。地球支配を企む主要な敵役。
マイク・ドノバン Mike Donovan
マーク・シンガー Marc Singer
テレビ記者からレジスタンスの中心人物となる勇敢な戦士。
ジュリー・パリッシュ Juliet Parrish
フェイ・グラント Faye Grant
医師でありレジスタンスのリーダー。冷静な判断力と行動力を兼ね備える。
ウイリー Willie
ロバート・イングランド Robert Englund
穏やかで人懐こいビジター。人類に協力する異星人。
リディア Lydia
ジューン・チャドウィック June Chadwick
ビジターの戦略参謀。内部権力争いにも関与する策士。
エライアス・テイラー Elias Taylor
マイケル・ライト Michael Wright
元ストリートギャングでレジスタンスの一員となる若者。
ネイサン・ベイツ Nathan Bates
レイン・スミス Lane Smith
裕福な実業家で、ビジターとの複雑な取引を行う人物。
カイル・ベイツ Kyle Bates
ジェフ・イェーガー Jeff Yagher
ネイサンの息子で、レジスタンスに協力する青年。
ハム・タイラー Ham Tyler
マイケル・アイアンサイド Michael Ironside
元傭兵でレジスタンスのタフな戦闘員。
エリザベス Elizabeth Maxwell
ジェニファー・ベック Jenny Beck
人間とビジターの間に生まれた特別な少女。未来の鍵を握る存在。
ロビン・マクスウェル Robin Maxwell
ブレア・テフキン Blair Tefkin
エリザベスの母。ビジターとの関係が彼女の人生を大きく変える。
フィリップ Philip
フランク・アシュモア Frank Ashmore
ビジター艦隊の高官で、公正な判断を下そうとする珍しい立場の人物。
ミスター・チェン Mr. Chiang
アキ・アレオン Aki Aleong
ネイサン・ベイツの側近で、裏工作にも関わる謎多き男。
クリス・ファーバー Chris Farber
ミッキー・ジョーンズ Mickey Jones
ハム・タイラーの戦友で、無骨なレジスタンス戦士。
エリザベス(幼少期) young Elizabeth
ジェニー・ベック Jenny Beck
物語初期に登場するエリザベスの幼少時代。
ロバート・マクスウェル Robert Maxwell
マイケル・デュレル Michael Durrell
ロビンの父で、家族を守るために奮闘する科学者。
チャールズ Charles
ダンカン・レガー Duncan Regehr
ビジター艦隊の指揮官で、ダイアナと権力を争うライバル。
オズワルド Oswald
ピーター・エルブリング Peter Elbling
地上で活動するビジターの一員。
ジェームズ中尉 Lieutenant James
ジャドソン・スコット Judson Scott
ダイアナに忠誠を誓う若きビジター士官。
ショーン Sean Donovan
エリック・ジョンストン Eric Johnston
マイク・ドノバンの息子で、物語の重要な局面に巻き込まれる。
ハワード・K・スミス Howard K. Smith
ハワード・K・スミス Howard K. Smith
ニュースキャスターとして本人役で登場。

『V』シリーズのあらすじ(ネタバレ)

『V (1983)』

地球の空に突如として現れた巨大な宇宙船。それを操る“ビジター”と名乗る異星人は、人類との友好と技術交換を申し出る。世界は熱狂的に彼らを迎え入れ、メディアを通じてその魅力的な姿が広く報道される。しかし報道カメラマンのマイク・ドノバンは、取材中にビジターの正体が人間に似せた皮膚を被った爬虫類型の種族であること、さらに地球の資源と人類を利用する計画を知ってしまう。やがて彼の映像は世界に流れ、ビジターの真実が少しずつ明らかになっていく。

支配網を広げるビジターは、反対勢力を弾圧し、人類を従順な協力者と裏切り者に分断していく。科学者や知識人は「反乱分子」として狙われ、強制収容所に送られる。マイクは同じく真実を知る女性科学者ジュリー・パリッシュらと接触し、地下レジスタンスを結成。だがビジターの女性司令官ダイアナは巧妙な心理戦とプロパガンダで世論を操り、彼らの活動を封じようとする。

次第にビジターの目的が「地球人を食料とするための侵略」であることが判明。ダイアナは人間との交配実験を進め、妊娠した女性からは奇妙な混血児が誕生する。マイクはダイアナの部下でありながら反乱側に密かに協力するビジター、マーチンとも手を組み、内部から情報を得ようと試みる。しかし仲間の中にも裏切り者が現れ、レジスタンスは壊滅の危機に直面する。

最終的にビジターの支配は強まるものの、レジスタンスは地下で生き残り、反撃の準備を整える。戦いは終わっておらず、ビジターと人類の全面衝突は避けられない状況となって幕を閉じる。

『V: The Final Battle (1984)』

ビジターによる地球支配が進む中、マイク・ドノバン、ジュリー・パリッシュらレジスタンスは各地でゲリラ戦を展開していた。新たにハム・タイラーという冷徹だが有能な傭兵が加わり、戦術面での反撃が強化される。一方、ビジターの最高司令官ダイアナは、支配を強固にするため、より大規模な人類洗脳作戦とプロパガンダを展開。裏切りや密告が横行し、人間同士の不信感も拡大していく。

戦局を大きく動かす存在として、ビジターと人間の間に生まれた少女エリザベスが登場する。彼女は異星人としての特殊能力と人間的な感情を併せ持ち、その存在は両陣営にとって利用価値が高い。ビジターはエリザベスを奪い取ろうとし、レジスタンスは彼女を守るため奔走する。内部協力者のマーチンやウィリーの支援により、レジスタンスは徐々にビジターの弱点に迫る。

やがて「レッドダスト」と呼ばれる細菌兵器の存在が明らかになる。これはビジターには致命的だが人間には無害な物質であり、これを世界中に散布すれば侵略を終わらせられる可能性があった。計画実行のため、レジスタンスは命がけでダイアナの旗艦に潜入。壮絶な戦闘の末、レッドダストは全世界に拡散され、地球は一時的に解放される。

しかしダイアナは爆発寸前の母船から脱出し、復讐を誓って姿を消す。勝利を喜ぶレジスタンスの中にも戦いで多くの仲間を失った悲しみが残り、人類とビジターの衝突はこれで終わらないことを暗示して物語は幕を下ろす。

『V2/ビジターの逆襲 (1984-1985)』

ビジターとの戦いが続く地球。レジスタンスは未だに散発的な反抗を続けていたが、支配は依然として強固だった。ダイアナは再び権力の座に返り咲き、巧妙な宣伝戦と内部工作で人類の分断を図る。一方、マイク・ドノバンやジュリーらレジスタンスの仲間たちは、ビジターに捕らわれた者の救出や情報収集に奔走していた。ビジターの艦隊では新たな指揮官チャールズが着任し、ダイアナと権力を巡る緊張関係が生まれる。

ビジターの目的や行動はより複雑化し、直接的な侵略だけでなく経済・情報網を利用した支配が進行する。その中で、地球側の有力者ネイサン・ベイツが「オープンシティ」構想を掲げ、ビジターと人類の中立都市を作ろうとする。息子カイルは父と意見を異にし、レジスタンス側に協力。ウィリーやハム・タイラーも加わり、敵地潜入や武器奪取などの作戦が展開される。一方、ビジター内部ではリディアやフィリップといった高官たちの思惑が交錯し、ダイアナは権力維持のため陰謀を巡らせる。

レジスタンスは捕らわれていた仲間を救出する一方、エリザベスという特異な存在を守り抜くことに苦心する。彼女は人間とビジターの間に生まれた少女で、両陣営にとって重要な意味を持つ。その力と象徴性は、戦況の均衡を左右しかねない。ビジターはエリザベスを奪おうと執拗に追跡し、ダイアナは彼女を利用して地球支配を決定的にしようと企む。だがビジター内部の権力争いが思わぬ亀裂を生み、チャールズとの対立が激化していく。

ネイサン・ベイツの計画はビジターと人類双方からの圧力で崩れ、オープンシティ構想は混乱の中で瓦解する。レジスタンスは大きな犠牲を払いながらもエリザベスを守り抜き、ビジターに一時的な打撃を与えることに成功。しかしダイアナは再び暗躍の場を得ており、戦いは終わらないことが明らかになる。物語は、双方の陣営が次なる局面に向けて動き出す予感を残して幕を閉じる。

『V』シリーズの見どころ

ケネス・ジョンソンの異色作

ケネス・ジョンソンと言えば日本でも有名なドラマ『600万ドルの男 (1973-1978)』、『地上最強の美女バイオニック・ジェミー (1976-1978)』のプロデューサーとして、『超人ハルク (1977-1982)』では製作総指揮として有名。

そんな彼が脚本を手掛けたのが今作。当初は異星人ものではなく、アメリカ国内に潜在するファシズムの台頭をテーマに、戒厳令下での抑圧社会の変容を描こうとしていました。脚本の仮タイトルは『Storm Warnings』でした。

その上でNBC(放送局)の意見として、「一般視聴者には知的すぎる」と評され、視聴率を狙ったエンタメ方向への変更が求められます。その結果、「ファシズムを異星人(爬虫類=ビジター)に置き換える」という大胆なアイデアに転換されました。

こうした変更によって、『V』は単なるSF作品ではなく、「少数派の視点から見た全体主義」への批判や、情報操作・プロパガンダへの警鐘を視聴者に訴えるメッセージを込める構造になりました。

テレビ業界でメディアの力と社会への影響を間近で見てきた経験があることから、「メディアによって偏見や支配が容易に広まる」というテーマを描く原体験にもなっていたようです。

ビジター(来訪者)とは?

人間と何も変わらない容姿を持ったエイリアンV(ビジター)が、巨大なUFOで地球上の各都市に飛来し、全人類に修好を約束します。

最初は警戒心を抱いた地球人ですが、美形揃いで親切なビジターに気を許すと、実は…というお決まりの展開なのですが、いつの間にか夢中になってしまいます。

実はヒト型爬虫類であったVの真の目的は、地球上の豊富な水資源の略奪、そして食料としての人間を捕獲することでした。

今となっては水の資源としての価値も理解できます。しかし世界的には1970年代から続くオイルショックの影響で世界的には水資源の枯渇や水質汚染、水ストレス(水不足によって日常生活に不便を感じる状態)の問題が深刻化していました。

ただ80年代の日本で普通に生活していて水資源の確保がいまいち理解できなかった人もいるかもしれませんね。

ビジターに騙される人類

高度な医療技術を提供して人間を助けてくれたり(病死で食料になる人間が減ると困りますからね)して、多くの人類が騙されますが、見た目が地球人そっくりな点がコワイですよね。

自分の周りにいる人が見方か敵か分からなく、仲良くしてる友人が実はビジターで、隙を見て自分を食料にするつもりだったら…。恐怖です。

ビジターVSレジスタンス

V(ビジター)の正体を知ったTVカメラマンのマイクは、Vに反感を持つレジスタンスと一緒にVの正体を世界中に公表しようと奮闘しますが、なかなかうまくいきません。

しかし、Vの弱点が意外なところから判明して、人類はVに勝つことができました。

「めでたし、めでたし。」と言いたいところですが、うまくいっていないので、シリーズV2ができたのです。

ミニシリーズは異例の大ヒット

今作が放送されたアメリカのテレビ局NBCでは『V』第1話の視聴率が40%ととんでもない数字をたたき出しました。翌年の『V: The Final Battle』全3部作も平均視聴率25.1%、視聴率37%を記録しています。

日本では1988年から1989年にかけて『金曜ロードショー』で放送。

『V』第1話は『(I) ビジター・宇宙からの訪問者』、第2話は『(II) レジスタンス・壮絶なる抵抗』、『V: The Final Battle』第1話は『(III) スニーク・イン 決死の潜入』、第2話は『(IV) エスケープ 恐怖からの脱出』、第3話は『(V) ファイナルバトル 最後の決戦』というタイトルで放送されました。

しかし初期の脚本も手掛けたケネス・ジョンソンはテレビシリーズ『V2/ビジターの逆襲』には関与しておらず、限られた予算の中でミニシリーズのクオリティを保とうとするため過去映像を多用するなどストーリーや演出の質が落ちたとの印象が強かったようです。結果最初こそ好発進でしたが最後は低迷状態で終わってしまったようです。

『V』エピソードリスト

『V (1983)』

Ep 放映時タイトル
商品タイトル
原題
1 (I) ビジター・宇宙からの訪問者
(I) 来訪者(ビジター)
Part 1
2 (II) レジスタンス・壮絶なる抵抗
(II) 抵抗(レジスタンス)
Part 2

『V: The Final Battle (1984)』

Ep 放映時タイトル
商品タイトル
原題
1 (III) スニーク・イン 決死の潜入
(III) 潜入(スニーク・イン)
Part 1
2 (IV) エスケープ 恐怖からの脱出
(IV) 脱出(エスケープ)
Part 2
3 (V) ファイナルバトル 最後の決戦
(V) 決戦(ファイナルバトル)
Part 3

『V2/ビジターの逆襲 (1984-1985)』

Ep タイトル 原題
1 解放記念日 Liberation Day
2 大艦隊 Dreadnought
3 突破 Breakout
4 策略 The Deception
5 敵意 The Sanction
6 バリア Visitor’s Choice
7 ビジター・サミット The Overlord
8 地下資源 The Dissident
9 2人のエリザベス Reflections in Terror
10 暗殺指令 The Conversion
11 処刑 The Hero
12 スパイ The Betrayal
13 死の婚礼 The Rescue
14 新たな指導者 The Champion
15 裏切り者 The Wildcats
16 対決 The Littlest Dragon
17 ウォー・ゲーム War of Illusions
18 偽装 The Secret Underground
19 旅立ち The Return
20 打ち切りのため未放映 The Attack

『V』のトリビア

  • ロビン役は当初ドミニク・ダンがキャスティングされていましたが、撮影中恋人に殺害されてしまい、ブレア・テフキンがキャスティングされ再撮影を行ったそうです。

  • 当時「スターウォーズ」シリーズやその他のサイエンスフィクションのヒット曲の人気と、米国市民はファシストの乗っ取りを信じないというネットワークエグゼクティブの間の信念のために、ネットワークエグゼクティブはプロデューサーにそれをサイエンスフィクションのミニシリーズに変更させました。

  • ビジターが他の外来種との戦争に従事していることが示唆されています。今作ではこれ以上発展することはありませんでしたが、シリーズの25年後にリリースされた小説で敵はゼッティと呼ばれる種族であり、最終的には人類の要求で地球にやって来ますが、ビジターよりもさらに悪いことが判明しています。

  • オリジナルの『V (1983)』ミニシリーズの作成者であるケネス・ジョンソンは、続編の執筆を監督しましたが、制作前にワーナーブラザーズテレビジョンに創造的な違いを残しました。彼の脚本家の貢献は、ペンネームLillianWeezerの下でクレジットされています。

  • エリザベスがダイアナの宿舎で使用していたコンピューターはソニーSMC-70です。

  • 作曲家のデニス・マッカーシーが後編となる『V: The Final Battle (1984)』のために作曲した音楽の一部は、1987年から放送された海外ドラマ『新スタートレック』で再び使用されました。

  • 熱気球のシーケンスは、ニューメキシコ州アルバカーキで毎年恒例の国際気球フェスティバルの間に撮影されました。

  • この原作に基づいたコミックがDCコミックスから1985年に発売されていますが、DCコミックスのその他の作品と関連性は持たれませんでした。

  • 『V2/ビジターの逆襲 (1984-1985)』2つ目のテーマ曲は、もともと『V: The Final Battle (1984)』のために作曲されました。プロデューサーはミニシリーズのためにバリー・デ・ヴォーゾンとジョセフ・コンランの音楽を選んだため、このテーマ曲は『チャンピオン (1985)』までお蔵入りとなり、同作でオリジナルのテーマ曲に取って代わりました。

  • エイリアンの種族の正式名称は明かされず、地球中心の呼び方である「ビジター」、あるいは俗語の「リザード」でのみ呼ばれています。

参考リンク

感想とまとめ

V』、『V: The Final Battle』、『V2/ビジターの逆襲』と続いたシリーズは圧倒的なスケールと練り込まれた人間ドラマが特徴的な作品です。

『V』では、侵略の兆候からレジスタンスの結成までが描かれ、『V: The Final Battle』では抵抗勢力が反撃の糸口を探り、決戦へと向かっていきます。そして『V2/ビジターの逆襲』では、地球に残ったビジターと人類の対立が新たな局面を迎え、各勢力の思惑が交錯する中で予測不能な展開が続きます。

シリーズを通して、冷酷かつカリスマ性を持つ指揮官ダイアナ、真実を追う報道記者マイク・ドノバン、そして仲間と共に闘うジュリー・パリッシュら、個性豊かなキャラクターが緊迫感ある物語を牽引します。アクション、心理戦、そして人間関係の駆け引きが絡み合うことで、単なる侵略SFに留まらない奥行きを生み出しています。

ビジターの人間社会への浸透や情報操作、そしてそれに抗うレジスタンスの姿は、エンターテインメントでありながらも社会風刺としても機能し、今なお強い印象を残す作品群となっています。

タテシマ
個人的な評価は…

3.5

です!

簡単ではありますが『V』シリーズについて色々まとめてみました。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

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この記事を書いた人

映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。

古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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