【映画】おすすめDCEU「アクアマン」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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今回おすすめするのは、2019年にDCエクステンデッド・ユニバース(通常DCEU)6作目として公開された「アクアマン」。
過去にはドラマ「ヤング・スーパーマン」で実写化されてきましたが、1941年の誕生以来映画での実写化は初で、ジェイソン・モモアが起用され大ヒットしました。
ご存知の方も多いとは思いますが「アクアマン」のあらすじやキャスト、トリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。
目次
「アクアマン」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「アクアマン」のあらすじ
1985年、メイン州のアムネスティ湾灯台の灯台守、トム・カリーは岩場の海岸に打ち上げられた海底国アトランティスから逃亡した女王アトランナを発見する。
アトランナは回復後、トムとの間にアーサー・カリー=アクアマンが誕生するが数年後、アトランナはアトランティスの追手に捕まり連れ戻されてしまう。
残されたアーサーはトムに育てられ、またアトランティスの参謀バルコから武術の指南を受け、たくましく成長する。
② 「アクアマン」のキャスト・作品情報
「アクアマン」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
アーサー・カリー(アクアマン) Arthur Curry (Aquaman) | ジェイソン・モモア Jason Momoa |
メラ(海底国ゼベルの王女) Mera | アンバー・ハード Amber Heard |
バルコ(アトランティス帝国の参謀) Nuidis Vulko | ウィレム・デフォー Willem Dafoe |
オーム王(オーシャンマスター) Orm Marius (Ocean Master) | パトリック・ウィルソン Patrick Wilson |
ネレウス王(海底国ゼベルの王) King Nereus | ドルフ・ラングレン King Nereus |
デイビッド・ケイン(ブラックマンタ) David Kane (Black Manta) | ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世 Yahya Abdul-Mateen II |
アトランナ(前女王でアーサーとオームの母親) Atlanna | ニコール・キッドマン Nicole Kidman |
トム・カリー(アーサーの父親) Tom Curry | テムエラ・モリソン Temuera Morrison |
マーク大佐(アトランティス軍の隊長) Captain Murk | ルーディ・リン Ludi Lin |
ジェシー・ケイン(デイビッド・ケインの父親) Jesse Kane | マイケル・ビーチ Michael Beach |
スティーブン・シン博士 Doctor Stephen Shin | ランドール・パーク Randall Park |
アトラン王(アトランティス帝国の初代王) King Atlan | グレアム・マクタヴィッシュ Graham McTavish |
カラゼン(声) Karathen (Voice) | ジュリー・アンドリュース Julie Andrews |
ブライン王(声) Brine King (Voice) | ジョン・リス=デイヴィス John Rhys-Davies |
リクー王(声) King Ricou (Voice) | ジャイモン・フンスー Djimon Hounsou |
「アクアマン」の作品情報
監督 Directed by | ジェームズ・ワン James Wan |
脚本 Writing Credits (Screenplay by) | デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック David Leslie Johnson-McGoldrick ウィル・ビール Will Beall |
原作 Writing Credits (Story by) | ジェフ・ジョンズ Geoff Johns ジェームズ・ワン James Wan ウィル・ビール Will Beall |
原案 Writing Credits (Created by) | ポール・ノリス Mort Weisinger モート・ワイジンガー Paul Norris |
音楽 Music | ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ Rupert Gregson-Williams |
撮影 Cinematography | ドン・バージェス Don Burgess |
編集 Edited by | クリステン・ウィグ Kristen Wiig |
製作 Produced by | カーク・モッリ Kirk Morri |
製作会社 Production Company | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ DCフィルムズ ザ・サフラン・カンパニー クルーエル・アンド・アンユージュアル・フィルムズ マッド・ゴースト・プロダクションズ |
配給 Distributed by | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ |
公開 | 中:2018/12/7 米:2018/12/21 日:2019/2/8 |
上映時間 | 143分 |
興行収入(世界) | 約11億4800万ドル |
興行収入(日本) | 約16億円 |
③ 「アクアマン」実写化の歴史
アクアマンは1941年のコミックで初登場、ジャスティス・リーグの創立メンバーとして人気のキャラクターですが、王としての責任からアトランティスの事を優先し、リーグにはなかなか顔を出さないということも。
初めて実写化されたのは2001年から放送された海外ドラマ「ヤング・スーパーマン」で、レギュラー出演ではなくゲスト扱いでした。
アラン・リッチソンが演じており、数回登場しています。
アクアマンの初実写化としてジェイソン・モモアが出演したのは「ジャスティス・リーグ」。
撮影中はジェイソン・モモアがニコール・キッドマン以外のキャストにいたずらをしかけたりするなど和気あいあいとしていたみたいですね。
④ 「アクアマン」が適役すぎる
「アクアマン」を演じるのは193cmあるジェイソン・モモア。
彼はハワイの先住民族とヨーロッパの血を引いており、特徴ある顔立ちは「アクアマン」のイメージぴったりです。
彼は毎日筋トレをこなし、時速160kmで泳ぎ人間の150倍の力を持つ「アクアマン」の役作りをしたそうです。
DC映画というと、暗くて重いヒーローイメージですが本作はジェイソン・モモアのキャラクターもよく、コミカルで明るいシーンも多い作風となっています。
子どもでも見やすいです。
⑤ 迫力の水中バトル
水中で超高速移動で戦い合うバトルはこの映画の大きな魅力です。
近未来的な服装やアトランティスの最先端テクノロジーを生かした武器と、水中の大自然との融合が今までにない世界観で、楽しめること間違いなしです。
アクアマンの制作費は1億800万ドル。
同じく2015年に公開された映画で比べてみると、「アントマン」の制作費が1億3000万ドル。
そう考えると割と低コストなのにものすごい大作映画を見ているようにも感じます。
⑥ 成功に導いた製作陣
監督は「ワイルド・スピード SKY MISSION(2015)」で知られるジェームズ・ワン。
本作で描かれるハイスピードアクションシーンは監督が彼と言われて納得です。
アクションのみならずストーリーやキャラクターもしっかりしており、コミカルでとっても見応えのある作品になっています。
原案は1990年代後半からほとんどのDCコミックのライターとして知られるジェフ・ジョンズによる脚本共同執筆が大きく、海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の脚本家でもあるデヴィッド・レスリー・ジョンソンと共に書かれたストーリーは成功に大きく導いていると言っても過言ではないでしょう。
「アクアマン」は全世界興行収入11億ドルを突破。
これまでDC映画の世界興行収入トップだった「ダークナイト・ライジング(2012)」の約10億8500万ドルを超え、DC単体作品だけに限らず、すべてのDC映画の中で歴代1位となる興行収入を記録しています。
⑦ 「アクアマン」VS「マイティ・ソー」
少なからず、「マイティ・ソー」が先に存在している以上、共通点の多い「アクアマン」はどうしても二番煎じに見られがち。
MCU作品のファンに限らず「マイティ・ソー」を観たことがある方のほとんどはおそらく「水中版のソーじゃん」と思ったに違いありません。
残念ながら完全否定はできませんが、そう思いながらも大ヒットとなったのは水中でのシーンが予想以上に成功している点、期待値が低かった、などが挙げられるかもしれませんね。
⑧ 「アクアマン」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は352件のレビューに基づく65%の肯定的批評で平均評価が6.04/10と思った以上に一般的な評価。
Metacriticでは49件のレビューに基づき、22人が肯定的、21人が混合、6人が否定的と評価しています。平均スコアは100点満点中55点。
水中をテーマにした映画はヒットしにくいというジンクスがあるようですが、興行収入だけで言えば大成功と言えるかもしれません。
しかし以外にも否定的なコメントもあり、DCEUは単体作品に力を入れていくと言われていますがそれに見合ったスコアになっていないのが気になりますね。
⑨ 「アクアマン」日本での評価
Yahoo!映画での評価は3,748件のレビューで平均評価は3.9とかなり高い評価になっています。
映画.comは442件中3.7とこちらも平均よりも高い評価に。
映画レビューサイトFilmarksでは11,702件のレビューで3.8と、1万件以上のレビューでこの評価ですので1度観ればほとんどの方が満足する作品と言えます。
⑩ 「アクアマン」のトリビア
・主人公たちを襲撃する怪物トレンチは、1954年の映画「大アマゾンの半魚人」を参考にしたとしています。トレンチはスピンオフ映画「ザ・トレンチ」としての準備も進められているようですね。
・アーサーとオームの決闘中に、タコがドラムソロを演奏します。作家兼監督のジェームズ・ワンによると、このタコは、トポという名前でアクアマンとは1950年代から1960年代の間に相棒だったキャラクターです。
・ジェームズ・ワンは当初、この映画にトポを入れることに自信がありませんでしたが、「マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)」を見て、「その映画に燃えるようなギターを弾く男がいる可能性があるなら、私はタコのドラマーを入れよう。」と決断したそうです。
・アーサー役のジェイソン・モモアと彼の父親を演じたテムエラ・モリソンは共にポリネシア出身で、モモアはハワイ人、モリソンはマオリ人として描かれています。モモアは、ポリネシア人は強い水生遺産を持っているので、アクアマンをポリネシア人にしたことを誇りに思っていると言いました。
・ジェームズ・ワン監督は「アクアマン」か「フラッシュ」どちらかの監督を務めるという選択肢があったようで、「アクアマン」を選択しています。
・アーサーとメラが海の工芸品を見つけるシーンでは、ジェームズ・ワンの「死霊館」映画シリーズのアナベル人形が床に見えます。
・ジェームズ・ワンはアトランティスにケープを着てほしかったが、コスチュームデザイナーのキム・バレットはケープが水中に引きずられると指摘し、最終的にアトランティスの王族のメンバーだけが着ているマントに落ち着きました。
・トムが陸上でアトランナを救い、彼女が目覚めた時、混乱しながらテレビを見るシーンで流れている番組は「海底大戦争 スティングレイ(1964)」です。
・アンバー・ハードによると、水中のシーンでは、キャストメンバーをホースで止めてから、冷たいサウンドステージで撮影する必要があったそうです。
・実際に水中で撮影された水中シーンはありませんでした。代わりに、俳優や女優をハーネスにリギングする方法と、広範囲にわたるCG作業(髪の毛を含むこともあります)を適用して、俳優や女優が浮かんでいるように見せました。
まとめと感想
「アクアマン」について色々まとめてみました。
海中映画でここまでの映像クオリティが出せる時代になったんだなというのが正直な感想です、金字塔とも言える作品かもしれません。
そしてジェイソン・モモアのキャラクターは最高ですね、実質初の実写化である以上、今後何十年に渡ってアクアマンと言えばジェイソン・モモアというイメージがついちゃうでしょうね。
DCEUの新しい形、MCUにはないおもしろさが満載だと思います。
Netflixで視聴可能でしたが配信終了してしまったようで現在はU-NEXT以外はAmazonプライムビデオやdTVなどのレンタルのみで配信されているようです。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンやここに書いていない好きなシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。