シビル・ウォー/キャプテン・アメリカはどんな映画?ネタバレありのあらすじやキャスト・見どころを解説

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  • 世界を守るはずのヒーローたちが、理念の違いでついに激突!
  • キャプテン・アメリカVSアイアンマン、友情は崩壊し、戦いは避けられない!
  • ブラックパンサーやスパイダーマンも参戦!空港バトルのスケール感は圧巻!
  • 正義とは何か?ヒーロー同士の衝突が問いかける、MCU最大級の分岐点!

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(原題:Captain America: Civil War)』は、2016年のアメリカのスーパーヒーロー映画で『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の続編。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)全体では13作品目。クリス・エヴァンスが主演を務め、MCUのフェーズ3の1作目として、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)』のその後を描いています。

目次

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の作品情報

原題 Captain America: Civil War
監督 アンソニー・ルッソ
Anthony Russo
ジョー・ルッソ
Joe Russo
脚本 クリストファー・マルクス
Christopher Markus
スティーヴン・マクフィーリー
Stephen McFeely
原作 ジョー・サイモン
Joe Simon
ジャック・カービー
Jack Kirby
『Captain America』
公開 米:2016/5/6
日:2016/4/29
上映時間 148分

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のキャスト

スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ) Steve Rogers (Captain America)
クリス・エヴァンス Chris Evans
超人血清によって強化された兵士で、アベンジャーズの精神的リーダー
トニー・スターク(アイアンマン) Tony Stark (Iron Man)
ロバート・ダウニー・Jr Robert Downey Jr.
天才発明家であり億万長者、パワードスーツを駆使するヒーロー
ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ) Natasha Romanoff (Black Widow)
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson
元スパイで優れた戦闘能力を持つアベンジャーズのメンバー
ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ(ウィンター・ソルジャー) James Buchanan “Bucky” Barnes (Winter Soldier)
セバスチャン・スタン Sebastian Stan
スティーブの親友で、洗脳され暗殺者となった過去を持つ戦士
サム・ウィルソン(ファルコン) Sam Wilson (Falcon)
アンソニー・マッキー Anthony Mackie
翼を使った空中戦を得意とするキャプテン・アメリカの相棒
ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ウォーマシン) James “Rhodey” Rhodes (War Machine)
ドン・チードル Don Cheadle
アメリカ空軍大佐で、アイアンマンの親友にして軍仕様アーマーの使い手
クリント・バートン(ホークアイ) Clint Barton (Hawkeye)
ジェレミー・レナー Jeremy Renner
弓の名手でアベンジャーズの一員
ティ・チャラ(ブラックパンサー) T’Challa (Black Panther)
チャドウィック・ボーズマン Chadwick Boseman
ワカンダ王国の国王で、強靭なスーツを身にまとう戦士
ヴィジョン Vision
ポール・ベタニー Paul Bettany
マインド・ストーンを額に宿した人工生命体
ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ) Wanda Maximoff (Scarlet Witch)
エリザベス・オルセン Elizabeth Olsen
テレキネシスや念動力を操る強大な力を持つ女性
スコット・ラング(アントマン) Scott Lang (Ant-Man)
ポール・ラッド Paul Rudd
体のサイズを自在に変化させるヒーロー
シャロン・カーター Sharon Carter
エミリー・ヴァンキャンプ Emily VanCamp
S.H.I.E.L.D.の元エージェントでキャプテン・アメリカを支援する人物
ピーター・パーカー(スパイダーマン) Peter Parker (Spider-Man)
トム・ホランド Tom Holland
クモの能力を持つ高校生ヒーロー
ブロック・ラムロウ Brock Rumlow
フランク・グリロ Frank Grillo
元S.H.I.E.L.D.工作員で、裏でヒドラに属する戦闘員
サディアス・“サンダーボルト”・ロス Thaddeus Ross
ウィリアム・ハート William Hurt
アメリカ国務長官で、ヒーロー規制を進める立場にある人物
ヘルムート・ジモ Helmut Zemo
ダニエル・ブリュール Daniel Brühl
家族を失いアベンジャーズへの復讐を誓う元軍人
メイ・パーカー(ピーターの叔母) May Parker
マリサ・トメイ Marisa Tomei
ピーター・パーカーを育てる優しい叔母
ティ・チャカ T’Chaka
ジョン・カニ John Kani
ワカンダ国王でティ・チャラの父
ハワード・スターク(トニーの父親) Howard Stark
ジョン・スラッテリー John Slattery
天才発明家でS.H.I.E.L.D.設立に関与した人物
マリア・スターク Maria Stark
ホープ・デイヴィス Hope Davis
トニー・スタークの母
ミリアム・シャープ Miriam Sharpe
アルフレ・ウッダード Alfre Woodard
戦闘で息子を失い、アベンジャーズに批判的な女性
ヴァシリー・カルポフ Vasily Karpov
ジーン・ファーバー Gene Farber
ソ連の将校でウィンター・ソルジャー計画に関与
フライデー(声) F.R.I.D.A.Y. (Voice)
ケリー・コンドン Kerry Condon
トニー・スタークが開発したAIアシスタント
エヴェレット・K・ロス Everett K. Ross
マーティン・フリーマン Martin Freeman
CIAのエージェントで、ヒーローたちに関わる外交官的立場
配送員(カメオ出演) FedEx deliveryman (Cameo)
スタン・リー Stan Lee
マーベル作品おなじみのカメオ出演

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のあらすじ(ネタバレ)

アベンジャーズの戦いがもたらした民間人の犠牲を受け、各国がヒーローの行動を政府の管理下に置く「ソコヴィア協定」を提案。アイアンマンことトニー・スタークは責任を認め賛成するが、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは自由意志を重んじて反対。チーム内に亀裂が走る。

協定への反対を表明したスティーブは、テロの容疑で追われる旧友バッキーを独自に保護しようとする。一方、国連会議での爆破事件をきっかけに、アベンジャーズ内部で分断が決定的に。ワカンダの王ティ・チャカが犠牲になったことで、ブラックパンサーも事件に関与する。

スティーブ派とトニー派に分かれたヒーローたちは空港で激突。互いの信念のために激しい戦いが繰り広げられる。スパイダーマンもトニー側で初参戦し、ファンを驚かせる展開に。バッキーの無実を信じるスティーブは、真の黒幕であるジモの存在を追い、シベリアへと向かう。

ジモの策略によって、バッキーが過去にトニーの両親を殺害していたことが発覚。激怒したトニーはスティーブとバッキーに襲いかかり、ついに友情は崩壊。戦いの末、キャプテンは盾を置いて姿を消す。チームは完全に分裂し、アベンジャーズの絆は修復不能なまでに損なわれる。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の見どころ

アベンジャーズ分裂の瞬間を体感

本作の最大の見どころは、アイアンマンとキャプテン・アメリカの対立によって、アベンジャーズが二分されてしまう衝撃の展開。

これまで共に戦ってきたヒーローたちが、それぞれの信念のもとに刃を交える姿は、ファンにとって感情の揺さぶりが止まらない緊張感あふれるものとなっています。

『シビル・ウォー』は原作コミックでも有名なエピソードであったため、公開前から大きな注目を集めていました。

初登場のキャラクター

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は今後のMCUでも主要なキャラクターとなる「ブラックパンサー」と「スパイダーマン」が初登場。

ブラックパンサーはワカンダ王国の王子ティ・チャラとして父の死をきっかけに戦いに参加し、そのミステリアスな存在感とスタイリッシュな戦闘スタイルで彼の正義感と誇り高い精神性も描かれ、一気に観客の注目を集めました。

そして「親愛なる隣人」として活動を始めたばかりのピーター・パーカーの存在を知っていたトニーがピーターをスカウト。新スーツを与え、避けられない決戦に備えます。

空港バトルはシリーズ屈指の名シーン

本作のクライマックスとも言える空港での大規模戦闘は、シリーズ全体でも屈指の名シーン。ヒーローたちの個性がぶつかり合う見応え抜群の戦いは、誰がどの陣営なのかを見極めながら観ると一層楽しめます。

特に、遂に初登場を果たしたスパイダーマンと、ジャイアントマンとなるアントマンの活躍は見逃せません。

ヒーローたちの“人間性”とジモという“静かなる敵”

本作は派手なバトルだけでなく、ヒーローたちの葛藤や内面にも深く踏み込んでいます。

仲間を守るために法を拒む者、過去の罪と向き合う者、それぞれの選択が正義とは何かを問いかけ、単純な善悪では語れないドラマが展開されます。

そしてヴィランの立ち位置として登場するジモは他の作品のような破壊的な敵ではありませんが、精神的にヒーローたちを引き裂いていく策略家。

派手な力を使わず、冷静沈着にアベンジャーズを内側から崩壊させるその手腕は、これまでにない恐ろしさを感じさせます。

彼の存在こそがこの映画をサスペンスとしても機能させています。

アベンジャーズ2.5

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は、しばしば『アベンジャーズ2.5』と呼ばれるほど多くのヒーローが登場する大作です。

それでも本作が『アベンジャーズ2.5』ではなく『キャプテン・アメリカ3』として制作されたのは、物語の軸がスティーブ・ロジャース=キャプテン・アメリカの視点に据えられているからというのが一番大きいと言えます。

仲間同士の衝突というスケールの大きな対立の中で、彼が親友バッキーを信じ続ける姿勢や、個人の信念を曲げない生き方が物語の核心を成しています。

つまり、アベンジャーズ全体の群像劇でありながら、あくまでもキャプテン・アメリカの選択と葛藤を描く「三部作の集大成」として位置づけられているのです。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のトリビア

  • ロバート・ダウニー・Jr.との格闘シーン撮影の前日、セバスチャン・スタンはアイアンマンスーツの頭部の前で激しい上腕二頭筋カールを行う自身の動画と共に「明日のシーンを楽しみにしているよ、ロバート」というメッセージを彼に送ったそう。

  • セバスチャン・スタンは、予告編でバッキーが背負っているバックパックには、散らばった思い出をまとめた日記が入っていることを明かした。

  • トム・ホランドは、『スパイダーマン』のスクリーンテストに臨んだ時の緊張について語り、ロバート・ダウニー・Jr.が彼を脇に呼び寄せ、「いいか、アイアンマンのスクリーンテストを覚えているよ。どれだけ怖かったか覚えているよ。ただのオーディションだと思ってくれ。そんなに怖いものじゃない。間違えても、また最初からやり直せばいい。プレッシャーはない」と言ったそう。

  • バッキーが走行中のバイクをライダーの下から奪い取るハイウェイチェイスシーンでは、CGIは一切使用されていません。スタント全体は実写で行われました。

  • ジャイアントマンの登場は制作とマーケティングを通して秘密にされており、予告編やテレビCMには一切登場していません。

  • ポストクレジットシーンでは、ピーターのウェブシューターがコミックに登場する「スパイダーマン・シグナル」に酷似した光を放ちます。これがスパイダーマン・シグナルのスクリーンデビューです。

  • ミッドクレジットシーンでは、ワカンダ王国の滝が映し出されます。これらのシーンはアルゼンチン、ミシオネス州のイグアスの滝で撮影されました。

  • ウォーマシンスーツ着用中に起きた事故により脊柱が重傷を負い、回復期に足にバイオニックインプラントを装着して移動するローディ。これは、コミック版でローズが重​​傷を負い、足、腕、そして顔の一部にサイボーグインプラントを装着し、部分的にサイボーグ化したという出来事へのオマージュです。

  • クライマックスでは、スーツのアークリアクターを破壊する前に、キャップはアイアンマンのヘルメットをトニーの顔から引き剥がします。もしスーツの電源が切れる前にこれをしていなかったら、スタークは窒息していた可能性が高いため、ロジャースはトニーを殺すのではなく、単に戦いを終わらせようとしていたことを示唆しています。

  • 『キャプテン・アメリカ』シリーズでありながら、クリス・エヴァンスとロバート・ダウニー・Jr.のスクリーンタイム(出演時間)の差はわずか5分しかありません。

参考リンク

感想とまとめ

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は、MCUにおいて仲間同士の対立を正面から描いた大きな転換点となる作品です。

キャプテン・アメリカとアイアンマンという象徴的なヒーローが、それぞれの正義を掲げて衝突する姿は圧巻で、単なるアクションを超えたドラマ性を持ち合わせています。

緊迫した戦闘シーンや各キャラクターの選択が物語に深みを与え、スーパーヒーロー映画の枠を広げた印象を残します。

シリーズを知らなくても対立構造の緊張感に引き込まれますが、これまでの歩みを知っていると一層胸に響くでしょう。

タテシマ
個人的な評価は…

4.0

です!

簡単ではありますが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』について色々まとめてみました。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

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この記事を書いた人

映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。

古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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