【映画】「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが映画の脚本に初参加し、「ハリー・ポッターと賢者の石」の70年前を舞台に、ホグワーツ魔法魔術学校指定教科書「幻の動物とその生息地」の著者であるニュート・スキャマンダーを主人公に据えたスピンオフ作品として2016年に公開された映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。
ご存知の方も多いとは思いますが今回は「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のあらすじやキャスト、トリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のあらすじ
1926年、イギリスの魔法使いで魔法生物学者であるニュート・スキャマンダーは、魔法動物の調査と保護のためニューヨークを訪問する。
ニュートは非魔法使いの女性、メアリー・ルー・ベアボーンに出会い、彼女ののスピーチを聞いているあいだに、彼の魔法のスーツケースからニフラーが逃げ出す。
つかまえようとするうちに、非魔法使いの人間、ジェイコブ・コワルスキーと出会い、偶然にもふたりが持っていたスーツケースが入れ替わってしまい、魔法動物たちが人間の世界に逃亡してしまう。
② 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のキャスト
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役名 | 俳優 |
---|---|
ニュート・スキャマンダー Newt Scamander | エディ・レッドメイン Eddie Redmayne |
ポーペンティナ(ティナ)・ゴールドスタイン Tina Goldstein | キャサリン・ウォーターストン Katherine Waterston |
ジェイコブ・コワルスキー Jacob Kowalski | ダン・フォグラー Dan Fogler |
クイニー・ゴールドスタイン Queenie Goldstein | アリソン・スドル Alison Sudol |
メアリー・ルー・ベアボーン Mary Lou Barebone | サマンサ・モートン Samantha Morton |
クリーデンス・ベアボーン Credence Barebone | エズラ・ミラー Ezra Miller |
ヘンリー・ショー・シニア Henry Shaw Sr. | ジョン・ヴォイト Jon Voight |
セラフィーナ・ピッカリー Seraphina Picquery | カルメン・イジョゴ Carmen Ejogo |
パーシバル・グレイブス Percival Graves | コリン・ファレル Colin Farrell |
ナーラク Gnarlack (voice) | ロン・パールマン Ron Perlman |
ラングドン・ショー Langdon Shaw | ローナン・ラフテリー Ronan Raftery |
ヘンリー・ショー・ジュニア Henry Shaw Jr. | ジョシュ・カウダリー Josh Cowdery |
アバナシー Mr. Abernathy | ケヴィン・ガスリー Kevin Guthrie |
チャスティティ・ベアボーン Chastity Barebone | ジェン・マーリー Jenn Murray |
マダム・ヤ・ジョウ Madam Ya Zhou | ジェンマ・チャン Gemma Chan |
ゲラート・グリンデルバルド Gellert Grindelwald | ジョニー・デップ Johnny Depp |
リタ・レストレンジ Leta Lestrange | ゾーイ・クラヴィッツ Zoë Kravitz |
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③ 幻の動物とその生息地
「ハリー・ポッター」シリーズで魔法学校の教科書として言及されている著書「幻の動物とその生息地」。
今作はその著者であるニュート・スキャマンダーを主人公にした「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品として、1作目の70年前のアメリカが舞台になっています。
④ 魔法動物
ニュートのスーツケースじゃ「魔法のトランク」とも言われ、魔法で拡張されて複数の魔法生物のすみかになっています。
魔法動物は「魔法社会の法律を理解するに足る知性を持ち、立法に関わる責任の一端を担うことが出来る」という「ヒトたる存在」の条件を満たさない生物のこと、ということになっていて、魔法動物の危険度は5段階に分類されています。
今作にはたくさんの魔法動物が登場していますが、VFX技術によってかなりリアルに描かれているので、現実世界にいるかのような映像になっています。
⑤ 1920年代のアメリカ
舞台となっているのは1926年のニューヨークですが、この時代は「狂騒の20年代」と呼ばれており、自動車、映画およびラジオのような新技術が、大衆の大半に「現代性」を植え付けたような時代です。
1920年代が舞台の映画と言えば、「華麗なるギャッツビー(2013)」や「リリーのすべて(2016)」などがありますのでそういった側面から見くらべるのもおもしろいです。
⑥ ゲラート・グリンデルバルド
闇の魔法使いのなかでもヴォルデモートに次いで強力と言われている人物で、ジョニー・デップの演技も称賛されました。
今作では事件の黒幕として登場し、MACUSA所属の闇祓い、パーシバル・グレイブスに変身していたものの最終的にニュートが見破り捕まりました。
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」にも登場しましたが、「ファンタスティック・ビースト」シリーズではジョニー・デップが出演し続ける…と思っていたらパート3で降板という話になってますね。
⑦ スピンオフ作品としては異例の成功?
スピンオフ作品でありながら、映画としてのオリジナリティも存分に発揮しており、興行収入も全世界で8億円超えのヒットとなりました。
それもこれも原作者のJ・K・ローリング自身が初めて脚本を手掛けたというのは大きいかもしれませんね。
見方によっては、「ハリー・ポッター」シリーズよりも好きな方がいるかもしれません。
⑧ 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は338件のレビューに基づく74%もの前向きなレビューで6.8/10と少し高めな評価。
ウェブサイトの批判的なコンセンサスは、「ファンタスティック・ビーストとそれらを見つける場所は、ハリー・ポッターの豊かな神話を利用して、フランチャイズ構築の魔法に魅了されるスピンオフを提供します。」と評しています。
Metacriticでは50件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中66点とこちらも高め。
CinemaScoreによってポーリングされた視聴者は、映画にA +からFのスケールで「A」の平均評点を与えましたが、PostTrakは、映画ファンがそれに90%の肯定的なスコアと74%の「絶対的な推奨」を与えたと報告しました。
⑨ 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」日本での評価
Yahoo!映画での評価は11,664件のレビューで平均評価は3.8と少し高めな評価。
映画.comは647件中3.7とこちらもと少し高めな評価になっています。
映画レビューサイトFilmarksでは20,892件のレビューで3.8と、良作としての評価も多くある一方で、極端な低評価もあるようで合算すると4まではいかない評価になっているという印象です。
⑩ 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のトリビア
・「ニュート・スキャマンダー」という名前は、2004年公開の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」に登場します。
・ハリーポッターの世界では、ニュート・スキャマンダーの「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は1927年に最初に出版され、ホグワーツで承認された教科書と同様に大規模なベストセラーになりました。1990年代半ばまでに、ハリーポッターシリーズが設定されたとき、それはその第52版にありました。 スカマンダーはまた、彼自身の蛙チョコレートのカードを持っているという明確な名誉を持っています。
・ニュートがスーツケースに入れて映画の最後のシーンや販促資料に着用している灰色と黄色のスカーフは、ホグワーツ魔法魔術学校に通っていたときにハッフルパフにいたという事実をほのめかしています。
・シーンは上半身裸のニュートスキャマンダーで撮影され、危険な動物との仕事中に彼が体に集めたすべての傷跡を披露しました。 エディ・レッドメインは、その1つのシーンのためだけに、撮影前にかなりうまくいきました。 しかし、残念ながら彼にとっては、シーンは最終版から削除されました。
・もともとは三部作を意図していましたが、2016年10月現在、5部構成の映画シリーズであることが確認されています。
・J・K・ローリングによると、エディ・レッドメインが主役の唯一の選択肢でした。エディ・レッドメインはオーディションを受ける必要はなく、他のキャスティングの決定にも参加しました。
・撮影の前に、エディ・レッドメインには非常に詳細な裏話が提供されました。J・K・ローリングは彼に独占的に明らかにしたそうです。
・エディ・レッドメインは、「ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002)」でトム・リドル役のオーディションに参加しましたが、1行読んだ後断られたそうです。代わりにクリスチャン・コールソンがキャストされました。
・コリン・ファレルとジョニー・デップはヒース・レジャーの遺作としても知られている2009年の映画「Dr.パルナサスの鏡」でも同じキャラクターを演じており、2つのバージョンを描いた2番目の映画となりました。
・グレイブスが実際にゲラート・グリンデルバルドであるという微妙な手がかりは、彼らの頭の後ろが両方とも同じ独特のアンダーカットを持っているという事実があります。
まとめ
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」について色々まとめてみました。
「ハリー・ポッター」シリーズを観ていないとわからない、というわけでもない仕上がりにはなっていますが、「ハリー・ポッター」シリーズを観ておいた方がより面白く感じる作品だと思います。
U-NEXTやAmazonプライムビデオではレンタルで観られる様なので、気になった方は是非観て頂きたいです。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
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