【映画】おすすめ「ハスラーズ」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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今回おすすめするのは、2019年に公開されたクライム映画「ハスラーズ」。
「彼女のキャリア史上、最高の演技」と評されたジェニファー・ロペスの話題性も抜群だった、ウォール街を震撼させた驚愕の実話を描いた作品です。
今回は「ハスラーズ」のあらすじやキャスト、おすすめしたいポイントやトリビア、感想・評価・レビューなど、その概要を掘り下げていきたいと思います。
「ハスラーズ」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「ハスラーズ」のあらすじ
https://www.youtube.com/watch?v=KzLii8UOnyI
幼少の頃に母に捨てられ、祖母に育てられた30代のシングルマザー、デスティニーが祖母を養うためにストリッパーとして働き始める。
そこでトップダンサーとして活躍するラモーナと出会い、協力し合うことで大金を稼ぐようになり、デスティニーは祖母とともに安定した生活ができるようになる。
しかし2008年、リーマン・ショックの影響で世界経済は冷え込んでしまい、性風俗産業もその影響を免れることができず、金回りが目に見える形で悪くなっていた。
デスティニーたちは「真面目に働いても生活が苦しいのに、経済危機を引き起こしたウォール街の男たちは何故相も変わらず裕福な暮らしをしているのか」と不満を募らせ、ウォール街の裕福な男たちから金を騙し取る計画を企てる。
② 「ハスラーズ」のキャスト
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役名 | 俳優 |
---|---|
デスティニー Destiny | コンスタンス・ウー Constance Wu> |
ラモーナ・ヴェガ Ramona Vega | ジェニファー・ロペス Jennifer Lopez |
エリザベス Elizabeth | ジュリア・スタイルズ Julia Stiles |
メルセデス Mercedes | キキ・パーマー Keke Palmer |
アナベル Annabelle | リリ・ラインハート Lili Reinhart |
リズ Liz | リゾ Lizzo |
ダイアモンド Diamond | カーディ・B Cardi B |
ママ Mama | マーセデス・ルール Mercedes Ruehl |
デスティニーの祖母 Destiny's grandmother | ワイ・チン・ホー Wai Ching Ho |
ドーン Dawn | マデリーン・ブルーワー Madeline Brewer |
トレイシー Tracey | トレイス・リセット Trace Lysette |
ジャスティス Justice | メッテ・トーリー Mette Towley |
リース Reese | フランク・ホエーリー Frank Whaley |
ハンター刑事 Detective Hunter | ポール・ニールセン Paul Nielsen |
アルファ Alpha | ブランドン・キーナー Brandon Keener |
ダグ Doug | スティーヴン・ボイヤー Steven Boyer |
マーク Mark | ジョン・グレイザー Jon Glaser |
ジョニー Johnny | ジェラルド・アール・ギラム Gerald Gillum |
スティーブン Stephen | デヴィン・ラトレイ Devin Ratray |
スペンサー Spencer | リス・コイロ Rhys Coiro |
ジョー Joe | ジョン・オルティス Jovanni Ortiz |
エンジェル Angel | ストーミー・マヤ Stormi Maya |
リリー Lily | スカーレット・シェール Scarlett Sher |
DJ DJ | ビッグ・ジェイ・オーカーソン Big Jay Oakerson |
本人 himself | アッシャー Usher |
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③ 実話に基づくクライム映画
「ハスラーズ」は、実際の事件に基づくクライム映画で、ジェシカ・プレスラーによる「New York magazine」誌の記事“The Hustlers at Scores”にインスパイアされています。
全体の雰囲気としては、「オーシャンズ8」に似ており、犯罪に手を染めていってどんどんエスカレートしていく4人の姿を、スリルと笑いたっぷりに描いています。
「オーシャンズ8」シリーズ好きにはおすすめの映画ですが、これが実話だということは驚きです。
④ ジェニファー・ロペスに絶賛の嵐
撮影時には50歳だったジェニファー・ロペスのギラギラとした姿がかっこいいです!
年齢を重ねて美貌に磨きのかかったジェニファー・ロペスが演じたのがトップダンサーとして活躍する「ラモーナ」。
仲間に家族のような愛情を与える懐の大きさと芯の強さ。
こんな女性が身近にいたら、どんな困難も乗り越えられちゃいそうです。
ジェニファー・ロペスは映画のプロデューサーとしても参加しており、ストリップクラブを何度も訪れ、ダンサーたちの話を聞いたそうです。
⑤ 超人気ラッパーが出演
この作品では、超人気ラッパーのカーディ・Bとリゾが映画デビューしています。
カーディ・Bは、第61回グラミー賞においては女性として初となる最優秀ラップアルバム賞を受賞した今最もアツいラッパーのひとり。
ブロンクス出身でストリッパーもあるため、彼女のファンでもある監督を務めたローリーン・スカファリアはどうしても出演して欲しかったそうです。
演技が迫真なのも納得です。
またリゾが演じたリズというキャラクターは彼女のために作られました。
⑥ 丸山桂里奈?
主役のデスティニーを演じたのは、2018年の映画「クレイジー・リッチ!」で主役を演じたコンスタンス・ウーです。
生活のためストリッパーとなった30代のシングル・マザー役で、唯一のアジア系出演者。
役作りのため、ストリップ業界の複数の女性たちと直接会って話し、さらには正体を隠しながらストリップバーで働いて技術を磨いたそうです。
お顔が元なでしこジャパンの丸山桂里奈さんにそっくりで、笑ってしまいます。
⑦ 第92回アカデミー賞で物議
第92回アカデミー賞で物議を醸したのが、「ハスラーズ」での助演女優賞部門におけるジェニファー・ロペスの落選でした。
その原因として、彼女が白人ではなくラテン系だからなのではという憶測が飛び交いました。
セレブでありながらも理不尽な扱いを受けているジェニファー・ロペス。
映画の中でも社会的弱者を演じていますが、現実でも映画の中でもたくましく生きる姿に、女性としてエールを送りたくなります。
⑧ 「ハスラーズ」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は339件のレビューに基づく87%の肯定的批評で平均評価が7.31/10ととても高い評価。
「ジェニファー・ロペスのキャリア最高のパフォーマンスに率いられたハスラーズは、その印象的な視覚的魅力に一致する深さと知性を備えたユニークな力を与える強盗ドラマ。」と評されています。
Metacriticでは44件のレビューに基づき、平均スコアは100点満点中79点とこちらも高評価。
この映画は、タイム誌、HuffPost、とNPRによって、2019年の最高の映画の1つとして選ばれました。
⑨ 「ハスラーズ」日本での評価
Yahoo!映画での評価は312件のレビューで平均評価は3.3。
映画.comは120件中3.5。
映画レビューサイトFilmarksでは2,383件のレビューで3.6。
どれも高くはありません。平均点とも言える結果です。
内容的には実話が元になっているという点で日本では入り込みにくいストーリーなのかもしれません。
そのためフィクションとして見て、まぁまぁおもしろかった、という結果がこのような評価になっているような気がします。
⑩ 「ハスラーズ」のトリビア
・ローリーン・スカファリアは、彼が興味を持っているかどうか確信が持てずに、歌手のアッシャーを脚本に書いていましたが、幸いにも興味を持っていたので出演に至ったそうです。
・コンスタンス・ウーは、ラップダンスとストリッピングを行うストリッパーとして、彼女の最初の夜の覆面で600ドルを稼ぎました。
・低予算でわずか29日で撮影されました。
・カーディ・Bは、キャリアの初期段階で男性に違法に薬物を投与したり強盗をしたりしたことを実際に認めました。これは偶然にも、この映画の主題が中心となっていることです。
・子供の頃のデスティニーの写真は、コンスタンス・ウーの実際の子供時代の写真です。
・映画についてのWマガジンとの2020年1月のインタビューで、ジェニファー・ロペスは彼女が手形を支払うためにストリッパーになることを考えたことがあったと明らかにしました。
・ジェニファー・ロペスは映画の準備のためにポールダンスを練習しました。彼女は家の中に取り外し可能なポールさえ持っていました。彼女は、プロの代役なしで主要なソロポールダンスルーチンを実行するシーンに備えて、撮影の2か月半前に「シルク・ドゥ・ソレイユ」などで有名なプロのダンサー兼振付師のジョアンナ・サパキエとポールダンスのトレーニングを開始しました。
・この映画は、実際の場所で撮影しないようにという警告にもかかわらず、ショーパレスと呼ばれる実際のロングアイランドシティのストリップクラブで撮影されました。そこには約300人のエキストラがいて、コンフォートコンサルタントとストリッパーコンサルタントが必要でした。
・デスティニーの祖母がかつてシンガーとして知られるフランキー・ヴァリと踊ったと言うエピソードは、ローリーン・スカファリアの母親がジョー・ネイマスと一緒に踊ったと言ったことに触発されています。
・ローリーン・スカファリアは、2018年の映画「カムガール」でマデリーン・ブルーワーのパフォーマンスを見てキャスティングしたそうです。
まとめ
「ハスラーズ」について簡単ではありますがまとめてみました。
ダンサーの視点、クライム・ドラマ、ストリッパー映画、そして多くの人生を狂わせた経済の大混乱といった時代背景などを様々な視点から織り込んだ映画です。
Amazonプライムビデオではレンタルで観る事ができるようですので、是非見て頂きたいです。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。