【映画】おすすめ「ラ・ラ・ランド」のあらすじ・トリビア・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説
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2017年に公開され第89回アカデミー賞では史上最多14ノミネート(13部門)を受け6部門を受賞したヒット映画「ラ・ラ・ランド」。
ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主演を務め、脚本・監督を務めたデミアン・チャゼルの映画「セッション」が成功したことでサミット・エンターテインメントが製作に同意し完成された作品でもあります。
今回は「ラ・ラ・ランド」のあらすじやキャスト、おすすめしたいポイントやトリビア、感想・評価・レビューなど、その概要を掘り下げていきたいと思います。
※なるべくネタバレ回避していますが、あらすじや解説で少しだけ内容に触れている部分もあります。
「ラ・ラ・ランド」のあらすじ・トリビア・キャスト・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「ラ・ラ・ランド」のあらすじ
何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優の卵ミアは、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャンと出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。
ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会する。
② 「ラ・ラ・ランド」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
セバスチャン(セブ)・ワイルダー Sebastian Wilder | ライアン・ゴズリング Ryan Gosling |
ミア・ドーラン Mia Dolan | エマ・ストーン Emma Stone |
キース Keith | ジョン・レジェンド John Legend |
ローラ Laura Wilder | ローズマリー・デウィット Rosemarie DeWitt |
トレイシー Tracy | キャリー・ヘルナンデス Callie Hernandez |
アレクシス Alexis | ジェシカ・ローテ Jessica Rothe |
ケイトリン Caitlin | ソノヤ・ミズノ Sonoya Mizuno |
ビル Bill | J・K・シモンズ J. K. Simmons |
グレッグ Greg | フィン・ウィットロック Finn Wittrock |
デヴィッド David | トム・エヴェレット・スコット Tom Everett Scott |
ミアの母親 Mia's Mom | ミーガン・フェイ Meagen Fay |
③ ワンカットの高速道路シーン
迫力満点で観る者を惹き込む高速道路でのファーストシーン、あれは実はワンカットなんです。
LAの本物の高速道路での撮影ですが2日間閉鎖してクレーンを使いながら撮影したようです。この4分間のシーンのために数ヶ月練習したと監督が語っています。
監督がiPhoneで撮影したリハーサルの動画がyoutubeでも公開されているので、気になる方はぜひご覧ください。
アップテンポな音楽を始め、ダンスにアクロバティックな動作に、物語を示唆する意味ありげな歌詞に、それだけでも一気に観る人の気持ちを盛り上げてくれるワンシーンになっています。
④ こだわりの衣装
「ラ・ラ・ランド」の大きな特徴は衣装のカラフルさ。レトロで印象的な衣装が楽しめます。
主人公の2人合わせて衣装の着替えはなんと100回!それだけこだわりがあったようです。
ライアン・ゴスリング演じるセバスチャンの劇中の衣装はほとんどオーダーメイドと言われています。また、衣装を担当したメアリー・ゾフレスは、ミアの衣装の変化について、ミアの心情や成長を表現していると語っています。
最初は明るくビビットな色にして若さや少女感を出し、仕事を見つけ大人になっていくにつれて落ち着いた色を意識しているそうです。
⑤ 沢山のミュージカル映画のオマージュ
本作には沢山の過去の名作のオマージュが散りばめられています。
ハリウッド映画とフランスクラシック映画を中心に、「雨に唄えば」や「ムーランルージュ」、「ロシュフォールの恋人たち」、「ブロードウェイメロディ」などなど挙げるとキリがありませんが、監督の映画愛をふんだんに感じることができます。
シーン比較の動画も公開されているので、一度ご覧になると観てみたい映画リストが増えるかもしれません。元ネタを知らなくてももちろん楽しめますが、しれば知るほど楽しみ方が広がります。
⑥ エマとライアン
主役カップルを演じるこの二人、実は恋人を演じるのもこれで3度目。「ラブ・アゲイン」(2011)と「LAギャングストーリー」(2013)でも息ぴったりのやりとりを見せています。
彼らの相性の良さはチャゼル監督も太鼓判。「ライアンとエマはほんとに相性がいい、とても自然で、作り出せないもの。」と語っています。
またエマ・ストーン本人もライアンなしの人生は考えられないとコメントしているほど。恋人関係では決してありませんが、プライベートでも仲が良いようです。
微笑ましい2人のダンスや会話から感じられる相性の良さに注目して観てみてはいかがでしょうか。
⑦ 歴史に残る大ヒット作
アカデミー賞作品賞での発表で「ムーンライト」と誤って紹介されるという前代未聞のハプニングが記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
作品賞こそ受賞には至りませんでしたが、監督賞や作曲賞を始めアカデミー賞ではなんと6冠、ゴールデングローブ賞では史上最多の7冠を受賞した本作。
その音楽も高く評価されていますがサウンドトラックは、全英チャート1位、全米チャート2位を獲得しています。
日本でも、オリコン週間デジタル・アルバム・ランキングで5週連続1位、iTunes 週間アルバム・ランキング4週連続1位を記録するなど社会現象化を起こしています。
素晴らしい音楽と映像で夢心地にさせながらも現実をしっかり描いた、ジャズ愛と映画愛溢れる新しい作品と評価されています。
⑧ 「ラ・ラ・ランド」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は421件のレビューに基づく91%の肯定的批評で平均評価が8.63/10ととても高い評価。
Metacriticでは53件のレビューに基づき、平均スコアは100点満点中93点とこちらも高評価。
⑨ 「ラ・ラ・ランド」日本での評価
Yahoo!映画での評価は22,957件のレビューで平均評価は4.1とかなり平均的な数字。
映画.comは1,293件のレビューで3.8とこちらもほぼ平均的な評価。
映画レビューサイトFilmarksでは229,825件のレビューで3.9と、平均よりも少し高い評価になっていますが、これは評価よりもレビューが20万件以上あるという事の方がすごいですね。
⑩ 「ラ・ラ・ランド」のトリビア
作曲家ジャスティン・ハーウィッツによると、映画に登場するすべてのピアノの演奏は、プリプロダクションの際にピアニストのランディー・カーバーによって最初に録音されたものです。
その後、ライアン・ゴスリングはピアノのレッスンで週6日で1日2時間費やしたそう。
撮影が始まった時までに、ライアン・ゴスリングはハンドダブルまたはCGIを使わずに映像で見られたすべてのピアノのシーンを演奏することができたそうです。
まとめ
「ラ・ラ・ランド」について簡単ではありますがまとめてみました。
ミュージカルというジャンルに対しては好き嫌いがどうしても出てしまうと思うので、苦手な人ほど期待値も低いところから見始めると思います。
期待値はあまり高くありませんでしたが、最後の最後でおもしろい。
ラストは最初から決まっていたようですね。
NetflixやHuluでは観る事ができるようですので、是非見て頂きたいです。