スパイダーマン:スパイダーバースはどんなアニメ?ネタバレありのあらすじやキャスト・見どころを解説

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  • 無数のスパイダーマンが次元を超えて集結!ニューヨークに史上最大の危機が迫る!
  • 普通の少年がヒーローへ覚醒!仲間と共に世界を救うための壮大な冒険が始まる!
  • ポップアートのような映像美と圧巻のアクションが融合した新感覚アニメーション!
  • 『スパイダーマン』×マルチバース!笑いと感動が駆け抜ける次世代ヒーロー譚!

スパイダーマン:スパイダーバース(原題:Spider-Man: Into the Spider-Verse)』は2018年公開のCGアニメ映画。

マイルズ・モラレスを主人公に複数のスパイダーマンが登場する世界を舞台に描いています。

目次

『スパイダーマン:スパイダーバース』の作品情報

原題 Spider-Man: Into the Spider-Verse
監督 ボブ・ペルシケッティ
Bob Persichetti
ピーター・ラムジー
Peter Ramsey
ロドニー・ロスマン
Rodney Rothman
脚本 フィル・ロード
Phil Lord
ロドニー・ロスマン
Rodney Rothman
原作 スタン・リー
Stan Lee
スティーヴ・ディッコ
Stephen J. Ditko
『Spider-Man』
ブライアン・マイケル・ベンディス
Brian Michael Bendis
サラ・ピシェリ
Sara Pichelli
Created the Miles Morales Character

公開 米:2018/12/14
日:2019/3/8
上映時間 117分
制作費 9,000万ドル
興行収入(世界) 3億7,554万ドル
興行収入(日本) 9億円

『スパイダーマン:スパイダーバース』のキャスト

マイルス・モラレス / スパイダーマン Miles Morales / Spider-Man
シャメイク・ムーア Shameik Moore
吹替:小野賢章
普通の高校生から新たなスパイダーマンへと成長する少年
ピーター・B・パーカー / スパイダーマン Peter B. Parker / Spider-Man
ジェイク・ジョンソン Jake Johnson
吹替:宮野真守
別次元から来た経験豊富だが少し冴えないスパイダーマン
グウェン・ステイシー / スパイダーグウェン Gwen Stacy / Spider-Woman
ヘイリー・スタインフェルド Hailee Steinfeld
吹替:悠木碧
別世界でスパイダーマンとして活躍する才気あふれる少女
ピーター・パーカー / スパイダーマン・ノワール Peter Parker / Spider-Man Noir
ニコラス・ケイジ Nicolas Cage
吹替:大塚明夫
1930年代の白黒世界から来たハードボイルドなスパイダーマン
ペニー・パーカー Peni Parker / SP//dr
キミコ・グレン Kimiko Glenn
吹替:高橋李依
ロボット「SP//dr」と共に戦う未来世界の少女ヒーロー
ピーター・ポーカー / スパイダー・ハム Peter Porker / Spider-Ham
ジョン・ムレイニー John Mulaney
吹替:吉野裕行
アニメ調のブタ姿をしたユーモラスなスパイダーマン
ピーター・パーカー / スパイダーマン Peter Parker / Spider-Man
クリス・パイン Chris Pine
吹替:中村悠一
マイルスの世界で活躍していた理想的なスパイダーマン
ウィルソン・フィスク / キングピン Wilson Fisk / Kingpin
リーヴ・シュレイバー Liev Schreiber
吹替:玄田哲章
巨大な体躯と権力を持つ犯罪王
アーロン・デイヴィス / プラウラー Aaron Davis / The Prowler
マハーシャラ・アリ Mahershala Ali
吹替:稲田徹
マイルスの叔父であり、秘密裏に悪役プラウラーとして活動
ジェファーソン・デイヴィス Jefferson Davis
ブライアン・タイリー・ヘンリー Brian Tyree Henry
吹替:乃村健次
マイルスの父で正義感あふれる警察官
リオ・モラレス Rio Morales
ルナ・ローレン・ベレス Luna Lauren Vélez
吹替:小島幸子
マイルスを支える優しい母
メイ・パーカー May Parker
リリー・トムリン Lily Tomlin
吹替:沢海陽子
スパイダーマンを陰で支える頼れる叔母
メリー・ジェーン・ワトソン Mary Jane “MJ” Parker
ゾーイ・クラヴィッツ Zoë Kravitz
吹替:甲斐田裕子
ピーター・パーカーの妻でマイルスを励ます存在
オリヴィア・オクタヴィアス / ドクター・オクトパス Doctor Olivia “Liv” Octavius / Doctor Octopus
キャスリン・ハーン Kathryn Hahn
吹替:渡辺明乃
科学者にしてメカアームを操る悪役
ノーマン・オズボーン / グリーンゴブリン Norman Osborn / Green Goblin
ヨーマ・タコンヌ Jorma Taccone
吹替:鶴岡聡
巨大化した怪物としてマイルスたちを襲う宿敵
トゥームストーン Tombstone
マーヴィン・“クロンドン”・ジョーンズ3世 Marvin “Krondon” Jones III
吹替:鶴岡聡
キングピンの部下として暗躍する用心棒
スコーピオン Scorpion
ホアキン・コシオ Joaquín Cosío
吹替:三宅健太
鋭い尾を武器にする危険な悪党
ヴァネッサ・フィスク Vanessa Fisk
レイク・ベル Lake Bell
吹替:田中敦子
キングピンの妻で彼の動機の源
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099 Miguel O’Hara / Spider-Man from the Marvel 2099
オスカー・アイザック Oscar Isaac
吹替:関智一
未来世界のスパイダーマンでエンドクレジットに登場
ライラ Lyla
グレタ・リー Greta Lee
吹替:坂本真綾
スパイダーマン2099を補佐するAIアシスタント
アース67のピーター・パーカー / スパイダーマン Spider-Man from the 1967
ヨーマ・タコンヌ Jorma Taccone
吹替:稲田徹
1967年アニメ版の世界から来た懐かしいスパイダーマン

『スパイダーマン:スパイダーバース』のあらすじ(ネタバレ)

ブルックリンに住む少年マイルス・モラレスは、突然スパイダーマンの力を手に入れるが、戸惑いと混乱の中で本来の持ち主ピーター・パーカーがキングピンの陰謀により命を落とす現場を目撃する。キングピンは異次元をつなぐ装置を使い、失った家族を取り戻そうとしていたが、その実験は複数の異世界のスパイダーマンたちを呼び寄せてしまう。

マイルスの前に現れたのは、疲れ切った中年のピーター・B・パーカー、別世界のスパイダーウーマン・グウェン、ハードボイルドなスパイダーマン・ノワール、未来少女ペニー・パーカー、そしてアニメ調のスパイダー・ハム。それぞれ元の世界へ戻るには、キングピンの装置を停止させなければならない。彼らは協力して装置に迫るが、マイルスは自信を持てず、仲間から一時的に距離を置かれる。

叔父アーロンが敵「プラウラー」であることを知ったマイルスは衝撃を受けるが、彼がキングピンに殺されることで覚悟を決める。仲間の助けと父からの励ましを受け、マイルスは能力を完全に使いこなし、リーダーとして行動を開始。仲間と共に激闘を繰り広げる。

最終決戦では、マイルスがキングピンを打ち破り、異世界のスパイダーマンたちはそれぞれの世界へ帰還。マイルスは新たなスパイダーマンとしてブルックリンを守る決意を固める。物語は、彼の元に再び次元の壁を越える予兆が訪れる場面で幕を閉じる。

『スパイダーマン:スパイダーバース』の見どころ

多次元から集うスパイダーマンたち

異なる世界から集まったスパイダーマンたちが一堂に会するのは本作の大きな魅力です。

若き主人公マイルス・モラレスに加え、疲れた中年ヒーローのピーター・B・パーカー、クールなスパイダーグウェン、白黒世界から来たスパイダーマン・ノワール、ロボに乗る未来少女ペニー・パーカー、そしてアニメ調のスパイダー・ハムまで。性格もビジュアルもまったく異なる彼らが繰り広げる掛け合いは、ユーモアと熱さが同居する唯一無二のチーム感を生み出しています。

革新的なアニメーション表現

アメコミのコマ割りや印刷のドット感、オノマトペを映像に融合させた新感覚のビジュアルは、まるで動く漫画を見ているかのよう。

3DCGと2Dアニメの技術を組み合わせた独特の描画スタイルは、映像表現の新境地として高く評価されています。色彩や動きの緩急も巧みに使い分けられ、視覚的にも最後まで飽きさせません。

マイルスの成長物語

スパイダーマンになったばかりで自信を持てないマイルスが、仲間との出会いや喪失を経て成長していく姿は本作の感情的な核です。

叔父アーロンとの悲劇的な関係や父からの励ましをきっかけに、真のヒーローとして覚醒する瞬間は胸を打ちます。

能力の開花とともに描かれる精神的な成長が、単なるアクション映画にとどまらない深みを与えています。

迫力満点のアクションシーン

高層ビル間を駆け抜けるスイングや、異次元のゲート内で繰り広げられるクライマックスの乱戦など、アクションはどれもダイナミックでスピード感にあふれています。

複数のスパイダーマンが同時に戦うシーンでは、それぞれの戦い方や必殺技が交錯し、画面全体が見どころだらけ。音楽と映像がシンクロした演出も相まって、没入感は抜群です。

心に残る音楽と主題歌

現代的なヒップホップやポップスを取り入れたサウンドトラックは、マイルス世代の等身大の感覚を反映しています。

特に主題歌「Sunflower」(ポスト・マローン&スウェイ・リー)は、作品の象徴ともいえる楽曲で、マイルスの日常とヒーローとしての非日常をつなぐ役割を果たしています。

音楽がストーリーとキャラクターをより鮮やかに引き立てています。

『スパイダーマン:スパイダーバース』のトリビア

  • 電車が通るたびに一時停止すると、アニメーター全員がスタン・リーをアニメ化したかったため、ほとんどすべての電車にスタン・リーが乗っていることになります。

  • マイルズがクモに噛まれるまで、吹き出しやコマなどの視覚的な漫画言語を控えるというアイデアはピーター・ラムゼイによるものでした。

  • スタン・リーが95歳で亡くなった直後、彼がこの映画にカメオ出演し、これが最後の声優出演となることが発表されました。フィル・ロードとクリストファー・ミラーは、リーが「この映画の精神に不可欠な存在」であったため、これまでのマーベル作品と比べて大きな役割を担うことが重要だと感じ、彼の死後、彼の役は「さらに意義深いもの」になったと語りました。

  • アートディレクターのディーン・ゴードンとパトリック・オキーフ率いるチームは、次元の揺れを表現するためにキュビズムに着目しました。キュビズム芸術は、しばしば同時に起こる複数の視点を提示するため、「スパイダーバース」で複数の宇宙が収束していく様子を表現するのに自然なメタファーとなりました。

  • フィル・ロードとクリストファー・ミラーによると、本作は最新のコンピューターアニメーション技術と手描きの芸術性を融合させることで観客にまるでコミックの中にいるかのような感覚を与えることを目指しました。

  • この映画のアニメーションを完成させるには最大180人のアニメーターが必要であり、これはソニー ピクチャーズ アニメーションが映画制作に使用した最大のスタッフでした。

  • この映画は、2018年7月6日にこの映画の制作が終了していたときに亡くなったスパイダーマンの共同制作者スティーブ・ディッコを追悼して捧げられたが、これは唯一の追悼ではなく、映画が公開される1か月前の2018年11月12日にスタン・リーが亡くなった。この映画はスパイダーマンの2人のクリエイターに捧げられました。

  • ニコラス・ケイジは、監督たちがスパイダーマン・ノワール役を自由に演じさせてくれたことに興奮していました。「…私が様々な原作を題材にするのが好きなのは周知の事実です。過去を遡り、ハンフリー・ボガートのエッセンスを少し取り戻すのは楽しかったです」とケイジは語っています。ケイジは、この映画は昔の映画が好きな大人だけでなく、昔の映画についてもっと知りたい子供たちにもアピールできるだろうと考えています。

  • エンディングで、マイルズは「ペリー・ジョー」という店の前を通り過ぎます。これは1994年から1998年にかけてアメリカで放送されたテレビアニメシリーズ『スパイダーマン』のテーマソングを歌った有名なスパイダーマンファンであるエアロスミスのリードギタリスト、ジョー・ペリーを指しています。

  • 映画のメインヴィランであるキングピンは、プロデューサーのフィル・ロードのお気に入りのキャラクターの一人です。彼はこう言います。「彼の肉体的な存在感は、他の何にも存在の余地を与えません。彼はただそこに立っているだけで、すべてが彼の意志に屈服します。カメラさえも。彼は基本的に真っ黒な人物像であり、私が今まで見た中で最も抽象的なアニメーションキャラクターです。」

参考リンク

感想とまとめ

スパイダーマン:スパイダーバース』は、多彩なスパイダーマンたちが集結する豪華なキャラクター陣が大きな魅力です。

マイルス・モラレスをはじめ、ピーター・B・パーカー、スパイダーグウェン、スパイダーマン・ノワール、ペニー・パーカー、スパイダーハムといった個性豊かな面々が、それぞれの世界観を背負って物語に参加します。

革新的なアニメーション表現はアメコミの世界をそのまま映像化したようで、鮮やかな色彩や動きの演出が目を引きます。

異次元が交錯する舞台で繰り広げられるアクションは迫力満点で、キャラクター同士の掛け合いや成長ドラマも見応え十分。シリーズを知らなくても惹き込まれる、視覚的にも物語的にも充実した1本です。

タテシマ
個人的な評価は…

4.0

です!

簡単ではありますが『スパイダーマン:スパイダーバース』について色々まとめてみました。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

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この記事を書いた人

映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。

古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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