【映画】「エクスペンダブルズ」シリーズのあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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今回ご紹介するのは、現在までに3作が公開され、2022年4作目の公開も控えているアクション映画「エクスペンダブルズ」シリーズ。
「エクスペンダブルズ」シリーズはシルヴェスター・スタローンが主演を務め、ジェイソン・ステイサム、アーノルド・シュワルツェネッガーなど誰もが知っているような俳優が出演しているアクション映画です。
この映画はアクション映画の集大成と言ってもいいくらい、アクション映画でよく起こりうるシーンがこれでもかというくらい詰め込まれた作品です。
つまり、アクション映画が大好きな方にはめちゃめちゃ面白くて大好きなはず。
エクスペンダブルズが好きな方も、まだ1度も見たことがないという方も、この映画の魅力が伝わればいいなと思っています。
ご存知の方も多いとは思いますが「エクスペンダブルズ」シリーズのあらすじやキャスト・感想・評価・レビュー、そしてトリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。
- 1. 「エクスペンダブルズ」シリーズのあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
- 2. まとめ
「エクスペンダブルズ」シリーズのあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「エクスペンダブルズ」シリーズのあらすじ
2010年公開「エクスペンダブルズ」のあらすじ
主人公バーニー・ロス率いるエリート傭兵団「エクスペンダブルズ」。ソマリアの海賊から人質を救う任務を行っている最中、薬物依存症であったガンナーの暴走により、仲間や人質を危険にさらしてしまい、最終的には海賊の殲滅に成功するものの、バーニーはガンナーをチームから追放する。
ある日、依頼主であるCIAのチャーチと名乗る男からメキシコ湾にある島ヴィレーナの独裁者・ガルザ将軍の排除を依頼され、500万ドルで受けることに。さっそく偵察のためにヴィレーナへ向かい、案内人の女性サンドラと落ち合い、ガルザ将軍の宮殿を偵察しようとしましたが、軍に捕捉されてしまう。
止むを得ず軍と交戦状態となりなんとか島からの脱出を図るも、サンドラは残る決断をし、止むを得ずサンドラを置いてアメリカへ帰還。帰還したバーニーはチャーチの正体はCIAで、真の目的はバルザ将軍ではなく、彼と協力している元CIAのエージェントであるジェームズ・モンローだと知り、サンドラを救うためエクスペンダブルズのメンバーを連れて島に戻る決意をする。
2012年公開「エクスペンダブルズ2」のあらすじ
ネパールにて誘拐された中国人富豪の救出作戦を見事に成功させ、今回の作戦で一時的にチームから離れるイン・ヤンと共に救出された富豪を中国に送り、アメリカに帰還。メンバー全員でバーで飲んでいたところ、新人のビリー・ティモンズは、傭兵稼業に馴染めずに引退してパリにいる彼女の元へ帰るとバーニーに伝える。
そんな中CIAのチャーチが現れ、アルバニア山中に墜落した輸送機の積荷を回収する仕事を持ちかけ、チャーチの部下、マギー・チャンを加え依頼を受けざるを得ない状況に。アルバニアの墜落現場へ向かい、マギーの協力で、輸送機の残骸から積荷の回収に成功するものの、同じく積荷を狙っていたジャン・ヴィラン率いる犯罪武装集団「サング」がバーニーらの前に現れ、ビリーがサングに捕まってしまう。バーニーは抵抗せずに積み荷をジャンに渡すものの、その直後ビリーが殺され姿をくらましてしまう。
仲間を失ったメンバーは仇を取るため、姿をくらましたサングの行方を探す決意をする。
2014年公開「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」のあらすじ
スワジランドにて収監されている元エクスペンダブルズの最初期メンバーであるドクター・デス、通称ドクの救出作戦を実行し、無事成功。武器の密売組織のリーダーであるミンズという男の排除と武器取引の阻止を依頼されていたメンバーは、ドクを復帰させて次の任務へ移る。
アフリカのソマリアにあるモガディシュの港にて先に来ていたメンバー、ヘイルと合流し、さっそく作戦を実行するが、ミンズの正体が過去にバーニーと袂を分かち、殺されたはずの元エクスペンダブルズ最初期メンバーのひとり、コンラッド・ストーンバンクスだとに気づき、逆に返り討ちにされたバーニーらの作戦は失敗、さらにヘイルがストーンバンクスからの狙撃を受け、重傷を負い意識不明に陥ってしまう。
バーニーは強大な力を持つストーンバンクスを相手にするにはさらに犠牲がでる可能性を否定できず、これ以上現メンバーを失いたくない彼は一方的にチームの解散を宣言し、若手の命知らずな新人メンバーを探すことに。新人メンバーとともにバーニーはストーンバンクス一味が潜伏するルーマニアに侵入。ブカレストで武器取引を行おうとしていたストーンバンクスを急襲し捕縛に成功するも、ストーンバンクスの手下らの逆襲を受け、ストーンバンクスを奪還されたあげく、バーニーを除く新人4名は拉致されてしまう。
バーニーは新人らを奪還するべく単身でストーンバンクスが根城にしているアズメニスタンという国へ向かおうとするが、エクスペンダブルズのメンバーが現れ、共に救出へ向かうことに。
② 「エクスペンダブルズ」シリーズのキャスト・作品情報
「エクスペンダブルズ」のキャスト・作品情報
「エクスペンダブルズ」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
バーニー・ロス Barney Ross | シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone |
リー・クリスマス Lee Christmas | ジェイソン・ステイサム Jason Statham |
イン・ヤン Yin Yang | ジェット・リー Jet Li |
ガンナー・ヤンセン Gunner Jensen | ドルフ・ラングレン Dolph Lundgren |
ジェームズ・モンロー James Munroe | エリック・ロバーツ Eric Roberts |
トール・ロード Toll Road | ランディ・クートゥア Randy Couture |
ダン・ペイン Dan Paine | スティーブ・オースティン Steve Austin |
ガルザ将軍 General Garza | デイヴィッド・ザヤス David Zayas |
サンドラ Sandra | ジゼル・イティエ Giselle Itié |
レイス Lacy | カリスマ・カーペンター Charisma Carpenter |
ザ・ブリット The Brit | ゲイリー・ダニエルズ Gary Daniels |
ヘイル・シーザー Hale Caesar | テリー・クルーズ Terry Crews |
ツール Tool | ミッキー・ローク Mickey Rourke |
チャーチ(カメオ出演) Mr. Church (Uncredited Cameo) | ブルース・ウィリス Bruce Willis |
トレンチ(カメオ出演) Trench Mauser (Uncredited Cameo) | アーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzenegger |
「エクスペンダブルズ」の作品情報
原題 Original Title | The Expendables |
監督 Directed by | シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone |
脚本 Writing Credits (Screenplay by) | デヴィッド・キャラハム David Callaham シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone |
原案 Writing Credits (Story by) | デヴィッド・キャラハム David Callaham |
音楽 Music | ブライアン・タイラー Brian Tyler |
撮影 Cinematography | ジェフリー・L・キンボール Jeffrey Kimball |
編集 Edited by | ケン・ブラックウェル Ken Blackwell ポール・ハーブ Paul Harb |
製作 Produced by | アヴィ・ラーナー Avi Lerner ジョン・トンプソン John Thompson ケヴィン・キング・テンプルトン Kevin King-Templeton |
製作会社 Production Company | ライオンズゲート ニュー・イメージ ミレニアム・フィルムズ |
配給 Distributed by | 米:ライオンズゲート 日:松竹 |
公開 | 米:2010/8/13 日:2010/10/16 |
上映時間 | 103分 |
製作費 | 8000万ドル |
興行収入(世界) | 2億7447万ドル |
「エクスペンダブルズ2」のキャスト・作品情報
「エクスペンダブルズ2」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
バーニー・ロス Barney Ross | シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone |
リー・クリスマス Lee Christmas | ジェイソン・ステイサム Jason Statham |
イン・ヤン Yin Yang | ジェット・リー Jet Li |
ガンナー・ヤンセン Gunner Jensen | ドルフ・ラングレン Dolph Lundgren |
ブッカー Booker | チャック・ノリス Chuck Norris |
ヘイル・シーザー Hale Caesar | テリー・クルーズ Terry Crews |
トール・ロード Toll Road | ランディ・クートゥア Randy Couture |
ビリー・“ザ・キッド”・ティモンズ Billy the Kid | リアム・ヘムズワース Liam Hemsworth |
ヘクター Hector | スコット・アドキンス Scott Adkins |
マギー・チャン Maggie | ユー・ナン Yu Nan |
ジャン・ヴィラン Vilain | ジャン=クロード・ヴァン・ダム Jean-Claude Van Damme |
チャーチ Mr. Church | ブルース・ウィリス Bruce Willis |
トレンチ Trench Mauser | アーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzenegger |
レイス Lacy | カリスマ・カーペンター Charisma Carpenter |
パイラー Pilar | アマンダ・オームス Amanda Ooms |
ソフィア Sophia | ニコレット・ノエル Nikolette Noel |
「エクスペンダブルズ2」の作品情報
原題 Original Title | The Expendables 2 |
監督 Directed by | サイモン・ウェスト Simon West |
脚本 Writing Credits (Screenplay by) | シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone リチャード・ウェンク Richard Wenk |
原案 Writing Credits (Story by) | ケン・カウフマン Ken Kaufman デヴィッド・アゴスト David Agosto リチャード・ウェンク Richard Wenk |
原作 Writing Credits (Based on:Characters) | デヴィッド・キャラハム David Callaham |
音楽 Music | ブライアン・タイラー Brian Tyler |
撮影 Cinematography | シェリー・ジョンソン Shelly Johnson |
編集 Edited by | トッド・E・ミラー Todd E. Miller |
製作 Produced by | アヴィ・ラーナー Avi Lerner ジョン・トンプソン John Thompson ケヴィン・キング・テンプルトン Kevin King-Templeton ダニー・ラーナー Danny Lerner |
製作会社 Production Company | ライオンズゲート ニュー・イメージ ミレニアム・フィルムズ |
配給 Distributed by | 米:ライオンズゲート 日:松竹/ポニーキャニオン |
公開 | 米:2012/8/17 日:2012/10/20 |
上映時間 | 103分 |
製作費 | 1億ドル |
興行収入(世界) | 3億1497万ドル |
「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」のキャスト・作品情報
「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
バーニー・ロス Barney Ross | シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone |
リー・クリスマス Lee Christmas | ジェイソン・ステイサム Jason Statham |
ガルゴ Galgo | アントニオ・バンデラス Antonio Banderas |
イン・ヤン Yin Yang | ジェット・リー Jet Li |
ドクター・“ドク”・デス Doctor Death | ウェズリー・スナイプス Wesley Snipes |
ガンナー・ヤンセン Gunner Jensen | ドルフ・ラングレン Dolph Lundgren |
ボナパルト Bonaparte | ケルシー・グラマー Kelsey Grammer |
トール・ロード Toll Road | ランディ・クートゥア Randy Couture |
ヘイル・シーザー Hale Caesar | テリー・クルーズ Terry Crews |
ジョン・スマイリー Smilee | ケラン・ラッツ Kellan Lutz |
ルナ Luna | ロンダ・ラウジー Ronda Rousey |
ソーン Thorn | グレン・パウエル Glen Powell |
マーズ Mars | ビクター・オルティス Victor Ortiz |
ゴラン・ヴァータ Goran Vata | ロバート・ダヴィ Robert Davi |
コンラッド・ストーンバンクス Conrad Stonebanks | メル・ギブソン Mel Gibson |
マックス・ドラマー Drummer | Harrison Ford |
トレンチ Trench Mauser | アーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzenegger |
ストーンバンクスの妻 Conrad's wife | ナタリー・バーン Natalie Burn |
カミーラ Camilla | サライ・ギヴァティ Sarai Givaty |
「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」の作品情報
原題 Original Title | The Expendables 3 |
監督 Directed by | パトリック・ヒューズ Patrick Hughes |
脚本 Writing Credits (Screenplay by) | シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone クレイトン・ローゼンバーガー Creighton Rothenberger カトリン・ベネディクト Katrin Benedikt |
原案 Writing Credits (Story by) | シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone |
原作 Writing Credits (Based on:Characters) | デヴィッド・キャラハム David Callaham |
音楽 Music | ブライアン・タイラー Brian Tyler |
撮影 Cinematography | ピーター・メンジース・ジュニア Peter Menzies, Jr. |
編集 Edited by | ショーン・アルバートソン Sean Albertson ポール・ハーブ Paul Harb |
製作 Produced by | アヴィ・ラーナー Avi Lerner ジョン・トンプソン John Thompson ケヴィン・キング・テンプルトン Kevin King-Templeton ダニー・ラーナー Danny Lerner レス・ウェルドン Les Weldon |
製作会社 Production Company | ライオンズゲート ニュー・イメージ ミレニアム・フィルムズ |
配給 Distributed by | 米:ライオンズゲート 日:松竹/ポニーキャニオン |
公開 | 米:2014/8/15 日:2014/11/1 |
上映時間 | 126分 |
製作費 | 9000万ドル |
興行収入(世界) | 2億1465万ドル |
③ 出演陣が豪華すぎて話題となった第1作
主演のシルヴェスター・スタローン以外のキャストがあまりにも豪華で衝撃を受けました。
ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーと、みんなが主演級。
しかし演者を持て余すこともなく映画そのものも良く、見応え十分な作品です。
またミッキー・ロークが演じたツールという役は、エクスペンダブルズのマネージャー兼タトゥーショップ&バーの経営者という設定で、現役は退いたことになっています。
そのためアクションシーンは一切ありません。
少しくらいはあってもよかったんじゃないでしょうかと思ってしまいます。
結局ミッキー・ロークは降板してしまい、第1作目にしか出演していません。
そしてジェット・リーと言えばスマトラ島沖地震を経験している俳優で、以後ボランティアを中心に活動していきたかったタイミングでのエクスペンダブルズ出演。
ひたすら銃をぶっ放すスタイルのアクション映画の中にカンフーの達人がエクスペンダブルズのメンバーにいることでより幅の広いアクション映画になっておもしろさも倍増したと思うと、エクスペンダブルズにおけるジェット・リーの存在は大きいですよね。
④ ジャン=クロード・ヴァン・ダムがもし第1作に出演していたら
ジャン=クロード・ヴァン・ダムはエクスペンダブルズ2のヴィラン役として出演していますが、第1作目の時点でシルヴェスター・スタローンが直々にオファーをかけていました。
しかし当時はスケジュールの都合で断ったそうで、もしスケジュールが合っていたとしたら、エクスペンダブルズのメンバーとして出演して、エクスペンダブルズ2のヴィラン役は違う俳優が演じていたかもしれません。
でもエクスペンダブルズ2でジャン=クロード・ヴァン・ダムが演じた役名は「ジャン・ヴィラン」とそのまますぎる役名なので、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが演じることを考えた上でのキャラクターだと思うと、エクスペンダブルズ2の内容自体が少し変わっていたかもしれませんね。
そしてエクスペンダブルズ2で「ジャン・ヴィラン」は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが演じた犯罪武装集団「サング」のリーダーで、登場シーンではエクスペンダブルズの新メンバーを殺し、恐ろしい存在感を見せつけてくれました。
あれだけ豪華な俳優陣の中でヴィランとしての存在感を出せるのはすごいですよね。
⑤ チャーチもトレンチも頑張った第2作
エクスペンダブルズ2では、ブルース・ウィリスもアーノルド・シュワルツェネッガーも戦闘シーンがあって出演時間も第1作より長く、お互いのヒット作のセリフを言い合うなどエクスペンダブルズ2のおもしろい要素のひとつになっています。
ブルース・ウィリスも続けて出演して欲しかったんですがギャラの問題で降板してしまいました。
続編が製作される度に出演シーンが短くなってしまっているのは残念ですが、レギュラーメンバーだと思うと4作目にも出演してほしいところです。
⑥ 若手+メル・ギブソンでごちゃついた第3作
エクスペンダブルズ3では、4人の若手メンバーとアントニオ・バンデラス演じるガルゴが加わりました。さらにウェズリー・スナイプス演じるドクター・“ドク”・デスがエクスペンダブルズに救出され帰ってきたという設定。
おもしろいことには変わりはないんですが、出演者が多すぎるせいで、一人ひとりの出演シーンが非常に短く、特にジェイソン・ステイサムを筆頭にメンバーが全2作に比べると圧倒的に出番が少なくなってしまっています。
そのせいかシリーズ最低の興行収入。最低と言っても2億ドル稼いでると思うと十分ヒットしてるとは思いますけどね。
しかしシリーズが進んでいくにつれて後継者は必然的に必要になってくると思うので、今後に期待できる3作目だと思います。
またエクスペンダブルズ3と言えばメル・ギブソンが演じたコンラッド・ストーンバンクス。武器密売組織のリーダーという設定ですが、どう見てもメル・ギブソンそのままです。
シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ハリソン・フォードまでが出演しているエクスペンダブルズ3ですが、正直なところ一番存在感があったのはメル・ギブソンだと思います。
もちろん出演者が多すぎるせいでヴィランが際立って見えたとも言えますが、エクスペンダブルズ3の功労者は間違いなくメル・ギブソンだと思いました。
⑦ アクション映画の王道
戦闘シーンではおそらく多くの方が「ここで爆発きてほしい」と思うシーンで見事にわかりやすい爆発シーンがあります。
これぞアクションの王道。
他にも定番が見たい方にはとても気持ちのいい戦闘シーンが満載で、少し残虐な映像なのでR15+指定になっていますが、シリーズを追う毎に制限が軽くなり、3作目ではG指定(制限なし)となりました。
またストーリーがわかりやすくて入り込みやすいのも特徴ですね。
第1作はCIAに頼まれて潜入した地域で女性と知り合って、捕まりそうになって一回逃げて助けに行ったついでにラスボス倒す。
第2作はCIAに頼まれて何かを取りに行ったら敵に仲間を殺されて仕返ししつつ、取られたものを奪い返す。
第3作はCIAに頼まれて密売組織を潰そうとしたら敵が元同僚で、若手を雇って潰そうとしたら若手が捕まって助けに行ったついでに敵を倒す。
と非常にシンプルでわかりやすいストーリーなので、入り込みやすいんです。
そのせいか、シルヴェスター・スタローンが出演してきたアクション映画の多くは、上映時間120分以下のものばかり。
これはアクション映画の基本になってしまうかもしれないのですが、セリフが少なく、展開が早く、結末までがシンプルで、アクションシーンが軸になってる映画はほぼ短いです。
特にエクスペンダブルズの場合は、素早いカットを多用してスピード感溢れる演出にすることで戦場での緊迫感を醸し出しているそう。
しかしこれだけの出演陣ならば、それぞれのセリフをもう少し増やす事もできたんじゃないでしょうか。撮影した上で削っていると思うので、特別版や未公開版などが別であっても面白いんじゃないかと思います。
⑧ 「エクスペンダブル」シリーズ 海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は、「エクスペンダブルズ」は198件のレビューに基づく41%もの前向きなレビューでで5.2/10、「エクスペンダブルズ2」は128件のレビューに基づく66%もの前向きなレビューでで5.8/10、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」は162件のレビューに基づく32%もの前向きなレビューでで4.8/10という結果でした。
3作目の場合縁者が多すぎて期待値が上がっていたようで、「昔ながらのアクションスリラーの熱狂的な愛好家にオールスターのスリルを少し提供しますが、すべての才能が集まっていることを考えると、もっと楽しいものになるはずでした。」といった評価も見られました。
Metacriticでは35件のレビューに基づく「エクスペンダブルズ」の平均スコアは100点中45点、28件のレビューに基づく「エクスペンダブルズ2」の平均スコアは100点中51点、35件のレビューに基づく「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」の平均スコアは100点中35点とあまり高得点とはいえない結果に。
⑨ 「エクスペンダブルズ」シリーズ 日本での評価
Yahoo!映画での評価は、「エクスペンダブルズ」が1,974件のレビューで平均評価は3.6、「エクスペンダブルズ2」が1,359件のレビューで平均評価は3.8、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」が1,380件のレビューで平均評価は3.6。
映画.comでの評価は、「エクスペンダブルズ」が98件のレビューで平均評価は3.4、「エクスペンダブルズ2」が79件のレビューで平均評価は3.6、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」が164件のレビューで平均評価は3.7。
映画レビューサイトFilmarksでは、「エクスペンダブルズ」が1,891件のレビューで平均評価は3.5、「エクスペンダブルズ2」が1,452件のレビューで平均評価は3.6、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」が1,452件のレビューで平均評価は3.6。
総じて海外でも日本でも2作目の評価が一番高い様に感じました。
⑩ 「エクスペンダブルズ」シリーズのトリビア
「エクスペンダブルズ」シリーズのトリビア
・シルベスター・スタローンは、歯を折ったり、足首を破裂させたり、金属プレートの外科的挿入を必要とした首の生え際の骨折など、この映画を制作するために14の怪我を負った上に、撮影中に気管支炎と帯状疱疹を患っていました。絶不調の中での撮影が怪我につながってしまったのでしょうか。
・チャーチ役選びは最初難航しました。最初はアーノルド・シュワルツェネッガーにオファーするも当時は現役のカリフォルニア州知事だったため辞退。その後カート・ラッセルにオファーするも断られます。結局数か月費やしたタイミングで「コップ・アウト(2010)」の撮影を終えたブルース・ウィリスが引き受けることになったそうです。
・ミッキー・ロークは当時「アイアンマン2(2010)」の撮影中だったため、合間を縫って48時間しか撮影に時間を取れなかったそうです。
・ヘイル・シーザー役は当初ウェズリー・スナイプスにオファーしましたが、当時税金の問題で裁判所の承認なしにアメリカを離れられず断念。その後フォレスト・ウィテカーが引き受け脚本も書き換えたものの、スケジュールの都合により降板。さらに50セントにもオファーをかけたようですが断ったそうで、元NFLプレーヤーのテリー・クルーがキャスティングされました。その後刑を終えたウェズリー・スナイプスはパート3に出演しています。
・シルベスター・スタローンのキャラクターは、米国海兵隊に加わり、ガダルカナル島での行動でシルバースターとパープルハートを授与された世界ウェルター級ボクシングチャンピオンのバーニー・ロスにちなんで名付けられました。
「エクスペンダブルズ2」シリーズのトリビア
・ドルフ・ラングレンが演じたガンナー・ヤンセンについて掘り下げられるシーンがあり、化学工学の上級学位を取得した後、科学者としてのキャリアを捨てて、女の子に好印象を与えるために用心棒として働いていたことを明らかにしています。これは実際にドルフ・ラングレンが1976年にワシントン州立大学で化学の学位を取得し、1980年代初頭にストックホルムの王立工科大学で化学工学の学位を取得し、1982年にシドニー大学で化学工学の修士号を取得したことに因んでいます。
・アーノルド・シュワルツェネッガーにとっては、カリフォルニア州知事を辞任した後にキャストに加わって出演した最初の映画となりました。(前作はカメオ出演)
・テニス選手のノバク・ジョコビッチは、空港での銃撃戦のカメオを無料で撮影しました。しかし、ラケットでテロリストを倒すシーンはカットされました。
・ジェット・リーは別の映画を同時に制作していたため、すべてのシーンが香港で撮影されました。
・ブルガリアのオサム川に架かる本物の鉄道橋が映画のために建設され、鉄道網の一部として残っています。
・リアム・ヘムズワースはもともと1作目に出演していましたが、脚本が書き直されたときに彼の役割はカットされました。後にシルベスター・スタローンからこの映画に出演するよう電話を受け、2作目の出演となりました。
・ジャッキー・チェンへも出演オファーをかけましたが、スケジュールの都合で辞退しています。もし都合が合えば出演していたかもしれないと考えるとすごい話ですが、結局のところはジャッキー自身が役割が分散されるなどの理由でその後のオファーも断ったようです。
「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」シリーズのトリビア
・ブルース・ウィリスは、300万ドル(4日間連続で1日75万ドル)の給料で、チャーチ氏の役割を再演する予定でした。 彼が代わりに1日あたり100万ドルを要求したとき、シルベスター・スタローンとプロデューサーは拒否し、彼は映画を去りました。ハリソン・フォードの出演はそこからわずか3日で決まったそうです。
・ジェイソン・ステイサムは、トラックでアクションシーンを撮影しているときに、ブレーキが効かなくなってトラックが海に落ちて溺れそうになりました。
・脚本の最初のドラフトでは、アントニオ・バンデラスのキャラクターは「マタドール」(スペイン語で「殺人者」)と名付けられています。 バンデラスがその役を演じることに同意した後、彼はキャラクターについていくつかの提案をしました。 それらの1つは、彼の名前を「ガルゴ」(スペイン語で「グレイハウンド」)に変更することでした。
・メル・ギブソンがコンラッド・ストーンバンクス役にキャスティングされた後、監督のパトリック・ヒューズはこのキャラクターがオーストラリア出身であることを示唆しました。メル・ギブソンはアメリカで生まれましたが、青春時代のほとんどをオーストラリアで過ごしており、キャラクターをメル・ギブソンに寄せたようです。
・2作目でジャン・ヴィランを演じたジャン=クロード・ヴァン・ダムは、冗談めかしてジャン・ヴィランの弟クロード・ヴィランとして復帰したいと考えていたようですが、実現には至りませんでした。
・当初、ミッキー・ロークはツールの役割を再演する予定だったそうですが最終的には出演には至りませんでした。
・テリー・クルーズは海外ドラマ「ブルックリン ナインナイン (2013)」のスケジュールの都合で撮影に参加できる期間が制限されたため、彼が演じたヘイル・シーザーは早い段階で狙撃され重傷を負います。しかしテリー・クルーズはシルベスター・スタローンにキャラクターを殺さないでほしいと頼み、最後の場面では復活を果たしました。
・総合格闘家でもあるルナ役のロンダ・ラウジーは自身のスタントシーンのほとんどを自らこなしています。映画初出演となった今作をきっかけにその後「ワイルド・スピード SKY MISSION (2015)」などにも出演しています。
・パトリック・ヒューズはインタビューで、映画の最初のカットは3時間半だったと語っています。これだけの出演者がいれば長編大作になってもおかしくないですよね。
・バーニー・ロスと共に若くて度胸のある威勢のいい人材をスカウトに向かうボナパルトは、ツールの役割を再演する予定だったミッキー・ロークの出演がなくなったことを埋めるために新たに用意されたキャラクターで、当初はニコラス・ケイジが候補だったそうです。
まとめ
「エクスペンダブルズ」シリーズについて色々まとめてみました。
結局はシルヴェスター・スタローンの人脈映画で、シルヴェスター・スタローンのおかげで成り立ってる映画だということは否めません。
そもそもこのエクスペンダブルズという言葉。
シルヴェスター・スタローンが「ランボー2」で言ったセリフ「俺はExpendable(消耗品)だぜ」に因んでいると言われています。
そして共に80年代、90年代に活躍したアクションスターを多く起用しています。このスタイルはこれからも変わらないでしょう。
しかし、80年代、90年代に活躍したアクションスターはなかなか共演することはありませんので、こういった作品こそがエンターテインメントの鏡と言えるでしょうね。
「エクスペンダブルズ」シリーズはNetflixやU-NEXTで視聴可能、Amazonプライムビデオではレンタルにて視聴可能です。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。