ファルコン＆ウィンター・ソルジャーはどんなドラマ？ネタバレありのあらすじやキャスト・見どころを解説

2025年8月27日

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世界がキャプテン・アメリカの後継者を求める中、ファルコンとウィンター・ソルジャーが新たな戦いに挑む！
友情と葛藤を抱えながら進む二人の相棒劇が、国際規模の陰謀と重なり合う！
超人兵士の脅威、そして新たな“盾”をめぐる争いが物語を加速させる！
アクションと社会派ドラマが融合、ポリティカル・サスペンスとしても緊張感あふれる展開！

『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー（原題：The Falcon and the Winter Soldier）』は、2017年にディズニープラスで配信されたスーパーヒーロードラマ。

マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）2作目のテレビ・シリーズで、同フランチャイズの映画と連続性を共有し、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム (2019)』の後を舞台にしています。

1作目のテレビ・シリーズ『ワンダヴィジョン』最終エピソードからわずか2週間後に配信が開始されました。

『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』の作品情報

原題	The Falcon and the Winter Soldier
監督	カリ・スコグランド Kari Skogland
原案	マルコム・スペルマン Malcolm Spellman
原作	スタン・リー Stan Lee ジーン・コーラン Gene Colan 『Falcon』ジャック・カービー Jack Kirby ジョー・サイモン Joe Simon 『Bucky』
配信日	2021/3/19 – 4/13
シリーズ	全1シーズン
エピソード	全6話

『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』の主要キャスト

サム・ウィルソン（ファルコン／3代目キャプテン・アメリカ） Sam Wilson (Falcon / Captain America): アンソニー・マッキー Anthony Mackie
元空軍パイロットでアベンジャーズの一員。キャプテン・アメリカの盾を継承し、正義の象徴として葛藤しながら戦う。
バッキー・バーンズ（ウィンター・ソルジャー） Bucky Barnes (Winter Soldier): セバスチャン・スタン Sebastian Stan
かつてのスティーブ・ロジャースの親友。洗脳され暗殺者として利用された過去を持ち、贖罪のために戦い続ける。
ジョン・ウォーカー（2代目キャプテン・アメリカ／U.S.エージェント） John Walker (Captain America / U.S. Agent): ワイアット・ラッセル Wyatt Russell
政府に任命された新たなキャプテン・アメリカ。強い使命感を持つが、やがて暴走し独自の道を歩むようになる。
カーリ・モーゲンソウ Karli Morgenthau: エリン・ケリーマン Erin Kellyman
反政府組織「フラッグ・スマッシャーズ」のリーダー。ブリップ後の世界で人々の平等を訴えるが過激な手段に走る。
ホアキン・トレス Joaquin Torres: ダニー・ラミレス Danny Ramirez
空軍兵士でサムをサポートする存在。後に新たなファルコンとしての役割を示唆される。
サラ・ウィルソン Sarah Wilson: アデペロ・オデュイエ Adepero Oduye
サムの妹。家族を支える強い女性であり、兄の葛藤や人間的な一面を引き出す存在。
ジョルジュ・バトロック Georges Batroc: ジョルジュ・サンピエール Georges St-Pierre
傭兵として暗躍する戦闘員。高い格闘能力を持ち、サムらの前に立ちはだかる。
ジェームズ・“ローディ”・ローズ（ウォーマシン） James “Rhodey” Rhodes (War Machine): ドン・チードル Don Cheadle
アベンジャーズの一員でアイアンマンの親友。軍人としてサムを見守り、助言を与える。
ヘルムート・ジモ（バロン・ジモ） Helmut Zemo (Baron Zemo): ダニエル・ブリュール Daniel Brühl
『シビル・ウォー』でアベンジャーズを分断した男。今回は鍵を握る存在として再登場し、独特のカリスマを発揮する。
シャロン・カーター（パワー・ブローカー） Sharon Carter (Power Broker): エミリー・ヴァンキャンプ Emily VanCamp
元S.H.I.E.L.D.のエージェント。追われる身となり裏社会に身を落とし、やがて“パワー・ブローカー”として暗躍する。
アヨ Ayo: フローレンス・カサンバ Florence Kasumba
ワカンダの精鋭部隊ドラ・ミラージェの戦士。バッキーやジモに関わる重要な役割を担う。
ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ Valentina Allegra de Fontaine: ジュリア・ルイス＝ドレイファス Julia Louis-Dreyfus
謎めいた女性で、ジョン・ウォーカーに接触する。後のダークアベンジャーズ結成を示唆するキャラクター。
ドヴィッチ Dovich: デズモンド・チアム Desmond Chiam
フラッグ・スマッシャーズのメンバーの一人。カーリの仲間として行動する。
ジジ Gigi: ダニ・ディーテ Dani Deetté
フラッグ・スマッシャーズのメンバー。抵抗運動の一員として描かれる。
ディーディー DeeDee: インディア・ビュジー Indya Bussey
フラッグ・スマッシャーズのメンバー。若者らしい情熱を持つキャラクター。
レノックス Lennox: レネス・リベラ Renes Rivera
フラッグ・スマッシャーズの戦闘員。カーリの指示で活動する。
ディエゴ Diego: タイラー・ディーン・フローレス Tyler Dean Flores
フラッグ・スマッシャーズの一員。過激な運動に参加する青年。
ニコ Nico: ノア・ミルズ Noah Mills
フラッグ・スマッシャーズのメンバー。カーリに従い行動する戦闘員。
クリスティーナ・レイナー Christina Raynor: エイミー・アキノ Amy Aquino
バッキーの更生を担当するカウンセラー。彼の過去と向き合う過程を支える。
レマー・ホスキンス（バトルスター） Lemar Hoskins (Battlestar): クレ・ベネット Carl Lumbly
ジョン・ウォーカーの親友であり相棒。共に任務にあたるが悲劇的な運命を辿る。
イーライ・ブラッドリー Eli Bradley: イライジャ・リチャードソン Elijah Richardson
イザイアの孫。後にヤングアベンジャーズの一員となるキャラクターとして知られる。
イザイア・ブラッドリー Isaiah Bradley: カール・ランブリー Carl Lumbly
スーパソルジャー血清を投与された黒人兵士。長年隠されてきた苦しい過去を背負っている。
オリヴィア・ウォーカー Olivia Walker: ガヴリエル・ビンドロス Gabrielle Byndloss
ジョン・ウォーカーの妻。夫を支える家庭的な存在。
ヨリ・ナカジマ Yori Nakajima: ケン・タケモト Ken Takemoto
バッキーが過去に暗殺した男性の父。バッキーの罪悪感を象徴する人物。
リー Leah: 石川美紀 Miki Ishikawa
ヨリの友人でバッキーの知人。彼の人間的な側面を描く場面に登場。
マシアス Matias: ネス・バウティスタ Ness Bautista
フラッグ・スマッシャーズの一員として活動する。
ルディ Rudy: ニール・コディンスキー Neal Kodinsky
フラッグ・スマッシャーズのメンバー。カーリの仲間。
ドンニャ・マダーニ Donya Madani: ベロニカ・ファルコン Veronica Falcón
カーリにとって母親同然の存在。彼女の死がフラッグ・スマッシャーズの行動を加速させる。
ウィルフレッド・ネイゲル Wilfred Nagel: オリー・ハスキヴィ Olli Haaskivi
スーパソルジャー血清を再現した科学者。物語の鍵を握る。
エズニック Oeznik: ニコラス・プライア Nicholas Pryor
ジモに仕える執事。短いながらも印象的な登場を見せる。
アイラ・ペレス Ayla Perez: ジェーン・ルンバウア Jane Rumbaua
政府関連の人物として登場。
サラ・ヘインズ Sara Haines: サラ・ヘインズ Sara Haines
本人役として出演し、ニュース番組のキャスターを務める。
ヴァッサン Colonel Vassant: マイルズ・ブリュー Miles Brew
政府関係者。会議シーンに登場。
セルビー Selby: イメルダ・コーコラン Imelda Corcoran
マドリプールで活動する情報屋。バッキーたちの探索の過程で登場する。
スティーブ・ロジャース（キャプテン・アメリカ） Steve Rogers (Captain America): クリス・エヴァンス Chris Evans
初代キャプテン・アメリカ。劇中では写真や回想で存在感を放つ。

『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』のあらすじ（ネタバレ）

ep 1. 新たなる世界秩序

原題: New World Order
配信日: 2021/3/19

ブリップから全生命の半分が戻ってから6ヵ月後、サム・ウィルソンはアメリカ空軍中尉ホアキン・トーレスの支援を受け、チュニジア上空で飛行機をハイジャックし人質を取ったジョルジュ・バトロックとテロリストグループLAFを阻止する。スティーブ・ロジャースからキャプテン・アメリカの称号を授かったウィルソンはこの考えに苦しみ、博物館の展示用にロジャースの盾をアメリカ政府に寄贈する決断をする。最近恩赦を受けたバッキー・バーンズは政府義務によるセラピーに通い、洗脳された暗殺者、ウィンター・ソルジャーだった頃の償いの試みについて話し合う。トーレスは、ブリップの頃の方が人生が良かったと信じている別のテロリストグループ、フラッグ・スマッシャーズを調査する。トーレスは、スイスで銀行強盗をするこのグループのメンバーを目撃し、超人的な力で負傷する。彼は後に、ルイジアナ州ドラクロワにある家業の漁業を手伝おうと、乗り気ではない妹サラを手伝おうとしていたウィルソンにこのことを伝えた。間もなく政府は新たなキャプテン・アメリカ、ジョン・ウォーカーを発表した。

ep 2. 星条旗を背負う者

原題: The Star-Spangled Man
配信日: 2021/3/26

ウォーカーは『グッドモーニング・アメリカ』に出演し、ロジャースの跡を継ぎたいという願望を明かす。バーンズはウィルソンに、ミュンヘンへ同行する前に盾を持ち続けておくべきだったと告げる。ミュンヘンではフラッグ・スマッシャーズとそのリーダー、カーリ・モーゲンソウが医薬品の積荷を盗んでいる。ウィルソンとバーンズがグループを攻撃するが、テロリストは全員スーパーソルジャーで、2人を圧倒する。ウォーカーとレマー・ホスキンスが助けに来るが、フラッグ・スマッシャーズは逃げる。ウォーカーはバーンズとウィルソンと協力したいが、2人は拒否する。ボルチモアへ旅したバーンズは、1951年の朝鮮戦争中にウィンターソルジャーと戦ったベテランスーパーソルジャー、イザイア・ブラッドリーをウィルソンに紹介する。しかし、ブラッドリーは30年間アメリカ政府とヒドラに投獄され、実験されていたため、他のスーパーソルジャーに関する情報の解明に協力することを拒否する。バーンズはセラピーの予約を怠ったため逮捕されるが、ウォーカーによって釈放される。バーンズとウィルソンは再びウォーカーと協力することを拒否し、バーンズはウィルソンに投獄されているヘルムート・ジモを訪ねることを提案する。

ep 3. パワー・ブローカー

原題: Power Broker
配信日: 2021/4/2

ジモはフラッグ・スマッシャーズを止めるのに協力を申し出たので、バーンズはジモの脱獄を助けるために刑務所暴動を画策する。彼らはマドリプールへと向かう。そこは謎の権力ブローカーが支配する犯罪者の聖域都市島である。高位の犯罪者セルビーは、権力ブローカーがスーパーソルジャー血清の再作成に元ヒドラ科学者ウィルフレッド・ナーゲルを雇ったことを明かす。ウィルソンの正体が暴露されセルビーは殺され、マドリプールのすべての賞金稼ぎがウィルソン、バーンズ、ジモを狙う。島で逃亡生活を送っていたシャロン・カーターが3人を救い、ネイゲルの研究所へと案内する。彼らはネイゲルが20回分の血清を作成し、カーリがそれを盗んだことを知る。賞金稼ぎたちは彼らを襲撃し、混乱の中でジモは逃走車を見つける前にネイゲルを殺害する。カーターは残り、ウィルソンはカーターを赦免すると約束する。フラッグ・スマッシャーズはリトアニアにある世界帰還評議会（GRC）の保管施設を襲撃し、爆破する。一方、ジモ、バーンズ、ウィルソンはラトビアで彼らを捜索する。バーンズはワカンダのドーラ・ミラージュの一員、アヨと対峙する。

ep 4. 世界注視の中で

原題: The Whole World Is Watching
配信日: 2021/4/9

アヨはバーンズに、ワカンダ人がジモを連れ去る前にジモを使う8時間の猶予を与える。ジモはワカンダ人の王ティ・チャカを殺したからである。ジモはカーリの養母の葬儀で彼女を探すのを手伝うが、ウォーカーとホスキンスが彼らを阻止する。ウィルソンはカーリと2人きりで話し、暴力をやめるよう説得しようとするが、せっかちなウォーカーが介入し、戦闘になる。ジモはウォーカーに捕まる前に血清のほとんどを破壊し、ウォーカーはこっそり最後の小瓶を奪う。アヨとドーラ・ミラージュがジモを捕まえに来るが、ウォーカーは引き渡そうとしない。続く戦闘でドーラ・ミラージュはウォーカーを辱め、ジモは逃げる。カーリはサラを脅迫し、ウィルソンはサラと会って自分に加わるよう説得しようとする。ウォーカーとホスキンスはフラッグ・スマッシャーズの他のメンバーと交戦し、別の戦闘になり、カーリは誤ってホスキンスを殺してしまう。友人の死に激怒し、血清を摂取したウォーカーは、シールドを使用して、恐怖に陥った傍観者の前でフラッグスマッシャーの一人を殺害し、その様子を撮影した。

ep 5. 真実

原題: Truth
配信日: 2021/4/16

ウィルソンとバーンズはウォーカーにシールドを要求し、ウォーカーがウィルソンのウイングスーツを破壊する戦闘に発展する。ウィルソンとバーンズはシールドを奪い、ウォーカーの腕を折る。バーンズはソコヴィアでジモを見つけ、ドーラ・ミラージュに引き渡す。一方、ウォーカーは名誉除隊ではなく、キャプテン・アメリカの称号を剥奪される。その後、ウォーカーはヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ伯爵に近づかれる。ウィルソンは壊れたウイングスーツをトレスに預け、ブラッドリーを訪ねる。ブラッドリーは、黒人はキャプテン・アメリカにはなれないし、なるべきでもないと語る。ウィルソンは家に戻り、地元の人々やバーンズに助けられながら家族のボートの修理を手伝う。バーンズはワカンダ人から送られてきたブリーフケースをウィルソンに届ける。バーンズとウィルソンはシールドの訓練を受け、過去を乗り越えて共に行動することを約束する。フラッグ・スマッシャーズはニューヨークで開催されるGRCカンファレンスへの襲撃を計画しており、カーターが密かに雇っていたバトロックも加わる。エンドクレジットのシーンでは、ウォーカーがスクラップ金属と戦争の勲章を使って新しい盾を作る。

ep 6. 世界はひとつ、人はひとつ

原題: One World, One People
配信日: 2021/4/23

ワカンダから新しいキャプテン・アメリカのユニフォームとフライトスーツを身に着け、ウィルソンはバーンズ、カーター、ウォーカーの助けを借りて、フラッグ・スマッシャーズの攻撃を阻止するためにニューヨークへ飛ぶ。カーターは自分がパワー・ブローカーであることをうっかりバトロックに漏らし、彼を殺してしまう。一方、ウィルソンはカーリを説得しようとするが、カーターに殺されてしまう。ウィルソンは、カーリが戦って命を落とした避難民の強制移住を延期し、代わりに彼らを助けるようGRCを説得する。残りの血清強化フラッグ・スマッシャーズはバーンズとウォーカーに捕らえられ、ラフトへ送られるが、その途中でジモの執事オズニックに殺される。デ・フォンテーヌはウォーカーに新しいユニフォームとコードネーム「U.S.エージェント」を与える。バーンズはウィンター・ソルジャーとして傷つけたり、助長したりしたすべての人々と償いをし、ウィルソンはキャプテン・アメリカ博物館の展示にブラッドリーに捧げる記念碑を追加する。エンドクレジットのシーンでは、完全な恩赦を受けたカーターはCIAに復帰し、このアクセス権を利用して政府の機密や資源を売ろうとしている。

『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』の見どころ

舞台はキャプテン不在の世界

スティーブ・ロジャースから盾を託されたファルコン＝サムが、それを手放す決断をするところから物語が始まり、キャプテン・アメリカという象徴の重みを現代社会に問いかける、非常にシリアスなテーマが根底にあります。

またシリアスな空気の一方で、ファルコンとウィンター・ソルジャーのテンポのいい掛け合いが魅力のひとつ。相棒というより“腐れ縁”のような関係性がユーモラスに描かれ、アクションの合間の小気味よいスパイスになっています。

ジョン・ウォーカー

サムが盾を手放したことで、政府により選ばれた新たな“キャプテン・アメリカ”であるジョン・ウォーカーが登場。

見た目は理想的でも、内面には大きな問題を抱えた彼の存在が、物語に常に緊張感をもたらします。正義の象徴とは何かを考えさせられます。

フラッグ・スマッシャーズの脅威

主要な敵勢力となる「フラッグ・スマッシャーズ」は、ブリップ後の社会に不満を抱える若者たち。

単なる悪役ではなく、彼らなりの理想を持った存在として描かれており、正義の価値観の揺らぎを感じさせます。

シビル・ウォーの影響

今作では映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (2016)』に登場したキャラクターのその後がわかるシーンも含まれています。

“アベンジャーズの内乱”の際にスティーブたちを助けた事により、アメリカ政府から追われる身となって、数年間地下に潜伏することを余儀なくされていたシャロン・カーターはパワー・ブローカーとして悪役になってしまったり、アベンジャーズ解散のきっかけを作った黒幕ヘルムート・ジモも登場します。

サムとバッキー、それぞれの再生

サムはキャプテンの遺志をどう受け継ぐかに悩み、バッキーは過去の罪と向き合いながら自分の居場所を探します。

2人の葛藤と成長が、激しいアクションと並行して丁寧に描かれており、キャラクターの深みを存分に味わうことができます。

『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』のトリビア

スミソニアン博物館のキャプテン・アメリカのトリビュートは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (2014)』で初めて登場し、シリーズ全体を通して登場します。
ワイアット・ラッセルは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (2011)』でキャプテン・アメリカ役のオーディションを受けたことを明かし、それが彼にとって初めてのオーディションだったことを明かしています。
MCUで初めて、バロン・ジモがキャラクターお馴染みの紫色のマスクを装着したフルコスチュームで登場します。彼のコスチュームは、黒いトレンチコートを羽織った現代のジモのコスチュームをモデルにしています。
このシリーズは、レマー・ホスキンス／バトルスターの実写デビュー作です。彼は友人ジョン・ウォーカー（新キャプテン・アメリカ）の相棒として登場します。また、バトルスターが実写化作品でセリフを持つのもこれが初めてです。
エリン・ケリーマン演じるカーリー・モーゲンソーは、フラッグ・スマッシャーと呼ばれるスーパーヴィランの狂信的なキャラクター、カール・モーゲンソーの女性版です。彼は国家主義の象徴を暴力的に攻撃することで世界統一政府の樹立を企てる狂信的なスーパーヴィランの一人で、初登場は『キャプテン・アメリカ』（Vol.1）第312号です。コミックでは、彼は反国家主義テロ組織「人類統一のための地下解放型完全統合機動軍（ULTIMATUM）」を率いています。
セバスチャン・スタンは、このドラマのために波打つ6パックの腹筋を持つスーパーヒーローのような体型を披露し、役作りのためのトレーニングと準備をほのめかしました。
このシリーズは当初、2020年8月にプレミア公開される予定でした。『ワンダヴィジョン』（2021年）と同様に、このシリーズも3月の撮影途中で新型コロナウイルスによるロックダウンの影響で制作が中断され、シリーズは完成しませんでした。最終的に撮影は7月下旬に再開されましたが、2020年の公開に間に合わなかったため、プレミア公開は2021年に延期されました。
当初、このシリーズのストーリーは、フラッグ・スマッシャーズが致死性の人工ウイルスを盗み出すというものでした。しかし、コロナウイルスによる現実世界のパンデミックにより撮影が中止を余儀なくされたため、この架空のスーパーウイルスへの言及をすべて削除する形でストーリーが改訂されました。
コミックではサム・ウィルソンはハーレム出身ですが、このシリーズではMCU版のサム・ウィルソンはルイジアナ州出身で、妹のサラ・ウィルソンと二人の甥のAJとキャスを含む家族がそこに住んでいることが設定されています。サムのもう一人の甥のジム・ウィルソンは、『インクレディブル・ハルク (2008)』で、ハルクとロス将軍の軍隊との戦いを目撃したカルバー大学の学生の一人としてカメオ出演しています。
この番組では、コミック以外でホアキン・トーレス中尉が初登場します。サム・ウィルソンの友人であるホアキン・トーレス中尉は、コミックの中で一時期ファルコンの称号を継承しました。コミックにおけるトーレス中尉のファルコンは、科学者カール・マルスによって、サムが訓練したハヤブサ、レッドウィングのDNAと遺伝子組み換えされたものです。MCU版のレッドウィングはAIドローンであるため、このオリジンストーリーがアニメ化される可能性は低いでしょうが、カール・マルスは『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2 (2015)に登場しています。