ここ数年思っていたことですが、最近特に思います。
- 観たい新作が出たと思ったら加入してない動画サブスクだった
- 動画サブスク契約しすぎて貧乏になりそう
- ブランド毎に細かく分かれすぎてて困る
- 自分に向いてるサービスがわかりにくくなった
今やジャンル様々にサブスク動画配信サービス(VOD)の数は増え続け、日本で観られるサービスは40社以上にのぼります。
そもそも困るのが、マーベル(MCU)の新作が観たければ「ディズニープラス」、DCオリジナルが観たければ「U-NEXT」とそれぞれに別れており、他にも世界的に注目を集めやすい人気の映画・ドラマを観たければ「Netflix」や「Amazon Prime Video」とあっちこっちに分散しすぎているせいで、「観たいのに金銭的な事情で観られない」、「観たいけどわざわざ新規契約しないといけない」などの問題がどうしても起こってしまいます。
この記事ではなぜこんなにサブスク動画配信サービス(VOD)が増え続けているのか。そして多すぎるサブスク動画配信サービス(VOD)の選別方法を解説していこうと思います。

動画サブスクが増え続ける理由
ここ数年で急速に拡大しているサブスク動画配信サービス(VOD)市場。日本国内だけでなく、世界規模で見れば数え切れないほどのサービスが存在します。なぜここまで動画サブスクが乱立する状況になってしまったのでしょうか。その背景には「コンテンツを持つ企業が自ら直接収益を得たい」という明確な戦略があります。
たとえばディズニー。従来はディズニー映画を観るには映画館やDVDレンタル、あるいはNetflixなど外部の配信サービスを通じて提供されていました。しかしNetflixに配信を任せていると、視聴による利益の大部分はNetflix側に流れてしまいます。そこでディズニーは、自社の巨大IP(マーベル、スター・ウォーズ、ピクサー作品など)を武器に『ディズニープラス』を立ち上げ、直接課金を受け取るモデルを選択しました。
同じように、ワーナーは『HBO Max』(日本ではU-NEXTが配信権を持つ)、ユニバーサルは『Peacock』、Appleは『Apple TV+』、Amazonは『Amazon Prime Video』と、各社が独自にプラットフォームを作り、ブランドごとの囲い込みを強めているのです。要するに「うちの作品を観たければ、うちのサービスに入ってください」という状況が広がった結果、サービスの分散が起きているわけです。
もう一つの理由は「グローバル配信」という考え方です。昔なら映画やドラマは地域ごとに公開時期を変えたり、現地のテレビ局と提携して販売することが一般的でした。しかし今は世界同時配信が可能になり、巨大なプラットフォームを持てば一気に数億人規模のユーザーに届けられる時代です。『Netflix』や『Disney+』が国境を越えて世界的な人気を獲得したのも、この配信モデルがあったからです。結果として、世界中の企業が「自社ブランドを世界に直接届けたい」と考え、VOD市場に殺到するようになりました。
さらに、企業側からすればサブスクの特徴である「安定的な継続収益」も大きな魅力です。映画やドラマはヒット作があっても一時的な売上にしかなりませんが、サブスクなら毎月の課金で安定した売上を確保できます。企業にとっては株主へのアピールや将来的な投資の原資として非常に魅力的なモデルなのです。この構造的な強みが、サービス乱立の背景にあるといえるでしょう。
多すぎるVODの選別方法
「観たい作品が分散している」「お金が続かない」という利用者の声は後を絶ちません。では、数多ある動画サブスクの中から、どのように選別すれば良いのでしょうか。ここでは4つの視点から具体的な方法を紹介します。
特定の作品に絞る
もっともシンプルな方法は「観たい作品を優先して選ぶ」ことです。例えば、マーベル作品や『スター・ウォーズ』が観たいならディズニープラス、国内ドラマや韓国ドラマをたっぷり観たいならU-NEXT、オリジナル海外ドラマならNetflixといった具合です。VODはそれぞれ強みと弱みがはっきりしているので、今自分がどうしても観たい作品を軸に決めるのが合理的です。
ただし注意点としては、作品の配信権は変動するということ。Netflixで観られた作品が翌月には消えていることも珍しくありません。そのため「今絶対に観たいものがあるか」を基準にし、無ければ一旦解約するという柔軟さが必要になります。
無料期間をうまく活用する
多くのVODには「無料お試し期間」が用意されています。1週間から1か月程度が一般的ですが、この期間をうまく使えば出費を抑えながら効率的に視聴できます。例えば「話題の新作映画を観たいから1か月だけDisney+に登録」「海外ドラマの最新シーズンを一気に観たいから1か月だけNetflixに加入」など、目的を果たしたら解約するという使い方です。
最近は無料体験を廃止するサービスも増えてきましたが、まだまだ使えるところも多いです。またAmazonプライムなどは「送料特典」も含まれるので、映像視聴以外の価値も見極める必要があります。
また無料とは違いますが、Huluに加入していればディズニープラスにも加入したい場合セットプランという手段も。2社加入で1.5社分の金額となる割安感からも人気があるようです。

ジャンル別に絞る
「観たい作品がはっきりしていない」「色んなジャンルをつまみ食いしたい」という場合は、ジャンルごとに強いサービスを見極めましょう。
- 映画全般 → U-NEXT(圧倒的な作品数)
- 海外ドラマ → Netflix(オリジナル作品が強い)
- アニメ → dアニメストア(専門特化)
- 邦画・国内ドラマ → Hulu、U-NEXT
- 韓国ドラマ → Netflix、U-NEXT
- 子供向け・ファミリー → Disney+
自分が普段よく観るジャンルを振り返り、それに合ったサービスに絞るだけで、契約数をかなり減らすことができます。
いっそ観るのをやめる
極論ですが、サブスク疲れに悩む人には「いっそ観ない」という選択肢もあります。実際、登録しているのにほとんど観ていない人は少なくありません。月額料金を払い続けながら利用していないのは、もっとも無駄な状態です。観たい作品が出たときだけ登録し、それ以外の時期は解約して別の趣味や読書、YouTubeなどに時間を使う方が経済的で健康的かもしれません。
まとめ
動画サブスクは、映画やドラマを好きなだけ楽しめる便利なサービスですが、その裏側では「企業によるブランド囲い込み戦略」と「サブスクモデルの収益性」があり、その結果として乱立が止まらない状況にあります。私たち利用者は「全てをカバーする」のは不可能だと理解した上で、自分にとって必要なサービスを取捨選択するしかありません。
- 観たい作品を軸に選ぶ
- 無料期間をフル活用する
- ジャンルごとに特化したサービスを選ぶ
- 観ない時期はスパッと解約する
この4つを意識すれば、無駄に契約しすぎて貧乏になることも避けられるかもしれません。
サブスクの本来の目的は「好きな作品を快適に楽しむこと」であって「全サービスを制覇すること」ではありません。
自分のライフスタイルに合った選び方を見つけて、賢くサブスクと付き合っていくのが得策ではないでしょうか。
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