- ミクロから巨大化まで自在に!極小ヒーローと新たな相棒のバトルが始まる!
- ポール・ラッド&エヴァンジェリン・リリー主演、最小最強のコンビが悪に挑む!
- 量子世界の秘密と迫り来る強敵ゴーストとの激突に注目!
- MCUらしいユーモアと家族の絆、そして目を見張るスケール感のアクション大作!
『アントマン&ワスプ(原題:Ant-Man and the Wasp)』は、2018年のアメリカのスーパーヒーロー映画で、『アントマン』の続編。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)全体では『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (2018)』に続く20作品目。フェーズ3に位置付けられています。ポール・ラッドが主演を務め、新たにタイトルについたワスプことホープ・ヴァン・ダイン役も引き続きエヴァンジェリン・リリーが務めています。
『アントマン&ワスプ』の作品情報
原題 | Ant-Man and the Wasp |
監督 | ペイトン・リード Peyton Reed |
脚本 | クリス・マッケナ Chris McKenna エリック・ソマーズ Erik Sommers ポール・ラッド Paul Rudd アンドリュー・バレル Andrew Barrer ガブリエル・フェラーリ Gabriel Ferrari |
原作 | スタン・リー Stan Lee ジャック・カービー Jack Kirby ラリー・リーバー Larry Lieber 『Ant-Man』 |
公開 | 米:2018/7/6 日:2018/8/31 |
上映時間 | 118分 |
『アントマン&ワスプ』のキャスト
- スコット・ラング(アントマン) Scott Lang (Ant-Man)
- ポール・ラッド Paul Rudd
元泥棒でありながらヒーローとして奮闘する主人公 - ホープ・ヴァン・ダイン(ワスプ) Hope van Dyne (Wasp)
- エヴァンジェリン・リリー Evangeline Lilly
ピム博士の娘であり、新たなワスプとして活躍するヒロイン - ハンク・ピム(初代アントマン) Hank Pym
- マイケル・ダグラス Michael Douglas
量子力学の権威で初代アントマン、ホープの父 - エイヴァ・スター(ゴースト) Ava Starr (Ghost)
- ハナ・ジョン=カーメン Hannah John-Kamen
量子の不安定な状態に苦しみ、透明化能力を持つ女性 - ジャネット・ヴァン・ダイン(初代ワスプ) Janet van Dyne
- ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer
量子世界に長年閉じ込められていた初代ワスプでホープの母 - ジミー・ウー Jimmy Woo
- ランドール・パーク Randall Park
FBI捜査官でスコットを監視する人物 - ソニー・バーチ Sonny Burch
- ウォルトン・ゴギンズ Walton Goggins
裏社会の武器商人でピム博士の技術を狙う - ジム・パクストン Jim Paxton
- ボビー・カナヴェイル Bobby Cannavale
スコットの元妻マギーの再婚相手で警察官 - ルイス Luis
- マイケル・ペーニャ Michael Peña
スコットの親友でお調子者の相棒 - カート Kurt
- デヴィッド・ダストマルチャン David Dastmalchian
ルイスの仲間で元ハッカー - デイヴ Dave
- ティップ・“T.I”・ハリス Tip “T.I.” Harris
スコットの仲間で元犯罪者 - マギー・ラング Maggie Lang
- ジュディ・グリア Judy Greer
スコットの元妻でキャシーの母 - キャシー・ラング Cassie Lang
- アビー・ライダー・フォートソン Abby Ryder Fortson
スコットの娘で父をヒーローとして尊敬する少女 - ビル・フォスター Bill Foster
- ローレンス・フィッシュバーン Laurence Fishburne
ハンク・ピムのかつての同僚で量子研究者
『アントマン&ワスプ』のあらすじ(ネタバレ)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』での一件により、自宅軟禁されているスコット・ラングは、ヒーローとしての行動の代償を感じながら、娘との時間を大切にしていた。そんな中、かつて量子世界から戻った際の記憶が原因で、ハンク・ピムとホープ・ヴァン・ダインから再び協力を求められる。
ホープの母であり、長年量子世界に閉じ込められていたジャネットを救出すべく、ハンクたちは新たな量子トンネルを構築。スコットは量子世界でジャネットと繋がった不思議な記憶をたどり、救出計画に加わる。しかしその途中、「ゴースト」と呼ばれる謎の女性に襲撃され、量子技術を狙う存在の存在が明らかとなる。
ゴースト=エイヴァは量子不安定な状態に苦しみ、ジャネットの量子エネルギーを使い自身を救おうとしていた。一方でFBIによる監視の目、テクノロジーを狙う闇の商人ソニー・バーチの妨害など、状況は複雑化。スコットは再びヒーローとして、アントマン&ワスプのタッグで難局に立ち向かう。
激しい攻防の末、ついにジャネットを量子世界から救出することに成功。ゴーストもジャネットの癒しの力で命をつなぎ、一時的な平和が訪れる。スコットは無事に娘との時間を取り戻し、ヒーローとしても父親としても再出発を果たす。しかしラストでは、量子世界に関する新たな実験中に、予期せぬ大きな異変が彼らを襲う──『アベンジャーズ/エンドゲーム』への布石が静かに始まる。
『アントマン&ワスプ』の見どころ
舞台はインフィニティ・ウォー真っただ中
時系列としてはキャプテンやアイアンマンがサノスと死闘を繰り広げている『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (2018)』の最中の出来事。
しかしそうとは思えないほど、この作品に集中させてくれる内容になっています。
そもそもこの物語を語らなければいけないのは、量子世界にヒントが。この出来事がなければスコットは時間の概念が覆る量子世界の事実を知る事なく、『アベンジャーズ/エンドゲーム (2019)』につながらなくなってしまいます。
特に今作では量子トンネルが重要なキーワードになっています。
内容としてはしっかり作り込まれているものの、初見ではどうしても『インフィニティ・ウォー』や『エンドゲーム』とどのように関連していくのかばかりが気になってあっという間かもしれません。
ジャイアントマン
アントマンの今作でのスーツは、ベルト中央のサイズ調整器が完成していないため基本的機能は不安定な状態。
縮小時には1.5センチだけではなく60センチに、拡大時には5.5メートル、巨大化時には24メートルと、劇中でスコットは身体のサイズを思うように変化できず、幾度となく振り回されています。
ゴースト
今作の敵役のような位置づけで登場するゴーストことエイヴァ・スターは、かつて父はハンクの助手だったがハンクに追放され量子実験に失敗した挙句、妻と共にこの世を去ったこと、同時に自身の存在が不安定になってしまったことを告白する可哀そうなキャラクター。
意外と複数のことが同時進行しているため、ゴーストが最終的にどのような解決を辿るのかも見どころのひとつです。
ジャネットの帰還
初代ワスプのジャネットを見つけ出すところもこの作品の主軸となっています。
これは前作『アントマン』でスコットが亜原子レベルにまで小さくなってしまったものの、元の世界に戻ってこれたことがきっかけで、ハンクがあきらめていたジャネットの生存を確信し、行動に移します。
何よりマイケル・ダグラスとミシェル・ファイファーが共演しているというのが豪華すぎます。これはエヴァンジェリン・リリーの要望で実現。意外にも初共演のようです。
量子トンネルがMCUを左右する
今作に登場した「量子トンネル」の存在は『アベンジャーズ/エンドゲーム (2019)』に大きな影響を与えます。
だからこそ『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の間に公開する必要があった、というのがわかりますが、やはり先述通り『インフィニティ・ウォー』や『エンドゲーム』とどのように関連していくのかばかりが気になってしまうので、忘れたころにじっくりと観た方が楽しめるかもしれません。
『アントマン&ワスプ』のトリビア
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ポール・ラッドは今作のためにクロースアップ・マジックを学んでいますが、短期間で学んだためもう覚えてないみたいですね。
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スコット・ラングが姿を隠すために帽子とサングラスを身に着けているだけで、隠しきれてないとつい呟いてしまうシーンでは、他のMCUキャラクターも同様の手段を取っているためファンの間ではネタのひとつになっているようです。
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今作は『アントマン (2015)』が公開されてから3か月後に発表され、フェイズ3のラインナップが詰まってしまったため、後の『ブラックパンサー (2018)』と『キャプテン・マーベル (2019)』の公開日が変更されています。
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微視的領域(量子領域に向かう途中)のエイリアンに見える生物はクマムシ(クマムシ)であり、温泉、氷河、ヒマラヤの頂上、深海など、地球上で最も極端な環境で発見されています。
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実験室はさまざまなサイズの要素を組み込んでおり、明らかに強化されました。巨大なバッテリーやエレキギターのボリュームノブなどがあり、他のほとんどすべてが人間用のサイズです。
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ジャネット・ファン・ダインの役割について、ホープ役のエヴァンジェリン・リリーはミシェル・ファイファーをウィッシュリストに入れ、ハンク役のマイケル・ダグラスは妻のキャサリン・ゼタ・ジョーンズにジャネットを演じさせたいという願望を表明していました。
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ゴーストはオリジナルの漫画の男性であり、アイアンマンの不正なギャラリーの一部であり、実際にアントマンと道を渡ることはありません。彼の力はまた、量子領域ではなく彼のスーツから来ています。サンダーボルトと呼ばれる超人のチームに加わった後、彼は最終的にアンチヒーローになりました。
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スコットが量子領域にいる間にジャネットとある種の出会いをしたという考えは、彼のヘルメットの反射を簡単に垣間見ることによって最初の映画で示唆されました。 それが天使なのか、ブロブなのか、ジャネットなのかは不明ですが、ここでは実際に彼女であることが確認されています。
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エージェントのジミー・ウーは元のキャラクターは1957年のイエロークローにまでさかのぼるほど、コミックでは長い歴史を持っています。
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監督のペイトン・リードは、『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー (2018)』の後に公開されることはわかっていたが、アントマンはあくまでアクション/コメディであり、行き過ぎた作品にしたくなかったため2時間以内のボリュームに抑えたと語っています。
参考リンク
感想とまとめ
『アントマン&ワスプ』はMCU全体の流れ、特にアベンジャーズシリーズに影響を受けやすいものの、単体作品としてもしっかりと作られている印象を受けます。
アントマン以上の活躍を見せるワスプ、スーツが壊れて思うような活躍ができないアントマン。
そしてホームコメディの要素も健在。MCUの世界ではとんでもないことが起こっている最中の出来事とはとても思えない作品です。

3.0
です!
簡単ではありますが『アントマン&ワスプ』について色々まとめてみました。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
コメント