- 壊れた少年たちの心に響いた歌声と希望のハーモニー!
- 音楽でつながる教師と生徒、奇跡のような感動の実話!
- フランス全土が涙した美しすぎる合唱のメロディ!
- 少年たちの魂が変わる瞬間を描く珠玉の音楽ドラマ!
『コーラス(原題:Les Choristes、英題:The Chorus)』は2004年公開のフランス映画。クリストフ・バラティエが監督・脚本を務め、1944年のフランス映画『春の凱歌』を原案に制作した作品です。
『コーラス』の作品情報
原題 | 原題:Les Choristes 英題:The Chorus |
監督 | クリストフ・バラティエ Christophe Barratier |
脚本 | クリストフ・バラティエ Christophe Barratier フィリップ・ロペス=キュルヴァル Philippe Lopes-Curval |
原作 | 春の凱歌 A Cage of Nightingales |
公開 | 仏:2004/3/17 日:2015/4/9 |
上映時間 | 96分 |
興行収入(世界) | 約8358万ドル |
『コーラス』のキャスト
- クレマン・マチュー Clément Mathieu
- ジェラール・ジュニョ Gérard Jugnot
音楽教師として問題児たちと向き合う主人公 - ピエール・モランジュ(少年時代) Pierre Morhange
- ジャン=バティスト・モニエ Jean-Baptiste Maunier
音楽の才能を秘めた問題児 - ピエール・モランジュ adult Morhange
- ジャック・ペラン Jacques Perrin
成功した音楽家となった大人の姿 - ラシャン校長 Rachin
- フランソワ・ベルレアン François Berléand
厳格で冷酷な寄宿舎の校長 - ヴィオレット・モランジュ Violette Morhange
- マリー・ビュネル Marie Bunel
ピエールの母親 - シャベール Chabert
- カド・メラッド Kad Merad
寄宿舎の体育教師 - ペピノ Pépinot
- マクサンス・ペラン Maxence Perrin
いつも母親を待ち続ける純粋な少年 - マクサンス Maxence
- ジャン=ポール・ボネール Jean-Paul Bonnaire
用務員として子どもたちを見守る人物 - モンダン Mondain
- グレゴリー・ガティニョル Grégory Gatignol
問題行動の多い転校生 - 伯爵夫人 La Comtesse
- キャロル・ヴェイス Carole Weiss
寄宿舎の支援者
『コーラス』のあらすじ(ネタバレ)
1949年、失業中の音楽教師クレマン・マチューは、更生施設「池の底」と呼ばれる少年寄宿学校で監視役として働くことになる。施設は厳格な校長ロシャンによって運営され、生徒たちは規律を破ると厳しい罰を受けていた。少年たちの荒れた振る舞いに苦労するマチューだが、彼らの中に潜む純粋な心と才能を感じ取り、音楽で心を通わせようとする。
マチューは少年たちを集めて合唱団を結成し、音楽を通じて彼らの心を開かせようと試みる。当初は反発する生徒たちも次第にマチューの情熱に惹かれ、合唱に夢中になる。特に美しい歌声を持つ問題児ピエール・モランジュに目をかけ、彼の才能を伸ばそうと奮闘する。だが、校長ロシャンは音楽活動を「規律を乱すもの」として嫌い、マチューの取り組みに批判的だった。
マチューの活動が成果を上げる中、施設に新たな問題が発生する。ある生徒のトラブルをきっかけにロシャンの怒りが爆発し、マチューは解雇を言い渡されてしまう。合唱団の解散を余儀なくされるが、マチューは最後まで少年たちに音楽の楽しさを伝えようとする。一方、モランジュの母が彼の才能を認め、音楽学校への進学を考えるようになる。
マチューは施設を去るが、彼の存在は少年たちの心に深く刻まれていた。特にモランジュは、マチューの影響で音楽の道を歩む決意を固める。時は流れ、成長したモランジュが有名な指揮者となり、マチューへの感謝を胸に秘め続けていることが明かされる。音楽が持つ癒しと希望の力を描き出した物語は、静かに幕を閉じる。
『コーラス』の見どころ
天使のような歌声の問題児
主人公マチューは学校の一番の問題児モランジュの声の才能を見出します。
彼の優しさと透明感の溢れる歌声には鳥肌が立ってしまいます。
マチューが才能を見出すシーン、そしてソロで歌うシーンはおすすめです。
クリストフ監督とおじのジャック・ぺラン
クリストフ・バラティエ監督は、本作で初監督をつとめ、外国語映画賞でノミネートされています。
本国フランスでは2004年の興行収入成績第1位を記録し、第10回リュミエール賞を受賞している感動の大ヒット作です。
クリストフ・バラティエの叔父にあたるジャック・ぺランはフランスを代表する名優で、本作ではピエールを演じながら自らプロデューサーも務めました。
ミュージカル映画『ロシュフォールの恋人たち』にも出演し、知識と経験の豊富な彼は甥である監督に様々なアドバイスをしていたようです。
また少年時代のピエールを演じたジャン=バティスト・モニエは、もともとサン・マルク少年少女合唱団のソリストで、3,000人の中から選ばれ今作で映画デビューとなりました。
日本にホームステイしていた経験もあり、『コーラス』公開時には来日も果たしています。
ぺピノとピエールの再会シーン
50年後すっかりおじいちゃんになった2人は再会します。
ぺピノがクレマン先生の形見で、当時つけていた日記を見せるシーンはとっても感動します。
心が温かくなる映画
孤児や問題児として寄宿舎に入れられ、心を閉ざしてしまった子供たち。
厳しい校則や大人の都合に縛られながらも、彼らが音楽とクレマン先生に出会うことで、心を豊かにし成長していく姿に心がジーンとします。
春の凱歌
原作となった『春の凱歌』は、1944年公開のフランス映画。
ジャン・ドレヴィルが監督を務め、ノエル・ノエルが主演・脚本という作品ですが、『コーラス』はこの映画のリメイクに近いような形になっています。
『コーラス』のトリビア
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クリストフ・バラティエ監督は本作以前、教師としての経験はありませんが、音楽学校で学んでいた経歴があり、その経験が物語の描写に生かされています。
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舞台となる寄宿学校「Fond De L’Étang(池の底)」は架空ですが、第二次世界大戦後のフランスに実在した少年更生施設や寄宿学校がモデルとされています。
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劇中の合唱は、リヨン近郊の有名な少年合唱団「Saint-Marc合唱団」が担当し、キャストの一部も実際に合唱団員から選ばれています。
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メインテーマ「Vois sur ton chemin(翼を広げて)」はフランスの音楽チャートでロングヒットし、後にグラミー賞にもノミネートされました。
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クレマン・マチュー先生を演じたジェラール・ジュニョは、実際に音楽指導の経験がないため、役作りのために指揮や発声法を短期間で特訓したといわれています。
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校舎内の温かみや、1940年代の雰囲気を再現するため、室内シーンでもできる限り自然光やローキー照明が使われました。
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日本での公開前、フランス映画祭(東京)で上映され、観客からスタンディングオベーションを受け、その後全国公開が決定しました。
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第77回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされ、音楽賞にもノミネートされる快挙を達成しました。
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製作費は約500万ユーロと中規模でしたが、世界で8,000万ドルを超える興行収入を記録し、2004年のフランス映画としては異例の大ヒットに。
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最後のシーンで明かされる手紙のやり取りは、脚本初期案では別の人物視点で描かれる予定でしたが、監督が「観客を静かに感動させたい」という理由で現在の形に変更しました。
参考リンク
感想とまとめ
『コーラス』は原題の「Les Choristes」はフランス語で「聖歌隊」を意味しており、アメリカでは「The Chorus」というタイトルで公開され、邦題もこれを引き継ぎ『コーラス』とつけられました。タイトルの通り、子どもたちの美しいコーラスが完全な見どころです。

3.5
です!
簡単ではありますが『コーラス』について色々まとめてみました。
過去に観たことがある方も、一度も観たことがない方も、今一度見るべきかもしれない作品だと思います。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
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