クリス・エヴァンス版キャプテン・アメリカ3部作を徹底解説|時系列・ストーリーのつながりを総まとめ

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  • 戦場は第二次世界大戦から現代、そして内戦へ!正義を貫くヒーローの激動の軌跡が今、明かされる!
  • 「自由」とは何か?国家との対立、仲間との衝突、そして個人の信念が交錯するディープなヒーロー譚!
  • MCU屈指の“重厚な3部作”!政治スリラー×スーパーヒーローの融合が生んだ新たな傑作!
  • 氷の眠りから目覚めた男が時代を越えて闘う!キャプテン・アメリカという“魂の物語”を徹底解剖!

キャプテン・アメリカクリス・エヴァンスが主演を務める2011年から始まったキャラクター。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を牽引してきたキャプテン・アメリカは初期のストーリーにおいて欠かせない存在です。

クリス・エヴァンスは『アベンジャーズ/エンドゲーム (2019)』で事実上の引退となり、アンソニー・マッキーが演じるサム・ウィルソンがキャプテン・アメリカを引き継ぎました。

今回は、全3作公開されたクリス・エヴァンス版「キャプテン・アメリカ」のあらすじや魅力についてまとめ、さらに3部作以外にも登場するクリス・エヴァンス版キャプテン・アメリカの時系列などもご紹介したいと思います。

目次

クリス・エヴァンス版キャプテン・アメリカ全3部作のあらすじ

クリス・エヴァンス版キャプテン・アメリカ単体作品としては『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (2011)』、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (2014)』、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (2016)』の3つが公開されました。

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (2011) あらすじ

第二次世界大戦下、貧弱で病弱な青年スティーブ・ロジャースは、祖国のために従軍したい一心で何度も入隊試験に挑戦していた。身体は非力だが正義感と勇気にあふれたスティーブは、政府の極秘「スーパーソルジャー計画」に見出され、被験者として選ばれる。

実験は成功し、スティーブは驚異的な筋力と敏捷性を備えた「キャプテン・アメリカ」として生まれ変わる。だがすぐに戦場に送られるのではなく、プロパガンダ用の存在として各地で宣伝活動を行う日々が続く。やがて彼は、親友バッキーが捕らわれたことを知り、単独で敵地に乗り込むことで真のヒーローとしての第一歩を踏み出す。

スティーブはヒドラ党のリーダーであり、同じ超人血清を使って生まれたレッドスカルことヨハン・シュミットと対峙する。レッドスカルは、世界を支配しようとする危険な兵器を開発していた。スティーブは仲間とともにヒドラの拠点を次々に破壊し、ついに敵の巨大飛行機を止めるべく命をかけて乗り込む。

世界を救うため、スティーブは飛行機ごと北極の海へと墜落する決断を下す。彼は死んだと思われたが、70年後、氷の中から発見されて現代に目覚める。過去に生きた彼が、新たな時代で再び立ち上がる──そんな壮大な物語が、ここから始まる。

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キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (2014) あらすじ

現代社会に適応しようとするスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)は、S.H.I.E.L.D.の一員として任務に就いていた。ある日、国際的な人質事件を解決するも、ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)が別任務を帯びていたことを知り、S.H.I.E.L.D.の不穏な動きに疑念を抱く。

ニック・フューリーが何者かに襲撃され、スティーブの前で暗殺される。彼はフューリーの死の直前に託された秘密のデータを解読する中で、S.H.I.E.L.D.内部に敵が潜んでいることを突き止める。そして、国家安全保障の名の下に開発された巨大空中戦艦「インサイト計画」が、実は民衆を監視・支配する装置であることが明らかになる。

スティーブの前に立ちはだかる謎の暗殺者――ウィンター・ソルジャー。その正体は、70年前に死んだはずの親友バッキー・バーンズだった。ヒドラによって洗脳され、超人的な兵士として生まれ変わった彼と、スティーブは苦悩と葛藤の末に再会を果たす。

スティーブはブラック・ウィドウ、ファルコン(サム・ウィルソン)らと共に、インサイト計画を阻止するため戦い抜く。激戦の末に勝利するも、S.H.I.E.L.D.は完全に崩壊。スティーブはバッキーの記憶を呼び起こすため、自らの道を進み始める。ヒーローとしてだけでなく、ひとりの男としての再出発が描かれる結末となる。

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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (2016) あらすじ

アベンジャーズの戦いがもたらした民間人の犠牲を受け、各国がヒーローの行動を政府の管理下に置く「ソコヴィア協定」を提案。アイアンマンことトニー・スタークは責任を認め賛成するが、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは自由意志を重んじて反対。チーム内に亀裂が走る。

協定への反対を表明したスティーブは、テロの容疑で追われる旧友バッキーを独自に保護しようとする。一方、国連会議での爆破事件をきっかけに、アベンジャーズ内部で分断が決定的に。ワカンダの王ティ・チャカが犠牲になったことで、ブラックパンサーも事件に関与する。

スティーブ派とトニー派に分かれたヒーローたちは空港で激突。互いの信念のために激しい戦いが繰り広げられる。スパイダーマンもトニー側で初参戦し、ファンを驚かせる展開に。バッキーの無実を信じるスティーブは、真の黒幕であるジモの存在を追い、シベリアへと向かう。

ジモの策略によって、バッキーが過去にトニーの両親を殺害していたことが発覚。激怒したトニーはスティーブとバッキーに襲いかかり、ついに友情は崩壊。戦いの末、キャプテンは盾を置いて姿を消す。チームは完全に分裂し、アベンジャーズの絆は修復不能なまでに損なわれる。

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クリス・エヴァンス版キャプテン・アメリカ登場の時系列

作品
2011 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
2012 アベンジャーズ
2013 マイティ・ソー/ダーク・ワールド
2014 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
2015 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
2015 アントマン
2016 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
2017 スパイダーマン ホームカミング
2018 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
2019 キャプテン・マーベル
2019 アベンジャーズ/エンドゲーム

キャプテン・アメリカ3部作だけでなくこれだけ多くの作品に出演したクリス・エヴァンスですが、特殊な出演の仕方もいくつかあり、『スパイダーマン ホームカミング (2017)』ではミッドタウン高校の教育実習ビデオ内の映像にて登場。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド (2013)』に至ってはクリス・エヴァンスは出演しているものの、ロキが変装したスティーブという設定。『アベンジャーズ』シリーズ以外でもダブル主演のようにも映る『アントマン (2015)』や『キャプテン・マーベル (2019)』のポストクレジットシーンに登場しました。

3部作のストーリーはどうつながっているのか?

キャプテン・アメリカ3部作は、第二次世界大戦から現代までを生き抜いたスティーブ・ロジャースという人物の「時代に取り残された男」としての葛藤と、ヒーローとしての信念を貫く姿を描いたシリーズです。

各作品は時代背景や舞台が大きく異なるにもかかわらず、彼の“変わらない価値観”と“変わっていく世界との衝突”というテーマによって、深く結びついています。

スティーブ・ロジャースの成長と変化

『ザ・ファースト・アベンジャー』では、心優しい非力な青年が“スーパーソルジャー”として生まれ変わり、ヒーローとしての使命を受け入れます。しかし、その精神は一貫して「弱き者を守る」ことであり、力を得ても驕らず、信念を持ち続ける姿勢が印象的です。

『ウィンター・ソルジャー』では、その信念が現代の情報操作や陰謀政治とぶつかり、キャプテン・アメリカとしての在り方が問われます。そして『シビル・ウォー』では、政府の管理下に置かれることを拒み、かつての仲間たちとも衝突するようになります。

この3部作は、「時代に翻弄されながらも、自分の正義を手放さない男」の静かな成長の物語なのです。

トニーとの対立が招いた指パッチン

『シビル・ウォー』でのスティーブとトニーの対立は、MCU全体において極めて重要な転換点です。スティーブは“個人の自由と信念”を、トニーは“集団の安全と責任”を重視し、互いに譲れない正義が激突しました。

この対立はその後の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に直接影響を与え、チームが分裂した状態のままサノスとの戦いを迎えるという最悪の状況を招いてしまいます。

もし『シビル・ウォー』での対立がなければ──あるいはもっと早く和解できていれば──“指パッチン”を防げた可能性も否定できません。キャプテン・アメリカの選択は、個人としては誠実であった一方、結果的に世界の命運に影を落としたとも言えます。

ペギー・カーターとの関係性の変化

スティーブ・ロジャースにとって、ペギー・カーターは「かつての時代」と「失われた幸せ」の象徴でもあります。『ザ・ファースト・アベンジャー』で交わした“ダンスの約束”は、その後の作品でも何度も引用され、彼の心の中に生き続けていました。

『ウィンター・ソルジャー』では、高齢となったペギーとの再会が描かれ、彼がいかに「過去を抱えながら現代を生きているか」が浮き彫りになります。

そして『シビル・ウォー』ではペギーの死がスティーブの背中を押し、彼が組織に背を向けてでも信念を貫こうとする原動力となります。この3部作を通して、ペギーはスティーブにとって“時間を超えて支え続けた存在”なのです。

スティーブ・ロジャースの決断と「その後」への伏線

『シビル・ウォー』のラストでスティーブはキャプテン・アメリカの盾を置き、自らのアイデンティティさえ捨てる覚悟を見せます。

この「引退」は一時的なものに見えましたが、そこには深い意図と葛藤が込められていました。

スティーブ・ロジャースが示した“引退”の意図

彼が“盾を置いた”という行動は、単なる逃避ではなく、「自分の正義は他者に押しつけるものではない」という静かな意思表示でもあります。

その後の『インフィニティ・ウォー』では再び戦場に戻るものの、“ノーマド”として活動していたのは、国家や組織から切り離された存在としての彼の覚悟の表れです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』での結末の影響

『エンドゲーム』でスティーブはインフィニティ・ストーンを返還した後、ペギーの時代に戻って人生をやり直し、最終的に年老いた姿で現代に帰ってきます。

この結末は感動的でありながら、同時にMCUファンの間では「時間軸が変わったのでは?」「別のタイムラインを生んだのでは?」という議論を呼びました。

公式に明言されてはいないものの、“分岐した世界線で幸せを全うし、現代に戻ってきた”という解釈が有力です。これは、スティーブ・ロジャースという人物がようやく「世界のため」ではなく「自分のため」の選択をした、数少ない瞬間でもあります。

MCU初心者がキャプテン・アメリカから観るべき理由

スティーブ・ロジャース=キャプテン・アメリカの物語は、MCU全体における「信念」と「自由意志」を最も丁寧に描いたシリーズです。

アクションだけでなく、国家・友情・愛・責任といったテーマを扱いながらも、ヒーローとしてどうあるべきかを視聴者に問いかけてきます。

MCUの原点とも言える『アイアンマン』が“自己発見”の物語だったとすれば、『キャプテン・アメリカ』は“自己犠牲”と“信念の貫徹”の物語です。初心者でも非常に感情移入しやすく、かつ全体の流れを理解しやすい起点として最適なシリーズです。

3部作それぞれのトリビアと小ネタ

3部作それぞれのトリビアも多くありますので、いくつかピックアップしてみます。それぞれのページではもう少し多くのトリビアを紹介していますので是非ご覧ください。

①『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の裏話・制作秘話

  • スティーブが小柄な青年だった頃の姿は、CGでクリス・エヴァンスの顔を小柄な俳優の身体に合成したもの。
  • ペギー役のヘイリー・アトウェルが撮影中、思わずクリス・エヴァンスの筋肉に触れてしまったのはアドリブだったという有名な逸話も。

②『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の意外な小ネタ

  • 本作のスタイルはスパイ・サスペンス映画へのオマージュ。『スリーパーセル』『ペリカン文書』などが参考にされた。
  • ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタンは、撮影中も常にナイフの動作練習をしていた。

③『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の驚きの裏設定

  • 本作は「キャプテン・アメリカ3」でありながら、ほぼ“アベンジャーズ2.5”とも言える豪華なキャストが勢揃い。
  • スパイダーマンとブラックパンサーがMCUに初登場した記念すべき作品でもある。

まとめ|クリス・エヴァンス版キャプテン・アメリカ3部作は“信念”

スティーブ・ロジャースという男は、どんな時代にあっても、どんな困難に直面しても、自らの信じる正義と誠実さを曲げなかった人物です。

この3部作は、そんな彼の**“信念”を貫く物語**であり、彼の生き様そのものです。

ヒーローとは、力の強さではなく、何を選ぶかで決まる──

そう教えてくれるのが、キャプテン・アメリカ3部作なのです。

もしまだ観ていない方は、ぜひ第1作から順に。すでに観た方も、あらためてクリス・エヴァンス演じるスティーブ・ロジャースの旅路を振り返ることで、新たな発見があるかもしれません。

キャプテン・アメリカ3部作は、MCUファンにとって何度でも観返したくなる「心に残る原点」として残り続けるのではないでしょうか。

出典・参考・関連リンク

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この記事を書いた人

映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。

古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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