【映画】おすすめ「JUNO/ジュノ」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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2007年(日本では2008年)に公開されるとジワジワとヒットし、第80回アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞したエリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)主演の名作「JUNO/ジュノ」。
エリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)がブレイクするきっかけにもなった映画で、10年経った今でも見てしまう作品です。
「JUNO/ジュノ」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「JUNO/ジュノ」のあらすじ
https://www.youtube.com/watch?v=8XhBXn-mUlA
16歳のミネソタ州の高校生ジュノは、同じクラスのポーリーと関係を持ち、予定外の妊娠をしてしまう。
はじめは中絶を検討するも、地元の診療所に行くと彼女は外で同性愛者の抗議行動を抗議している同級生と出会い、様々な要因であきらめる。
そこで生まれてくる赤ちゃんに完璧な両親を見つけようとするジュノは、養子を望むローリング夫妻を見つける。
② 「JUNO/ジュノ」のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
ジュノ・マクガフ Juno MacGuff | エリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ) Ellen Page |
ポーリー Paulie Bleeker | マイケル・セラ Michael Cera |
マック・マクガフ(ジュノの父) Mac MacGuff | J・K・シモンズ J. K. Simmons |
ブレン・マクガフ(ジュノの継母) Bren MacGuff | アリソン・ジャネイ Allison Janney |
リア(ジュノの親友) Leah | オリヴィア・サールビー Olivia Thirlby |
ヴァネッサ(養母) Vanessa Loring | ジェニファー・ガーナー Jennifer Garner |
マーク(養父) Mark Loring | ジェイソン・ベイトマン Jason Bateman |
③ 絶妙なコメディタッチ
16歳で妊娠と聞くと、なんとも重いテーマの映画と捉えがちですが、ジュノの楽観的で軽いノリの性格もあってコメディタッチで観やすくなっています。
思ったことを包み隠さず、気持ち良いくらいに全部口にする彼女の魅力に引き込まれること間違いなし。ほっと和むような暖かい気持ちになれる映画です。
④ 主演エリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)
彼女は幼い頃から演技を始め、主にテレビドラマに出演していましたが、本作を機に実力が知られるようになります。、
パフォーマンスは各所で絶賛され、アカデミーの最優秀女優賞、BAFTAの最優秀女優賞、批評家の最優秀女優賞、ゴールデングローブ賞の最優秀女優賞、スクリーン俳優など、いくつかの賞にノミネート。
またカナダコメディアワード、インディペンデントスピリットアワード、サテライトアワードを受賞したほか、デトロイト映画批評家協会、オースティン映画批評家協会、フロリダ映画批評家サークルなど、数多くの批評家賞を受賞しました。
「X-MEN:フューチャー&パスト(2014)」や「ローラーガールズ・ダイアリー(2009)」、「インセプション(2010)」などの大作にも出演しています。
今ではNetflix海外ドラマ「アンブレラ・アカデミー」も人気ですね。
⑤ 超絶優しいジュノのパパ役はあの「鬼コーチ」
デイミアン・チャゼル監督の「セッション(2014)」で衝撃的な鬼コーチを演じたJ・K・シモンズが、本作ではおおらかでやさしく理解のあるジュノの父親役を演じています。
天然キャラにも注目です。
⑥ 素朴でやさしいサウンド
本作の魅力の一つはやさしさが詰まった挿入曲です。
サウンドトラックはビルボードの総合アルバムチャートで1位になるほど。
20世紀フォックスの映画サントラで1位になるのは「タイタニック(1997)」以来の快挙でした。
心に染みるフォークサウンドは必聴です。
⑦ 当初7館のみの公開だった!?
当初わずか7館でしか公開されていなかったこの作品。
口コミで広がりなんと全米2400館で公開されることとなりました。
最終的にはアカデミー賞で脚本賞を始めとする様々な賞を受賞するまでになりました。
⑧ 「JUNO/ジュノ」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は205件のレビューに基づく94%もの前向きなレビューと非常に高評価。
Metacriticでは38件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中81点とこちらも高評価。
シカゴの新聞「シカゴ・サンタイムズ」で映画評論家のロジャー・イーバート氏は、映画に4つ星を与えその年の最高傑作としています。
そして第80回アカデミー賞と第61回英国アカデミー賞、アメリカ脚本家組合賞で脚本賞、サテライト賞や第23回インディペンデント・スピリット賞では作品賞、主演のエリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)はサテライト賞や第23回インディペンデント・スピリット賞では作品賞、ティーン・チョイス・アワード、シカゴ映画批評家協会賞、ラスベガス映画批評家協会などで主演女優賞を受賞しており、評価の高い作品なのがよくわかりますね。
⑨ 「JUNO/ジュノ」日本での評価
Yahoo!映画での評価は1,073件のレビューで平均評価は3.7と非常に高めの評価に。
映画.comも同様で73件中3.7とこちらも高評価。
映画レビューサイトFilmarksでは2,457件のレビューで3.6と、平均よりも少し高い評価になっています。
文化の違いを感じている方も多いようで、作品自体はいいが入り込みにくいというのが多いのかもしれませんね。
⑩ 「JUNO/ジュノ」のトリビア
・「JUNO/ジュノ」は4つの季節を跨ぐシーンがあるにも関わらず撮影期間が30日間しかなく、春の桜の花をデジタルで暗くして夏の花のように見せたり、偶然降った雪を活用したりと大変な中でもラッキーなことも起きていたようです。
・製作費が750万ドルですから、色々試行錯誤して演者もギャラのパーセンテージは低めだったと思いますが、最終的に興行収入は2億ドルを超える大ヒットとなりました。
・監督を務めたジェイソン・ライトマンにとってキャリア最大のヒットとなっています。2007年のトロント国際映画祭でプレミア上映されて高い反響を得られたのが転機だったのかもしれませんね。
・J・K・シモンズは、台本にとても感銘を受けたので、役を演じるだけで幸せだったと言っています。
・ブレンダの「Why would you drive an hour out to East Jesus, Nowhere?」というセリフを気に入ったロックバンド「グリーン・デイ」のビリー・ジョー・アームストロングは、2009年に「East Jesus Nowhere」というタイトルの曲を発表しています。
・ジュノの顔の側面に長い前髪をおろしたポニーテールの髪型はエリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)が自分で思いついたそうで、毎日セットしていたそうです。
・劇中で使用されたハンバーガーの形をした電話は、作家のディアブロ・コーディが所有しています。
・ポーリー役のマイケル・セラは、「tic-tacs」と呼ばれるフレッシュミントを口に含みながらセリフを言うことができず、単に箱を口に当てただけで実際には食べていません。
・監督のジェイソン・ライトマンによると、ヴァネッサが飲んでいる最後のシーンでは、それは本物のワインだったため、彼らがシーンの撮影を終えたとき、ジェニファー・ガーナーは少し酔っていたそう。
・アニメーション化されたオープニングタイトルシーケンスは、Shadowplay Studioという会社によって作成され、エリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)の歩行のショットは、トレッドミルの上を歩いて後で削除して作られたそうです。完成までには7~8ヶ月ほどかかっています。
まとめ
「JUNO/ジュノ」はエリオット・ペイジ(元エレン・ペイジ)の良さがこの作品でとてもわかるので、好きな方は絶対に見るべき作品だと思います。
いずれ書ければと思いますが個人的には「スーパー!」という作品で初めて知ったので演技力や存在感がまるで違うこの作品ですごさに圧倒されました。
「JUNO/ジュノ」について色々まとめてみましたが、海外のように養子縁組がもっと身近なものであれば今の少子化対策もなんとかなるんじゃないかなと思いながら観ていましたが、やはり日本での価値観が変わらないとそう簡単にはかわらないですよね、なのでこの作品を見て複雑に感じてしまう方もいるかもしれませんが、どういった感想を持つにせよ、1度は観てほしい映画です。
Netflixは見つけられませんでしたが、現在はHuluでも観られる様で(時期によっては配信終了しているかもしれませんが)、Amazonプライムビデオではレンタルで観られる様なので、気になった方は是非観て頂きたいです。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。