ベスト・キッド2はどんな映画?ネタバレありのあらすじやキャスト・見どころを解説

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  • 沖縄を舞台に描かれる新たな試練と師弟の成長!
  • 師・ミヤギの過去と向き合う、感動の続編ストーリー!
  • 日本の伝統と誇りをかけた本気の空手対決が展開!
  • ロマンス、因縁、激闘──すべてが詰まった青春格闘ドラマ!

ベスト・キッド2(原題:The Karate Kid Part II)』は1986年公開の格闘技ドラマ映画。1984年公開『ベスト・キッド』の続編で、ダニエル・ラルーソとミヤギがミヤギの故郷でもある沖縄へ向かう物語。前作同様、世界の興行収入1億ドル超えの大ヒットとなった作品です。

目次

『ベスト・キッド2』の作品情報

原題 The Karate Kid Part II
監督 ジョン・G・アヴィルドセン
John G. Avildsen
脚本 ロバート・マーク・ケイメン
Robert Mark Kamen
公開 米:1986/6/20
日:1986/10/18
上映時間 113分
製作費 1,250万ドル
興行収入(世界) 1億3,000万ドル

『ベスト・キッド2』のキャスト

ダニエル・ラルーソー Daniel LaRusso
ラルフ・マッチオ Ralph Macchio
ミヤギとともに沖縄へ向かう主人公の青年
宮城成義 Mr. Miyagi
ノリユキ・パット・モリタ Noriyuki “Pat” Morita
ダニエルの師匠で心優しき空手家
ユキエ Yukie
ノブ・マッカーシー Nobu McCarthy
ミヤギのかつての恋人
クミコ Kumiko
タムリン・トミタ Tamlyn Tomita
ユキエの姪でダニエルの恋の相手
チョウゼン Chozen
ユウジ・オクモト Yuji Okumoto
ミヤギの宿敵サトウの甥でダニエルのライバル
トシオ Toshio
ジョイ・ミヤシマ Joey Miyashima
チョウゼンの仲間
タロウ Taro
ダナ・アンダーセン Marc Hayashi
チョウゼンの仲間
サトウ Sato
マーク・ハヤシ Danny Kamekona
ミヤギの旧友で敵対関係にある実業家
ジョン・クリース John Kreese
マーティン・コーヴ Martin Kove
前作の敵コブラ会の師範
ジョニー・ロレンス Johnny Lawrence
ウィリアム・ザブカ William Zabka
コブラ会の元主将で前作のライバル
ダッチ Dutch
チャド・マックイーン Chad McQueen
コブラ会のメンバーの一人
ボビー・ブラウン Bobby Brown
ロン・トーマス Ron Thomas
コブラ会のメンバーの一人
トミー Tommy
ロブ・ガリソン Rob Garrison
コブラ会のメンバーの一人
ジミー Jimmy
トニー・オデル Tony O’Dell
コブラ会のメンバーの一人
ルシール・ラルーソー Lucille LaRusso
ランディ・ヘラー Randee Heller
ダニエルの母

『ベスト・キッド2』のあらすじ(ネタバレ)

前作のトーナメントからしばらく経ち、ダニエルは師匠ミヤギと過ごす時間を大切にしていた。ある日、ミヤギの故郷オキナワから彼の父親が危篤との連絡が届く。ミヤギは急いで帰郷し、ダニエルも同行することに。オキナワでミヤギは、かつての親友であり宿敵のサトウと再会。かつて恋人ユキエを巡る対立から、サトウは長年ミヤギを恨んでいた。一方で、ダニエルはユキエの姪クミコと親しくなるが、サトウの甥チョウゼンから執拗な敵意を受ける。

ミヤギは父親の死を看取り、過去のわだかまりを清算しようとするが、サトウは決闘を要求し続ける。一方、ダニエルもチョウゼンの挑発に晒されながらも、クミコとの関係を深める。ダニエルはオキナワの伝統的な空手を学びながら、心と技の鍛錬に励む。サトウの圧力で村の住人たちも危機にさらされ、ミヤギとダニエルは困難な状況に追い込まれる。

激しい嵐が村を襲い、サトウの頑固さも揺るがされる。ダニエルはチョウゼンの嫌がらせにも関わらず、村人たちを救うために危険を冒して活躍。ミヤギもまた、サトウを助け出し、長年の敵対関係に終止符を打つ。しかし、チョウゼンはこれを機にさらに激昂し、ダニエルに直接対決を挑む。

村の祭りの最中、チョウゼンはクミコを人質に取り、ダニエルとの決闘を迫る。ダニエルはミヤギから教わった技術と精神力を駆使し、激しい戦いの末にチョウゼンを打ち負かす。ダニエルの勇気とクミコへの想いは村人たちの尊敬を集め、物語は彼の成長と新たな友情を描きながら幕を閉じる。

『ベスト・キッド2』の見どころ

パート1のダイジェストから始まるオープニング

ダニエルが空手選手権で優勝した直後のシーンは当初パート1のラストで使われる予定だったそうですが、結局は使われず、ダイジェストを含みながらオープニングで使用されました。

優勝後、帰路へ向かおうとするダニエルとミヤギはコブラ会のやり取りを見かけます。クリーズは準優勝となったジョニーのトロフィーを破壊すると、ジョニーに殴りかかろうとしますが、ミヤギが阻止します。

沖縄?が舞台

ミヤギの師匠でもある父親が危篤のために沖縄に帰省することになるわけですが、ミヤギがなぜ沖縄を出たのかが掘り下げられる作品。

ミヤギさんは同じ師匠を持ち、村で最も裕福な親の息子で親友のサトウと結婚するように言われていたユキエと恋に落ち、サトウはミヤギに決闘を申し込みますがミヤギは戦いを選ばずに沖縄を去りました。

そういった経緯の中沖縄へ帰省しますが、サトウは未だに根に持っており、沖縄を去ったことで恨みも強くなっているサトウと対面することに。

実際に沖縄では撮影されておらず、アメリカ国内やフィリピンで撮影されています。

ドキュメンタリーのような映画

映画全体を通じて「空手」におけるシーンは多数ありますが、異国の地で学ぶダニエル、過去と対峙するミヤギさんの2人のドキュメンタリーを観ているような映画です。

映画のジャンルを細分化できるのならばアクション映画に分類しにくい作品と言えます。

パート2のカギは「でんでん太鼓」

これはかなり物議をかもすラストでした。

パート1は「鶴の型」とかなりのインパクトがあったため、今作のラストもインパクトのある技が必要だったんだと思います。

そこで出てきたのが「でんでん太鼓」。

空手経験者も未経験者もびっくり。

一応、劇中ではミヤギ・シンポー先生が中国から持ち帰ったものと語られています。

続編としては異質中の異質

映画がヒットして2作目が製作されるときは大抵、1作目を上回る内容を考えるものだと思うんですが、全然違うストーリーを持ってくるというかなり挑戦的な作品だと言えます。

おそらくは1作目はダニエルが主人公だったから、2作目はミヤギさんに焦点を当てようという目的があったんだと思いますが、この時点でパート3の製作も構想が練られてないとこの構成にはなかなかしずらいようにも感じます。

と思って調べてみるとやはり、脚本家たちは2作目のストーリーについて、ミヤギの故郷での展開か、クリーズの復讐かで分かれており、妥協案として、キャラクターにもっと焦点を与えるためにミヤギのストーリーで2作目を行い、クリースの復讐で3作目を行うことを決定したそうです。

『ベスト・キッド2』のトリビア

  • 沖縄を舞台としていますが、実際にはハワイのオアフで撮影されました。この島は、日本と似た気候、沖縄の人口が多く、米国の土地での撮影の利便性から選ばれました。

  • 映画の中で描かれる沖縄の村を再現するため、7棟の沖縄の民家を忠実に再現したレプリカが建設され、3エーカー以上の農地が植えられました。また、沖縄生まれのハワイ在住者50名がエキストラとして起用されました。

  • 撮影はパート1公開の10日後から始まりました。

  • クリース役のマーティン・コーヴがオープニングで車の窓を割るシーンで流した血は血のりではなく本当に出血していたそう。

  • アリ役のエリザベス・シューはわずかなシーンが用意されていましたが、当時休学していたハーバード大学での勉強を再開したため、正式に降板しました。

  • ベスト・キッド2のオープニングは当初パート1のエンディングとなる予定でした。ミヤギがクリースの鼻を鳴らして立ち去るシーンまでを使うつもりだったようですが、実際には大会に優勝したところで終わり、これらのシーンはパート2で使用されました。

  • クミコがダニエルにダンサーになる夢を語る時、ショーウィンドウに映っているテレビで流れているのは映画『フェーム (1980)』の実際の映像です。

  • オリジナルの台本から切り取られたシーンの中には、トーナメントビルの外でミヤギを待つ「ミヤギを継ぐもの」という謎のキャラクターを紹介するシーンが含まれていました。結局このキャラクターは出てきていません。

  • ミヤギ・シンポー先生の写真は沖縄県の琉球王国時代の武術家、佐久川寛賀。

  • 沖縄で描かれた台風は、1986年8月20日~28日の間に沖縄を襲った台風13号(ヴェラ)を意識した可能性があります。

参考リンク

感想とまとめ

前作の続編として楽しみにしていた『ベスト・キッド2』。舞台が沖縄という設定だけど、風景や文化描写には正直かなりの違和感が…。でもそこはご愛敬!今回もやっぱりミヤギさんとダニエルの関係性が最高で、師弟というよりもはや親子のような絆が沁みる。特にミヤギの過去が深掘りされることで、より彼の人間味が感じられてよかったです。クミコとのやりとりを通して、ダニエルの成長も感じられるし、ラストの対決も前作に負けず劣らず熱い展開!キャラクター重視で観るなら、かなり満足度高めな1作。

タテシマ
個人的な評価は…

2.5

です!

簡単ではありますが『ベスト・キッド2』について色々まとめてみました。

過去に観たことがある方も、一度も観たことがない方も、今一度見るべきかもしれない作品だと思います。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

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この記事を書いた人

映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。

古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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