- 国際スパイ組織シンジケートの陰謀を暴け!シリーズ史上最も危険な敵に挑む極限ミッション!
- トム・クルーズ、無重力感覚の飛行機ぶら下がりスタントで限界突破!
- 水中6分間の潜入作戦、カーチェイス、銃撃戦…息をつく暇もないアクションの連続!
- 裏切りと駆け引きが渦巻く諜報戦!イーサン・ハントは仲間を守り切れるのか!?
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(原題:Mission: Impossible – Rogue Nation)』は2015年公開のアクションスパイ映画。監督にクリストファー・マッカリーを起用し、トム・クルーズと共にJ・J・エイブラムスとブライアン・バークが2作連続でプロデュースを担当しています。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の作品情報
原題 | Mission: Impossible – Rogue Nation |
監督 Directed by |
クリストファー・マッカリー Christopher McQuarrie |
脚本 Writing Credits (Screenplay by) |
クリストファー・マッカリー Christopher McQuarrie |
原案 Writing Credits (Story by) |
クリストファー・マッカリー Christopher McQuarrie ドリュー・ピアース Drew Pearce |
原作 Writing Credits (Based on) |
ブルース・ゲラー(スパイ大作戦) Bruce Geller (Mission: Impossible) |
公開 | 米:2015/7/31 日:2015/8/7 |
上映時間 | 135分 |
制作費 | 1億5000万ドル |
興行収入(世界) | 6億7377万ドル |
興行収入(日本) | 51.4億円 |
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のキャスト
- イーサン・ハント Ethan Hunt
- トム・クルーズ Tom Cruise
IMFの敏腕エージェントで、シンジケート壊滅のため危険な任務に挑む主人公 - ウィリアム・ブラント William Brandt
- ジェレミー・レナー Jeremy Renner
IMFの作戦責任者で、政治的圧力の中チームを支える戦略家 - ベンジー・ダン Benji Dunn
- サイモン・ペッグ Simon Pegg
IMFの技術担当で、ハイテク機器や情報解析を駆使してチームをサポート - イルサ・ファウスト Ilsa Faust
- レベッカ・ファーガソン Rebecca Ferguson
謎多き女性スパイで、イーサンに協力しつつも真意が読めない存在 - ルーサー・スティッケル Luther Stickell
- ヴィング・レイムス Ving Rhames
IMFのベテラン工作員で、イーサンの長年の盟友 - ソロモン・レーン Solomon Lane
- ショーン・ハリス Sean Harris
シンジケートの首謀者で、各国を揺るがすテロ計画を企てる冷酷な知略家 - アラン・ハンリー Alan Hunley
- アレック・ボールドウィン Alec Baldwin
CIA長官で、IMFの解体を進めるも後にイーサンの活動を評価する - アトリー Atlee
- サイモン・マクバーニー Simon McBurney
MI6の幹部で、イルサの行動の裏に関わる人物 - ローレン Lauren
- チャン・チンチュー Zhang Jingchu
国際的な会合に出席する重要人物 - ヤニク・ヴィンター Janik Vinter
- イェンス・フルテン Jens Hultén
シンジケートの実行部隊員で、イーサンたちを執拗に追う - 英国首相 Prime Minister of the United Kingdom
- トム・ホランダー Tom Hollander
シンジケートの存在を知ることになる英国の首相 - 委員長 Chairman
- ナイジェル・バーバー Nigel Barber
政府機関の委員長で、IMFの存続に関わる決定を下す立場 - レコードショップの店員 Record Shop Girl
- ハーマイオニー・コーフィールド Hermione Corfield
IMFへの極秘メッセージを伝える重要な役割を持つ店員
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のあらすじ(ネタバレ)
IMFの敏腕エージェント、イーサン・ハントは、存在しないはずの闇組織「シンジケート」の実在を追っていたが、作戦中に捕らえられ、命を落としかける。救出に現れた謎の女スパイ、イルサ・ファウストの協力で脱出するものの、CIA長官ハンリーによってIMFは解体され、イーサンは国際指名手配の身となる。
単独行動を続けるイーサンは、旧友ベンジーを巻き込みながらシンジケートの首謀者ソロモン・レーンを追跡。イルサの真意が読めない中、チームにはウィリアム・ブラントやルーサーも合流し、レーンの企てる世界規模の混乱計画を阻止するため動き出す。
やがてシンジケートの正体は、各国の元エージェントを集めた暗殺ネットワークであることが判明。イルサはMI6の二重工作員として組織に潜入しており、任務と良心の間で揺れていた。イーサンたちはレーンの資金源を絶ち、彼をおびき寄せるための罠を仕掛ける。
最終的に、ロンドンでの追跡戦の末にレーンを生け捕りにし、シンジケートは壊滅。IMFはその有用性を認められ、正式に復活する。イーサンはイルサと別れを告げ、仲間たちと共に新たな任務へと向かうのだった。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の見どころ
冒頭から驚きのアクション!
ポスターにもなっている飛行機にぶら下がるシーン、クライマックスに出てくるかと思いきや実はあれがオープニングなんです。
あまりにも危険なスタントで、撮影時点でも世界中でニュースとなりました。
トム・クルーズは前作の時点でヨーロッパの航空機メーカーであるエアバス社の子会社、エアバス・ミリタリー(現エアバス・ディフェンス・アンド・スペース)社が開発した戦術輸送機「Airbus A400M」にぶら下がってスタントをやることを自分のやり方でやることを意図しているとインタビューで述べています。
撮影の大きな障害は、滑走路でのバードストライクと風の抵抗。行動をとらえるために、カメラ用の防風カスタムフレームを組み立て、飛行機の左翼に取り付けました。
もう1つの大きな問題は、高速の風や滑走路の粒子があるときにクルーズの目を開いたままにしておくことだったそうで、このシーンのために眼球を守るレンズを特別に作り使用しています。
スタントの8つのテイクが撮影されました。監督のクリストファー・マッカリーは、トム・クルーズが突然パニックに陥る可能性があることを非常に心配していましたが、スタントが終了するまで撮影を中止しないように言われていたようで、空中5000フィートで航空機に吊り下げられ見事に成功させました。
この冒頭シーンで観る人を一気に『ミッション:インポッシブル』の世界に引き込みます。
体を張ったアクション
今作は冒頭のスタントがピークとなりそうなほど話題となりましたが、他にもたくさんのアクションシーンをシリーズではおなじみ、トム・クルーズ自らが次々とこなしていきます。
軍施設のタンクの中でのシーンでは6分間の間、酸素ボンベなしに水中で息を止めてノーカットで撮影されたそうです。
オートバイでのチェイスシーンも迫力満点。観ている方の寿命が縮まるようなアクションシーンを見せてくれますが、トム・クルーズは50歳を超えているのが信じられないくらいのアクションを堪能できます。
更に今作はイルサ・ファウスト役のレベッカ・ファーガソンもかなりのアクションを見せており、1日6時間、1週間に6日間という過酷なトレーニングを経て、幼いころからやっていたダンスと格闘技を組み合わせた動きのあるアクションを生みだしたそう。
バイクや潜水、高いところからのジャンプシーンなど多くのアクションをこなしています。
舞台も魅力的
本作の舞台はロンドンとウィーンです。実際にロケに行って撮影しているそうです。
美しい街並みの中で繰り広げられる魅惑のスパイアクションは息を飲むこと間違いなしです。
実力派の監督
本作は『アウトロー (2012)』などの制作を手がけたクリストファー・マッカリーが監督兼脚本を務めています。
前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (2011)』で監督を務めたブラッド・バードが『トゥモローランド (2015)』の撮影を行うため断り、クリストファー・マッカリーが起用されることに。
クリストファー・マッカリーは『ユージュアル・サスペクツ (1995)』でアカデミー賞を始め様々な賞を受賞した実力を持っており、何度かトム・クルーズの作品にも携わっています。
IMF最強のチーム
イーサンの頼れる相棒ベンジー。3作目から出演し続けているベンジーとイーサンとの絡みが好きなファンも多いかと思いますが、本作ではイーサンが捕まったベンジーを助けるために試行錯誤、体を張って頑張る姿が描かれています。
彼らの友情に、クスッとし、ほっこりさせられます。
また前作に続きウィリアム・ブラント役のジェレミー・レナーも出演、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムスが復帰などシリーズ最強と言ってもいいほどのキャストが揃っているのも魅力の一つです。
チームとしてはシリーズで初めて過去作にも出演しているメンバーで構成されました。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のトリビア
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トム・クルーズはこの映画の製作中に6回負傷しました。
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冒頭のビニールレコードからミッションを受け取るシーンは『スパイ大作戦 (1966)』でも行われていた手法です。
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映画に登場する秘密の犯罪組織であるシンジケートは、『スパイ大作戦』シリーズの定期的な敵対者でした。劇場版はテレビ版の続編と位置づけられているため、理論的には同じグループか、同名の後継グループとして扱われている可能性が高いようです。
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水中シーンのトレーニング中、トム・クルーズは水中で6分間息を止めることができたそう。
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前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (2011)』に出演したポーラ・パットン、『ミッション:インポッシブル3 (2006)』に出演したマギー・Qにも出演オファーをしたそうですが、スケジュールの都合で出演はなりませんでした。
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イルサ役の一番の候補はジェシカ・チャステインでしたが、役割のために最大6か月のトレーニングを費やす可能性が気に入らなかったため、辞退。かつて『オブリビオン (2013)』でもオファーを断ったことがあり、トム・クルーズの映画で辞退するのは2度目。次の候補が満場一致でレベッカ・ファーガソンでした。
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ショーン・ハリスが演じたソロモン・レーン役にはベネディクト・カンバーバッチが最初の候補でした。
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「ローグ・ネイション」というサブタイトルは同時期に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (2016)』という作品を用意していたディズニーとパラマウントで小さな対立を引き起こしました。「ローグ・ネイション」が公開されるまで「ローグ・ワン」のプロモーションを行わないことで合意しました。「ローグ・ワン」のタイトル発表は2015年に行われていましたが、その後撮影が始まったため公開されたのは2016年末でした。
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映画『コードネーム U.N.C.L.E. (2015)』でナポレオン・ソロ役で主演を務める予定だったトム・クルーズは今作の撮影のために辞退。代わりに主演を務めたヘンリー・カヴィルは次回作の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト (2018)』に出演しています。
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過去作に出演していたキャラクターを再演させることについてトム・クルーズとクリストファー・マッカリーは、マーベル映画が成功したことを受けて共有ユニバースを作成することにしたと述べています。
参考リンク
- Mission: Impossible – Rogue Nation (2015) – IMDb
- Mission: Impossible – Rogue Nation – Wikipedia
- ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション – Wikipedia
感想とまとめ
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は、シリーズおなじみのメンバーに加え、新キャラクターの存在感も光る作品です。
トム・クルーズやサイモン・ペッグ、ジェレミー・レナーに加え、レベッカ・ファーガソン演じる謎めいたイルサ・ファウストが物語に深みを与えます。
迫力満点のアクションや緊迫感あふれる潜入シーン、そして息をのむようなバイクチェイスは必見。
世界各地を舞台に繰り広げられる駆け引きとチームワークが魅力的で、シリーズを知らなくても楽しめる完成度の高い一本です。

4.5
です!
簡単ではありますが『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』について色々まとめてみました。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。












コメント