【映画】おすすめ「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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今回おすすめするのは、ティム・バートンが監督を務め2016年に公開され続編も期待されるエヴァ・グリーン主演の名作「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」。
ランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」を原作としたダーク・ファンタジー映画で、映画化をきっかけとして日本では新訳版も発売されています。
ご存知の方も多いとは思いますが「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のあらすじやキャスト、トリビアやおすすめしたいポイントなど、その概要をネタバレ満載でご紹介したいと思います。
- 1. おすすめ「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
- 2. まとめ
おすすめ「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のあらすじ・キャスト・ネタバレ・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
① 「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のあらすじ
フロリダ州に住むエイブ・ポートマンは、子供の頃にはモンスターと戦い、第二次世界大戦の間中ウェールズにある「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」が暮らす家で過ごしていたことを、孫のジェイクに何年間も話し続けていた。
その家の女主人であるアルマ・ペルグリンは「奇妙なこどもたち」を養っていたが、こどもたちはそれぞれが特殊な能力を持っていたという。
しかし彼は沈没した船の登録証を持ち出し、それを担保に銀行から資金を借り、世界中のあらゆる奇妙なものを展示した「バーナム博物館」をオープンさせる。
これまでにないゴージャスなショーを作ろうと考えイギリスから奇跡の声を持つオペラ歌手ジェニー・リンドを連れてアメリカに戻った彼は、各地でショーを開催する。
② 「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のキャスト・作品情報
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のキャスト
The Peculiar Adults(奇妙な大人)
役名 | 俳優 |
---|---|
アルマ・ルフェイ・ペレグリン Miss Alma LeFay Peregrine | エヴァ・グリーン Eva Green |
エイブラハム・"エイブ"・ポートマン Abe Portman | テレンス・スタンプ Terence Stamp |
エスメラルダ・アヴォセット Miss Esmeralda Avocet | ジュディ・デンチ Judi Dench |
The Peculiar Children(奇妙なこどもたち)
役名 | 俳優 |
---|---|
ジェイコブ・"ジェイク"・ポートマン Jake Portman | エイサ・バターフィールド Asa Butterfield |
エマ・ブルーム Emma Bloom | エラ・パーネル Ella Purnell |
イーノック・オコナー Enoch O'Connor | フィンレイ・マクミラン Finlay MacMillan |
オリーヴ・アブロホロス・エレファンタ Olive Abroholos Elephanta | ローレン・マクロスティ Lauren McCrostie |
ミラード・ナリングス Millard Nullings | キャメロン・キング Cameron King |
ブロンウィン・ブラントリー Bronwyn Bruntley | ピクシー・デイヴィーズ Pixie Davies |
フィオナ・フラウエンフェルト Fiona Frauenfeld | ジョージア・ペンバートン Georgia Pemberton |
ヒュー・アピストン Hugh Apiston | マイロ・パーカー Milo Parker |
クレア・デンスモア Claire Densmore | ラフィエラ・チャップマン Raffiella Chapman |
ホレース・ソムナッソン Horace Somnusson | ヘイデン・キーラー=ストーン Hayden Keeler-Stone |
双子 Twins | ジョゼフ&トーマス・オドウェル Joseph and Thomas Odwell |
ヴィクター・ブラントリー Victor Bruntley | ルイス・デイヴィソン Louis Davison |
The Wights and Hollows(ワイトたちと奇妙でない人々)
役名 | 俳優 |
---|---|
バロン Mr. Barron | サミュエル・L・ジャクソン Samuel L. Jackson |
ナンシー・ゴラン Dr. Nancy Golan | アリソン・ジャニー Allison Janney |
ジョン・ラモン John Lamont | ルパート・エヴェレット Rupert Everett |
グリーソン Mr. Gleeson | スコット・ハンディ Scott Handy |
ミス・エドワーズ Miss Edwards | ヘレン・デイ Helen Day |
クラーク Mr. Clark | ジャック・ブレイディ Jack Brady |
アーチャー Mr. Archer | フィリップ・フィルマー Philip Philmar |
フランクリン・"フランク"・ポートマン Franklin "Frank" Portman | クリス・オダウド Chris O'Dowd |
マリアン・ポートマン Maryann Portman | キム・ディケンズ Kim Dickens |
シェリー Shelly | オーラン・ジョーンズ O-Lan Jones |
スージー・ポートマン Susie Portman | ジェニファー・ジャラッカス Jennifer Jarackas |
ボビー Bobby | ジョージ・ヴリコス George Vricos |
ジュディ Judy | ブルック・ジェイ・テイラー Brooke Jaye Taylor |
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の作品情報
監督 Directed by | ティム・バートン Tim Burton |
脚本 Writing Credits (Screenplay by) | ジェーン・ゴールドマン Jane Goldman |
原作 Writing Credits (Based on) | ランサム・リグズ Ransom Riggs 「Miss Peregrine's Home for Peculiar Children」 |
音楽 Music | マイク・ハイアム Mike Higham マシュー・マージェソン Matthew Margeson |
撮影 Cinematography | ブリュノ・デルボネル Bruno Delbonnel |
編集 Edited by | クリス・レベンゾン Chris Lebenzon |
製作 Produced by | ピーター・チャーニン Peter Chernin ジェンノ・トッピング Jenno Topping |
製作会社 Production Company | チャーニン・エンターテインメント ティム・バートン・プロダクションズ TSGエンターテインメント Scope Pictures St. Petersburg Clearwater Film Commission Ingeniøus |
配給 Distributed by | 20世紀フォックス |
公開 | Fantastic Fest:2016/9/25 米:2016/9/30 日:2017/2/3 |
上映時間 | 127分 |
興行収入(世界) | 約2億96,48万ドル |
興行収入(日本) | 約12.1億円 |
③ 豪華実力派キャスト勢ぞろい
アカデミー大物女優ジュディ・デンチをはじめ、サミュエル・L・ジャクソン、エヴァ・グリーンなど豪華キャストが集結。
それに加え様々な奇妙なキャラクターを演じる子役ですが、エイサ・バターフィールドをはじめとする今後が楽しみな子役が多数出演しています。
④ 奇妙な子どもたちの活躍にワクワク
特殊能力を持った子供たちがたくさん登場・活躍する本作。
人とちょっと違う奇妙な彼らですが、特殊能力を使って危機を乗り越えていく姿は可愛く見えてくること間違いないしです。
⑤ 観やすいティム・バートン作品
ダークファンタジーでティム・バートン作品ということもありクセはありますが、不気味だけど優しさのある世界観で、老若男女楽しめるような観やすい作品となっています。
⑥ 注目の脚本家
原作は2011年にランサム・リグズは書いた同名小説。
この映画化の権利を20世紀フォックスが買い、ジェーン・ゴールドマンが脚本家として採用されました。
ジェーン・ゴールドマンは大ヒット作品「キック・アス」や「キングスマン」を手掛けており、アクションをはじめ、物語構成も凝っていて、ハラハラドキドキするシーン満載で、とっても見応えがあります。
⑦ 心が温まる不思議なホラーファンタジー
世間に認められなくても、他人の目がきつくても、自分の居場所や理解のある仲間と出会い冒険するストーリーになっていて、ぞくっとするシーンもある反面、心が温かくなる映画です。
リチャード・ドレイファス、チェビー・チェイスの2人を知ってる方も知らない方も是非見て頂きたいおすすめ作品ですね。
⑧ 「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は236件のレビューに基づく65%もの前向きなレビューで5.96/10と意外にも低め。
Metacriticでは43件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中57点とこちらも低め。
映画評論家からの批評が非常に割れており、ティム・バートン最高傑作だと言う方もいれば、脚本が慌ただしいと評している方もいるようです。
やはりリチャード・ドレイファス、チェビー・チェイスの2人が出演しているから見る価値があるというような内容で、映画そのものに対しての言及は少なかったです。
⑨ 「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」日本での評価
Yahoo!映画での評価は2,400件のレビューで平均評価は3.67と平均より少し高い評価。
映画.comは228件中3.5とこちらは平均的な評価です。
映画レビューサイトFilmarksでは6,841件のレビューで3.7と、こちらも平均より少し高い評価になっています。
⑩ 「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のトリビア
・この作品は出来る限りデジタル効果を少なくすることに努めたそうで、現場で撮影することにこだわったそうです。
・ジェイクの2回目の訪問で、ミス・ペレグリンとのシーンで流れていたラジオ放送はウィンストン・チャーチル首相による演説です。
・総力戦演説は1943年8月31日にカナダから放送され、3日後の正午にイギリス諸島に向けて再放送されています。これは、1943年9月3日の映画のループの日付と一致しています。
・子供たちが住む家は映画のセットではなく実際の家です。それは「トレンホフ」と呼ばれ、ベルギーのアントワープの近くにあります。
・ランサム・リグズの小説は、空中浮揚する少女のカバーショットを含む、異世界のビンテージ写真に部分的に触発されました。ランサム・リグズはフリーマーケットで写真を収集し、本に含め、撮影が始まる前にすべてをティム・バートン監督に見せたそうです。
・ジェイクの2回目の訪問中に、キッチンでペレグリン嬢と手紙について話し合うとき、その裏で放送されているラジオはウィンストン・チャーチル首相のスピーチです。
・エヴァ・グリーンはパイプがとても好きで、ミス・ペレグリンのキャラクターの女性的側面と男性的側面を組み合わせた美しい小道具として引用しました。
・原作ではオリーブは最年少の女の子の一人であり、浮く能力を持っています。非人道的に強いブロンウィンはジェイクやエマとほぼ同じ年齢であり、エマは火を制御する能力を持っていますが、映画ではオリーブとブロンウィンの時代と、オリーブとエマの能力が入れ替わっています。エマはまた、空気を制御する能力を獲得します。
・ミスペレグリンの家の庭には、恐竜のトピアリーがあります。これは、ティム・バートン監督の初期の映画の1つ、「シザーハンズ(1990)」を参照しており、タイトルキャラクターが恐竜の形を低木にカットしました。
・エスメラルダ役のジュディ・デンチは、ティム・バートン監督作品に初めて出演し、ティム・バートンは彼女の性格について「奇妙な世界では、女性がプロテクターになります。エスメラルダは別の独特の学校の校長ですが、彼女の名前の鳥のように、彼女はミスペレグリンよりも少し神経質で飛行的なエネルギーです。」と述べています。
まとめ
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」について色々まとめてみました。
ティム・バートンだからこそ表現できる内容の作品だと思いますし、それが映画としての楽しさ・おもしろさを増しています。
登場人物に多さを感じるとうまく詰め込み過ぎてごちゃごちゃしちゃう場合があると思いますが、この映画はうまく散りばめられているので見やすかったですしあっという間です。
現在はAmazonプライムビデオやdTVのレンタルであれば視聴可能なので是非観て頂きたいです。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンやここに書いていない好きなシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。